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ときめきの日々を過ごしたい

憲法記念日

2006-05-03 11:18:40 | Weblog
国旗揚げ問うや憲法記念の日
今日は憲法制定記念日です。昨今憲法改正論議が盛んである.今もNHKでテレビで各党の憲法改正論議やっております。良く日本人は平和ボケだと言われておりますが、実のところ、私みたいの浅学菲才者には良くわからないが「平和憲法」は世界に誇る憲法のような気がしています。

コラム!!」
(2085.) 憲法・第9条と第99条

 あるラジオ番組で、作家であり作詞家であり、放送タレントでもある永六輔さんが
「ぼくは改憲派なのです」といい、その理由を説明していた。
 憲法記念日の今日、永さんのお話に触れながら“憲法”を考えていきたい。

 これまでぼくは、憲法記念日に向け、殊更に“憲法”を意識することなく過ごして
きた。ところが、どうも今年は意識する必要があると思えてならない。改憲論議が続
いているからなのはいうまでもないが、その中から明らかな好戦思考が聞こえてきた
りするからだと思う。
 ぼくは、日本国憲法の第2章「戦争の放棄」を“世界に誇り得るみごとな宣言”と
考える者であり、したがって第9条「戦争の放棄,軍備及び交戦権の否認」について
は“改訂なんぞしないほうがいい”と思っている。
 ところが昨夜、どこかの学者が<陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない。国
の交戦権は,これを認めない>とある第9条の第2項を削除して軍隊の保持を明言す
るべきだといっていると知った。
 ぼくは“陸海空軍その他の戦力”など持たないほうがいいと考えているから、ここ
はやはりその旨を書いておかないとあとで後悔するに違いない。で、それならばいっ
そ、ごしゃごしゃと理屈っぽいことを書き並べるより永さんの尻馬に乗ったほうが早
いと思ったのである。
 永さんが改憲派である理由はきわめてシンプル。
 日本国憲法は補則まで入れて全部で103条あり、そこに書かれてある文章はじつ
に分かりにくいから“誰も読まない!”。それじゃあ意味がないのでぜひ“みんなが
読む憲法にしよう!”というのが“永六輔・改憲論”の理由なのだ。
 どう変えるかというと、現行の日本国憲法を“第9条と第99条だけ残し、あとは
すべて削除する”という。

 第9条<戦争の放棄,軍備及び交戦権の否認>は―――
(1)日本国民は,正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し,国権の発動た
る戦争と,武力による威嚇又は武力の行使は,国際紛争を解決する手段としては,永
久にこれを放棄する。
(2)前項の目的を達するため,陸海空軍その他の戦力は,これを保持しない。国の
交戦権は,これを認めない。

 第99条<憲法尊重擁護の義務>は―――
 天皇又は摂政及び国務大臣,国会議員,裁判官その他の公務員は,この憲法を尊重
 し擁護する義務を負ふ。

 日本国憲法はこれだけでいい、というのが永さんの主張。
 そして、ぼくもこの提案に大賛成なのである。

 <巖谷鷲郎>