エンジンブレーキは使ってもいいのか? それとも避けた方が良いのか?
もともと2ストロークエンジンは、エンジンブレーキが効かないので、あまり関係ないかもしれませんが、気になりますね。。。
エンブレは、慣性で動き続けようとする重い車体を減速するということなので、かなりの力技です。
力がいるということは、エンジンに負荷がかかっているということですよね?
急加速と同じように、エンブレはあまり使用しない方がいいのかもしれません。
気になるので、再度ネットで調査してみると・・・
メルセデスベンツのAクラスの取説にはこんなことが書かれてるそうです。
1,500kmまではさまざまな車両速度およびエンジン回転数で走行、フルスロットルなどの大きな負担は避ける、回転数はレッドゾーンの3分の2まで、手動でシフトダウンしてエンジンブレーキをかけない、キックダウンするまでアクセルは踏まない、など。
ほぉ・・・ たくさん書かれてますね。
基本の「回転数制限」と「急加速禁止」が入ってるのに加え、「過度のエンブレ禁止」がありました。
ただこれがエンジン負荷のことを言ってるのか、回転数を上げるな、と言ってるのか、ちょっと不確実なところはありますけどね。
回転数の記述はちゃんと別に書いてあるので、エンブレは別の事象を言ってるのかもしれませんが・・・
フルスロットル禁止とキックダウン禁止など似たような項目を並べてることなどから、やってはいけないことの具体例をいくつも記述している可能性があります。
でもまあとにかくエンブレが良くない、ということなので、それで良しとしましょう。
もう一つ、様々な速度と回転数で走るという点が興味深いですね。
BMWのバイクにも同様の記載があるようです。
ここから読み取るに、高速道路みたいに一定の回転数、一定の速度では、あまり良い慣らし運転にはならなさそうですね。。。
高速道路では、いろんなギアを使わないので、少なくともトランスミッションなどの慣らしにはなりません。
その点今回TZRは、ミッションは問題が無かったので従来のをそのまま搭載しているため、ミッション自体の慣らしは必要ありません。
ならば高速道路の慣らし運転でも良さそうですが、じゃあエンジンの慣らしになるのかというと・・・
6速で一定の回転数でずーっと走り続けるのは、「ある条件下での慣らし」しか完了しない気がするのです。
確かに慣らし運転にはなると思いますが、高速道路で距離を稼いで、一定の距離に達したのでハイ慣らし完了、とはならないと思うんですねぇ~
そこからまた徐々に負荷をかけていって・・・というのがまだ必要かと。
Aクラスの取説はそこまで言ってるような気がします(推測です)。
また、冒頭に書いた、高速道路で高いギアで走るときのエンジン負荷の問題は、ネット上では答えは見つけられませんでした。
すぐに出てこないということは、そんなに気にするようなことじゃないということなんでしょうね~
ということで、高速道路は必要に応じて使用しながら、基本は下道で慣らし運転を進めて行くことにします