薪ストーブで焼き芋を作ろうとしたのですが・・・
完全に失敗しました
火力が強すぎて焦げたとか、長時間放置して炭になったとか、よくありがちな失敗ですが・・・
これとは一線を画した事象により失敗。。。
普通では有り得ないのですが、原因はウチの特殊事情によります。
焼き芋の作り方ですが、芋を湿らせたキッチンペーパーでくるみ、さらにアルミホイルで包んで、薪ストーブ下部の灰受け皿に入れます。
薪ストーブ屋さんから教わったやり方です。
濡らした新聞紙でくるむと言われていたのですが、インクが体に悪そうなのでキッチンペーパーに変更はしてますが
この「濡らした新聞紙」がなぜ必要なのか・・・
ずっと疑問だったのですが、最近分かったような気がします。
まず、焼き芋の甘さの秘密ですが、βアミラーゼという成分がでんぷんを麦芽糖に変えています。
βアミラーゼは、糊状のドロドロのでんぷんに作用します。
でんぷんが糊状になるのが65℃~75℃くらいから。
またβアミラーゼは熱に弱く、70℃~80℃(ネット上では諸説あるみたいです・・・)で壊れてしまうそうです。
ということは、サツマイモを甘くしようとすれば、
65℃~75℃くらいの温度をキープしなければならず、少なくとも80℃以上にしてはいけない
ですね。。。
と、考えると、「濡れた新聞紙でくるむ」は、急激にサツマイモの温度が上がるのを防ぐ目的があるんじゃないかと・・・
ドラム缶風呂で体験して分かりますが、間に水があると、100℃以上には上がりません。
薪ストーブの灰受け皿内がどれくらいの温度か、、、おそらくかなり高い温度になるのでしょう。
ということで、教わった通りにサツマイモをセットしたのですが・・・
これが、いつまで経っても柔らかくならないのですね~
結局その後忘れてしまって、2日後に引き出してみると・・・
キッチンペーパーはまだ湿っており。。。耐え難い異臭を放っています
「この臭いは・・・・」
昔よく嗅いだこのニオイ。。。
そうです、小学校の雑巾です~!!
と、思い出して喜んでいる場合じゃない
芋自体は弾力があり、丁度たくあんのような感触です
触ると、ベロン と皮がめくれました・・・
「うむむ、、、これは・・・」
火が通っているのだかいないのだか・・・柔らかいのだか固いのだか・・・
大体キッチンペーパーがいまだに湿っていること自体が異常です。
「なぜだ。。。」
灰受け皿の温度が全然上がっていない、ということなんでしょうけど。
・・・思い当たる節が・・・
いろいろ事情があって、実は薪ストーブの燃焼室の灰はほとんど掃除をしていません。
どんどん灰が貯まるかというと、適度に下の灰受け皿に落ちていくので、大体一定の厚みをキープした状態でずーっと運用しています。
この燃焼室の底の灰が断熱材の役割をして、灰受け皿の温度が上がって来ないのでしょうか。。。
昨年までは上手に焼き芋は作れていたのですが・・・。
うむむ、、、ということは、焼き芋を作る時にはどうしたらよいのか・・・
燃焼室は温度が高すぎるだろうし、天板に載せて蓋をするくらいしか手が無さそうな気がします。
困った。。。また試行錯誤しないといけなさそうですね・・・