浜床のふろしき

尾道市因島から日常を記します

ツッコミ

2005年06月30日 | 日常

生まれ故郷を離れ、新しい土地で生活する時にカルチャーショックを受ける人は少なくないだろう。言葉だったり、習慣だったり、食べ物だったり・・・。人それぞれだろうが、僕が受けたカルチャーショックの一つが「ツッコミ」だったのだ。

大学時代、僕の周りには関西人が結構居た。彼らは、やはりノリが良い。そしてよく喋り、よく笑う。関西人が皆そうじゃないのは知っている。けれども少なくとも僕の周りは間違いなく、世間で言う関西人だったのだ。

大学に入って間もない頃、先輩(奈良県人)と食事に出掛けた。

先輩「何食べる?」

僕「え~と・・・」

(パチン)<先輩に頭を叩かれた>

先輩「遅いっちゅうねん」

僕は何が起きたのか分からなかった。えっ、何で叩かれたの?という感じ。

さらに、

僕「じゃあ、日替わり定食で。」

先輩「あかん。そこはボケなアカンわ。ええか?ボケて、ノッて、ツッコマなあかんで。」

えっ、えっ、何?何?どうしたら良いの?

戸惑い、うろたえる僕を尻目に、先輩は別の話題で喋りまくっていた。

彼らは話のテンポが速いので、「えっと・・」と言っている隙に、パチンと頭にツッコミが入る。先輩にされると、「何か悪いことしたっけ?」と思うけど、あまり親しくない人間に叩かれるとさすがにムッとしてしまう。彼らはそれが当たり前なんだろうけど・・・。

僕はまだまだ修行が足りません。あのツッコミに堪えられるだけのメンタリティを磨いて、関西に遊びに行きたいと思います。


歌のトンネルは危険です。

2005年06月29日 | 因島

以前、コメントをくれた桜子さんが「青影トンネルに行きたい」と書いていたのを思い出して、帰宅途中に写真を撮りに行って来ました。

撮った後に、「やっぱりポルノグラフィティの歌のイメージがあるので、載せるのをやめようかな」とも思ったのですが、なにせ今日はこのネタしか考え付いていなかったので、載せることにしました。もし、ポルノファンでたまたまこのブログを見て、嫌な思いをした方が居たらごめんなさい。

僕にしてもアキヒトにしても、高校時代にはこのトンネルを抜けて自転車通学していました。今でも自転車や歩いて通る人がいますが、明らかに危険です。僕が情緒のないトンネルだと表現したのも、このトンネルが通学路だった人には理解していただけるものと思います。

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SA270060 トンネルの幅は片側1車線で、普通車だったらすれ違うことが出来ますが、大型バス同士だと出口で待っていることがあります。

さらにこのトンネルは歩道がありません。もちろん換気扇もありません。本当に危険なんです。

時々、ポルノファンの人が写真を撮っている姿を見ますが、危ないです。(そういう僕も今日は写真を撮って来たんだけど)

SA270061 この写真は高校から帰るときに、トンネルを抜けると見える景色です。遠くに海が見えます。

ただねぇ、よく考えると僕はアキヒトみたいに女の子と一緒に青影トンネルを通るような高校時代じゃあなかったよ、トホホ。

もしかしたら、だからこのトンネルに情緒を感じないのか?


さすが囲碁の町

2005年06月28日 | 因島

因島の市技が「囲碁」だと知っているのは、因島に関わりのある人だけでしょう。

本因坊秀策と言っても、誰がそんな名前を知っているのでしょう。最近でこそ、「ヒカルの碁」の影響で、小学生でも秀策の名前を知っているみたいですが、僕が高校生だった頃は、「本因坊秀策の碑」という案内図が出ていても、誰のことか、さっぱり分かりませんでした。もちろん、僕だけではなく、周りの友人たちも知りませんでした。

話は逸れますが、僕が大学の頃に住んでいた場所が新美南吉記念館のすぐ傍でした。「ごんぎつね」や「てぶくろを買いに」を読んで、その作品を知っていたにも拘らず、その作者が新美南吉さんとは知りませんでした。気付いた頃には僕は奈良で生活していました。もっと早くに気付いていれば、記念館に行ったのに・・・と後悔しています。

はい、話は戻ります。

先日、息子と近所の公園に遊びに行きました。滑り台やブランコで遊び、池を眺めては嬉しそうにし、少し休憩をしようと思って入った日陰にこれがありました。

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碁盤と碁石です。

囲碁のルールが分からないので、息子と五目並べをして遊びました。僕は大人気ないので、連戦連勝でした。それでも息子は楽しかったみたいですが・・・。

町の一角にこんなスペースがあるなんて、さすが囲碁の町ですね。

未来の囲碁名人はこんな所から誕生するかもしれません。うちの息子では無いことは確かなようですが・・・。


約束の時間

2005年06月27日 | 日常

人を会う約束をした時、約束の時間通りに、その場所に行きますか?

僕は人に待たれるのが嫌いだし、待つのは平気なので、必ずと言っていいほど時間前に着いてしまいます。それこそ10分くらい前に着くことをイメージして行動していますね。

着いてからは、文庫本があれば待ち時間なんて気にならないし、座るところがあると、ゆっくり出来ていいかも。1時間くらいなら平気で待ちましょう。

ただし、これは好意を持っている人(恋人じゃなくても同性でも年配でも)に限ります。

仕事柄、人と時間の約束をすることがあります。こちらから家に訪問する時は、なるべく約束の時間ちょうどに伺うようにしています。時間前が良いのか、それとも時間を過ぎたほうが良いのか、悩むのですが、それなら時間ちょうどに行こうと思っているのです。これに関しては楽なものです。自分が動くわけですから、時間さえ決まっていれば、それに合わせて行動すれば良いのですから。

しかし、来て頂く時は、時間通りじゃないと困る時があります。約束の時間より20分も30分も早くに来られると、僕は居ないかもしれませんし、約束の時間より30分以上遅くに来られると、次の予定が入っていたりします。最近では少し学習して、約束の時間の前後30分はデスクワークできる体制にしています。それなら少々の時間の誤差を埋めることが出来るので助かります。

いつも、ゆっくりとした、ゆとりのある時間を過ごしたいなぁと思うのですが、なかなか実行できずにいますね。悲しき日本人だよなぁ。


中国大会結果

2005年06月26日 | スポーツ

全日本クラブユース選手権(U-15)の中国大会が始まっています。中国5県から集まった16チームが4チーム×4ブロックに分かれて、第1次予選リーグが行なわれ、決勝トーナメントに進む4チームが決定しました。

そして、わが因島・瀬戸田の中学生たちは1勝1敗1引分で決勝トーナメントに進むことはできませんでした。結果としては残念ですが、彼らは自分たちの力がどれほどのものなのか、自らの体験で知ることが出来ました。きっと彼らはサッカー選手として、そして人間として成長できたのではないでしょうか。

4チームはサンフレッチェ広島、サンフレッチェみろく、サンフレッチェびんご、ハジャス(岡山)です。さすがサンフレッチェの冠をつけるだけあって、サンフレッチェ系列のチームは強いですね。準決勝は広島VSみろく、ハジャスVSびんごとなり、決勝に残った2チームが夏に行なわれる全国大会へと駒を進めます。

私見ですが、今年はびんごがこの地域のナンバー1じゃないでしょうか。個々の能力・技術が高いので、どのチームと試合をしても主導権を握っているようにみえます。ただ、精神面でのレベルが低いので、全国大会でどんな成績を残せるかは分かりませんが・・・。

次に来るのは広島でしょうか。今年のチームは3年生よりも2年生に素材が集まっているようです。年代別の日本代表候補やエリートプログラムに選ばれている選手が2年生だけで5~6人くらいいるようなので、来年が楽しみです。


夏を告げる祭り

2005年06月25日 | 因島

因島の中庄という町で夏を告げる祭りが催されています。 たぶん夏祭りとしては、因島で一番初めに行われているんでしょう。

今日は息子と一緒にやってきました。 浴衣姿の子どもも居て、雰囲気がありますね。 如何せん田舎の地元祭りなので来られる人は地域の人たちだし、人数も夜店も少ないですが、でも提灯の灯りや太鼓の音、ヤグラの周りで踊っている人を見ると嬉しいですね。 さあ、もうすぐ7月。夏がやってきます。SA270046 SA270051 SA270050


2005年06月24日 | 日常

僕はアルコール類が全く飲めない。いや、正確には飲んでも旨いと思わないし、吐いてしまう、寝てしまう。だから、飲まない。

たぶん、最初の飲み方が全てを決定付けたんだと思う。

大学に入り、体育会系サークル(サッカー)に入った僕は、新入生歓迎会で当然のごとく、ビールを飲まされた。それも半端な量じゃなかった。鮨桶(4~6人前くらい入る入れ物)にビールを注がれて飲むわけだ。それもワサビやらガリやらが残ったままだから、味なんか酷いものだ。吐いても、吐いても、飲むべし、食うべし。体育会系は上下関係が厳しいからね。

あれで急性アル中にならなかったのが不思議なくらいだろう。

だから、ビールは飲もうと思いません。人が旨そうに飲んでいても、全然羨ましくありません。ビアガーデンも行ったことないし、ちょっとだけ人生の楽しみが少ないけど、あれを飲んでしんどい思いをするくらいなら、ジュースを飲んだほうががよっぽど楽しいです。

ワインも口にしたことがありますが、駄目でした。赤ワインのあの鉄くさい感じとアルコール独特の後味が好きな人には良いんだろうけど、僕には受け入れることが出来ませんでした。ポリフェノールが身体に良いと言われても、あれを飲んでしんどい思いをするくらいなら、運動した方がよっぽど身体に良いはずです。

焼酎(酎ハイ)も飲んだことがありますが、やっぱり後味のあの喉が渇く感じが苦手です。旨い焼酎を飲んだことがないだけかもしれませんが、たぶん僕にはその味の違いさえ分かりません。そんな僕に飲ませて、しんどい思いをさせるくらいなら、好きな人たちが飲んだほうがよっぽど得をします。

そんな僕が気になる飲み物はカクテルと日本酒。今まで数回しか飲んだことは無いけれど、どちらも飲みやすく、旨いと感じた。ただ適量を知らない僕は、毎度のことながら、後でしんどい思いをするわけです。戻すし、頭痛いし、寝てしまう。二日酔いにはなったことが無いんだけど、次の日もアルコールが影響して喉が渇く。

そろそろ僕も大人の仲間入りをして、人に付き合ってお酒が飲めるようになりたいものです。ぜひ、上手な飲み方をする人と、旨い日本酒を飲んで話をしたいものです。


記念日と大切な日々

2005年06月24日 | こども

もうすぐ、息子の6歳の誕生日がやってきます。大きくなったものです。家では甘えんぼでも、保育所ではお兄ちゃんらしく振舞っている様子だし、やることがすっかり子どもらしく(赤ちゃんではなく)なったことを感じます。

プレゼントは考え中ですが、ケーキを買ってお祝いをしたいと考えています。

僕も小さな頃、誕生日やクリスマスなど、記念日にケーキやご馳走を食べたり、プレゼントを貰ったりするのが大好きでした。やっぱり嬉しいですもんね。(そのくせ、友達の誕生会に呼ばれても、プレゼントを選んで持っていくのが苦手だった)

誰かの歌の中で、遠距離恋愛を歌ったものがありました。その内容は、『クリスマスに会って一緒に過ごせて、とても楽しかったし、嬉しかったよ。でも、記念日じゃない日に一緒に居られるといいな』というものだったと思います。

その言葉が僕の中にずっと引っかかっていて、今、その意味がよく分かります。息子の誕生日は、凄く大切な記念日です。生まれてきてくれて本当に感謝しているし、産んでくれたあの人にも感謝しています。本当にありがとうと言いたいです。

それと同時に、今現在、息子と生活できていることが素直に嬉しいのです。幸せだとはっきり言えます。もしかしたら、一緒に居られなかった可能性もあります(離婚したあの人と息子が生活していたかもしれない)。それを分かっているからこそ、記念日ではない毎日が大切なんだと知っています。

彼(息子)が成長した時に、大切な時間を過ごしたと想える日々をコツコツと過ごしたいなぁと思うのです。


この敗退は繋がるのか?

2005年06月23日 | スポーツ

サッカーのコンフェデ杯もワールドユース選手権も、日本は敗退してしまいました。まことに残念です。コンフェデ杯は1勝1敗1引分の成績で、ブラジルと並びましたが、得失点差でグループ予選敗退となりました。ブラジルとの試合は、個人能力の差があったものの(ロナウジーニョはやっぱり凄い!今、世界で一番見たい選手だね)、なかなか面白い試合でした。選手にとっては実りのある試合だったのではないでしょうか?日本の修正すべき所(左サイド)も分かったしね。

ワールドユース選手権は、僕の期待を裏切ってくれました。なんと、1勝も出来ずに大会を去ることになりました。一応、世界基準のサッカー(或いは選手)を真剣勝負の場で肌で感じることが出来たのは収穫だと思いますが、勝てなかったというのは後々に響きます。負け癖っていうのはありますからねぇ、スポーツの世界は。

欲を言えば、せめて一勝でもして、自信をつけて帰ってきて欲しかったです。小野伸二選手や中田英寿選手の自信は、この大会で同年代には勝てるという裏づけのもとで発揮されていると思いますから。

そういえば、中田英寿選手なんて、このWユースで対戦したスペインのラウール・ゴンザレス選手(スペイン代表の中心選手)がヨーロッパで凄く高い評価を受けていることを知り、「あの程度の実力で評価されるなら、俺でもやれる」と言って、イタリアに渡りました。それが世界基準を知るということなんだと思います。もっとも勘違いする人も多いみたいですけど・・・。

この大会が将来の日本のサッカー界に良い影響を与えてくれることを願います。


障がい者

2005年06月22日 | 福祉

少し前に、病名の変更のことを書きました。痴呆が認知症になったり、精神分裂病が統合失調症になったりと侮蔑的な意味合いがある言葉を控えようという動きが随所でみられています。

では、「障害者」はどうなんでしょう?国語辞典で「害」をみると”悪い結果や影響を及ぼす物事”と書いてあります。決して、良い意味ではないし、イメージも良くないですよね。もちろん、福祉に携わっている人間にとって、「障害」という言葉自体に侮蔑的な感情を抱く人はいないと思います。でも世間一般で、「障害者」というと偏見の目で見られているように感じます。

「身体障害者」「知的障害者」など、彼らは害を持っているわけではありません。別に彼らが存在することで、周りに害をなしているとは思いません。彼らの方こそ、実に不愉快な思いをしているに違いありません。

以前、奈良市では「障害」を「障がい」と表記するようにしたはずです。「しょうがい」という表現自体を変えてしまうと混乱を招くということで、「害」を平仮名表記にしたわけですが、これだけでも随分と印象が変わります。

障がい者と呼ばれている人たちも、偶々、人と違うモノを持っているだけなんだと理解して欲しいです。そう、あなたが背が低かったり、人見知りしたりするのと同じように・・・。