浜床のふろしき

尾道市因島から日常を記します

髪型

2005年06月09日 | 日常

年齢と共に、「長~~~い友だち」のはずの髪の毛が少なくなっていく。ハゲのサラブレットとして生まれたからには覚悟していたんだけど、こうなってくると髪型に困ってしまうのだ。そろそろスキンヘッドにしないといけないかなぁ。でも、施設に相談に来た人が、いきなりスキンヘッドの人間を見たら、怖がって逃げていくだろうなぁと思うとなかなか出来ないでいるのです。

小さな頃から、なぜか坊主頭で写真に写っている。母親が散髪してくれていたので、バリカンで刈るのが楽だったんだろう。僕も気にしていなかったので、別に嫌でもなんともなかったしね。

小学生の高学年になると、兄が高校生で髪を伸ばしていたのに憧れて、しばらく伸ばしたことがある。ただ、この頃には自分の父親の頭を見て育っているので、将来(現在)の自分の姿を想像していた。そうだ、小学生にしてハゲになる覚悟が出来ていたのだ。だから、その前にちょっとだけ抵抗して伸ばしてみたのだ。

そして、中学生になると有無を言わさず「坊主」だった。校則で、長髪は学業に影響があるとかよく分からない理由で坊主だったのだ。さすがに思春期で、この中学三年間の坊主は嫌だった。

高校生になって、皆が髪を伸ばし、オシャレになっていく頃、すでに諦めていた僕は、美容室に行くでもなく、自宅で髪を切ってもらっていた。さすがに坊主では無くなっていたけど、散切り頭だった。

大学生になって初めて理美容室に行くようになった。髪の毛を染めたり、パーマをかけるなんて、とんでもない。情けないが、ただ切ってもらうだけである。

就職して、結婚した彼女と付き合っていた頃に、彼女に勧められて、初めてパーマをかけたり、髪を染めたりした。なんとなく、自分が変わったみたいで楽しかったし、この頃が一番身だしなみを気にした頃だったのではないだろうか。

今は、自宅で妹に切ってもらっている。髪型なんか関係ない。伸びたら切ってもらう。

なるほど、振り返ってみて、よく分かった。今まで髪型に関して気にして来なかった人間が、今更ハゲようが、何しようが、髪型で悩む必要はないんだ。たぶん、なるようになる(無くなる)んだろう。ハゲてたってカッコいい人はいるじゃないか。

うん、自己完結だけど、それでいいことにしよう。