浜床のふろしき

尾道市因島から日常を記します

谷瀬の吊り橋

2005年06月14日 | 日常

日本一面積の広い村である奈良県十津川村には『谷瀬の吊り橋』があります。鉄線の吊り橋としては日本一の長さ(297.7M)と高さ(54M)を誇るそうです。

僕は奈良に住んでいた頃、2度ほどこの地を訪れました。この地域は山奥にあり、温泉で有名です。温泉めぐりを兼ねて行ったんですが、ここの環境は素晴らしい。

道は細くてクネクネしていて、大変だけど、自然の素晴らしさを感じることの出来る場所なので、お勧めです。温泉も道端にいくつか建物が建っていて、小額の入浴料で入れるので嬉しいです。

そしてやっぱり谷瀬の吊り橋は渡らないといけないでしょう。地元の人にとっては生活に欠かせない橋です。小学生が通学路として使っているくらいですから。

でもね、かなり揺れます。(良かったらこの映像を見てください)一応、安全のためにネットも張られているし、鉄線でしっかりしているんだけど、歩く所は木の板なので、恐怖心が倍増します。(まあ、僕は負けず嫌いなので、渡りましたけど・・・。)ただ失敗したな、と思ったのは吊り橋を渡って向こう岸に行くと、また渡って戻ってこなくちゃいけないってことを忘れていたことですね。強がってはいましたが、高所恐怖症の僕には辛かったです。

そうそう、この地域はもう一つ高所恐怖症の人を怖がらせるものがありました。『野猿』です。決してテレビに出て踊ったり、歌を歌ったりしませんし、野性のサルでもありません。乗り物なんです。

向こう岸とこっちの岸にロープを張って、そこに屋形をぶら下げてロープを引っ張りながら移動するんですが、かなり怖いです。吊り橋は安全だろうとタカをくくっていましたが、この野猿は落ちたら死ぬよと真剣に思いました。

どうですか?十津川村の魅力は伝わりましたでしょうか。高い所が好きで、自然好き、さらに温泉好きには堪らない環境です。奈良でお寺巡りもいいですが、こんな所に旅行するのもいかがでしょうか?