浜床のふろしき

尾道市因島から日常を記します

ツッコミ

2005年06月30日 | 日常

生まれ故郷を離れ、新しい土地で生活する時にカルチャーショックを受ける人は少なくないだろう。言葉だったり、習慣だったり、食べ物だったり・・・。人それぞれだろうが、僕が受けたカルチャーショックの一つが「ツッコミ」だったのだ。

大学時代、僕の周りには関西人が結構居た。彼らは、やはりノリが良い。そしてよく喋り、よく笑う。関西人が皆そうじゃないのは知っている。けれども少なくとも僕の周りは間違いなく、世間で言う関西人だったのだ。

大学に入って間もない頃、先輩(奈良県人)と食事に出掛けた。

先輩「何食べる?」

僕「え~と・・・」

(パチン)<先輩に頭を叩かれた>

先輩「遅いっちゅうねん」

僕は何が起きたのか分からなかった。えっ、何で叩かれたの?という感じ。

さらに、

僕「じゃあ、日替わり定食で。」

先輩「あかん。そこはボケなアカンわ。ええか?ボケて、ノッて、ツッコマなあかんで。」

えっ、えっ、何?何?どうしたら良いの?

戸惑い、うろたえる僕を尻目に、先輩は別の話題で喋りまくっていた。

彼らは話のテンポが速いので、「えっと・・」と言っている隙に、パチンと頭にツッコミが入る。先輩にされると、「何か悪いことしたっけ?」と思うけど、あまり親しくない人間に叩かれるとさすがにムッとしてしまう。彼らはそれが当たり前なんだろうけど・・・。

僕はまだまだ修行が足りません。あのツッコミに堪えられるだけのメンタリティを磨いて、関西に遊びに行きたいと思います。