浜床のふろしき

尾道市因島から日常を記します

ミラーの映す世界

2006年05月30日 | 日常

ある日のこと、施設の車に先輩と乗っていると、先輩が『なんだ、このドアミラー、道路しか映って無いじゃん。バックミラーも後部座席しか見えないんだけど・・・。』と誰に言うとも無く、呟いています。

そして翌日のこと、またもや同じ車に別の先輩と乗り込みました。すると『なんだ、このドアミラー、空しか映ってないぞ。バックミラーも天井しか映っていないし・・・。ミラーを見ない人間が乗るとこれだから困るんだ。』と文句を言っています。

その時、僕はやっと合点がいきました。前者の先輩は身長が僕より10~15センチほど高いのです。そして後者の先輩は僕より10~15センチほど低いのです。両者の差、実に20~30センチなのです。なるほどねぇ。

先輩方、身長が違うと見える世界も違うようですね。でも、この事実は僕しか知らないんですけどね。教えてあげましょうか?


ボクシング界を盛り上げる男

2006年05月29日 | スポーツ

「ボクシングは格闘技であって、スポーツではない」とは誰の言葉だったでしょうか?

日本ボクシング界で旋風を巻き起こしている亀田三兄弟の長男である亀田興毅選手(?)が、8月2日に横浜アリーナで行なわれるWBA世界ライトフライ級の王者決定戦に出場することが決まりました。予て(かねて)より、20歳の誕生日までに世界王者になることを宣言し、さらには3階級制覇を目指す彼にとっては待ちに待ったタイトルマッチとなります。

彼の人間性をよく知りませんが、父親も含め、その発言や相手を見下したような態度に対して、様々な分野から批判的な意見が出されているのを見聞きします。ボクシングの評論家に言わせても、彼のボクシングは未熟なんだとか・・・。

しかし、僕は様々な報道を通じて感じたのは、彼が真剣にボクシングに取り組んでいる姿でした。余程、自分を追い込んでいるからこその自信なのでしょう。だから生意気な彼ですが、応援しようと思うのです。そして、今回のタイトルマッチを沢山の子どもたちに観てもらいたいとの考えから500円のチケットを販売する計画もしていると聞いて、尚更期待をしてしまうのです。

普段はボクシングを観ることの無い人たちがテレビに夢中になっている姿を見ると彼の存在感を否定することは出来ないのです。


永遠のテーマ

2006年05月28日 | 日常

時事ニュースによると、「ニワトリが先か、卵が先か」という永遠のテーマに結論が出たそうです。それによると、

英国の遺伝子専門家と哲学者、養鶏家の3人が結論を下した。その答えは「卵が先」。英PA通信が26日、報じた。

 ノッティンガム大のブルック・フィールド教授(進化遺伝子学)らによると、生物が生きている間に遺伝物質が変化することはなく、ニワトリ以外の鳥が途中でニワトリになることはあり得ない。このためニワトリ以外の鳥が産んだ卵が、突然変異でニワトリの特性を備えた卵になった、と結論づけたという。

そう言われても納得いかないんですけどね。実際に誰かが確認したわけではないし、あくまで遺伝学者が中心となって結論を出しているので、僕と同じように納得のいかない人は多いでしょうね。

やっぱりこれは永遠のテーマです。


透明マント

2006年05月27日 | 日常

今日のニュースを見ていたら、漫画の世界のような記事が載っていました。

それは「透明マントの作成は可能」との記事です。

そこには、米の科学者らが「物体を見えなくする素材の開発は可能」とする論文を発表し、その内容としては「光は普通、物体に当たって反射したり散乱したりするため、人間は物体を見ることができる。光の進む方向を制御できる特殊な微細構造を持つ複合素材を開発できれば、川の水が丸い石に妨げられず滑らかに流れていくように、光が物体を迂回して進む。この場合、人間の目には、そこには何もないように見え、影もできない。」

というものです。

僕の個人的な意見としては、たしかに夢があることですが、タイムマシンなどとともに、それは犯罪にも繋がる可能性の大きな研究であり、成功して欲しくない気がします。

人間が犯してはならない領域の研究のような気がするのですが・・・。


不審者情報

2006年05月27日 | 日常

随分前の話になりますが、ラジオを聴いていたら、どこかの地域で不審者情報が警察に届けられたとのこと。

その情報によると、子どもだけで留守番をしていた家に尋ねてきて、その周辺地域の情報を聴いて帰っていったらしいのです。しかも帽子を深く被り、黒っぽい服を身に纏い、言葉遣いも少し怖かったというのです。

これを聞いた親が警察に届けて、その地域では不審者情報として流されたのですが、なんとこの話にはオチがついています。

その不審者が警察官だったというのです!なんということでしょう。いったいどんなふうに尋ねたのでしょうね。そんな不審者に間違われるような警察って、いったい・・・?


ないた赤おに

2006年05月24日 | 日常
ないた赤おに

今年から小学生になった息子が、まだ赤ちゃんだった頃から、寝る前の絵本の読み聞かせが習慣となっています。

小学生になってからは毎日ではなく、週に1~2回くらいになりましたが、それでもこの時間を楽しみにしています。(息子だけでなく、僕も)

さて、それを知っている人からプレゼントしてもらった絵本の一つが「ないた赤おに」なのです。かなり有名な絵本らしいのですが、恥ずかしながら僕は知りませんでした。

僕なりに絵本のあらすじを書くと、

人間と仲良くなりたいと願う赤おにがいます。しかしなかなか仲良くなれません。その時、仲間の青おにが協力してくれて、わざと青おにが悪者になり、それを赤おにが退治することで人間の信用を得ることが出来ました。そして赤おには人間と仲良くなれたのです。でも青おには赤おにのためには、悪者の自分が傍にいるわけにはいかないと、二度と会わない決心をするのです。

この絵本の中で印象に残る言葉があります。それは青おにの言葉です。「なにか一つの目ぼしいことをやりとげるには、きっとどこかでいたいおもいか、そんをしなくちゃならないさ。だれかがぎせいに―、身がわりになるのでなくちゃできないさ。」

そして最後に青おには赤おにへの手紙にこう書くのです。「ドコマデモ キミノ 友ダチ 青オニ」と。

息子はこの絵本を読んで「悲しくなったんよ。パパちょっと傍におって。」と言いました。彼がどれほど絵本のメッセージを受けとめているのかは分かりません。でも僕たち親子は多分同じ想いを抱いていたでしょう。

大切な人との時間を大事にしたいと思える絵本でした。


交流戦

2006年05月23日 | 日常
昨年に引き続き、今年もプロ野球のセパ交流戦が行われています。

普段は観ることの出来ない対戦が実現するのですから、野球に興味のある人には面白いと思います。

実はその交流戦が僕の住む街の近くで行われます。広島カープ対千葉ロッテのカードが尾道市のしまなみ球場(僕としては「びんご運動公園」と呼んだ方がしっくり来るけど)で予定されています。広島県に住んでいると言っても因島から広島市民球場は遠いのです。それがこんなに近くで観る機会があるなんて…。

すごく混んで大変だろうけど、生でプロ野球観戦したことの無い息子を連れていってあげたいなぁ。


躊躇わず

2006年05月22日 | 日常

今日届いたメールを読みながら、思い出したCMがありました。そのCMはトイレ用洗剤のものだったような・・・。

内容としては、「水洗トイレに落ちた500円玉を躊躇わず拾えますか?」というものでした。その頃の僕は、そのCMの意図するモノが分かりませんでした。なぜなら、僕なら何も躊躇わずに手を入れて500円玉を取るからです。今の僕でも躊躇わずに取るでしょう。

確かにトイレは排泄物で汚れているかもしれません。便器に入れた手は汚れるでしょう。でも洗えば良いじゃないですか。そういうものじゃないのでしょうか?

僕はこの話を大学生の頃に友達に話したことがありますが、かなり変人扱いされました。僕はどうも排泄物などの汚物に対する感覚がずれているようなのです。

そういえば、就職活動をしていた時に、介護の仕事の面接で、「人のおしっこやうんこを触るんですよ。大丈夫ですか?」と聞かれて、「大丈夫だと思うのですが、駄目な人がいるんですか?」と聞き返したことがあります。実際に仕事を始めてからも、抵抗感が無く、汚れても洗い流せば気にならなかったですし、普通にご飯も食べることが出来ました。

もちろん、自分が肥溜めに落ちたら・・・と考えると恐ろしいのですが、少し手に付いて、それだけで大騒ぎするのは、ちょっとねぇ。

まあ、こんなことを書いたら、また変人扱いなんでしょうけど・・・。


脱臼

2006年05月19日 | 日常
仕事中に携帯電話が鳴りました。息子の通う小学校からです。電話に出ると、担任の先生が「息子さんが友達に腕を引っ張られて、手の曲がるところが痛いと言っているんです。どうしましょうか?」とアタフタしながら言うではありませんか。

その時の僕は結構冷静で、「手の曲がるところって、ドコですか?手首ですか?肘ですか?」と聞き返していました。話を聞くと、どうやら肘を傷めた様子。関節なので、とりあえず病院に連れていって貰うことにしました。

それからが大変です。かかりつけ病院がドコかと聞かれ、小児科だと答えるとソコに連れて行くと言われ、肘を傷めているなら整形外科だろうと伝え、保険証がいるから持って来てくれと言われ(学校の提出書類に保険証番号を書いて出している)自宅の父親に電話して病院まで持って行ってもらい、とにかくバタバタとしたのです。

結局、予想通りの“脱臼”。整復してもらったら痛みも消え、すぐに元気になりました。

学校生活ですから色々なことがあります。怪我は覚悟していますが、周りに迷惑をかけて申し訳ないです。お騒がせしました。

でもね先生、病院の何科にかかるべきのかくらいは知っておいてくださいね。


ストラディバリの価値

2006年05月17日 | 音楽

またしても音楽素人の僕がこの話題に触れることをお許しください。

ヴァイオリンの名器として名高いストラディバリが競売にかけられ、約3億9000万円で落札されたそうです。このストラディバリは1707年製で、「ハンマー」と名づけられています。

ヴァイオリン製作者のアントニオ・ストラディバリは1644年~1737年に生存したとされており、その生涯に約2000体のヴァイオリンを製作したそうですが、現在確認されているモノは10分の1程度です。その多くに名前がつけられています。「ジュピター」とか「エンペラー」なんてものもあれば、人の名前をとって「ドラゴネッティ」とか「コチャンスキー」などと名づけられたものもあります。

彼の製作したヴァイオリンの素晴らしさを理解するほどの音楽の知識を僕を持っていませんが、300年以上の年月の間、世界中の音楽家から愛され、またそれに応える音を奏で続ける楽器に対して畏敬の念を抱かずにいられません。