浜床のふろしき

尾道市因島から日常を記します

勉強中

2012年12月26日 | 日常
勉強中
年末の忙しい時期に無理やり有給休暇を頂いて、サッカーの勉強に来ました。

普段はU15(中学生)の指導をしているので、U12(小学生)はカテゴリーが違うのですが、今の日本サッカー協会の方向性を確認する意味でも有意義な講習会だと感じています。


もちろん、各チームの中心選手としてプレーしている選手たちが集まっているわけなので、このトレセンで行うメニューも成り立っていますが、そのままコピーして自チームで行おうとすると、うまく指導出来ないと思います。


ただ、こういう場に来ると自分だけの小さな世界観とは違う考えや方法などを勉強出来て、それを自分の中で上手く消化して変化に繋げられれば、自分自身の大きな成長に繋がるし、選手たちにも還元出来ると感じます。


明日も一日講習会があるので、しっかり学びたいと思います。


アッシュの実験

2012年12月21日 | 日常

「アッシュの『同調』実験」というものがあります。

アッシュさんはポーランド出身のアメリカの心理学者です。

その人が1951年に紹介した実験です。

詳しく書くと、うまく説明できないので簡単に書くと、

10名くらいのグループを作って、簡単な3択問題を18問出します。

普通に行えば、誰も間違えないような簡単な問題です。

これを1名ずつ答えていきます。(グループ全員が他の人の答えを聞くような状況となっています。)

さて、ここで実験となるのですが、実は1名(被験者)を除いて他の人は全員サクラです。

そのサクラの人たちが18問中12問で揃って同じ誤答を行います。

そして必ず被験者の1名が最後に答えるようにします。

すると、どうなるでしょうか?

37%の被験者が本当は正解を分かっていても、他の答えにつられて(同調して)、間違った答えを出してしまう結果が出たそうです。

また同調しない人にもかなりのストレスがかかります。

この実験では人間の心理について、周囲の人の意見や反応などに大きな影響を受けることが明らかにされています。

たしかに自分が正しいと思っていても、周りの人全員に「間違っている」と言われると自信がなくなるものです。

しかし、さらに面白いのは、自信を持って自分の意見をいうためには、何名の支持者(仲間)がいれば心理的なストレスが軽減されるか?ということです。

グループの大多数でしょうか?それとも過半数でしょうか・・・・?

実はたった1名が自分と同じ意見(答え)を支持してくれると、本来自分が考えている意見(答え)を自信を持って言うことができるそうです。

もしかしたら、僕の一言で勇気を持って歩み出せる人がいるかもしれません。


ジダンとマケレレ

2012年12月19日 | 日常

ジネディーヌ・ジダン(フランス)という歴史に残るサッカーの名選手がいました。(現役を引退しているので、過去形にしています)

彼自身、類稀な技術・戦術眼を持っていて、間違い無く、当時の世界ナンバーワン選手だったと思われます。

その彼の特長としては「彼がグラウンドに立つと他の10名の選手が上手くなる」と言われるほど、他の選手の能力を引き出すことが出来ることでした。

これは理想的なリーダーと言えるかもしれません。

自分が活躍するだけでなく、仲間の力を引き出して輝かせることができるのだから、一緒にプレーしていて楽しいことは間違いありません。

さて、そんな彼が必要不可欠と評価した選手は、監督・チームメイトからは絶大な信頼をおかれるけれども、世間(特にサッカーをビジネスと考える人たち)からは十分な評価を得ることが出来ませんでした。

彼の名はクロード・マケレレ(フランス)と言います。

フランス代表やレアル・マドリー(スペイン)でジダンとマケレレは一緒にプレーしていますが、ジダン自身が「自分が思う通りにプレーできたのはマケレレがいたからだ」と評価しています。

マケレレ自身はリフティングもまともに出来ないと言われるほどの技術しかありませんでしたが、その身体能力や戦術眼、危険察知能力、ポジショニングなどチームを機能させるための能力がとにかく優れていました。

まさに縁の下の力持ちのような役割で、チームにとっては欠かせない存在だったようです。

ジダンが仲間の能力を引き出すことに優れ、マケレレは仲間の欠点を補うことに優れていたのです。

どちらも仲間を輝かす素晴らしい選手だと思います。

我が身を振り返り、自己中心的になっていないかと反省しています。


B級グルメコンテスト in いんのしま

2012年12月18日 | 因島

今年は色々と積極的に活動を行っている因島商工会議所が、また新しい企画を行っています。

「B級グルメコンテストinいんのしま」と銘打って、作品を募集しています。

因島産の食材を使用することが条件で、一人前が500円程度となっていますが、そもそも因島産の食材が思い浮かばない人も多いことだと思います。

一応、募集の要項にはキヌサヤエンドウやミカン、八朔、太刀魚などが書かれていますが、おそらく季節的に他の食材は難しいということなのでしょう。

さて、素人でも応募可能ということなので、僕にも資格があるようなのですが、僕が作るとB級グルメでは無くなってしまうので諦めます。

興味のある人は因島観光協会のHPか、因島商工会議所のHPをご覧ください。


球技大会

2012年12月17日 | 日常
球技大会
PTA役員を始めた3年ほど前からの恒例となったPTAの球技大会に参加させてもらってきました。

僕の年齢とほぼ同じ年月の歴史ある大会です。 かつては僕の両親も参加していたと聞きましたが、ここまで続けていることが凄いことだと思います。


さて、競技の結果は重要ではないので、省略しますが、親睦を行う意味ではこの度も新たな知り合いも出来ましたし、充分な成果が得られたと思います。


ただねぇ、こういう行事に参加すればするほど知り合いが増えていって、役員を引き受けることになるんですよね。 どうやら、来年度もPTA役員をすることになりそうです…。


福引き

2012年12月16日 | 日常
福引き
歳末の福引きは大人でもワクワクしてしまいます。

今回は母親と妹が眼鏡やコンタクトレンズを買って、たくさんの福引券を貰いました。


そこで、父親と母親と僕と息子の4人で行ってきました。

30回分の福引券を息子が20回、僕が5回、母親が5回行いましたが、息子は4等(50円分の商品券)が20回当たりました。(これは当たったと言えるのでしょうか?) 僕も同じで4等ばかりでした。 しかし、母親がなんと特賞(おせち料理)が当たりました。 正月前に自宅に届けてくれるそうです。

少し豪華な正月料理となりそうです。


学ぶこと

2012年12月08日 | 日常
学ぶこと
中学生が期末試験中のため、サッカーの練習をオフにしました。

その間、僕もサッカーの指導について勉強です。


「学ぶことを辞めたなら、指導することも辞めなければならない。」


この言葉がいつも僕の頭に囁きかけます。

日本サッカー協会が行う指導者研修会に参加したり、トレセン活動に参加したりもしますが、様々な文献を読んで自分で考える時間も大切にしています。


今回は池上正さんが書かれた「サッカーで子どもがみるみる変わる7つの目標」を読みました。


大人(指導者も親も)の関わり方で子どもたちの思考や言動などにどのように影響を与えていくのか、またサッカー選手は一人の人間として人間力を高めなければ成長出来ないということも改めて自分に問い掛ける機会となりました。


人間を育てる

2012年12月01日 | 日常
人間を育てる
本屋さんの棚に並べられていた一冊を手にとって、パラパラと捲りました。

たまたま開いたページを読んでみます。そこにはこんな文章が書かれていました。



「人間は本来持っている力のほんの数パーセントしか使わずに生きている。でもそれまで眠らせていた能力を発揮できるようになることを成長っていうんだ。その成長を感じたときに初めて、自分はもっと出来る、次のステージに行けるんだっていう確信を持つんだ。そのエネルギーを最大限に高める為に、競技という最高のステージが用意されているんだ。」「もしもオリンピックがなかったら、あんなに速く走れる人間は生まれたと思うかい?あんなに高く飛べる人間は出てこなかったと思わないか?そして、その瞬間に爆発的に成長する人間のポテンシャルに多くの人たちが感動して涙を流し、『自分にももっと何か出来るハズだ!』と気づく機会になっているんじゃないか?だから、勝ち負けの意味を考える前に、勝つことだけを考えて、自分の限界を超えるチャレンジをしてみて欲しいんだ。意味なんて最初から用意されてなんかないんだよ。限界を超えるチャレンジをした人間にだけ、意味が見えるんだよ!」


このページを読んだだけで気になって買ってしまいました。

この本はマクドナルドでアルバイトとして働き始めて、色々な経験(成功も失敗も)をされた鴨頭嘉人さんが書かれた本です。


僕が本を読む中で凄く共感したのは、「マクドナルドではアルバイト・スタッフにハンバーガーの作り方や売り方を伝えたいのではありません。一人前の社会人、一人前の人間に育てることが社員の仕事なのです。」という言葉でした。


僕もサッカーの指導をしていて、子供たちにサッカーの技術や戦術だけを伝えたいのではありません。プロサッカー選手を育てることが究極の目的ではありません。人間の成長の手伝いをすることが大切なのです。


そんな自分の想いを後押ししてくれる本に出逢えて嬉しく思います。