ハードルを運ぶ少年鳥雲に 金子 敦
句集 「砂糖壺」
春、北方に帰る渡り鳥の群が、雲間遙かに見えなくなることを略して「鳥雲に」
というがどこか寂しさの漂う季語である。さて掲句、「ハードルを運ぶ少年」の
主観を排した淡々とした写生に、少年の繊細な心の風景が見えてきた。
午後の校庭だろうか・・・。「鳥雲に」の季語が、「ハードル」という硬質な教具と
少年の姿に呼応し、大きな抒情をもたらしている。(Midori)
句集 「砂糖壺」
春、北方に帰る渡り鳥の群が、雲間遙かに見えなくなることを略して「鳥雲に」
というがどこか寂しさの漂う季語である。さて掲句、「ハードルを運ぶ少年」の
主観を排した淡々とした写生に、少年の繊細な心の風景が見えてきた。
午後の校庭だろうか・・・。「鳥雲に」の季語が、「ハードル」という硬質な教具と
少年の姿に呼応し、大きな抒情をもたらしている。(Midori)
僕の心情を代弁していただいているような鑑賞文を
執筆していただき、とても嬉しくなりました♪
実は「鳥雲に」という季語、好きなんです(笑)