大鐘に海鳴りこもる無月かな 中村和弘
「俳句」11月号<亡羊の嘆>
「無月」は空が曇って月が見えないことだが、特に陰暦八月十五日の月についていう。
無月の夜の何かしら芒洋たる闇に、行き場を失った海鳴りを感じた。
そして「大鐘にこもる」という感覚が実感として伝わってくる。
海鳴りのこもる大鐘を衝けばどんな音がするのだろう・・・
中村氏は、昭和17年静岡県生れ。「陸」主宰。
「俳句」11月号<亡羊の嘆>
「無月」は空が曇って月が見えないことだが、特に陰暦八月十五日の月についていう。
無月の夜の何かしら芒洋たる闇に、行き場を失った海鳴りを感じた。
そして「大鐘にこもる」という感覚が実感として伝わってくる。
海鳴りのこもる大鐘を衝けばどんな音がするのだろう・・・
中村氏は、昭和17年静岡県生れ。「陸」主宰。
何だか、誓子の「海に出て木枯帰るところなし」思い出してしまいました。私も、「海鳴りこもる」という感覚に痺れました。
これから、冬の海もいいでしょうね♪
海鳴りこもる大鐘、この感覚よくわかります。
無月をさまうよう海鳴り、、、、、、、さすがですね。