JAZZを聴きながら ふたたび

恥も顧みないで再々開、よろしければお付き合いを

時代ですよ、時代、時代

2010年05月24日 | p-r

月曜日から雨、めいるなぁ・・・・・って休みの翌日は晴れていても同じなんですがね(笑)

この駄ブログを始めてもう間もなく6年が過ぎようとしています。
最近は「いったい何のブログなんだい?!」と、自分でツッコミを入れたい気分ですけど、それでもこれだけ続けていると、そこそこいろんな方に見ていただいているもので
「最近更新回数が減ったんじゃない」
てなご注意を受けたりして(笑)
「始めた頃に比べると、じゃっかん忙しいもんだからね」
なんて言い訳で誤魔化しています。

先日もとある方から
「これだけやってりゃネタも尽きんだろなぁ」
なんてご心配をいただいて、
「この前、CMソングの話題を書いてたろ、これ使えるんだったらやるよ」

私も物持ちはそうとう良い方だと思いますが、さすがにこんなもんまではとってありません。
「これって何十年前のチラシ?ビラ?」
わたされたのは、懐かしい吉田拓郎のCMソングが印刷された富士フイルムのチラシです。

私には
 ♪ HAVE A NACE DAY Yeah oh フジカラー
   気ままに写そう お主のハート
   気ままに写せる せっしゃのハート ・・・♪
という第一弾「気ままに写そう編」のほうが耳に残っているんですけど、このチラシに載っているのは「天然色写真編」です。

こうして見るとチラシ一つにも時代を感じますよねぇ
いやね、若者のファッションもそうですけど、わざわざコード付の楽譜が載ってるところなんざぁ「いかにも」って感じがしませんか?
猫も杓子もギターを手にして歌っていた時代たればこそというか、チラシ一つ見ただけで当時の若者風俗が蘇ってくるんであります。

それにしても、載っているコードが「B♭」「E♭」「F7」「Gm」って、変調しなきゃ弾けない人も多かったでしょうに、というか、この程度のメロディーなら楽譜を見なくてもコードをとれたかもしれませんしね。
時代ですよ、時代、時代。(笑)

その時代、たしかに青春だった私は、チラシをいただいてきた晩
 ♪ 色っぽいということは エ~ことなんよ
   エ~ことは すすんで やってみるもんよ
   天然色写真を写してみんさい
     僕らはもっともっと 色っぽいはずよ
   見んさいや かっこエエじゃろ この写真
     HAVE A NACE DAY フジカラー ♪

と、ギターを持ち出し歌ったのでありました。

さて、今日の一枚は、マックス・ローチです。

私がジャズを聴き始めた頃、私にとってチャーリー・パーカーがどれほどのものだったかといえば、正直、心酔するほどの存在ではありませんでした。バイト先のジャズ喫茶でもターンテーブルに乗ることはほとんどありませんでしたから。
始めて意識したのは、義理の兄が幾枚かのLPと本を持っていたことからだったかも?
いずれにしても、パーカーに行き着いたのは、当時興味のあったジャズメンや曲の「逆流」から、ということになると思います。
ひょっとして、直接パーカーからジャズに興味を持ったとしたら、これほどの思い入れが無かったかも???

で、今日のこのアルバムですが、ローチのパーカー曲集です。
ローチのドラミング云々に関しては、私はあまりたいしたことが言えないので省略させていただくとして、ピアノレスというフォーマットが、パーカーの曲の魅力を鮮明化しているようには思えます。
例えば、こんな一枚をきっかけに、「逆流」でパーカーの魅力に迫ってみる、これもまたよろしいんじゃないでしょうか。

ケニー・ドーハムのトランペットが、じつに魅力的に感じる一枚でもあります。

MAX ROACH 4 PLAYS CHARLIE PARKER
1957年12月23日, 1958年4月11日録音
MAX ROACH(ds) KENNY DORHAM(tp) HANK MOBLEY, GEORGE COLEMAN(ts) GEORGE MORROW, NELSON BOYD(b)

1.YARDBIRD SUITE
2.CONFIRMATION
3.KO-KO
4.BILLIE'S BOUNCE
5.APRES-VOUS
6.PARKER'S MOOD



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