ガリバー通信

「自然・いのち・元気」をモットーに「ガリバー」が綴る、出逢い・自然・子ども・音楽・旅・料理・野球・政治・京田辺など。

サラ川柳に納得!!!

2008年02月07日 | 季節の話題
昨日の「ガリバー通信」のブログのタイトルは、今年の第21回サラリーマン川柳コンクールに応募のあった「100句」の内の一句であり、誰もがそれなりの年齢になると経験していると思われる、見事な「忘れても忘れたことに気づかない」・もの忘れパパの句を拝借したものである。

 毎年この季節になると前年秋から募集されていた第一生命主催の「サラ川」こと、サラリーマン川柳の「100句」が発表されて、3月14日までの約40日間の投票期間で、ベストテンを選ぶというものなのである。

 いつも関心しながら、100句全てを読みながら、サラリーマンに限らず、特に中高年世代の、中でも男性の悲哀を感じる「川柳」に出会って、面白いと感じつつ、身につまされる思いも感じているのである。

 今回の中では、私の選ぶベストテンとして紹介することにしましょう。

 「嫁さんよ、地球への優しさ 俺にくれ」三十C 

 「鈍感力 持っていることさえ 気が付かず」にぶい会社員

 「好きですと アドレス間違え 母さんに」蒼空

 「社長より 現場を良く知る アルバイト」ゴットマウンテン

 「安い値の ガソリン探して 遠出する」元ぐうたらママ

 「今帰る 妻から返信 まだいいよ」えむ  

 「なぜ怒る 早く帰って 来ただけで」有迷人

 「父の日に 香水ではなく ファプリーズ」ひらめ

 「ゴミだし日 すてにいかねば すてられる」読み人知らず

 「夢に見た 年金生活 今悪夢」老後生活

 「減っていく・・・ボーナス・年金 髪・愛情」ピュアレディ

 「妻の後 三歩下がって カート押す」好好爺

 「円満は 見ざる言わざる 逆らわず」ソクラテス

 「メタボまで 2センチあるわと 食べる妻」幸山

  適当に面白いなと思う川柳を選んでいたら、なんとベストテンより多くて14句にもなったが、なかなか全てが秀作であり、ちょっとひねった可笑しさは格別である。

 昨年にも同様の作品があったが、今年も「俺社食 息子給食 妻美食」というのがあり、父さんは頑張って働き、昼休みに社員食堂で安い定食を食べているのに、妻は連れ添っての「豪華美食ランチめぐり」をしているという、皮肉に満ちた現実を詠っているものもある。

 でも今年は、年金、定年、老後の悲哀を詠った作品が、自分もその資格者であるためか、特に目だって目に留まってしょうがない。

 しかし、結局偉そうに生きてきた私たち男、親父たちは、川柳に読まれた句の「守り抜く 言った夫を 守ってる」の様に、妻の手のひらの中で守られて生活しているのかもしれない。

 男の一人よがりは疑心暗鬼の錯覚かもしれないね。

 ともかく「サラ川」は愉快である。

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1 コメント

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年金の損なの関係ねぇ。 (年男)
2008-02-11 19:59:27
 国民の「年金」を預かっていたはずの「社会保険庁」のいい加減さと公務員の無責任ぶりは、あきれてものが言えないが、食の安全が揺らぐ偽装や賞味期限切れにもびっくりの世の中である。

 川柳は、時の庶民の風刺であり、よくぞ言ったと思う作品が多いが、風刺だけでは世の中は変わらないよね。
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