ガリバー通信

「自然・いのち・元気」をモットーに「ガリバー」が綴る、出逢い・自然・子ども・音楽・旅・料理・野球・政治・京田辺など。

防災の日

2012年09月02日 | 季節の話題
 お久しぶりです。暦の上では「秋」となりましたが、まだまだ日中の暑さは真夏のままで「残暑お見舞い申し上げます! 」ですね。

 実はガリバー通信がまたまた約一週間お休みになってたのは、前回のブログで記した如き愛車の廃車の後、今度はパソコンの調子が悪くなって文章の入力にとんでもない時間がかかる様になったので、車と同様に前のパソコンを諦めて急遽衝動買い的に注文した新しいパソコンがようやく昨日届いたため、友人の力を借りて昨夜遅くに何とかインターネットの操作環境を新たにして、今日から再スタートさせたのです。

 昨日の9月1日は「防災の日」で、関東大震災が発生した日を国民が自然災害を中心とした防災意識の向上とともに避難訓練や日々の防災に関する「備え」を確認する日としたのですが、私は自然災害に対処するというよりも、日常的に使用している情報や通信のツールとしての「パソコン」の無防備さを克服し、少しでも安心して使用できる環境整備に集中していました。

 政府や行政機関、そして民間団体や地域社会では熱心に、防災意識の向上や備えについて努力されたり、啓蒙活動や訓練をされていること自体は大切なことだとは思うのですが、果たして会議や議論をいくらしても、自然災害や事故を完全に防備したりすることは不可能な面があることを知って、私たちはもっと謙虚に自然と付き合う必要があるように感じてならないのです。

 
 昨春の東日本大震災、大津波、そして福島第一原発の事故を経験した我々日本人は、特に改めて自然災害に対する対応や対策、そして訓練や備えについて多くを学んだり準備したりする機会を得てはいますが、果たして地球上に起こりうる災害や事象について、すべて防備するということができるのでしょうか。

 私は昨年の災害だけでなく、ここ数年毎年の様に発生している「ゲリラ豪雨」や「竜巻」「雷」といった自然現象も含めて、地球上ではこれからも我々人間が想像したり想定できる範囲やイメージを超えた現象や災害、気象異常などがますます起こり得ると思うのですが、やはり人智尽くして天命を待つという言葉通りの努力や計画、準備は必要ですが、必ずしもそれで全ての人たちの安全や命が保障されるということはありえないと思うのです。

 人間のの予想やイメージ、シュミレーションをはるかに超える様な災害や天変地異が、今後もこの地球には起こり得ると思うのですが、太陽系という宇宙空間だけを考えても、まだまだ科学や天文学、気象学、災害防止研究の専門家たちでもわからない事象が将来起こることも容易に予測できる様に、自然に対して人間の力や対策が全て通じるわけではないからです。

 すなわち、多額の公共事業として10数メートルを超える防波堤を建造したり、防災対策と称して巨大なコンクリートの塊のダムや建造物をいくら造ったとしても、巨額の財政支出で土建業者や建築屋さんたちに利益をもたらすだけで、長年の経年変化や疲弊化、老朽化などで何の役にも立たない?無用の長物となるのは時間の問題なのではないでしょうか。

 地球上に生きとし生けるものとして、もう少し謙虚になって少なくとも地球上の自然と如何に共生しつつ、多くの動植物も含む生態系に対して、できるだけ負荷を与えない生き方、つまり人間の英知や科学的発見や発明に伴う技術や知識を行使して、人工的な建造物を造ったり目先の利益や都合だけで自然のリズムや有り様に多大なメスを入れることは止めるべき時代が来ているのではないでしょうか。

 私たちの地球は、私たちだけのものではなく、多くの動植物や未来に生きる私たちの子供や孫たち、そして全世界の人類の生きる場所として、自然に逆らわず、謙虚に感謝と努力をささげて生きさせていただく舞台なのですから、しっかりと目を見開いて考え、防災とは何かを検討していただきたいものです。


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