ガリバー通信

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「さよなら!麻生さん」

2009年07月14日 | とんでもない!
 東京都議選の自民党の敗北の責任をとった形で、古賀選挙対策本部長が辞任した。

 昨年9月に誕生した自民党麻生内閣は、当初51%の支持率があったが、福田首相、安部首相と同様に、最後の支持率は何と10%台というテイタラクとなっても、「自民党と民主党」のどちらが政権担当能力があるかを戦うと、KY(空気が読めない)どころか、「裸の王様」状態での解散、総選挙となる。

 自民党は長年「権力の美味しさ」に浸っているが、ここ十年近くは公明党という良き伴侶を得て、辛うじて権力を維持して、小泉郵政解散圧勝に、己の力を過信し過ぎて、国民無視のテイタラクな政権に成り下がってしまった。

 先日行われた「イタリア・サミット」では、G8に属する米、露、伊、仏、独、加、英の各国の首脳の中にあって、ニッポンの麻生首相だけは、「卒業旅行」のような「海外旅行のご褒美」をもらった子どもの様にはしゃいでいた。

 ロシア首相との会談やオバマ大統領との会話も全くニュースとして取り上げるほどの内容もなく、知り合いの再会での挨拶程度であったが、本人は終始ニコニコ顔だった。

 帰国後の都議選の結果も、これほども負けるとは思わなかったらしく当の本人は何処吹く風で、「自分が首相として解散して戦う」と豪語しているに至っては、石原東京都知事も、「麻生首相では勝てない」と断言される始末である。

 麻生総裁が全自民党都議選候補者を事前訪問し激励したことは前代未聞だったらしいが、空しく哀れな結果になっても、麻生さんの「政治家の責任」は、普通の人間の感覚ではないらしい。

 予告解散が発令された後の、野党が提出した「内閣不信任案」に対して、自民党も公明党も全員が「反対」し、麻生首相を信任した形だ。

 全く庶民、有権者としては理解に苦しむのである。

 中川元幹事長をはじめ、自民党の大物代議士だけでなく、中堅、若手の議員たちの中にも多くの「麻生おろし」や「総裁選前倒し」を主張する者がいるのに、誰も麻生首相に「不信任」を突きつけられないのは、よっぽど弱みを握られているのか、国民、有権者とは違って国会議員としての特権と自分を守ることしか考えない人たちの集まりなんだろう。

 東国原宮崎県知事をパンダ作戦よろしく、衆議院選挙の候補者としようとし、逆に総裁候補とすることと知事会の要求をマニフェストに入れよとの条件を突きつけられた古賀選対委員長だけの「責任」で、お茶を濁す自民党は公党としての機能を失っているのではないだろうか。

 一方の民主党も、前小沢代表と現鳩山代表の不明瞭な政治献金問題をうやむやにしたまま、「責任とらない」与野党の党首が率いる「二大政党」選択選挙という、無責任な選挙戦が8月末まで続くのかな。

「さよなら!麻生さん」、ついでに小沢さん、鳩山さん。
コメント
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