ガリバー通信

「自然・いのち・元気」をモットーに「ガリバー」が綴る、出逢い・自然・子ども・音楽・旅・料理・野球・政治・京田辺など。

「スイカ」の季節。

2009年07月04日 | 季節の話題
 七月、梅雨明けはまだだか、今日は風もあってしのぎやすい気候の「梅雨の中休み」といった感じの一日だった。

 移動八百屋から自宅に戻ると、先日の「父の日」に沖縄の息子夫婦からのプレゼントとして贈られてきた各種の沖縄で販売されている「おもしろカレー」のカレー食べ比べの夕食となった。

 私はパパイアとたまねぎを主体とした「黒カレー」、娘は「ゴーヤカレー」を選んで食した。

 「黒カレー」に入っていた「パパイア」は、なんともゼリーの様な食感で、はじめは何か分からない黒い固形物といった感じで、こんなカレーレトルトは、内地、すなわち関西地方では販売していないのではと思ったが、大阪の大正区など沖縄県人が多く住む町では、常識的なカレーで誰もが知っているのかもしれない。

 私だけでなく、日本人のカレー好きは、ひょっとすれば「インド人もびっくり」なほどかも知れないが、昨日夜のテレビを垣間見ていたら、何と「カレーに合うトッピング」として、意外な取り合わせの一位が「納豆」で、二位が「アイスクリーム」だというから驚いたのだが、食べてみたら案外いけるかもしれないと思った。

 食後、木村拓也主演の「Mr.BLAIN」を見ながら、デザートとしては今夏自分ちでは初めての「スイカ」を食した。

 小さな六分の一にカットされた「スイカ」を更に細かくカットして二切れ食したのだが、糖度11というから、まだまだ甘さは序の口といった感じのものだったが、スイカの食感に舌鼓をうった。

 そういえば、私の「スイカ好き」のきっかけは、小学二年生の終わりの二月に、正月の寒さの中で「凧揚げ」に夢中になって、風邪をこじらせて扁桃腺から、何と「腎炎」になったことに起因しているといってもいい。

 というのは、「腎炎」で自宅療養をしている時に、冬のさなかだったにも関わらず、母が「利尿剤」として効き目があると言われて、塩分は控えめというより採らない方がいいといわれて、味気ない食事に終始していた時期だっただけに、とっても「贅沢な果物」と言った感じで食したことが「きっかけ」であったと思うのである。

 それも兄弟全てが食したわけではなく、病気だった「私だけ」のために母が何処からか手に入れてくれて「食べさせてくれた」という代物だったので、余計に「ありがたく」、その「甘さと食感」に参ったのであった。

 それ以来、私の果物としての「大好物」は、「スイカ」となったわけだが、それから数年たって、再び何かの病気で臥せっている時に、初めて食した「メロン」という「甘さと食感」に負けた感じもした。

 でも、やはり夏の「スイカ」に勝るものはなく、先日は大阪での旅の仲間との夕食会では、私は「今年の初物」としての「スイカ」の赤に魅せられて、いくつも小さなカットされた「スイカ」を食して満足したのであった。

 「ウォーター・メロン」という名の「スイカ」に魅せられた中年男の「季節」がやって来たのだ。今年はどれほど食べる機会に恵まれるか楽しみである。
コメント (1)
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