ガリバー通信

「自然・いのち・元気」をモットーに「ガリバー」が綴る、出逢い・自然・子ども・音楽・旅・料理・野球・政治・京田辺など。

さくらんぼ狩り

2006年06月12日 | 地域の話題
近くの老夫婦から私が背が高いのを見込んで「さくらんぼ」の収穫のお手伝いを頼まれていて、今日の夕方約束通り軍手と花バサミを持ってお尋ねしたのである。

 広いお庭の玄関から入った奥に、さくらんぼの大木が2本あり、結構高いところに赤い実をたくさんつけて輝いて見えるのだが、なかなか容易には取れないのが多く、脚立を立て、ちょっと危ない感じの「さくらんぼ狩り」となった。

 「さと錦」と「じゃんぼ」だと、ご婦人はおっしゃっていたが、二本の別の種類のさくらんぼを家を購入された時に植えられ、毎年たくさんの収穫があるのだそうである。

 実のなる「成りもの」は、年によって多くなったり少なかったりと毎年変化もするが、たいてい籠に数杯は収穫できるというのである。

 しかし近年はお二人とも体調を壊されたりして、なかなか「さくらんぼ」の防虫や生育の世話をしっかりと出来なくなって、今年はたくさん実がなったのに多くは虫たちや鳥にやられたというのである。

 下から見ると、「あっあそこにキレイな赤い実が・・」と思って手を出して摘んでみて、よく見ると裏側が変色していたり、虫に蝕まれていたりして、「残念」と言った感じの実が結構あった。

 近所の子供たちやお孫さん達も、この大きなさくらんぼの木が大好きで、毎年の様に収穫した「さくらんぼ」は、小さなお子さん達の口に入ったのだという。

 今年は私が、お手伝いと称して脚立に登り、少年時代と同じようには行かないものの、さくらんぼの大きな幹に足をかけて、さらに登り、見渡す限りの赤い実、黄色い実の中から、出来るだけ熟した「おいしそうな赤い実を」摘んだのである。

 双子のかわいいさくらんぼたちに混じって、ちょっとコブのついた変形さくらんぼや三つ子と称したらいいもの、大きなさくらんぼに小さな赤ちゃんが付いた親子のさくらんぼと多様な姿、形のさくらんぼたちであった。

 大きな籠にふた山位の収穫があったが、木から下に降りて、じっくり選んでみると、なかなかキレイな美味しそうなさくらんぼは数えるばかりであった。

 枝に緑の葉と共に小さな「赤い実」をつけた、素敵な枝を一本、ちょっと贅沢にいただいて、これは「茶花」的にでも、一輪挿しに飾ってしばらくは、さくらんぼを目で愉しめそうである。

 ビニール袋に適当に選んで入れた「さくらんぼ」の粒は、たぶん百粒以上はあったろうと思うのだが、四歳になる孫が喜ぶだろうと早速収穫した後、すぐに届けて、一粒、一粒味わっていただいたのである。

 今、娘から「さくらんぼありがとう」とのメールが届き、孫は初めて自分で種が出せたさくらんぼの、少し酸味のある味わいを感じながら、眠りについたという。

 「かわいいさくらんぼ」という歌詞が自然と口をついて出てくるくらいの「さくらんぼ」を私も口に運びながら、ワールドカップドイツ大会、日本の緒戦、オーストラリア戦を観戦したいと思うのである。

 たぶん明日の幼稚園の孫のお弁当に「さくらんぼ」が数粒、彩を添えるだろう。
コメント (1)
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