入門から半年。
"割り稽古""盆略点前"と、
「何時まで経っても覚えられません」と悲鳴を上げながら頑張ってきた方に、
来月から炉になるのをチャンスに、平点前の稽古に移っていただこうと、
「今日は盆略点前の卒業試験ですよ」と宣告しました。
「どうしましょう」とおっしゃりながらも、
まずはウォーミングアップで一点前なさいました。
そこへ先輩が二人いらしたので、
「さあ審査員がお二人ですよ。美味しいお茶を点てて差し上げてくださいね。」
と私に言われて、プレッシャーの中で始まったお点前でした。
進級試験も、審査員も冗談ですが、
緊張感が功を奏して、今までで一番の出来栄えでした。
お湯の量がまだよくつかめていないようでしたので、
私が鉄瓶から注ぐお湯が適量になったところで、
「はい!」と声をかけて差し上げましたが。
お茶はきれいに点てられて、先輩二人からは、
「おいしいですよ」と言っていただけて、
無事に来月から、柄杓が持てることになりました。
鉄瓶を柄杓に持ち替えてのお稽古。
「まだまだはやいです」とおっしゃいながらも
柄杓デビューは待ち遠しかったと思います。
風炉の稽古もあと少しです。
皆さんの半年間の思い出は何でしょうか。
年の暮れを前にして、
お茶の正月「口切り」も、もう目の前に迫ってきましたね。
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