軸の扱いをお稽古しようと、久しぶりに白菊扇を出してきました。
この「白菊扇」は軸をかけるときに、扇の先に紐を挟むようにして使いますが、
扱いはなかなか技術がいります。
ちょっとしたことで、軸を落としてしまったら、軸が痛んでしまいますから。
軸のかけ方もそうですが、
軸の巻き方も正しい扱いを知らないと、痛まぬようにしまうこともできません。
お茶ではそんな道具のしまい方もそれぞれの道具について、
ちゃんと知っておかなくてはなりませんね。
道具の扱い、しまい方を覚える一番の方法は、
自分の道具を持つということです。
稽古場では自分が片付けなくても、誰かがしてくれたりしますが、
自分の道具をしまうには知らないと困るので、
必要に迫られて覚えなくてはなりません。
たくさんの道具はいりませんが、気に入った道具が見つかったら、
一つずつ、少しずつ、そろえていくのも楽しみなことです。
それをいつまでも大事に使うには、しまい方もとても大切なのです。
そして自分の道具を大切に扱うようになると、
他人の道具も大切に扱うことができますよ。
話は変わりますが、
身近に世間を騒がしている旅行会社の被害にあった方が。
旅行がだめになっ上に代金も戻っては来ないでしょうと。
それからラインにおかしな通信がありました。
他の方にも同じ方から同様なものが。
どうやら乗っ取られたのではと。
私は間違いかもと、そのままにしておきましたが。
身近な危険にもお気を付けくださいね。