今日、私が会報を担当している会の会報の最終号を仕上げました。
会の実行委員の高齢化で、年貢を納めることになったのです。
何しろこの私が最年少のようですから。
11年間で31号の会報を出しました。
長かったような・・
でも過ぎてしまえばあっと言う間だった様に感じますが。
何事も永遠ではありませんから、いつかは終わります。
自分で終わらせることもあり、
また仕方なく幕を引かなくてはならないことも。
だからこそ悔いなくと思いますが、
全てがそうもいきません。
「助けになりたい」「協力したい」「「自分も楽しみたい」
そんな思いで携わって来た月日に悔いはありませんが、
会報の仕上がりにはいつも少しだけ、
もう少し何とかならなかったかしらという心残りがありました。
かといって、それ以上のものを仕上げる技能はなかったのですが。
茶道に携わっていていつも思うことがあります。
終わりのない世界だなあということ。
自らが幕を引くことでそこから去ること以外に終わりはありません。
ですから、どのようにお茶と付き合うかが大切になってくるのでしょうね。
自分とお茶とのかかわり合い方、更に進んでどのようなお茶を求めるかが。
それを見つけるには、まず続けることでしょうね。
ある方が、
「成功の秘訣は」と訊かれて、
「成功するまでやめないことです」とおっしゃいました。
終わりのないものだからこそ、
もうこの辺で・・・ではなく、
「続ける」ということが何かをもたらしてくれるのでしょう。
私の場合は何ももたらしてくれなくても、
好きだということだけで続けるのですが。
それで十分ですね。
何事においても「続けるという才能」が、
何よりも勝る才能だと思うのですが。
いずれはこの世を去るという有限の人間が、
無限の物を追いかける、そのロマンがいいですね。