バレンタインデーのプレゼントに可愛い手作りの飾りが。
「どうしてだるまさんなの?」ときくと、
「だるまはおめでたいからです」と。
こういうものは深く考えなくてもいいのですよね。
でも深く考えないとわからないことも。
土曜日の午後は男性陣の集まることが多い時間です。
そんなときは女性には考えもつかない「銘」が飛び交います。
特に趣味人Aさんの銘は、皆さん楽しみにしています。
今日は何が出るかなと。
昨日のお茶杓の銘は「箙(えびら)」でした。
これを聞いて「梅の花」を思い描ける人はそういませんよね。
「箙(えびら)」とは能の演目の一つで、
主人公梶原源太景李(かじわらのげんだかげすえ)が
梅の花の枝を箙(矢を入れて携帯する道具)に挿して戦ったという、
その話から取って、
「箙」から「梅の花」を連想してもらえればと考えたそうです。
「ちょっとひねりました」とおっしゃる顔が嬉しそうでした。
皆さん、触発されて、「次は自分も一ひねり」と思っていらっしゃるかな。
男性の集まる時間は、こんな楽しみもありますよ。
ところで銘のひねりは楽しいのですが・・・
何かでひねったのか、重いお釜等運びすぎたのか・・・
私の左手が腱鞘炎です。
着物の袖から、肌色の湿布が覗きます。
色っぽいような~興ざめの様な~
姥口のお釜のお湯をあける時は、
特にひねるので気をつけなくてはと。
昨夜からの春の嵐も少し収まったでしょうか。