「松風庵日記」 心はいつもお茶日和  

後半の人生の楽しみ方見つけましょう!

峠を越えれば

2016年02月01日 | 日記


「何もなき床に置きけり福寿草」 虚子


寒い日が続きますね。久しぶりのお休みの一日。
こういう時に限ってお決まりの偏頭痛攻撃です。

お茶会の道具を出してまとめ始めましたが、
それもほどほどにして少しゆっくりし休もうと思います。
明日は美術館のハシゴの予定も入っていますから。
とにかくこの寒さの峠を越えて、
年に一度の社中顔合わせのお茶会を無事終えれば、
ほっと一息なので。

明日の美術館巡りは、五島美術館と、静嘉堂文庫です。
何十年年ぶりかに「稲葉天目」に会ってきます。



初めて見た時と、
それから何十年もお茶にかかわり、
いろいろなことを知って再び会う天目は、
どのように私の心に映るかが楽しみです。

この曜変天目が「稲葉天目」といわれるゆえんの、
徳川家光と春日局の、このお茶碗にまつわる話も、
初めて見たときは知りませんでしたから。

このお茶碗は春日局が家光から拝領し、
孫の稲葉家に贈ったと伝えられています。
病の床に伏しても、薬絶ちをしている春日局に、
家光はこのお茶碗で薬を飲ませようとしたという話ですね。、

暗い美術館で、ライトアップされた状態でなく、
自然光に近い状態でで見られるというのも、楽しみです。

たまたま近くだからと、一日二美術館の茶道具鑑賞日にして、
五島美術館の「茶道具取り合わせ展」も楽しみます。

明日は少しは日差しがあると嬉しいのですが。





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