茶事を控えて、ご亭主役の方から連絡が。
会記を書いていてふと気が付くと、「雲」だらけだというのです。
御茶碗の銘が「祥雲」
濃茶が「青雲」
薄茶が「蒼雲」
お香が「坐雲」・・・
一つ一つ別々に考えていた時は気に留まらないことも、
書き出して並べてみると確かに、雲ばかり。
メインのお道具は変えられないので、
一番変えやすいのはお抹茶かしらと。
先日のお菓子「雲がくれ」を使ったら、
一つくらい隠してくれる~どうかしらなんて、
当人の困っていることをよそに一人で笑ってしまいましたが。
道具の取り合わせというのは不思議なものです。
一つ一つはとてもいいと思っても、他の道具とのバランスを考えると、
なんだかちぐはぐになってしまうことにも。
実際に並べてみると、候補にもあがっていなかったものが、
釣り合いが取れてとてもよく収まったりします。
書き出してみて、並べてみて、
ああでもないこうでもないとやっているときが、
大変ですが、楽しい時間でもありますね。
明日は前日準備にいらして、
そのあとはお料理人さんにご指導を受けながら、
お懐石の仕込みをするということです。
当の料理人さんは、当日はお詰めを務めます。
ご自分が教えて出来上がったお料理が、どんなふうに出てくるか、
きっと楽しみでしょうね。
当日水屋で指導する私の責任も重大です。
ご亭主さんからは、今日も、
いろいろと相談や確認のメールも入り、
当日はきっと良いお茶事になるでしょう。
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