「松風庵日記」 心はいつもお茶日和  

後半の人生の楽しみ方見つけましょう!

歳暮の茶事間近

2014年12月19日 | お茶三昧



茶事を控えて、ご亭主役の方から連絡が。

会記を書いていてふと気が付くと、「雲」だらけだというのです。
御茶碗の銘が「祥雲」
濃茶が「青雲」
薄茶が「蒼雲」
お香が「坐雲」・・・

一つ一つ別々に考えていた時は気に留まらないことも、
書き出して並べてみると確かに、雲ばかり。

メインのお道具は変えられないので、
一番変えやすいのはお抹茶かしらと。
先日のお菓子「雲がくれ」を使ったら、
一つくらい隠してくれる~どうかしらなんて、
当人の困っていることをよそに一人で笑ってしまいましたが。

道具の取り合わせというのは不思議なものです。
一つ一つはとてもいいと思っても、他の道具とのバランスを考えると、
なんだかちぐはぐになってしまうことにも。
実際に並べてみると、候補にもあがっていなかったものが、
釣り合いが取れてとてもよく収まったりします。

書き出してみて、並べてみて、
ああでもないこうでもないとやっているときが、
大変ですが、楽しい時間でもありますね。

明日は前日準備にいらして、
そのあとはお料理人さんにご指導を受けながら、
お懐石の仕込みをするということです。

当の料理人さんは、当日はお詰めを務めます。
ご自分が教えて出来上がったお料理が、どんなふうに出てくるか、
きっと楽しみでしょうね。
当日水屋で指導する私の責任も重大です。

ご亭主さんからは、今日も、
いろいろと相談や確認のメールも入り、
当日はきっと良いお茶事になるでしょう。



よろしかったらぽちっとお願いしますね。
にほんブログ村 その他趣味ブログ 茶の湯・茶道へにほんブログ村