「松風庵日記」 心はいつもお茶日和  

後半の人生の楽しみ方見つけましょう!

「虎落笛」(もがりぶえ)を聴きながら

2014年12月18日 | お茶三昧


冷たい風の吹く一日、
師走の稽古を楽しみました。

「今朝、主人からなんとか笛という言葉をおそわりました」
「もがりぶえ・・かしら」
「そうそうそれです」

静かな茶室に「ヒュー」というかすかな風の音が聞こえていました。
「これのことですね」
例年より少し早い本格的な冬の到来に、
ベランダの鉢も震えていました。

「虎落笛」(もがりぶえ)とは
厳寒の空を、風がヒューヒューと音を立てて渡ることです。
「虎落」とは竹を立て並べて作った柵。
それが強い風に吹かれて、笛のように音を立てることからとか。

寒い冬の季語になっていますが、
茶杓などの道具の銘に使うのも楽しそうですね。

「炉の端に月のさしけり虎落笛」(吉田冬葉)

床には「無事是貴人」
あと数日の日々を冷たい風で風邪などひかずに、
無事に事故なく過ごせますように。




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