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「松風庵日記」 心はいつもお茶日和  

後半の人生の楽しみ方見つけましょう!

今年も「看々臘月尽」

2014年12月05日 | お茶三昧



12月に入り、床にこのような軸を掛けました。
あと少し、「平常心」を心がけて、つつがなく一年を終えてほしい・・。
そんな願いを込めてです。


「ここにお稽古に来るといいですね。とても静かでほっとします。」
しみじみとそうおっしゃる方が。

師走に入り、皆さんの気持ちも、日々の生活も、そして世間も、
なんとなくあわただしくなりました。
そんな時にお茶の稽古に来られることは、幸せなことなのでしょうね。

今日はお気に入りのお茶碗をお持ちになった方に、そのお茶碗で、
「茶碗荘り」のお点前をしていただきました。






「地元の陶芸家の作品で、とてもお安かったのですよ~」
とおっしゃったので、皆さんで、
「そうなんですか~言われなければその10倍くらいには見えますよ」と。
お得感一杯のお茶碗に、話も盛りあがりました。
本当に小ぶりですが、なかなか味わいのあるお茶碗でした。
年の瀬に好きな御茶碗でお点前なんて、
やはり幸せですよね。


こんな言葉があります。

看々臘月尽(みよみよ ろうげつ つく)

「さあもう十二月も終わってしまいますよ。月日の流れの早いことをよくよく見なさい。
 時間を無駄にしてはなりませんよ」
そんな意味ですね。

今日の稽古で、どなたかが茶杓の銘に「臘月」とおっしゃいました。
そこで「臘月ってなんですか」の質問もでて。

臘月(ろうげつ)とは. 十二月の別名。
「臘」は、「年の瀬」「12月」という意味があるそうです。
別の説もありますが、そのあたりでしょうか。

今年もこの言葉が皆さんの銘に登場する時期になりました。




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