「松風庵日記」 心はいつもお茶日和  

後半の人生の楽しみ方見つけましょう!

柏葉姥口釜

2014年12月28日 | お茶三昧


「仙叟好み柏葉姥口釜}



木越三右衛門作の江戸時代の釜です。
姥口がとても風情があって、好きなお釜で、
時々出しては大切に使っています。

「姥口ですか。どうして爺口とつけなかったのかしら」
「なんとなく爺(じじ)はきたなくないですか」
「そうかしらね」
「そうよ、かわいらしくない」

などと勝手なことを言っている姥たちですが。

よく見ると柏の葉の地紋があります。


「柏の葉」

カシワは落葉樹ですが、
葉が枯れても翌年の春に新芽がでるまで、葉が落ち無いことから、
「代が途切れない」と子孫繁栄につながり、縁起が良いとされています。
そのことが端午の節句の柏餅につながったようです。
柏の葉を裏にして包むか、表にして包むかの違いは、
中の餡の種類で分けているそうです。
別に約束事ではないでしょうね。
それぞれのお店のこだわりかも。
どなたか真意を確かめてくださいませ。

お釜一つ眺めてもいろいろと話題が広がって、
お茶の味にも深みが出るようです。




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稽古納め

2014年12月28日 | お茶三昧





昨日は稽古納め。
今年一年無事に終わりました。
丁度クリスマスの頃にお稽古に来られなかった方が、
今年はまだ使っていませんと言って、
クリスマスのお茶碗でお茶を点てたりしましたが。

毎年出会うお茶碗に、今年も出会えたことの幸せをかみしめながら、
「良いお年を」との挨拶を交わして、今年の稽古も終わりました。



最後に一人で薄茶を点てて、
点前座を眺めながら一服しました。

この空間でお茶を点てた方達との出会いに感謝しながら、
でも時には時の流れは、別れもつれてくるものと。
諸行無常・・と言っては大げさですが、
その流れの中で変わらないものに、また感謝をする一年でした。

(一番変わったと自覚したのは、体力の衰えか…)





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