
10年前に、若気の至りと勢いで、本を一冊出版しました。
前職を辞して、お茶三昧の生活に入って二~三年経った頃、
お茶への想いと、今までの自分史の一部をまとめてみました。
「記念に自費出版をして、お友達に無理やり押し付けよう」
くらいの気持ちで書いたのですが、出版社の人におだてられて、、
1000部ほど印刷して、書店の店頭に並べててはということになりました。
そして10年、今年の三月で契約期間が過ぎました。
残部は14冊ということで、戻ってきました。
初めに手元に置いておいた100部は記念の一冊を残してもうありません。
送られてきた本を眺めながら、こんなこともあったのだと懐かしく思い出しています。
今思うと本当に未熟な本で、穴があったら入りたいような内容です。
文章なんてそれが自分の手から離れた途端に、もう過去のものとして、
恥ずかしくても目をつむらなくてはならないのもなのですよね。
お茶に関する事は、知れば知るほど、語れなくなります。
自分の足りなさや、勉強不足をひしひしと感じるからです。
だから本など書いたことは若気のいたりとしか言いようがないのです。
最近お稽古を始められた方は、知らないと思うですが、
古い方達には読んでいただきました。
恥ずかしいけれど、数冊だけ記念に残して、
知らない方に差し上げてもいいかな・・・
今更よそうかな・・心は千路に乱れています。
合言葉「ブログみました」で差し上げるというのはどうかしら。
追記
おかげをもちまして、私用の一部を残して
皆お嫁に行けることになりました。
もらってくださった方、どうもありがとうございました。
(↓いつもありがとうございます)
