「松風庵日記」 心はいつもお茶日和  

後半の人生の楽しみ方見つけましょう!

これなあに・・思いやり

2014年05月15日 | お茶三昧


炉の蓋の横からはみ出している「これなんですか?」
皆さん初めは不思議そうでしたが、
これは畳屋さんの思いやりです。

畳替えをしたときに、畳屋さんが嬉しそうに、
「こんな風にしてみました」と。
蓋を開けるときの手掛かりなのですね。

きっとこの蓋は一年に一度だけ開け閉めするということを
ご存じなかったのかもしれません。
毎日閉めたり開けたりと思われたのかも。

私は「おやおや」と思いましたが、
良いものをつけてあげたと信じてうれしそうな畳屋さんには、
決してそんなことは言いませんでしたよ。
「ありがとうございます」と感謝して。

それは折込んでしまえば済むことですが、
せっかくなので、どうしてもの時以外は出して在ります。
見るたびに、なんとなく温かい気分になりますから。

この畳表を変えたときに、畳屋さんから、
「畳の位置を入れ替えましたね。」と言われてしまいました。

そうなのです。点前座のすり切れた部分と、きれいな部分を入れ替えて、
ちょっとの間目立たなくしていたのです。
並べ方さえ同じならかまわないと思ったもので。
でも畳は同じように見えてきちんと敷く場所を決めてあり、
一枚一枚微調整がしてあるのですよね。

ですから、ここを手に入れたときは、、和室の畳の敷き方はちゃんとチェックして、
お茶室として正しく敷かれているかを見ました。
案の定、モデルルームでは入り口からの畳の敷き方が、
お点前をするには都合が悪かったので、変えてもらいました。
後から直すと、「入れ替えましたね」になってしまいますものね。

初めからお茶室でなかった和室をお茶室にするにはいろいろと手間がかかります。
私の場合は、オプションで、収納を半分にして、
床の間らしきものをつけてもらいました。
床をあげることをその時に気が付けばよかったのですが、
それはあとからリフォームしたのです。
初めはマンションで炉は無理とあきらめていたものの、、
どうしても炉が切りたくなったので、床を30センチほど上げました。

もしマンションに移って、お茶も楽しみたいと思ったら、
出来るだけいろいろと手を打っておくとよいですよ。





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