まほろばの泉

亜細亜人、孫景文の交遊録にある酔譚、清談、独語、粋話など、人の吐息が感じられる無名でかつ有力な残像集です

対談録「荻窪酔譚」 抜粋其の六

2010-02-15 20:35:13 | Weblog
 




  
           北一輝         陳基美



        第二宵 一座 其の一刻




S  僕は中共が田中首相を呼んだ時の国内向け「人民日報」を見ている。 日本にくる「人民日報」とは違う。 そこには、日本で革命を起こすために田中を呼ぶと、向こうの文章に書いてある。


T  書いてあるということは、誰でも見られてよいということですか


S  向こうの謀略ですよ。 見ていいわけよ・・・


T  見てよしということは、田中さんも見ているということですか?


S  だから周恩来が「お前さん、小物だよ」と書いた。


T  このあいだ、国会質問で公明党の二見議員が宮沢総理にむかって、田中さんが貰ってきた色紙「言必信、行必果」が大変いい言葉だと、「言うことは偽りがなく、行動は潔い、結果が出る」といったような意味で説明するわけですよ。
   僕はそれを聞いて、これは大変な錯覚をした質問ではないか・・・議事録は抹消できないしと・・


S  その解釈は外務省の通訳が行った。


T  それで僕は論語の抜粋コピーを送った。実は「言必信、行必果」という言葉は、その後に「コウコウ然として小人なる哉」と、小物の意味になるもので、他国の総理である周恩来を引用して、しかも国会質問で行うことは如何に見識のないことかと・・・・
   二見氏からは早速二度ほど電話があったようだが、その後の議事録はどうなったか・・・・  
 




                          

            佐藤氏の伯父 山田良政
 
≪恵洲の戦闘で囚われ「中国人である」と言い張り斬首。当時外国人は殺されないことを知りながら中国人として亡くなっている.佐藤氏はその魂を心に刻んで中国の安寧の為、死ぬまで意志を継いでいる≫




S   僕、なぜニクソンを呼んだかという中共の本もっていた。
    それにははっきりと、「田中をやっつけるために呼ぶ」と、書いてある。

T   今日、先生に訊きたかったこと、ちゃんと羅列して来ました。

S   やぁー 蒋緯国さんと戴天仇さんね。 
これ、原文を少し見つけたから

T   だいたい全部聞いてますが、わからないことがあります。
    青ぱん(チンパン)の親分が金の密輸で日本に捕まった。なぜ密輸するのかという と、朝鮮で戦争が起きるからだと。
    それだけで戦争の勃発が解ると・・・ 

S 彼、船乗りの親分で、中国のコロ島(ころとう)から来た船が神戸に来ると挨拶に行くわけだ。
   
 コロ島から来た子分の話では、重装備の騎兵が、どんどん北上しているという。 
 いろいろ訊いたら、どうも戦争をする態勢で北上しているらしい。 彼、それを僕に知らせたわけだ。
   
 彼、警官に追われて、僕の住んでいる引き上げ寮に逃げてきた。
 六畳間に物一杯あって五人も寝ているところに大きな体の彼が来てね・・・西荻の寮にずっといて動かないの。 
それで僕は「君は何かやったんじゃないか」と尋ねた。

「やりました 部下のやった密輸で警察に追われています」

「部下がやった密輸なら、おまえが逃げる必要がないだろう」

「部下がやったことは俺がやったことと同じだ」と・・・

 ある日、河本大作の秘書(中学の同級生)が寮に来てね
「佐藤さん、だめだ、これじゃ死んでしまうよ」と心配して、 文部省から全国の純綿の運動服など貰えるから会社やれる。お金を見つけてくれる友達に話したら出してくれて、僕は重役になったけれど、掃除だけやって、晩、飲むほうだけ真面目にやった。

 青パンの親分、張玉ハツから聞いた話を会社で馬鹿話として喋ったら、とんな関係だか、京都のCIAに聞こえたらしい。
 京橋の会社に、そこの日本人が来て

「佐藤さん、あなたの話、もっと詳しく知りたいので、その人に会わせてくれ。ぜひ京都へ来てください」と、言われたが、

僕、旅費が無いし、お金くれともいえないので、岡村寧次司令官の通訳、
木村達男というシナ語がペラペラな僕の友人がいた
 彼、金があるから、「張玉ハツを連れて行ってくれ」と、頼むと
張は「行きたくない」(アメリカ人が嫌いだから)という。
 「僕は頼まれて困っている」
 「じゃぁ、仕方がない」と、いうことでいったんだ。

アメリカ人の自宅(神奈川のCIA)に連れて行かれ、奥さんが料理出したら、「オレ、アメリカ料理は好かん」と、答えたそうだ。
 彼は日本贔屓で、戦争中は火薬製造に使う塩を運んでくれた。
大本営から感情を貰っているよ。


 


    

 孫文の側近 良政の弟 純三郎

孫文は常に山田を同行させ、慶玲夫人の希望で臨終の水を孫文の口元に注いでいる
その純三郎は佐藤を吾が子のように中国革命の体験を語り、佐藤は中国民衆のために一生奔走している。

≪「あの頃は一生懸命騙し、騙された。双方真剣だった。頭も使い身体も使った。不幸ではない。こんなに歴史を一緒に重ねられる民族同士は、そうあるモノではない。後になってみれば、戯れていたようだ。日本及び日本人が滅んでは中国もない。孫文も,゛真の日本人゛がいなくなったと・・・それを知っていたのが蒋介石だ。どこにも悪い取り巻きが国を滅ぼすのだ」何度も語った真情である≫
 






                          

               孫文の指示で満州工作 石岡という日本名の蒋介石と山田







T  中国人でありながら日本贔屓ですか。 青バンって相当な組織ですね。


S  十三歳から船乗りになって、青バンの親分(二十二代か二十三代)になった。  密輸以外やったことがない。
   
   彼の「部下がやったことは、俺のやったこと」という感覚は、日本の大臣の「秘書のやったこと」というとは、まるで違う。
   彼、自分で資料の出所を示して、コロ島からやってきた部下の報告を話したわけです。
     それがアメリカの参戦を決断させた訳です。
     もう少し遅れると、アメリカは朝鮮半島から追い出されただろう。


T    そうですね・・・ 北は釜山まで下りて来たわけですから、ということは相当前から準備していたんですね。


S    朝鮮戦争が済んでから、CIAに呼ばれた。
     七、八名かな。木村さんもいた。 金一封をお土産で出されたが、僕は断った。


T    在日のGHQではないですか。


S    日本人だけで、アメリカ人は一人も来ない。
     僕は情報の仕事なんか、やったつもりがないから断った。
     
      「あなたの資料(情報)が、今日来た人の中で一番、役に立った」
     
      「そんなこと、僕には関係ない」といって帰ってきた。
    
 張玉ハツね・・・日本のために塩を運んだこと。 戦争中に天津で、日本人助けて貫通銃創を受けたこと。
     そうゆうことがあったし、実際に密輸やった中国人も来た。
     僕は彼を助けなければイカンと思ってね、皇宮警察長官のホンダとかいったかな、その人に頼んだの・・・
     その人が新宿の料亭で会うというので、張玉ハツを連れて行った。
     会って事情を話して、「助ける」という約束をした。
     ただ、日本では事件が発生して、解決しなければ問題が残るわけだから
    
    「神戸に自首しろ」と、いうことになった。
     張も納得して自首しにいった。
     ところが、ぶち込んだら、なかなか出さないの・・・
     僕、大阪の刑事部長だった秦野さんだったかなぁ、その人を訪ねた。


T    秦野さんって、警視総監をやった?


S    そう、その秦野さん。
     「神戸のアノ件だけど、約束して救けないのは怪しからん。 何とかしてくれ」といった。
     すると、秦野さんは部下呼んで「アノ件とうなっているんだ」
     「あいつは密輸しかやらん奴だ。あいつは悪いやつだ」と、
     秦野さんもどうにもならない。
     
僕、仕方がないので、東京へ帰ってきて警察庁長官の柏村信雄さんのところへ行って頼んだ。
     満州時代はまったくお付き合いがなかったけれど、戦後は亡命中国人救出のことてお付き合いするようになった。 
     それで、彼のことをしゃべった。
     事情をすべて話した。密輸しかやらないし、日本のためにいろいろ貢献したやつだが、助ける方法はありませんか、と。
     柏村さんは秦野さんと同じ川崎の近所に住んでいて、百メートルとは離れていない。 
     柏村さんは「わかった」と。
     神戸の次席検事に個人的に手紙を書いて、僕に持たせてね・・
     それで神戸に行って次席検事に会い事情を話した。
     それで、どうゆうことか、アノ当時の金で四十万円の保釈金を積めば出すと。  結局「出さない」と、いうことなんだ。

T    当時の四十万ってゆうのは大変な金額ですね。


S    そう、神戸の張玉ハツのよく行く料理屋「天津料理」で、

    「佐藤さん四十万ですか、じゃ、明日の朝まで待ってくれませんか」と。
     次の朝早くホテルに四十万円持ってきた。 そして釈放だ。
     安心して東京に帰ってきたら手紙が届いて
     
    「これ以上、迷惑を掛けたくないから、死にます」と。
     柏村さんのところへ飛んで行って、

    「死なせては困ります。日本のために役に立つ人間です」と。
すると、全国港湾、みな調べてくれたが、船から投身したした形跡なし。 
神戸から香港へ密航したのは後で分かった。
しばらくして、僕に時計を送ってきたよ。






               







T    先生、青パンの「パン」って?


S    青パンのパンは、助け合うとうことだ。
     清朝を救けるという意味で、清のサンズイを取ると青い組合。
     華南で米を生産する、政府は北京にある。
     北京まで米を運ぶが、途中で米泥棒に遭う。
 それを守るのには軍隊や匪賊より強い秘密結社の青パンでないと駄目なの・・・
     国民党になって紅パンという名になった。
     国民党が負けて中共政権になってから青パンを全部、船に乗せて情報収集の人材にしたんです。
     だから、中国人が日本に密航しても神戸から乗せて逃がす方法がちゃんとある。
     僕、その方法知っているけれど、神戸の警察はなにも解っていない。  神戸で僕が講演するとき、神戸の警察からものすごく丁重に案内されご馳走される。
     その中でも、一番、僕にアレしてくれるのは石原さん。


T    日本の秘密資料を周恩来に届けた人ですね。


S    これ、情報の訓練ばかり徹底的に十何年受けたから、中共のウラがすぐ判断できる。

T    あの国際問題研究所の羅堅白の告白の中で、
   「朝鮮戦争は日本を我が物にするために用意周到に仕組まれたものだ 」と、


S    日本に入り込み、民主勢力や左翼と結んで日本をひっくり返すと。
     その資料、(原文)まとめてあります。


T    外務大臣の羽田さんも中国の外交術からすれば、田中さんと同じ村(派閥)のあなたを田中さんと同様に大事にします、と言われれば、彼だって次に総理の芽があるわけですから、気持ちはよくなるわね。
     
情報機関は指導者の健康状態、家族、女性関係、性格、金の出処などすべて把握しているわけだから、何か材料を出されたらコロッとやられてしまうでしょうね。


S  中共へ行くでしょう。中曽根さん泡くって金(八千億)を貸したのは私ですよ・・と。
   そしてね・・炭鉱開発、港湾整備、鉄道建設等々理屈はあるわけだ。 あれ、どこの会社の機械を使用すると情報が入る。


T    いつの間にか商品借款に切り替わってしまうわけですよ。そして自分の息の掛かった会社にコミッションを出させると・・・・
     それでは手の内を見せてしまうというのでODA関係で問題になっていますが、お金が出た時点で、相手の主権というわけで手も出ない。 こちらの会計検査には出てこない。 
     国民には危機感もないしな・・・
     一人一人の政治家の心持しだいですが、外交の腐敗は国家の衰亡としてボディブローのように効きますよ。


S    汚いね。


T    余りにも中国共産党の歴史的意図を知らなすぎる。
     コミンテルルンもそうだが、それをも駒として利用するもっと大きな意図を知らな過ぎる。 


S    文字に出たことしか知らない。
     外務省、一番ピントが外れているよ。 
     外務省で其の事、話したら、その後、講師は辞めさせられた。


T    アノ人たちに恥をかかすとまず駄目ですね。 省益や面子、あるいは特定の政治家や、ひどいのになると相手国との高官のご機嫌取りなど、恥知らずの恥ですよ。


S    僕、中国のことは中国社会の中で、中国人に訊かなければならないと解らないと思って勉強した。


T    言葉では表せない生活からくる感覚ってありますよね。それ今の日本人は感じることができないようです。  たかだか人間の作為ですが、自然の摂理にある理(ことわり)が必要ですよ。
     科学的根拠、論拠、知識人の話(ハナシ)ですよ。


S    いまの日本人、文字の解釈だけ。 中国人の気持ちわかっていないよ。中国のこと中国人に訊かなければわからないよ。
     だから、ぼくは安岡さんの本を読む程度で、日本人の東洋史の本は読まない。


T    面白おかしく知識として書いてあるだけですね・・・
     どうも、もうひとつ理解に深みがありませんね。普遍的な人情なのかな・・・
     国際問題研究所の内容を見ていると、最後に何がナンなのか訳が判らなくなりますね。 どうも矮小な検索研究に陥りやすいんですが、人間の問題、あるいは地球的な謀略として観察を広げるとよく観えて来るんです。 流れの目的もありますね。






               






S    北進論を南進に転化させるソ連の一貫とした目的がある。
     北京の反日運動や西安事件、盧溝橋、重慶の国際問題研究所、これらは確かに一貫として繋がっている。
     僕、なぜやらなかったかというと、図書館にいつて背景を調べなければ解らないし、僕、個人の力ではできないから投げ遣りにした。

T    あの、盧溝橋事件は劉少奇の謀略で両軍を戦わせ、日本軍を中国本土に引っ張り込むという・・・・


S    日本を南に引っ張り出して蒋介石とぶつける。


T    延安の共産党の学校で一番、成功した謀略は盧溝橋だと教えていたようですが・・・・


S    それ、北京の全学連の委員長の彼の本名とか、年月日とか、これすべて僕が訊いたものだ。


T    彼、共産党の工作員として香港に来たが、その後、奥さんが北京から来た。  よくよく訊いてみたら、彼を監視するために党から派遣されてきたと。


S    それで憤慨したわけだ。結局、アメリカが日本に連れてきて、公安調査庁に頼まれて僕が彼を渋谷に匿った。


T    だけど、北京の無血開城の時の全学連の委員長だから、共産党の特務情報の中ではトップクラスでしょう。


S    中共中央の統一戦線工作部の副組長


T    ある意味で、奥さんも夫のスパイ・・・・


S    彼、僕が世話するようになってから、いろいろと話し始めた。


T    こうゆう事、今まで先生は文字にされていない。
     文字にされているものは誰が見てもいいハナシですね。
     ところが、例えば山田(叔父、純三郎)さんにしても、貴重な体験の
     中で文章にすることは危険だったし、そばにいた先生がお聞きになった。  
文章にしてはいないけれど、山田さんは孫文の意思を汲んでいたわけですし、孫文も叔父さんにも伝えているわけです。


S  文章にしたら捕まる。 だから年月日は必ず間違っている。


T  それが学者の研究になると、正確じゃないと駄目だと・・・
     
 それは彼らの特殊な立場ですが・・・・


S  これ、宝田さんに整理して差し上げたいが、さっぱりやらないんだ。   
僕、目ばたきするようになった。九十二だから、だいたい終わりだなぁ、と思う。


T  若い連中、百歳まで生きるといっていますよ・・・


S  できるだけ資料を日本語にして遺します。


T  山田純三郎さんが蒋介石に招かれたとき、
  
「蒋さん、もうそろそろ、孫文先生に命じられて丁仁傑同志と三人で満州工作に
ったときの事を話してもいいだろう」といったら、蒋介石が「ハオ ハオ」と。
   
その後、山田さんが廖承志(中日友好協会会長)の仲介で毛沢東と山田さんの会
を試みましたが、山田さんの長男の問題(商行為の逸脱)があって直前に壊れた。
   山田さんは毛沢東に会って何を話そうとしたのでしょうかね・・・


S  それ、訊いていないんだ。 叔父は余程のことでないと喋らない。


T  蒋介石の了解は・・・・

S  例えばね、台湾に呼ばれてね・・・蒋介石と話しをすると、僕は傍にはいない
国家の大事は一対一しかないと。
    叔父は僕をいつも連れ歩いたので聞きかじりで知っているだけだ・・・・


T   山田さん、子供の頃はかなりひ弱な子で剛さが見えないが、そういう人が辛
亥革命に挺身した。人間はそこまで変われるものなのですね。


S   アッ! おばあちゃん駄目ですよ。 台所へ立ってはいけません。ここへおい
で。  ホレ。 アッ おみかんでも持ってきて頂戴。


M   はあーい。



T   山田さんは満州へ国を作りに行ったことは、公に何も話してないですね。

S   僕は何回も聞いているけど。


T   蒋介石は石岡という日本人名で・・・
    たしか、二回ほど行っていますよね。


S   一回目は陳其美、戴天仇、山田純三郎  二回目は蒋介石、丁仁傑、山田純三郎
    三回目は山田純三郎ただ一人


T   孫文は蒋介石に満州をどうしろと・・・・





           

       弘前市在府町 陸羯南は山田と真向かいに住んでいた
      ≪兄弟に欧米植民地に侵食された亜細亜に目を向けさせ、そのためには中国を      興さなければならないと訓導している。また、正岡子規を援助したことで俳句      再び盛んになったした。≫





S   満州に日中共同の理想国家を築いて日本にロシアの南下を抑えてもらう。
    自分たち(漢民族)は、万里の長城以南に統一国家を作る。
    満州理想国家の帽子(領袖)は中国人だけど、経営は日本人にやってもらうと。


T   ということは、張親子(作霖、学良)と蒋介石は対峙することになりますね。

S   一番。嫌なのは張学良なわけだ。

T   それで、例の「爆殺事件」ですか。

S   石原莞爾や孫文の意思は入っていない。

T   蒋介石の意思は入っていないですか・・・・

S   何応欽の自宅で訊いた。
    
蒋介石は「日本が滅んだら中国は駄目になる・・・・中国は日本と戦うべきではない」と。ところが情勢は一人歩きをする。

T   二律背反なんですね。日本がやられると中国は駄目。
    日本をやらなければ゛中国も問題がある。
    孫文が言うように、歴史的にみて北が問題なんだ、と。
    そこに共産党の入り込む余地があった。

S   万里の長城、アレ、防ぐといった感覚ですね。
    だからね・・・日本が満州に理想国家作ってロシアを・・・
    孫文は日本に期待をかけた。日本が欲張った。そして謀略に乗った。
    アッ!  おばぁちゃん、ここに座りなさい。おいで・・・・
    やったら駄目。 また今晩苦しむから、やめなさい・・・

M   だいじょうぶ・・・

T   でも、毛沢東は利口ですね。 その北と手を組んで・・・・
    上手なのはマルクス・レーニンを取り入れて、同じ顔すれば相手は攻めてこない、    ということを知っていますね。そうも考えられますね。


S  お煎餅、どうですか・・・

T  あーそうそう  これおいしいんですよ
                        

     

     
                  【第二宵 一座 了】























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