ドイツの虐殺機関ジェノサイドオーガンの昨年リリースされた6thアルバム『IN-KONFLIKT』を聴いています。89年のデビュー以来、あまり人前に出ず、ライヴでも目と口だけを出したマスクを被り幻の存在とされていましたが、雑誌「電子雑音」の招聘で3年くらい前に来日しました。2日間ライヴを行い、私が観たのはあまり過激ではない方のライヴだったようですが、いかにもドイツ人的な真面目そうな風貌と、レコードで聴く荒々しさとはまた違った緻密な演奏が印象的でした。
この最新作ではそういった緻密なノイズという面が強調され、かつての破天荒さを求めるファンには物足りないかもしれませんが、ノイズにも秩序があると信じる私には、彼等の方向は正しいものに思われます。ところどころノイバウテンを思わせるメタルパーカッションが鳴り響く所も好きです。歌詞も自らの出自であるドイツを揶揄していて、興味深いです。
やはりGOは現代随一のパワーエレクトロニクスを聴かせてくれます。
この最新作ではそういった緻密なノイズという面が強調され、かつての破天荒さを求めるファンには物足りないかもしれませんが、ノイズにも秩序があると信じる私には、彼等の方向は正しいものに思われます。ところどころノイバウテンを思わせるメタルパーカッションが鳴り響く所も好きです。歌詞も自らの出自であるドイツを揶揄していて、興味深いです。
やはりGOは現代随一のパワーエレクトロニクスを聴かせてくれます。