MoE/Examination of the Eye of a Horse
モー/馬の目の検査
1. Realm Of Refuge 避難の領域
2. Saccades And Fixations 断続性運動と執着
3. Paris パリ
4. Wild Horses 野生の馬
5. Doll’s Eyes 人形の目
6. Letters Of Pliny プリニウスの手紙
CONRAD SOUND 2016
コンラッドサウンド 2016
⇒公式サイト
ノルウェー出身のバンド、MoE。ミニマリスティックなコンポジション/サウンド構成を持ちながらもオルタナティブやエクスペリメンタルな要素をもち、その音楽性はロックのジャンルにもフィットするといえる。数多のロック、ノイズバンドとのコラボレーションを経て、MoEはその音楽要素を確実なものへと実行してきた。彼らがかき鳴らすその暴力的でラウドなサウンドは、リスナーをヘルシーでありながらも狂気めいた世界へと導く。メキシコ、オーストラリア、日本、ヨーロッパ、東南アジア、世界各地をツアーして周りながら、彼らは今後も世界中のエクスペリメンタルシーンとのコラボレーションを模索しながら更なる音楽の可能性を展開していく予定だ。MoEは今後も音楽に対しての強い渇望と共に、その予測不可能でノイジー、そしてダークな世界観を幅広く作り続けていく。数々のバンド、アーティストが今まで様々な影響を音楽の中に残してきた。しかし何よりもまず、MoEはオルタナティブミュージックにおいて際立った情熱を見せている。MoEは長きに渡り多様な音楽的バックグラウンドを持った数多くのミュージシャンとのコラボレートも行って来た。
彼らのニューアルバムにおいて、それまでに確立してきた独自のサウンドの中に、彼らにとっても未知の領域へのチャレンジが感じられる。本作のプロダクションにおいては彼らの音楽の中に擁する二重性という新しい側面を明らかにし、その結果、これまでの彼らの中でも最もダイナミックで挑戦的なアルバムに仕上がっている。前回のアルバムではメキシコという国からの影響が反映されたのに対し、本作は別のジオグラフィカル・トリビュートである。ここ数年の間、日本の音楽シーンは彼らに大きなインパクトを与えてきた。そして日本で活躍する様々なインディーバンドや音楽家と交流し繋がり合うことが、MoEの音楽に新たな影響を与えた続けていると言えるだろう。それまでのリリースでは、ライヴ・エナジーに焦点を置いてきたが、今回発表される”Examination of the Eye of a Horse(馬の目の検査)”は、より精巧なプロダクションがなされている。
また、今回アルバム制作に携わったプロデューサー兼ミキサーである、Jørgen Træen氏(Jaga Jazzist/Sondre Lerche/Susanne Sundfør)は彼らのそれまでに聞かれなかった全く新しい音楽的要素を持たらしたと言えよう。それまでの作品にあったような独自のパンクサウンドが、より透明でクリーンなサウンドへと創り上げらているように、多くの点においてTræen氏は今回のニューアルバムをMoEが持つポップアルバムという仕上がりにした。コンポジションにより華を添え、ボーカル部分に更に深い空間を与えた新しいMoEの音楽はリスナーの耳にまるでやさしく囁きかけているように聴こえる。まさに本作品は全くあたらしい次元を音楽に持たらしている。
聴くしかない!
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北欧の
馬の目を射る
暗黒パワー
MoE - MA (Live)
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