A Challenge To Fate

私の好きな一風変わった音楽を中心に徒然に綴ったページです。地下文化好きな方は見てやって下さいm(_ _)m  

SONIC YOUTH x VOORDOMS@新木場STUDIO COAST

2007年04月21日 12時56分51秒 | 素晴らしき変態音楽
STUDIO COASTは初めてだったのだが、2階席やバルコニーもあって、外国にありそうなウ゛ェニューだった。オーディエンスは満員、男女比7:3くらい。見るからにVOORDOMSファンというトライバルな格好の男子も目立つ。
10分押しでVOORDOMSの始まり。ドラムが3台円形に並んでいて、右奥にはギターのネックが7本付いたバカでかいオブジェがセッティングしてある。ただのオブジェかと思ったらちゃんと演奏していた。ドラム3人と山塚アイ。ドラムのトライバルなビートに乗せてアイが叫び、サンプラーを鳴らし、ギターオブジェをスティックで叩き、客席へダイビングする。視覚的にも楽しめたし、始終鳴り響くドラムの響きにトランス状態。私は少し後ろのバルコニーで観ていたのだが、ステージ前の客席のモッシュはSONIC YOUTHを凌ぐほど凄かった。やはりVOORDOMSはCDで聴くよりもライヴを経験しないと十分に楽しめない。1時間ほどの桃源郷だった。
長いセットチェンジに続き、SONIC YOUTHが、長身のサーストンムーア、キムゴードン、スティーヴシェリー、ヘルプのベースのマーク、リーラナルドの順にステージに登場。キムもベースを弾くのでツインベースだ。こちらはさすが20年選手。適度にリラックスした感じでクールに演奏を始める。最新作「RATHER RIPPED」の曲を中心に2回のアンコールを含め90分の演奏。印象に残ったのはキムがヴォーカルを取る曲ではベースを置いて、跳ね回るように踊りながら歌う事。彼女今何歳だっけ?ココも大きくなっただろう。ママさんロッカーの鏡である。
彼らの演奏はノイズを奏でるにしてもどこかバランスを抑制しているようなところがあり、個人的にはそこがちょっと不満でもある。それでも観たくなるのはキムの弾けっぷりや、サーストンがアンコールで10秒くらい演奏した灰野敬二風の破天荒なノイズギターソロだったりする。
ライヴの凄さとしてはVOORDOMSに軍配があがったかもしれないが、楽しいステージだった。
また来た時には行ってしまうんだろうな。
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