A Challenge To Fate

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【若者たちへの讃歌】森山直太朗/灰野敬二/西城秀樹/ザ・フー/クリムゾン/アシッド・マザーズ他

2014年08月14日 00時35分06秒 | 妄想狂の独り言


わかもの【若者】

年の若い人。青年。わこうど。

【類語】ティーンエイジャー ティーンエージャー ティーン 兄ちゃん バック ヤング ユース 兄さん 奴さん 若い者 若い衆 若年者 青二才 青少年 丁壮 十代 和郎 壮丁 少年 年若 弱年 若人 若年 若男 若衆 野郎 青年

【英語】young man [fellow, person]; lad; youth; young; young folks; junior; kid; sprout; youngster; younker

類似用例
【青年】…もはや子どもではなく,しかもいまだ大人ではない人間の存在形態を広く指す。若者ともいう。どの年齢層をもって青年と呼ぶかは,時代と文化によって著しく異なる。…

【若衆】…若い衆,若者,若,若連,若勢,二才(にせ)ともよばれ,15歳前後から妻帯時までの男性を指す用語。若衆組に参加すると,若者宿に入って序列を相互に確認し合い,一定期間集団生活を体験し,地域共同体の生活に必要な事柄を習得する。…

【若者組】わかものぐみ 村落ごとに組織されていた青年男子の集団。多くは、15、6歳ごろに加入し、結婚とともに脱退する。若者宿を本拠とし、村落の警備・消防・祭礼・労働奉仕などに当たった。若衆組。若者仲間。→娘組(むすめぐみ)・でんぱ組(でんぱぐみ)

●灰野敬二『哀秘謡ライヴ』


灰野敬二が90年代後半に始めた「哀秘謡」は童謡や歌謡曲を歌詞をそのままに、まったく異なるメロディと演奏で歌うユニットだった。灰野(vo,g)、川口雅巳(b)、高橋幾郎(ds)のトリオ編成で98年にスタジオ盤、2000年にライヴ盤をリリース。それ以降も灰野はソロやセッションで方法論としての哀秘謡を実践する。1st CDの帯に「日本において、ロックとはこのようにして始まるべきだった」と書かれている通り、そもそも外国音楽のコピーで始まった日本のロックを原点から見直し、流行歌の本質を解体し、紛い物ではない日本のロック表現を明らかにする試みである。同様に昨年末にスタートした「Hardy Soul」は英語のR&B/ソウルを素材にロックのあるべき形を顕在化するバンドといえる。そのことは英訳した哀秘謡レパートリーを演奏することで明らかである。

2nd CDにライヴ・ヴァージョンが収録されたブロードサイド・フォーの「若者たち」は哀秘謡の重要なレパートリーのひとつ。現在に至るまで灰野が歌い継ぐ理由は、新たな旅立ちの先に待ち受ける希望と不安が、時代や年代を問わず全ての人間に共通する挑戦への心構えだからであろうか。
Plan B 灰野敬二トーク・エッセー

●森山直太朗「若者たち」
テレビドラマの主題歌として森山直太朗が朗々と歌うヴァージョンは、クソッタレな世界でこんな真っ直ぐな歌を歌える歓びを噛み締めるには最適のサンプルと言えよう。




●ブロードサイド・フォー「若者たち」


オリジナルは1966年にフォークグループが放った同名ドラマの主題歌。歌声喫茶や学園祭で肩を組んで歌うのに最適な合唱曲。




●サニーデイ・サービス「若者たち」


ボーカル、ギターの曽我部恵一を中心として1992年に結成された3人組ロックバンドの95年の1stアルバムのタイトルトラック。70年代日本語ロックにオマージュしたスタイルは、渋谷系流れで人気を集めた。




●GOING STEADY「若者たち」


1996年に結成された4人組パンクバンドの実質的なラストシングル(2002)。青春パンクの一翼を担った彼らは解散後銀杏ボーイズを結成、より広い土俵で人気を得る。当時オレ的にはメロコアを完全無視していたが、最近のオルタナダンスJ-ROCKよりもずっとストレートに心に刺さる。再評価したい。




●腐男塾「同じ時代に生まれた若者たち」


お笑い芸人はなわのプロデュースで2006年にデビューしたアイドルグループ中野風女シスターズの男装ユニット。2010年のシングル曲。男の友情を歌った世界はBLファンに絶賛された。翌年から「風男塾」と名前を変えて人気を高める。




●エリック・バードンとアニマルズ『野性の若者たち』


1963年に英国ニューキャッスルで結成されたアニマルズが66年に解散した後、リーダーのエリック・バードンがサンフランシスコに移り結成したのがエリック・バードンとアニマルズ。67年モンタレーポップに出演しジェファーソン・エアプレインやグレイトフル・デッドと並ぶサイケデリック・ロックの旗手となる。




●モット・ザ・フープル『すべての若き野郎ども』


1969年英国でデビューしたロック・バンド。ライヴが好評だったが商業的に振るわず失意の頃にデヴィッド・ボウイがプロデュースを申し出て制作した『すべての若き野郎ども(All The Young Dudes)』で一花咲かせた。リーダーのイアン・ハンターは来年1月初来日公演決定。

 
イアン・ハンターが初来日、2015年1月に東京3公演を開催

●西城秀樹「YOUNG MAN(Y.M.C.A.)」


1972年デビューのヒデキ最大のヒット曲となった79年の28thシングル。オリジナルはアメリカのディスコグループ、ヴィレッジ・ピープル。Y,M,C,Aを身体で表す「日本音楽史上初の観客参加型の楽曲」と言われており、世代を超えた支持を集めた。




●ザ・フー「ヤング・マン・ブルース」


モーズ・アリソン作のブルース・ナンバーをザ・フーらしいハードロックにアレンジした、ライヴの定番曲。「昔は若者はわがもの顔で歩いていて、大人は後ず去ったものだ。」という歌詞が「歳喰う前に死んでしまいたい」(マイ・ジェネレーション)に通じる。




●コレクティヴ・ソウル「スマッシング・ヤング・ マン」


1994年ジョージア州アトランタ出身のオルタナロック・バンドの95年の3rdシングル。全米ロックチャート9位。グランジ全盛期にソウルフルな歌とスケールの大きいギターサウンドが新鮮だった。




●マニック・ストリート・プリーチャーズ「ポストカーズ・フロム・ア・ヤング・マン」


英国ウェールズで1986年にジェームス・ディーン・ブラッドフィールドを中心に結成、1992年デビューしたロックバンド。ブリットポップ・ブームで脚光を浴びたが、絶頂期の95年にメンバーのリッチー・ジェームスが失踪、行方不明になりゴシップ欄を賑わす。解散せずに活動を続け、2010年にリリースした10thアルバムが『Postcards from a Young Man(若者からの手紙)』。




●キング・クリムゾン『新世代への啓示』


原題「Young Persons Guide To King Crimson』。哲学入門書のタイトルのパクリ。クリムゾン入門と謳っておきながら「21世紀の精神異常者」が入っていないのは、『クリムゾン・キングの宮殿』を買わせる為の策略かも。日本盤LPはモノクロ写真ブックレット付で嬉しい。




●アシッド・マザーズ・テンプル『新世代への啓示』


で、クリムゾンをパクったのが日本が誇るサイケヘッズ「酸母寺院」。毎回演奏が異なるインプロ精神旺盛なバンドだからベスト盤とは言えないが、CD3枚3.5時間に亘るサイケトリップの後には信者となること間違いなし。




●ヤング・フレッシュ・フェローズ「アップデート」


1982年にシアトルで結成された「若くて新鮮な奴ら」。パワーポップの原点と呼ばれる陽気なギターロッックは、大ヒットはないが、グランジやオルタナに大きな影響を与えた。



この時代
怒れる若者
集まった

「怒れる若者たち(Angry Young Men)」とはイギリスの劇作家ジョン・オズボーンの戯曲《怒りをこめてふり返れ(Look Back In Anger)》(1956)から生まれた言葉で,既成秩序に不満をもち,旧来の価値観を受け入れようとしない反体制的な青年を指す。作家ではほかに、コリン=ウィルソンやアラン=シリトーらがいる。

●オアシス「ドント・ルック・バック・イン・アンガー」


1991年英国マンチェスターでギャラガー兄弟中心に結成されたオアシスはブリットポップの代表格と呼ばれたが、2009年の解散まで英国ロックを象徴する人気バンドとして君臨した。特に1995年の2ndアルバム『モーニング・グローリー』からのこのシングル曲は、新時代のイギリス国歌と呼べる程の人気ナンバー。



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