ネクロ魔ヨーロッパツアーから始まった7月は、推しの女子たちがそれぞれ進化/変化を遂げた激動の季節だった。その豹変ぶりを感じるには現場に赴き、自分の目耳口鼻心で直に触れる(物理的な接触含む)のが一番。どんなコミ障でも生きている限り人との関わり合いを避ける訳にはいかないとしたら、好きな相手と共に過ごす時間を充実させたいもの。そんな人生訓を座右の銘に過ごした”LIVE IS MY LIFE”の日々を不特定多数の人の目に晒す歓びは、猥褻物公然陳列罪に抵触せずに痴的快感を得るオルタナティヴな方法論と言えるだろう。そしてそれは”我が人生迷い無し”とはほど遠いオレの心の垢と葛藤を浄化する精神療法-psychotherapy-でもあるのだ。
7月14日(金)
【帰って来たNECRONOMIDOL - 西洋からの発表会 -】@新宿MARZ
op19:00/st19:30
前売 2000円+1D/当日 2500円+1D
出演 NECRONOMIDOL
ゲスト&司会 電影と少年CQ
・長尺ライブ/ツアートーク/ヨーロッパでのチェキ販売
イタリア、イギリス、フランス三ヶ国5公演を成功裏に終え無事帰国したネクロ魔の報告会を兼ねたライヴ。2週間ぶりの再会に逸る気持ちをひと回り成長したメンバーが癒してくれた。
●電影と少年CQ
観るのは三度目になる男女寸劇ユニット。ネクロ魔ヨーロッパツアーをネタにした演出に愛を感じた。その後のトークショーの司会も担当。行方不明のネコは帰ってきたのだろうか。
●NECRONOMIDOL
撮影で訪れたパリの廃線トンネルでのホラー体験をはじめ、各メンバーの感想やエピソードも面白かったが、ロンドンで生まれ、ヨーロッパに修学旅行で訪れたという今泉怜ちゃんのセレブな素顔に驚いた。
日本でのライヴはメンバーにとっても2週間ぶり。久々にまともなコールを聴いた、という瑳里ちゃんの感想に納得。パワー増し増しのパフォーマンスにツアーで得た大きな自信が溢れている。
7月15日(土)
【フィロソフィーのダンス3ndワンマンライブ『Do The Strand VOL3』】@新宿BLAZE
OPEN/START 14:30 / 15:00
ADV./DOOR ¥3,500(税込) / ¥4,000(税込)
LINE UP フィロソフィーのダンス
デビュー時から観て来たフィロのスの成長のスピードは驚異的。「楽曲派」とひとくくりにされることを拒むように畳み掛けるパフォーマンスのスピードこそ”哲学のダンス"ストランドを踊る偶像破壊者の醍醐味であろう。
【Maison book girl「412」リリースイベント】@タワーレコード新宿
メジャー ・セカンドシングル『412』リリースイベント。現音ポップという呼び名は死語、今はニューエイジ・ポップ・ユニットと称する。しかしブレイクと呼ぶには余りに空白な「rooms」の無音パートでの、呼吸や足踏みの音はジョン・ケージのチャンス・オペレーションに通じる。
7月17日(月・祝)
【new encounters vol.37】@渋谷Milkyway
OPEN / START10:00 10:30
ADV / DAY ¥2,500 / ¥3,000 (+1D ORDER)
CAST:uijin/NEVE SLIDE DOWN/偶想Drop/劇場版ゴキゲン帝国/Pimm`s/Checkmate/Living Dead I Dolls/PiGU/ビグルモア
地下アイドルのメッカ渋谷ミルキーウェイには何度通ったことだろう。いつ来ても納得の出し物とレーザー光線の演出で益々楽しさが加速するばかり。
●劇場版ゴキゲン帝国
「劇場版」があるからには「映画版」や「スタジオ版」もあるのでは?と勘違いするほど多種多彩な見せ物ユニット・ゴキ帝気になっていたメンバーが卒業してしまい残念な思いもあるが、バカバカしいほどあっけらかんとした歌と踊りと寸劇は、アイドル界のスラップスティックとして君臨する。
●NEVE SLIDE DOWN
数ヶ月前にネクロ魔の対バンで観た大阪のPassCodeの妹グループ。ラップとロックが融合したサウンドは、激しくエモいぶち上げソング。ブロンドヘアのALISAの輝きに吸い込まれるように、気がついたら最前列で腕を振っていた。ALISAとの初接触は意外にクールな対応が新鮮だった。
●偶想Drop
新メンバーになった偶ドロを初めて観たのがミルキーウェイだった。激しすぎる最前の客の頭越しに見えた都子の赤い髪に何かを感じたが、まさかこれほど激推しになるとは夢にも思わなかった。なんて感傷に浸る隙もなくぶちあげ続ける熱血ヲタの真髄を見た。
【amiinA×TOKYO FM presents 「Arch Delta Tour”Trident”」】@新宿BLAZE
15:00 OPEN / 16:00 START
前売り3,800円 当日4,300円(+1Drink)
Maison book girl/アイドルネッサンス/amiinA
月曜朝から激しい現場を回して今月二回目の新宿ブレイズ。フィロのスの時には遠慮もあって後方から眺めたが、主現場に近いノリなので、ぐいぐい前方へ進み、ブクガの時は2〜3列目。コショージが横分けで大人っぽい。インスト曲も含むブリッツワンマンライヴを再現するステージに魂を抜かれた。
十代半ばのメンバーふたりは幼過ぎて推せないが、音楽的にはドンピシャリなamiinA(アミーナ)。ブクガやヤナミューを凌駕するほどの音への拘りが、そこらのJ-ROCKよりも数千倍ロックらしい。パフォーマンスを観るとライオン・キングを思いだす。
7月20日(木)
【Borderless-漆黒-】@月見ル君想フ
op18:30/st19:00
前売り¥2500/当日¥3000(+1d¥600)
<出演>VMO/NECRONOMIDOL※バンドセット
●VMO
白塗り&ストロボライトでショック死させるダークメタルバンド。暴動のようなステージングは大部分がストロボ照明の仕業。悪魔払いの真似事まで飛出す破天荒なやりたい放題は、確かにViolent Magic Orchestraの名前に相応しい。
●NECRONOMIDOL
ヨーロッパ帰国後初のネクロ魔本格的国内ライヴ。月見ルのステージがこれほど様になるユニットもいないだろう。5人それぞれの意識の高さは、観る者に魔法を賭ける玉手箱。
7月22日(土)
【偶想Drop~零生誕LIVE~『ヲタクをどつけ金属バット』】@新宿HOLIDAY
OPEN 16:00/START 16:30
ADV¥3,000/DOOR¥3,500(Drink代別)
偶想Drop/Malcolm Mask McLaren/十四代目トイレの花子さん/てのひらえる/君と僕ときどきメランコリック/川上紗弥&小南光(from Aphrodite)
●十四代目トイレの花子さん
噂には聞いていた十四代目トイレの花子さんを初体験。ライヴは割と普通だな、と思ったが最後にフロアに小麦粉やマヨネーズを巻き散らす大暴走。終わった後ヲタクが総出で掃除するのが面白かった。
●君と僕ときどきメランコリック
久しぶりに観た旗振りアイドル。新体制になり人数が増えて演劇色が高まった。旗振り担当メンバーのキュートさが光る。
●Malcolm Mask McLaren
四人組の新体制になったMMMを初体験。新メンバーkanaとmomoも曲に馴染み、見事なダンスが華やか。ストレートなメロコアサウンドは現体制になって新たな次元に突入した。推しが一気に4人に増えた。
●偶想Drop
最強パンクス零ちゃんの生誕ライヴ。白い生誕Tシャツ姿のメンバーが初々しい。ステージ客席一体になったパフォーマンスは翌日のワンマンライヴへの序章であった。
7月23日(日)
【『限りなく反射的に絶頂♀』〜偶想DropワンマンLIVE〜】@Zepp Tokyo
開場:17:00 ⁄ 開演:18:00
料金:¥ 3,000 ⁄ 1Fスタンディング
偶想Drop
⇒【Entertainment Through Pain】偶想Drop@Zepp Tokyo 2017.7.23 sun
7月25日(火)
【コラソンウェイ vol.23 Supported by駿河屋】@渋谷Milkyway
18:30/19:00
前売3,000円+1D/当日3,500円+1D
RHYMEBERRY/藤田恵名/敦貴、望優、遥城 from α-X’s(アクロス)/NECRONOMIDOL/中野杏/有楽町ベンチーズ(宮田翔子 茂家瑞希 日里麻美 宮脇静香 御崎かれん)/Jam9
偶ドロZeppのエモさで感傷的になったが<人生は続く>と言うことで聖地ミルキーウェイ詣での気分。今一番脱げるアイドル=藤田恵名や、新メンバーが加わり4人になったライムベリー、TV「ショーアップナイター」出身の野球応援アイドル・有楽町ベンチーズ他どれも楽しく、この現場の魅力に惚れボレする。
●NECRONOMIDOL
ネクロ魔も昨年定期公演を開催していたミルキーウェイならでは、芸術的である一方でアイドルの楽しさに溢れたパフォーマンスの完成度に溺れてしまった。瑳里ちゃん玲ちゃんとチェキ接触。
7月28日(金)
【TOWER RECORDSアリオ川口店主催 合同リリース・イベント”Waves”】@西川口Hearts
18:30 OPEN / 19:20 START
入場フリー(入場時に2Drink代1,000円要)
【出演者】amiinA, ヤなことそっとミュート
音にこだわるアイドル二組合同無銭イベント。埼玉県川口は初めてだが、新宿から30分で行ける便利さが嬉しい。
●ヤなことそっとミュート
超満員だが前から3列目をキープ。偶ドロならモッシュの嵐に数分で離脱するところだが、ヤナミューは比較的じっくり観れた。新曲「Any」を初披露、終始笑顔のメンバー(特になでしこ)が明るいオーラを染める。
●amiinA
こちらも安定印のパフォーマンスに感嘆。観客も一緒に歌えるシンガロングが嬉しい。
7月31日(月)
【〜偶想Drop定期公演 偶想の素〜】@目黒鹿鳴館
開場18:45開演19:30
¥900/+(D別) ※今日で無料券使用が終了となります.宜しくお願い致します。
Zeppが終わって解散へと歩を進める偶ドロの最後の定期公演。多くの観客が集まった。鹿鳴館が最も似合うアイドル・偶ドロのライヴが観れなくなるなんて信じられないが、交流会での話の端々に無常観が覗く気がしたのは気のせいだろうか。
いつまでも
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