A Challenge To Fate

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灰野敬二@FOD『PARK』ライヴ映像+インタビュー映像、公開中!

2018年11月20日 02時02分21秒 | 灰野敬二さんのこと


フジテレビが運営する動画配信サービスFOD(フジテレビオンデマンド)の音楽番組『PARK』で「灰野敬二」特集番組のが配信がスタートした。ライヴ映像とインタビュー映像の2本立て。

#64 -LIVE- 灰野敬二
-LIVE- ▼ 1:ギターセッション 2:パーカッションセッション 灰野敬二 時間:44分

#65 -TALK- 灰野敬二
-TALK- 灰野敬二 インタビュアー:松永良平 時間:31分
配信期間:~2019年11月17日 23時59分



LIVE映像前半はギター&ヴォーカル・ソロ。PARKの文字が浮かび上がる広いステージの正面に独り立つ灰野の姿は、メインストリームもアンダーグラウンドも関係なくロックのカッコ良さを体現している。カポタストを二つ付けたSGのクリアトーンの爪弾きに深いリヴァーブがかかったヴォーカル。最もシンプルな灰野のソロ形態と言える。ピース・スタジオの中村宗一郎が音響アドバイザーを務めただけあり、激しいディストーションも歪むことなくクリアかつダイレクトに聴こえてくる。歌詞は最近海外からリリースした数枚のアルバムタイトルを引用しつつ、道徳的概念(インタビュー参照)を吹き込ませた文学性豊かな内容。



後半はパーカッション・ソロ。ステージ下の木製フロアで行われた一続きのパフォーマンスを収録。ギターの時と打って変わって、西洋の美術館か教会のような神聖なムードが漂う。タンバリン、シンバル等に加え、エナジーチャイム、ウォーターフォン、さらにポリゴノーラといった灰野のライヴではお馴染みの楽器が飛出す。特にポリゴナーラの演奏がこれほどはっきりと映し出された映像は初めて。秀逸な録音と相俟ってこの不思議な楽器の魅力の虜になる。インタビューで語られるポリゴノーラの制作の裏話にも注目。



有料コンテンツなので月額888円(税抜)の会員登録が必要だが、映像・音響・演奏内容・インタビューが秀逸な番組なので決して高くない。PARKには若手に交じって遠藤賢司、友部正人、向井秀徳、あがた森魚、少年ナイフ、The ピーズ、ムーンライダーズなど通好みのアーティストが出演していて貴重である。

■FODオリジナル音楽番組『PARK』
2018年11月18日(日)20時00分から
最新作「灰野敬二」配信

☆『PARK』公式サイト
http://park.mu/

☆FOD『PARK』配信ページ
http://fod.fujitv.co.jp/s/genre/music/ser0130/
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