クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

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07-02 No.22-2

2007年02月26日 19時16分27秒 | Weblog
<VENEZIA>
CDVE04265 4枚組 \2700
ハチャトゥリアン:交響曲全集 他
ハチャトゥリアン
(1)幸福のオード
アレクサンドル・メリク=パシャエフ指揮ボリショイ歌劇場管弦楽団 1958年
(2)交響曲第1番 ホ短調
アレクサンドル・ガウク指揮モスクワ放送交響楽団 1959年
(3)交響曲第2番 イ短調 「鐘」
アラム・ハチャトゥリアン指揮ソビエト国立交響楽団 1977年
(4)交響曲第3番 ハ長調 「交響詩曲」
キリル・コンドラシン指揮モスクワ・フィル 1969年
(5)ヴァイオリン協奏曲 ダヴィド・オイストラフ(Vn)
アラム・ハチャトゥリアン指揮ソビエト全同盟RTV大交響楽団 1965年
(6)ピアノ協奏曲 ヤコブ・フリエール(Pf)
キリル・コンドラシン指揮モスクワ・フィル 1963年
(7)チェロ協奏曲 スヴャトスラフ・クヌシェヴィツキー(Vc)
アレクサンドル・ガウク指揮ソビエト国立交響楽団 1947年
(8)劇付随音楽「仮面舞踏会」
アラム・ハチャトゥリアン指揮モスクワ放送交響楽団 1969年
(5)(7)は献呈されたソリストによる演奏(初演ではありません)
※録音年代がまちまちで、ステレオ・モノラルが混在しており全体としての統
一感はありませんが、それぞれ当時を代表する名演奏の数々で充実感あるアル
バムです。

CDVE04269 \1350
スヴェトラーノフ指揮メロディーVol.2
(1)アルビノーニ:アダージョ
(2)バッハ:管弦楽組曲第3番から「アリア」
(3)グルック:メロディ(「精霊の踊り」より)
(4)グリーグ:「ペール・ギュント」第1組曲から「オーゼの死」
(5)ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」から第2楽章
(6)ワーグナー:楽劇「神々の黄昏」から「ジークフリートの葬送行進曲」
(7)ブルックナー:交響曲第9番から第3楽章
エフゲニー・スヴェトラーノフ指揮ロシア国立交響楽団 1998年ステレオ録音
以前「哀~Sorrow」というタイトルで発売があったものと同等のアルバムです。




<QERSTAND>
VKJK0617 \1680
「ザクセンのオルガン第2集-ライプツィヒ、メッケルンのメンデルスゾーン
・オルガン」
メンデルスゾーン:
前奏曲とフーガハ短調/オルガン・ソナタイ長調op. 65-3/
ラインベルガー(1839-1901):
オルガン・ソナタニ短調op.148からカンティレーナ/
ジョルト・ガールドニュイ(1946-):モーツァルト変容/
ジャン・ラングレ(1907-1991):
3つのグレゴリオ聖歌のパラフレーズop. 3から第3番感謝の賛歌「テ・デウム」
J.S.バッハ:
「フーガの技法」から対位法第11番/様々な手法による18のライプツィヒ・コ
ラール集から「いと高きにある神にのみ栄光あれBWV662」「われは神より離れ
ずBWV658」「今ぞすべての人よ神に感謝せよBWV657」/前奏曲とフーガホ短調
BWV548
ホルム・フォーゲル(Org)
2006年8月録音
使用されているオルガンは、1766年ライプツィヒの教会のためにシュヴァイネ
フライシが建造し、1901年、ライプツィヒの西方にある都市メッケルンの教会
に移され、更に2004年に改修されました。 ハンガリーの作曲家ガールドニュ
イの「モーツァルト変容」は、モーツァルトのピアノ・ソナタニ長調K. 576
第3楽章の主題に基づく、ジャズの要素の混じった陽気な作品です。フランス
のラングレはオルガン作品と即興演奏で世界的な評価を得ています。
盲目のオルガン奏者フォーゲルは1939年マイニンゲンで生まれ、ライプツィヒ
の音楽演劇大学で学んだ後、ヴァルヒャに師事しました。1968年からライプ
ツィヒの教会で、2000年からは同地のメッケルンの復活教会で教会音楽家とし
て働いています。

VKJK0619 2枚組 \3360
ライオネル・ファイニンガー(1871-1956):「オルガンのためのフーガ集」
ファイニンガー:
フーガ第4番イ短調/第6番ハ長調/第7番ロ短調「父の思い出に」/第9番ホ短調
/第10番イ短調/第11番変ホ短調/第12番「アハシュエロス」ト短調/
第13番ニ長調/
ハンス・ブレンナー((1892-1978):キリストは死の絆につかせたまえり/
クルト・ディートマー・リヒター(1931-):パッサカリアの形式による結晶
マティアス・ドライスィヒ、フランク・ディトマー、
アンドレアス・マルクヴァルト、バルバラ・フォン・ベルク、
ヨアヒム・ダリッツ、(Org)他
ファイニンガーはドイツ系アメリカ人。音楽家を両親としてにニューヨークで
生まれ、ライプツィヒ音楽院で学ぶために乗った船の中で、突然画家になるこ
とに決め、その後ドイツの代表的な画家として活動しましたが、ナチスに「退
廃芸術家」とされたため、1937年ニューヨークに戻りました。ファイニンガー
はバッハのフーガの多層的構造を好み、それを自分の絵画の構成に用いようと
しました。これらは生前は「補足的作品」と見なされて少数しか演奏されなか
ったため、このCDのほとんどは世界初録音です。
ブレンナーは歌劇、管弦楽曲、室内楽曲、オルガン曲などを作曲し、現代歌劇
の指揮をするほか、「結晶」を含め、ファイニンガーの絵画に刺激された作品
を書いています。

VKJK0620 \1680
「バロック・マンドリンとリュートのための音楽」
ヘンデル:ソナタト短調HWV452/
ダリオ・カステッロ(17世紀):ソプラノ楽器独奏の為の3つのソナタ-第1番
マラン・マレ:マレ風のソナタ
D.スカルラッティ:ソナタ第5番ト長調K. 91
J.S.バッハ:フランス組曲第3番ロ短調BWV814
ジョコンド二重奏団
【カテリーナ・リヒテンベルク(マンドリン、Lute)、ミルコ・シュラーダー
(Lute)】
1997年6-9月録音
ここに収録された5曲のうち、ヘンデルとスカルラッティの作品はチェンバロ
用で、他は楽器が指定されていません。カステッロは、イタリアの初期バロッ
ク音楽の作曲家。「マレ風のソナタ」は3曲から成る「音階および様々な合奏
の小品」の第2曲です。スカルラッのK. 91には「マンドリンとチェンバロのた
めのソナタ」という題がつけられ、緩急緩急の教会ソナタの形式によっていま
す。 ソフィアで生まれたリヒテンブルクと1964年生まれのシュラーダーはケ
ルン音楽アカデミーで出会い、1991年にジョコンド二重奏団を結成しました。
様々な国内・国際コンクールで優勝し、日本を含む世界各地で演奏しています。

VKJK0621 \1680
「マンドリンとギター又はリュートのためのソナタ集」
クリストフォロ・シニョレッリ(1731-1815):
バロック・マンドリンとリュートのためのソナタト長調
アッバーテ・ラニエリ・カッポーニ(18世紀):
バロック・マンドリンとリュートのためのソナタ第8番
ジャン・フランチェスコ・ディ・マーヨ(1732-1770):
ナポリ型マンドリンとギターのためのソナタヘ長調
ガブリエレ・レオーネ(1725-1790頃):
ナポリ型マンドリンとギターのためのソナタハ長調
ラファエレ・カラーチェ(1863-1934):
ロマンティック・マンドリンとギターのための協奏曲第1番op. 113
ジョコンド二重奏団【カテリーナ・リヒテンベルク(マンドリン、Lute)、
ミルコ・シュラーダー(Lute)】
1994年9月録音
ナポリは18世紀ヨーロッパで音楽の最大の中心地の一つで、有名な作曲家たち
が集まりました。マンドリンはナポリの人々に特に好まれ、18世紀イタリアの
室内楽曲や歌劇のアリアの伴奏にしばしば用いられました。17世紀から18世紀
中ごろまで用いられたバロック・マンドリンは、リュートと同じ構造で、6対
のガット弦が張られていました。18世紀中ごろから、4対の弦をヴァイオリン
と同様に調弦したナポリ型マンドリンを音楽家たちは好むようになりました。
ここに収録されているのは皆ナポリの作曲家の作品で、バロックからロマン派
までのマンドリン作品を概観することができます。

VKJK0622 \1680
「マンドリンとギターのためのアメリカ音楽」
スティーヴン・ファンク・ピアソン(1952-):山の荒地
ガーシュウィン:3つの前奏曲
ウィル・エイトン(1948-):マンドリンとギターのための3楽章
ブライアン・イスラエル(1951-1986):
マンドリンとギターのためのソナティネッタ
ダニエル・ピンカム(1923-):序奏、夜想曲とロンド
ポール・ミッチェル=ダヴィドソン(1946-):ロンド
デーヴ・ブルーベック(1920-):3つは仲間/それはラグタイムのようなワルツ
ジョコンド二重奏団【カテリーナ・リヒテンベルク(マンドリン、Lute)、
ミルコ・シュラーダー(Lute)】
1996年3月録音
アメリカ音楽の特徴の一つは、クラシック音楽とポピュラー音楽の境界が流動
的なことでしょう。ピアソンはギター演奏のコンクールにも入賞していて、
「山の荒地」にはジャズやポピュラー音楽の和声とのつながりを示しています。
エイトンは古楽に関心を持ち、「マンドリン・フェスティヴァル」コンクール
で2位を受賞した「3楽章」もバロック音楽の痕跡を示しています。「ソナティ
ネッタ」は同コンクールで1位となりました。ピンカムはピストン、コープラ
ンド、バーバー、オネゲルに学び、伝統的な音楽も電子音楽などの革新的な音
楽も作曲しています。ブルーベックはミヨーとシェーンベルクに学びましたが、
20世紀の最も重要なジャズ・ピアニストの一人でもあります。1955年結成した
「デーヴ・ブルーベック・カルテット」は最も有名なジャズ楽団の一つとなり
ました。

VKJK0633 2枚組 \1680
シューマン:
ヴァイオリン協奏曲ニ短調/チェロ協奏曲イ短調op. 129
ピアノ協奏曲イ短調op. 54
ハルトムート・シル(Vn)、
ロディン=ゲオルゲ・モルドヴァン(Vc)、
アレクサンダー・マイネル(P)、
高橋直史指揮
アウエ・エルツゲビルゲ・フィル
2006年10月ライヴ録音
シューマンの3つの協奏曲を一度に演奏するという珍しい演奏会は、シューマ
ンの没後150年を記念して行われました。シルは1971年ライプツィヒで生まれ、
1995年国際モーツァルト・コンクールに入賞し、1997年からローベルト・シュ
ーマン・フィルの第1コンサート・マスターとローベルト・シューマン四重奏
団の第1ヴァイオリン奏者を務めています。モルドヴァンは1964年ルーマニア
で生まれ、パレルモとパルマのオーケストラのチェロ奏者を務めた後、1993年
ライプツィヒ・MDR中部ドイツ放送交響楽団の主席チェロ奏者になりました。
マイネルはハレ出身で、ライプツィヒ音楽演劇大学とジュリアード音楽院で学
び、同大学とハレのルター大学で教えています。高橋直史は1973年に生まれ、
東京芸術大学で遠藤雅古、若杉弘に師事し、ミュンヘン音楽演劇大学やメータ、
ツァグロセク、ゲルギエフのマスター・クラスで学びました。ブランデンブル
ク劇場、オスナブリュック市立劇場の指揮者を経て、2004年からエルツゲビル
ゲ劇場と管弦楽団を指揮し、2006年音楽監督となりました。1998年に新日本
フィル、2006年に読売日本交響楽団を指揮し、2008年には名古屋フィルを指揮
する予定です。





<NMC>
NMC D112 \1980
「ブリテン:映画音楽集」
夜間郵便列車(1935-36)、持参金/ロッシーニ組曲(1935)、
王の紋章(1935)、黒人(1935)、海への道(1936)、電報(1935)、
大英帝国の平和(1936)、メーターの背後の男たち(1936)、
炭鉱夫の顔(1935)、君が愛を示そうとしている時に(1935)
マーティン・ブラビンス(指揮)
バーミンガム現代音楽グループ、バーミンガム市響合唱団、
バーミンガム・キング・エドワード学校合唱団
サイモン・ラッセル・ビール(語り)、メアリー・カリュー(S)、
録音:2006年
ブリテンはいくつか映画音楽を手がけているが、全て記録映画、教育用映画の
ためのもので劇映画のためのサントラではない。彼は生活のために勤めたイギ
リス郵政局映画部で後にイギリスの大詩人となるW.H.オーデンと出会い深い影
響を受けることになる。それから二人で協力して映画を制作し音楽を作曲した
(夜間郵便列車、炭鉱夫の顔)。作曲家としての地位が確立してから後は映画の
仕事から離れるが、後にイギリス文部省の依頼でつけた教育映画「オーケスト
ラの楽器」の音楽が後に「青少年のための管弦楽入門」になるなど、ブリテン
にとって映画音楽は縁の深い分野であったようだ。

NMC D116 \1980
「デイヴィッド・ソウアー(1961b):管弦楽曲集」
(1)引き出し、(2)交響組曲「朝から真夜中まで」、
(3)水の記憶、(4)最も幸せな主役
(1)スザンナ・マルッキ(指揮)
(2)-(4)マーティン・ブラビンス(指揮)
(1)(3)バーミンガム現代音楽グループ、
(2)(4)BBC交響楽団
録音:2006年
ソワーはカーゲルに作曲を師事していることから前衛的なシアター・ピースか
と思いきやジョン・アダムスかと思わせるエンターテイメント性の強い音楽。
映画音楽的なところがあって楽しめる。指揮は注目の女性指揮者スザンナ・マ
ルッキとイギリスものには定評のあるマーティン・ブラビンス。

NMC D129 \1980
デイヴィッド・ブレイク(1936b):
(1)ヴァイオリン協奏曲
(2)クリシュナ賞賛
(1)アイオナ・ブラウン(Vn)
ノーマン・デル・マー指揮フィルハーモニア管弦楽団
(2)テレサ・カヒル(Sop)
デイヴィッド・ブレイク指揮ノーザン・シンフォニア
録音:1979年(ARGOレーベルで出ていたものの再発売)
ブレイクはハンス・アイスラーに師事したこともあるイギリスのベテラン。
ヴァイオリン協奏曲はベルクの影響を感じさせる佳作で、途中、ヴィエニャフ
スキかと思わせるロマン派の香りが折衷的に現われる。イギリス音楽の普及に
生涯尽力したノーマン・デル・マーの知られざる録音。ヴァイオリンはアカデ
ミー室内管のコンマスとしても有名なアイオナ・ブラウンです。
「クリシュナ賞賛」もベルクの影響の濃い作品。こちらは作曲者自作自演。

NMC D130 \1980
アンソニー・ペイン(1936b):作品集
何もない風景、森の生活者、結び目と糸
エドワード・トーマスの詩、石と、
もの悲しい場所が歌う
ジェーン・マニング(Sop)
ロジャー・モントゴメリー指揮
ジェーンズ・ミンストレル(室内アンサンブル)
録音:2006年
アンソニー・ペインは未完だったエルガーの交響曲第3番を補筆・完成させた
ことで、一躍有名になった作曲家。ペインはイギリス近現代の作曲家たち、
つまりヴォーン・ウィリアムス、バックス、ラッブラ、ブリテンらの伝統を引
き継いだ、全体に曇り空のようなトーンを持つメランコリックな作品を作曲す
る。歌手のジェーン・マニングはペイン夫人、ジェーンズ・ミンストレルは作
曲家本人が組織した器楽アンサンブルでともに作品に深い理解を示している。




<ロンドン・シンフォニエッタ>
SINF CD4-2006 \1680
チャールズ・ウォリネン(1938b):
キクロプス2000-20人のプレーヤーのための
イゴール・ストラヴィンスキーのための聖遺物箱
オリヴァー・ナッセン指揮
ロンドン・シンフォニエッタ
録音:(2)1994/(1)2001年
好評のロンドン・シンフォニエッタ自主制作盤シリーズ最新盤。「イゴール・
ストラヴィンスキーのための聖遺物箱」はストラヴィンスキー未亡人より夫の
形見として手渡された未完の音楽の断片を素材として作曲されている。しかし
作風は完全にウォーリネンのものであり烈しいコントラストが生み出す緊張感
にあふれている。

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