クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

08-03 No.13-1

2008年03月13日 16時07分50秒 | Weblog
<ROYAL OPERA HOUSE HERITAGE SERIES>
ROHS 008 4枚組 \6200
ワーグナー:《ニュルンベルクのマイスタージンガー》
ジョン・トムリンソン(Br ザックス)
エスタ・ヴィンベルイ(T ワルター・フォン・シュトルツィング)
ナンシー・グスタフソン(S エファ)
カスリーン・ウィン・ロジャース(Ms マグダレーネ)
ヘルベルト・リッペルト(T ダーヴィット)
トーマス・アレン(Br ベックメッサー)
グウィン・ハウエル(Bs ポーグナー)

ベルナルト・ハイティンク(指)
コヴェントガーデン王立歌劇場管弦楽団,合唱団
録音:1997年7月7日
ついにこの録音が登場!ハイティンク指揮の「マイスタージンガー」のライヴ
です!ハイティンクは、1987年から2002年まで、コヴェントガーデン王立歌劇
場の音楽監督を務めていました。その任期中でも、語り草になるほど大評判だ
ったのが、この「マイスタージンガー」でした。ハイティンクの資質からして
「マイスタージンガー」が打ってつけなのは容易に想像がつくでしょう。明る
く柔らかく自然体でありながら、大らかな豊かさに溢れ、しかも説得力が強い。
さらにライヴならではの起伏や昂揚もあって、まさに「充実している」としか
言い様のない演奏です。幕切れ後の大喝采も当然の大名演。また、惜しくも
2002年に亡くなってしまった、スウェーデンの名テノール、エスタ・ヴィンベ
ルイの瑞々しいワルターが今となっては極めて貴重なワーグナー役の録音にな
ってしまいました。その他、トムリンソン、アレン、グスタフソン、リッペル
ト、ハウエルと、当時のロイヤル・オペラ最高の布陣です。録音も良好。

ROHS 009 2枚組 \3100
MONO
ヴェルディ:「仮面舞踏会」
エイミー・シュアード(S アメーリア)
ジョン・ヴィッカース(T グスターヴォ)
エットレ・バスティアニーニ(Br レナート)
レジーナ・レズニク(Ms ウルリカ)
ジョーン・カーライル(S オスカル)
マイケル・ラングドン(Bs ホーン)
デイヴィッド・ケリー(Bs リッビング)

エドワード・ダウンズ(指)
コヴェントガーデン王立歌劇場管弦楽団,合唱団
録音:1962年2月23,27日
なんと言っても、バスティアニーニのレナートが魅力です。バスティアニーニ
は英国とはあまり縁がなく、コヴェントガーデン王立歌劇場への出演はこれ一
回だけだったそうです。しかし、バスティアニーニのノーブルなレナートは、
英国の紳士たちをも唸らせたと伝えられています。録音の存在は知られていた
ものの、これが初出です。もう一つの魅力は、ヴィッカースがグスターヴォは
これが唯一の録音。シュアードは、1924年ロンドン生まれの純英国ソプラノ。
1950-60年代の英国を代表するドラマティック・ソプラノで、1968年にはバイ
ロイトでクンドリーを歌っています。

ROHS 010 2枚組 \3100
グルック:「アルセスト」
ジャネット・ベイカー(Ms アルセスト)
ロバート・ティアー(T アドメート)
ジョナサン・サマーズ(Br ヘラクレス)
モールドウィン・デイヴィス(T エヴァンドル)
ジョン・シャーリー=クワーク(Br 大祭司)
マシュー・ベスト(Br 預言者)
フィリップ・ジェリング(Bs 伝令官)

チャールズ・マッケラス(指)
コヴェントガーデン王立歌劇場管弦楽団,合唱団
録音:1981年12月12日
グルックのフランス語のオペラは、今でこそ人気がありますが、かつては上演
が非常に珍しいものでした。この1980年の上演では、ジャネット・ベイカーと
ロバート・ティアーという、1980年代のロイヤル・オペラを代表する名歌手が
共演、さらに知性派のマッケラスが指揮した、当時最先端の上演でした。ベイ
カーの気品ある歌は、四半世紀以上経った今聞いても実に感動的です。





<ALIUD>
ACDHA 008(SACD-Hybrid) \2250
「サルタレッロ」
ガスパロ・ザネッティ:
1 喜びのバス・ダンス/ガリアルダ、
2「イル・マタチーノ」/「ツォッパ」、
3「優美なるラウラ(大公のアリア)」[パヴァーナ/ガリアルダ/サルタレッ
ロ/カナリオ]、
4 パッソ・エ・メッツォ/サルタレッロ/リプレーザ、
5 イントラーダ、バレットと「カラヴァッツォ侯爵」のガリアルダ、
6「哀れなるリカルド」のサルタレッロ、
7「帝国」のサルタレッロ、
8「フラスカーダ」のサルタレッロ、
9「イル・ロマッツォ」のサルタレッロ、
10「亜麻の花」のサルタレッロ、
11「男爵」のサルタレッロ、
12「バタッリャ(戦争)」のサルタレッロ、
13パヴァニッリャ、
14「ラ・マントヴァーナ」、
15「キューピッドの通廊」/ガリアルダ/カナリオ、
16「帝国」のバス・ダンス/「ニンフ」のバス・ダンス、
17「美しきペドリーナ」、
18ベルガマスカ
サンティーノ・ガルシ(1542-1604):
19「ラ・ニンファルディーナ」、
20ガリアルダ、
21「ラ・リスフェルティーナ」のガリアルダ、
22ガリアルダ、
23コッレンタ、
24「ムッツァの小聖像」のガリアルダ
アンサンブル・ブラッチョ
録音:2005年11月14-17日オランダ、フリースランド州ヤウレ、メノ派(再洗礼
派)教会
ザネッティは17世紀前半のミラノで活躍したヴァイオリニスト。唯一の作品集
である「生徒-ヴァイオリンとその他の楽器の奏法を習得するための」(1645)
は、当時の運指法、運弓法など、ヴァイオリン属の技法を伝えています。ガル
シは16世紀後半パルマで活躍したリュート奏者。17世紀前半にも作品が知られ
ており、ザネッティの作品集に編曲された作品が3曲収録されています。
サルタレッロは早い動きと跳躍を特徴とする舞曲。特に有名な「大公のアリア」、
「美しきペドリーナ」など、17世紀前半の名曲の編曲や、その旋律を取り入れ
た作品からなるザネッティの曲集から、アンサンブル・ブラッチョは、当時の
躍動感あふれる雰囲気を見事に引き出しています。

ACDHN 017(SACD-Hybrid) \2250
「セポルクロ」
シュメルツァー:レクイエム
(1レクイエム・エテルナム/キリエ・エレイソン、2サンクトゥス/オザンナ
/ベネディクトゥス、3アニュス・デイ)、
4 フェルディナント3世の死によせる哀歌、
5 5声のためのソナタ第8番(宗教的・世俗的合奏曲集より)、
6-16「セポルクロ(愛情の濃さ)」、
17 5声のためのソナタ第7番(宗教的・世俗的合奏曲集より)、
18 4声のためのソナタ第10番(宗教的・世俗的合奏曲集より)
ヨーシー・リーアン(S)、エリーザベート・ドッビン(S)、
エルスベート・ゲルリトセン(A)、クーン・ファン・スターデ(T)、
ハンス・ショリング(Bs)、イル・コンチェルト・バロッコ
録音:2006年10月26-28日オランダ、ヘルダーランド州ワルンスフェルド、プロ
テスタント教会
17世紀後半、ハプスブルク宮廷で活躍したシュメルツァーは、ドイツの器楽曲
発展の流れの中で欠くことのできないヴァイオリニスト、作曲家。このアルバ
ムは、器楽曲の評価が高い彼には珍しい、声楽曲を主とした収録となっていま
す。彼の声楽曲は、皇帝一家のみの親密な雰囲気の中で演奏されたと思われ、
小編成の引き締まった構成が特徴です。
なお、表題となっている「セポルクロ」という語は、本来「埋葬地、墓地」を
意味しますが、17世紀後半のウィーンでは、キリストの受難を題材とし、聖週
間に演奏された、宗教的音楽劇の独特な形式を意味していました。

ACDHA 009(SACD-Hybrid) \2250
「テレマン組曲集」
テレマン:
組曲イ短調、コンチェルト ニ短調TWV43:d2、5声のための組曲TWV55:d6
イル・コンチェルト・バロッコ
録音:2005年10月6、10、11日オランダ、オーバーライセル州ウェールセロ、
司教区プロテスタント教会
クッサー、ムファットから始まり、テレマン、J.S.バッハで頂点を迎えた組曲
という曲種は、18世紀前半のドイツ・バロック音楽を特徴付けるものでした。
中でもテレマンの作品は華やかさに満ちており、楽器の使用法などにも他に見
られない工夫が施されています。例えば、1曲目の第2曲や第6曲の中間部にお
いて、通奏低音なしで、独奏フルートと2挺のヴァイオリンの伴奏だけで演奏
させ、また、3曲目において、組曲では通常ソロには使わないヴィオラ・ダ・
ガンバを独奏に用い、第1ヴァイオリンと重ねて響きを豊かにしています。


ACDHA 007(SACD-Hybrid) \2250
J.S.バッハ:
ソナタ ロ短調BWV1030、ソナタ ニ短調(原調:ハ短調)BWV1017、
ソナタ イ長調BWV1032、ソナタ ヘ長調(原調:ホ長調)BWV1016
ロナルド・メルカー(Bfl)、福田理子(Cemb)
録音:2005年8月2、3日オランダ、グローニンゲン州コルハム、プロテスタン
ト教会
ソロ、アンサンブルを問わず、多くのコンクールで優勝し、レパートリーも古
楽から現代音楽までと幅広い名手メルカー。いまや中堅世代となった彼が持て
る技術を注ぎ込んだバッハの作品集は、作曲家の精神世界を垣間見せてくれる
渾身の演奏。元来、フルートのために書かれたソナタ2曲のほかに、ヴァイオ
リンのために書かれたソナタ2曲を移調して録音している点にも、作品に対す
る彼の強い意欲が感じられます。

ACDHN 018(SACD-Hybrid) \2250
「ルビオ・ハープシコード」
バード:パヴァーヌ、ガイヤルド
シルト:パドゥアーナ・ラクリメ
フレスコバルディ:「アリア(ラ・フレスコバルディ)」(5つの変奏曲)
シャイデマン:ガリアルダ ニ調(2つの変奏曲)
フローベルガー:
組曲ハ長調(フェルディナンド4世の哀歌、クラント、サラバンド、ジグ)
シャンボニエール:シャコンヌ
パーセル:ア・ニュー・グラウンド
ゲオルク・ベーム:前奏曲、フーガと後奏曲
J.S.バッハ:アンダンテ ヘ長調、半音階的幻想曲とフーガ ニ短調より11曲、15曲
ヨハン・ブロウワー(Cemb)
録音:1995年5月10、11日オランダ、グローニンゲン州、ウェステルワイトウェ
ルデ、教会
デイヴィッド・ルビオはイギリスの楽器製作者。この録音では彼が製作した4種
のコピー楽器(リュッケルス、ジュスティ、ヴォドリ、タスカン)が、作曲家の
時代に合わせて演奏されています。ヨハン・ブロウワーはレオンハルト、コー
プマン、インマゼールに師事した俊才。ルビオの楽器とは1979年に出会い、以
来、その楽器を用いて演奏活動を展開しています。この録音では、その楽器の
選択によって、作曲家各々の曲が持つ特徴を丹念に表現しています。

ACDHL 005(SACD-Hybrid) \2250
「流れよ、わが涙」
オルティス:
「甘き記憶は」
(ピエール・サンドラン(1490-1561頃)作シャンソンの器楽編曲)、
「甘き記憶は」によるレセルカーダ第2番、レセルカーダ第3番、
レセルカーダ第1番、レセルカーダ第2番
ギボンズ:ファンタジア(ラ・サンポーニャ)、ファンタジア(イル・ラメント)、
ファンタジア
シンプソン:前奏曲、ディヴィジョン
ヒューム:「タッチ・ミー・ライトリー」、「タバコ」
カプスベルガー:カナリオ
サンス:フォリア(即興による前奏曲付き)
ラクリメ・アンサンブル:フォリア即興
ファルコニエリ:
ブランド「りんごの木について言うと」、「快い調べ」、「流れの上に」、
「ラ・ベネデッタ」、ブランド「ロ・スピリティッロ」
ダウランド:
ラクリメ・パヴァーヌ、「流れよ、わが涙」、
「流れよ、わが涙」(ファン・アイク編装飾的変奏)
ラクリメ・アンサンブル
録音:2005年8月2-4日オランダ、グローニンゲン州コルハム、プロテスタント
教会
時代を彩った旋律、この録音で言えば「甘き記憶は」、「ラ・フォリア」、
「流れよ、わが涙」など、その旋律を引用したり変奏したりして作られた器楽
曲が集められた録音です。リコーダーのメルカーをはじめとするラクリメ・ア
ンサンブルの面々は、その様々な変奏技法や曲種の持つ特徴を生かし、当時の
器楽曲が持つ多様な世界を表現してくれています。

ACDHA 006(SACD-Hybrid) \2250
「ヘヴン(天国)」
作曲者不詳(14世紀):「トリスターノの嘆き」
作曲者不詳(14世紀):サルタレッロ
アウレリオ・ヴィルジリャーノ(16世紀後半):リチェルカータ
ファン・エイク:「人は夜何をする」(1649)
J.S.バッハ:パルティータ イ短調BWV1013(1717)
アントン・ヘベルル:ソナタ・ブリランテより(1811)
テレマン:ファンタジア第3番ニ短調(1732)
フランス・ブリュッヘン:エチュード第4番(1957)
ロナルド・メルカー:
「チベット」(2004)、「タルド」(2004)「ヘヴン(天国)」(2006)
ガーシュウィン:「サマータイム」(1934/35)
ジョン・レノン&ポール・マッカートニー:「イエスタデイ」(1965)
ロナルド・メルカー(Bfl、Perc)、カリン・ファン・ヴェッツェル(Perc)、
メレル・メルカー(Vo)、アンドリュー・リード(ベース)、
ライナウト・ヴェーバース(Syn)、ボ・メルカー(Syn)
録音:2005年8月2、3日オランダ、グローニンゲン州コルハム、プロテスタント
教会
中世から現代まで様々な曲を取り上げたこの録音では、主にリコーダー・ソロ
の作品を取り上げ、自由な発想による様々なアプローチで演奏し、リコーダー
の可能性に挑戦したメルカーの力演が光ります。一転して、自作3曲と「サマー
タイム」、「イエスタデイ」では、珍しい打楽器やシンセサイザー、ヴォーカ
ル、ベースと、それまでの世界とは180度異なったアプローチで作品を表現し
ています。


ACDHA 011 \2250
「アースクェイク(地震)!」
アルフレッド・ウィラリング:ソリドゥス
ピーター・グラハム:ザ・レッド・マシーン
イヴォール・ボサンコ:マイ・アンチェンジング・フレンド
トルステイン・オーゴード=ニルソン:夜想曲
リチャード・フィリップス:「喜びの歌」
ヤン・デ・ハーン:「アースクェイク(地震)!」
ロバート・バーナット:「ダンラップス・クリーク」(CDレイヤーのみ収録)
リアンヌ・ボトマ(ヘンドリク・デ・ベーア編):
「メロディー・バイ・メロディー」
アラン・フェルニー:「スウィング・ロウ」
ポール・ゾーン:「コパニスタ」
フランス=エールト・ブルフグレーフ(指)、ソリ・ブラス
録音:2006年5月24、26、27日オランダ、フリースランド州ゴルレダイク、
デ・スカンス
オランダ・ブラスバンド・チャンピオンシップで4回の優勝経験を持つソリ・ブ
ラス。(ちなみに、ソリ・ブラスのソリはソリ・デオ・グロリアのソリです。)
今回の録音は、ブラスバンドが持つ、表現についての様々な可能性の追求をテ
ーマに構成されています。表題の「アースクェイク(地震)!」は、かつて、ソ
リ・ブラスの指揮者だったデ・ハーンによって書かれた、2005年チャンピオン
シップの委嘱作であり、この大会において、ソリ・ブラスが特別演奏を披露し
た作品でもあります。
バラエティにとんだ収録曲ですが、どの曲も、ブラスバンドが持つかっこよさ
を共通して持っており、ソリ・ブラスがそのよさを十全に生かして演奏してい
ます。

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