クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

08-03 No.13-2

2008年03月13日 16時07分19秒 | Weblog
<CAvi-music>
4260085 530984 \2450
シューベルト:
ピアノ・ソナタ変ロ長調 D.960、3つの小品D.946
ラルス・フォークト(P)
ラルス・フォークトは1970年ドイツ生まれ。1990年リーズ国際コンクールで第
2位を獲得。以来、世界各地で演奏活動を行い、各国の名オーケストラと共演。
サイモン・ラトルをはじめ多くの指揮者、共演者から高い評価を受けているピ
アニスト。また彼の主宰する室内楽音楽祭、シュパヌンゲン音楽祭も毎年多く
の一流アーティストたちが参加しCDも定期的に発売されています。彼はこれま
でEMI専属演奏家として録音してきましたが、彼も信頼するアンドレアス・フォ
ン・イムホフ氏が主催するCAvi-musicレーベルへ移籍し、今後録音活動を行い
ます。第1弾はシューベルト。1音1音丁寧に歌い上げた感情豊かな演奏で、じ
わじわと心に染み入る感動的な音楽を聴かせてくれます。考え抜かれた音楽に
豊かなニュアンス、細部まで磨き込まれた完成度の高い演奏です。名演も名録
音も多くある作品ですが、フォークトの演奏は一聴の価値あり!

4260085 531226 \2450
プロコフィエフ:
ヴァイオリン・ソナタ第1番ヘ短調Op80、第2番ニ長調Op94b、
「三つのオレンジの恋」-行進曲(ハイフェッツ編)、
「ロミオとジュリエット」-仮面(ハイフェッツ編)、
「シンデレラ」-ワルツ(フィヒテンゴルツ編)
エリック・シューマン(Vn)ヘンリ・シーグフリードソン(P)
4エリック・シューマンは1982年生まれ、母は日本人でピアニスト、父はデュッ
セルドルフ・オペラハウスのヴァイオリン奏者という音楽一家で育った新進気
鋭のヴァイオリン奏者。4歳よりデュッセルドルフの鈴木メソード、その後、
父より手ほどきを受け、9歳よりロシアの大家、ザハール・ブロン教授の下で
学ぶ。11歳で全ドイツ学生音楽コンクールにて最年少、最高点で優勝。その後
もロシア、ポーランド、ギリシャの国際コンクールで優勝、ロン=ティボー国
際コンクール入賞、スイス・シオンの国際ヴァイオリン・コンクールで第2位
と輝かしい受賞歴を持っています。12歳でステージ・デビューを飾った時には
「天才少年」と評され多くの聴衆を魅了しました。その後も世界を舞台に活躍、
日本でも度々コンサートを行い高く評価されています。またクリストフ・エッ
シェンバッハが音楽監督を務めるシュレースヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭に
ソリストとして招かれ大絶賛を受け、以後クリストフ・エッシェンバッハとも
度々共演、2008年5月には王子ホールでのリサイタルで共演予定。
彼の音楽は現代的なさらりとした演奏ではなく、特筆すべき美音と圧倒的な集
中力で、若さだけではない真の実力を感じさせるヴァイオリニストです。

4260085 531196 2枚組 \4050
ルール・ピアノ・フェスティヴァル エディションVol.18
CD1:ベートーヴェン:
(1)序曲「コリオラン」Op62 
(2)合唱幻想曲(ピアノ、合唱、管弦楽のための)Op80 
(3)ピアノ・ソナタ第29番Op106「ハンマークラヴィーア」
CD2:
(1)グルック:精霊の踊り 
(2)サン=サーンス:ピアノ協奏曲第5番Op103 
(3)R.シュトラウス:
歌劇「サロメ」Op.54より「サロメの舞―7つのヴェールの踊り」 
(4)フランツ・リスト:死の舞踏
CD1:(2)ヘルベルト・シュッフ(P)(3)アレクサンダー・ロンクィッヒ(P)
(1)(2)ドルトムント・コンツェルトハウス・コールアカデミー交響合唱団、
デュイスブルク・フィルハーモニカー、ジョナサン・ダーリントン(指)
ライヴ録音:(1)(2)2007年5月12日(デュイスブルク)
(3)2007年5月25日(ゲルゼンキルヘン)
CD2:(1)(2)(3)(4)ボーフムシンフォニカー、スティーブン・スローン(指)
(2)(4)マルク=アンドレ・アムラン(P)
ライヴ録音:2007年6月30日(デュイスブルク)
昨年2007年に行われたルール・ピアノ・フェスティヴァルからオーケストラと
ピアノの作品を中心に収録。1979年ルーマニア生まれ、現在ドイツに移住し活
躍しているピアニスト、ヘルベルト・シュッフと地元デュイスブルク・フィル
ハーモニカーによる演奏のベートーヴェンの合唱幻想曲。弱冠16歳でアントニ
オ・カーサグランデ・ピアノコンクール第1位を獲得し、卓越した技巧と並々
ならぬ表現力で各地の音楽祭などに出演しているアレクサンダー・ロンクィッ
ヒによる「ハンマークラヴィーア」。2枚目は言わずと知れたヴィルトゥオー
ゾピアニスト、マルク=アンドレ・アムランによるサン=サーンスのピアノ協
奏曲第5番とリストの死の舞踏。アムランの華麗な妙技が炸裂しています。


4260085 531158 3枚組 \5600
ルール・ピアノ・フェスティヴァル エディションVol.17
CD1:
ベートーヴェン:
(1)ピアノ・ソナタ第4番Op.7 
(2)パウル・ウラニツキーのバレエ「森の娘」のロシア舞踊による12の変奏曲
WoO.71 
(3)ピアノ・ソナタ第10番Op.14-2 
(4)ピアノ・ソナタ第25番Op.79 
(5)バガテルOp.119より第3番ニ長調、第6番ト長調、第7番ハ長調、
第10番イ長調、第11番変ロ長調、Op.126より第6番変ホ長調
CD2:
(1)ハイドン:ピアノ・ソナタ変ホ長調 Hob. XVI:49
(2)シューマン:3つの幻想小曲集 Op.111
(3)ショパン:
アンダンテ・スピアナートと華麗なる大ポロネーズ変ホ長調 Op22
(4)メトネル:忘れられた調べ 第1集より回想ソナタ Op.38-1
(5)アルフレッド・カセッラ:
スカルラッティアーナOp.45(2台ピアノのための編曲)
CD3:
(1)チェン・イ(1953-):
2台のピアノのための組曲「チャイナ・ウエスト」(世界初演)
(2)ヤン・ミューラー=ヴィーラント(1966-):
ピアノのための6つの変奏「黒から白への離脱」(世界初演)
(3)カイヤ・サーリアホ(1952-):前奏曲(世界初演)、バラード(ドイツ初演)
(4)ウィルヘルム・キルマイヤー(1927-):
エードゥアルト・メーリケの詩による歌曲集
(5)ヴォルフガング・リーム(1952-):ゲーテ歌曲集(世界初演)
CD1:(1)(2)アレクサンダー・ロンクィッヒ(P)
(3)イリーナ・ザッハレンコヴァ(P)(4)(5)タマラ・ステファノヴィッチ(P)
ライヴ録音:(1)(2)2007年6月25日(3)2007年7月8日 (4)(5)2007年6月21日
CD2:(1)タマラ・ステファノヴィッチ(P) (2)ベン・キム(P) 
(3)キム・ソンウク(P) (4)オルガ・シェプス(P) 
(5)ヤアラ・タール(P)&アンドレアス・グロートホイゼン(P)
ライヴ録音:(1)2007年6月21日(2)2007年7月7日(3)2007年7月8日
(4)2007年5月24日(5)2007年6月19日
CD3:(1)滑川真希(P)&デニス=ラッセル・デイヴィス(P) 
(2)タマラ・ステファノヴィッチ(P) (3)ローランド・ペンティネン(P) 
(4)(5)クリストフ・プレガルディエン(T)ジークフリート・モーゼル(P)
ライヴ録音:(1)2007年6月4日(2)2007年6月21日(3)2007年7月2日
(4)(5)2007年6月3日



<HUNGAROTON>
HCD 32486 \2080
ジェルジ・コーシャ(1897-1984):
「ホーム・コンサート-歌曲&室内楽曲集」
(1)天地創造の礼賛に-シャーンドル・ヴェレシュの詩にもとづく-アルトとチェ
ロのための(1936)
(2)モノマネ-シャーンドル・ヴェレシュの詩にもとづく-声楽とピアノのため
の(1976)
(3)アンダンテとヴィヴァーチェ-チェロとピアノのための(1948)
(4)無常の反駁-ガーボル・デヴェチェリの遺作詩集による歌曲集-声楽とピア
ノのための(1972)
(5)ディヴェルティメント-ピアノのための(1960)
(6)余生-アンナ・ハイナルの詩による3つのカンタータ-ソプラノとハルモニウ
ムまたはオルガンのための(1978)
(7)“ハッピー・ナンセンス”-エドゥヴァルト・リアー(アンナ・ハイナル訳)
の詩による(1978・1979)
アンナ・コロンディ(S) ユッタ・ボコル(Ms) 
ユディト・キシュ=ドモンコシュ(Vc)
ガーボル・コーシャ(ハルモニウム、P &打楽器)
[ハンガリー、フンガロトン・スタジオにおける収録]
10歳でバルトーク門下となりピアノを師事、さらにドホナーニのもとでも研鑽
を積んだコーシャは、同郷の名手フバイやシゲティ、フーベルマンらの伴奏を
務めた名手。大戦間期の1920年代にピアニストとして、同時に作曲家として
ヴェイネルやライタと一緒に独創的な才能を開花させ、自国ハンガリーでは
バッハ演奏の権威としても知られています。
コーシャにとって舞台やリハーサル室が限られた創作の場というわけではなく、
日曜の午後、自宅で家族や友人、音楽院の学生とともに開いた“コーシャの室
内楽コンサート”が重要な役割を担いました。語り草となったこの催しは、中
断を経たものの1936年からコーシャが亡くなるまで続きました。
ホーム・コンサートと題されたこのアルバムはまさに、その模様を再現したも
の。演奏スペースからくる楽器編成の制約もあって、傾向としては劇的な効果
を狙ったものというよりも、むしろしっとり静かに沁みる内容となっています。
1995年に“ホーム・コンサート”を復活蘇演し、作曲者の息子で自身もマルチ
プレーヤーとして活躍するガーボル・コーシャがここでも演奏を担当していま
す。歌曲はすべてハンガリー語歌唱。

HCD 32482 \2080
ペーテル・トート(b.1965):合唱作品集
(1)ハンガリーのマドリガル集-伝承詩による(11曲) 
(2)スターバト・マーテル(シャーンドル・ヴェレシュ) 
(3)アヴェ・マリス・ステラ 
(4)グローリア・イン・エクセルシス(シャーンドル・カーニャーディ) 
(5)悲しいワルツ(シャーンドル・ヴェレシュ) 
(6)炎(イェネー・ドゥシダ) 
(7)シャルム(ラースロー・ナジ) 
(8)カンティオ(ミハーイ・チョコナイ・ヴィテーズ) 
(9)愛、おお、大いなる愛(ラースロー・ナジ) 
(10)眠れぬ夜(シャーンドル・ヴェレシュ)
(1)(6)ラースロー・タマーシ(指)
デブレツェン・ケルチェイ合唱団
(2)(4)(7)(8)ジュジャーンナ・ミンドセンティ(指)
ムジカ・ノストラ合唱団
(3)(5)(10)マーテー・サボー・シポシュ(指)
デブレツェン・コダーイ合唱団
(9)カールマーン・シュトラウス(指)
ハンガリー放送合唱団
録音:(1)(3)(6)(10)2007年4月13-16日デブレツェン、デーリ・ミュージアム
(4)(8)2007年5月17日フンガロトン・スタジオ (7)(9)ハンガリー放送
日本でもおなじみ、ハンガリー合唱界の大御所ミクローシュ・コチャールに作
曲を師事したトートの合唱作品をまとめたもの。アヴェ・マリス・ステラのみ
ラテン語、ほかはすべてハンガリー語歌唱。

HCD 32418 \2080
ラースロー・ドゥブロヴァイ(b.1943):
(1)祝祭音楽
(2)トランペット協奏曲第2番
(3)打楽器とオーケストラのための協奏曲
(4)Timbre Symphony(音色のシンフォニー)
ベンチェ・ホルヴァート(Tp) ゾルターン・ミハーイ・ヴァルガ(Perc.)
ラースロー・コヴァーチュ((1)(3)(4)指)
フィリップ・ドゥ・シャランダル((2)指)
ハンガリー放送O.[ハンガリー放送収録]
ドゥブロヴァイは民俗楽器をさかんに取り入れた独自の作風で現代ハンガリー
を代表する作曲家。自身書下ろしのライナーノートによると、ステレオ効果満
点のファンファーレが印象的な祝祭音楽は、ハンガリーの千年紀を記念して書
かれた4つの管弦楽作品のひとつ。ここでの演奏は当初のブラス・バンド用で
はなく、フルオケ用に編曲された版によるもの。
1990年代ハンガリーから優秀な演奏家が次々と輩出されるようになったことが
作曲動機と語る第2トランペット協奏曲は、とくにフィナーレのロンド楽章で奏
者に超絶技巧を要求する難曲。1998年ハンガリー有数のアマディンダ打楽器ア
ンサンブルのために書いたパーカッション・シンフォニーで、ここでも演奏に
参加するヴァルガの驚異的なソロに強く打たれ、かれのために書こうと決意し
た打楽器協奏曲。マリンバ、シロフォンほかいろいろな楽器へとソロが交替し
てゆくおもしろさが光ります。
音色に強いこだわりをもつ作曲者の持ち味が前面に出ている‘音色のシンフォ
ニー’。2000年という20世紀最後の節目の年に合せて書かれたこの作品は、そ
れぞれにタイトルをもつ全6楽章からなり、音色に対するイマジネーションが
自由に展開されてゆきます。

HCD 32460 \2080
ラースロー・ドゥブロヴァイ(b.1943):
(1)語りと管弦楽のための交響的絵画「1956」-ティボル・ジュルコヴィチュの
詩集による
(2)バレエ「彫刻家」(概要:ヨージェフ・ガーティ作)
ガーボル・コンツ(語り)
ハンガリー放送SO.
(1)フィリップ・ドゥ・シャランダル(指) 
(2)ラースロー・コヴァーチュ(指)
録音:2002年&2006年ハンガリー放送、第6スタジオ
1956年はハンガリーの人びとにとってはけっして忘れることができない特別な
年。それはハンガリーで起きた反政府デモに始まる民主化の動きがソ連軍の武
力介入によって鎮圧された、いわゆるハンガリー動乱の起きた年だから。当時
のドゥブロヴァイも例外ではなく、多感な少年時代にこの事件を目の当たりに
して強い衝撃を受けたひとり。それから半世紀を経て、ハンガリーに生まれた
作曲家としてあらためて向き合った渾身の作がこの1956。終曲のマエストーソ
にいたる40分ほどの楽曲は、事件をそのまま連想させる“自由”や“葬送行進
曲”と銘打たれた6つの楽章の間に、それぞれインテルルディウム(短い間奏)
が挿入され交互に演奏されるというスタイルとなっています。もちろんハンガ
リー語による歌唱。



<ALTUS>
ALT 150 \2450
日本語解説書付
ベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」
ガリー・ベルティーニ(指)ケルン放送交響楽団
録音:1989年8月31日
精度の高さと各楽器間のバランスは絶妙だ。細部まで磨き上げられたフレージ
ングと音程の統一感は素晴らしい。それでいて恣意的な所は微塵も見られない。
音楽にすべて自然に語らせている。作品全体が大きく深い呼吸を保ちつつ、一
瞬たりとも緩むところがない。それでいて、温かさにあふれたこの演奏は、聞
くものに大きな感銘を与える。

ALT 151 \2450
日本語解説書付
ブルックナー:交響曲第7番
ガリー・ベルティーニ(指)
ケルン放送交響楽団
録音:1988年5月14日
この演奏の精緻さからは、ひょっとしたらマーラーが指揮したらこんなブルッ
クナーが鳴り響いたのでは、と思う。

ALT 152 \2450
日本語解説書付
リヒャルト・シュトラウス:「英雄の生涯」
ガリー・ベルティーニ(指)
ケルン放送交響楽団
録音:1984年2月4日
冒頭から大きく深く包み込むような響きには驚かされる。マエストロがオーケ
ストラに対していつも求めていた、響きの柔らかさと透明感がまさしく表出さ
れる様は誠に心地よい。多くの指揮者、オーケストラが陥る、技術のデモンス
トレーションとは一線を架す。この全体像は、チェリビダッケと並び、この作
品の内包したエネルギーを表出した稀有な演奏ではないだろうか。
コメント(井上喜惟:指揮者)

ALT 149 \2450
ベートーヴェン:(1)交響曲第8番 (2)交響曲第7番
ローター・ツァグロゼク(指)
ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団(旧ベルリン響)
(1)録音:2006年 11月(2)録音:2007年 9月
コンツェルトハウス(旧シャウスピールハウス) ベルリン(ライヴ)
4斬新かつドイツ的なベートーヴェン。恐るべき切れ味の鋭さはゾーリンゲン
のナイフのごとく。躍動するリズム感はガトリング砲のごとし。ツァグロゼク
・コンツェルトハウス管の渾身の決定的名演です。音響面を改修されたコン
ツェルトハウスの響きの美しさも特徴的です。

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