<Melodiya>
MELCD 1001649 \1880
コントラスツ - サクソフォンのための作品集 ――
デクリュック:サクソフォン・ソナタ/ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ
/吉松隆:ファジイバード・ソナタ/ラフマニノフ:ヴォカリーズ/デニゾフ:
サクソフォン・ソナタ/プーランク:オーボエ・ソナタ(サクソフォン版)
セルゲイ・コレソフ(サクソフォン)、エレーナ・グリネヴィチ(ピアノ)
なんとメロディアから2009年の新録音が登場!?しかも収録内容はサクソフォ
ン・ソナタ集という驚きのリリース!!
2006年、ベルギーのディナンで行われた第4回アドルフ・サックス国際コンク
ール。サクソフォンの父アドルフ・サックスの名前を関するこの権威あるコン
クールで見事第1位に輝いたロシア人サクソフォン奏者、セルゲイ・コレソフ
(1982-)がこのアルバムの主役。
西側諸国に比べてサクソフォン演奏の歴史が短いロシアに現れた新星コレソフ
の演奏は、旧ソ連時代の炸裂する管楽器のようなサウンドかと思いきや、以外
にもそのスタイルはフランス系のスタンダード。
しかし吉松隆の「ファジイバード・ソナタ」で繰り出される熱きパッション、
ロシア風(?)の解釈は、旧ソ連系管楽器奏者のDNAの継承を想像させてくれる。
インターナショナル化を目指す新生メロディアのシンボルとも言うべきロシア
ン・サクソフォン・アルバム。いろいろな意味で要注目です。
2009年、パーヴェル・スロボドキン・センターでの録音。
MELCD 1001671 \1880
ロシアのギター演奏芸術のハイライト ――
J・S・バッハ(フラウチ編):シャコンヌ、リュートのための前奏曲BWV.999、
リュートのための組曲BWV.995より 前奏曲とフーガ/スカルラッティ(セゴビ
ア編):ソナタ ハ短調L.352/パガニーニ:ヴァイオリンとギターのためのグラ
ンド・ソナタ イ長調、ヴァイオリンとギターのためのソナタ イ長調/ソル:
モーツァルトの歌劇《魔笛》の主題による変奏曲Op.9
アレクサンドル・フラウチ(ギター)、
ナウム・ラチンスキー(ヴァイオリン)、
ワレリー・クリモフ(ヴァイオリン)
アレクサンドル・フラウチ(1954-)は、1979年にレニングラードで開催された
全ロシア・ギタリスト・コンクール、1986年のハバナ・レオ・ブローウェル国
際ギター・コンクールで第1位に輝き、
旧ソ連崩壊後の1992年にはグネーシン音楽アカデミーに新設されたギター専攻
の指導者、ロシア・クラシック・ギター協会の会長に就任するなど、文字通り
ロシアのトップ・ギタリスト。
1970年代後半-1980年代前半の旧ソ連で演奏されたロシアン・ギターの歴史を
紐解く貴重な記録である。1977年&1981年の録音。
<Nimbus>(Nimbusはレーベル・オフィシャルのCD-R盤となります)
NI 2549/50 2枚組 \2700
J・S・バッハ:フーガの技法BWV.1080
ウラディミール・フェルツマン(ピアノ)
長い沈黙の後、メキシコのウアテクスト(Urtext)からショパンやバッハのレコ
ーディングを発表し世界を驚かせた"ソ連最後のヴィルトゥオーゾ"ウラディミ
ール・フェルツマン。
フェルツマンがミュージック・マスターズ(Music Masters)時代の録音を行っ
たものの、長い間入手困難となっていた"J・S・バッハ"の録音復刻第4弾は
「フーガの技法」!
ゆっくりとしたテンポで、また一音一音に全身全霊を注ぐかのように「コント
ラプンクトゥスI」を弾き始めるフェルツマン。
ここから広がりを見せてゆく宇宙のような音楽空間は、バッハを"音楽そのも
の"と語り、そして大切にし続けてきたフェルツマンが到達した1つの境地で
ある。1996年3月12日-14日、アメリカ芸術院での録音。
NI 2552 \1780
ブラームス(ヨアヒム編):ハンガリー舞曲集
オスカー・シュムスキー(ヴァイオリン)、フランク・マウス(ピアノ)
録音に対して非常に厳しい姿勢の持ち主だったため、その世界的名声と反比例
するかのように録音数の少ない巨匠オスカー・シュムスキー(1917-2000)。
没後10年が経過した現在でも根強い支持を受け続けているシュムスキーが得意
としていたレパートリーの1つ、ブラームスのハンガリー舞曲集がニンバスか
ら復刻!
ハンガリーの"舞曲"であるということを強く印象付けてくれる卓抜な表現力、
絶妙としか言いようのないリズム感を聴かせてくれる「ハンガリー舞曲集」の
演奏は、幻の巨匠シュムスキーが到達した至芸そのものと言えるだろう。
NI 5851 \2080
ホアキン:ニン:ピアノ作品集 ――
イベリアの踊り/クロード・ドビュッシーへのメッセージ/カデナ・デ・ヴァ
ルス/子守歌/1830 - フリーヴォロの主題による変奏曲/イベリア舞曲第2番
/アンダルシア舞曲/ムルシア舞曲
マーティン・ジョーンズ(ピアノ)
あのアムランもビックリ(?)の凄まじいレパートリーの持ち主、マーティン・
ジョーンズが新たに白羽の矢を立てたのは、植民地時代、スペインからの解放、
第2次世界大戦など、世界情勢に翻弄されたキューバの音楽家ホアキン・ニン
(1879-1949)のピアノ作品集。
パリのスコラ・カントルムではモシュコフスキの下で学び同校の名誉教授にま
で上り詰めたニンだが、その後、第2次世界大戦の勃発によりキューバ帰国。
情熱的なリズム、民謡的な旋律を持つニンのピアノ作品がキューバの音楽界に
与えた影響の大きさは計り知れないものがある。秘曲ファン要チェックです。
NI 5545 \2080
シューマン:謝肉祭Op.9/ウィーンの謝肉祭の道化Op.26/幻想小曲集Op.111
マルタ・デヤノワ(ピアノ)
マルタ・デヤノワは、シューベルトのピアノ・ソナタ集での独特なテンポと解
釈でマニアの中では有名なブルガリアの女流ピアニスト。
このシューマンでもシェリングから「マルタ・デヤノワは本当に特別なピアニ
ストだ」と評された実力が聴き取れる。不思議なオーラをまとったピアニスト
である。1997年4月-5月の録音。弊社初紹介。
NI 5542 \2080
ウィーンのシュトラウス ――
シュトラウスII世:ウィーン気質/シュトラウスI世:アンネン・ポルカ/エ
ドゥアルト・シュトラウス:ヘクトグラフ(シュネル・ポルカ)/シュトラウス
II世:ポルカ《浮気心》、こうもりのカドリール/シュランメル:ウィーンは
ウィーン/ツェムリンスキー:ユーモレスク/シュトラウスII世:エジプト行
進曲/ヨーゼフ・シュトラウス:昼と夜/プリンツ:メリー・ブラック・ウィ
ドウ/シュトラウスII世:芸術家の生活、新ピチカート・ポルカ/シュトラウ
スI世:クロイツァー・ポルカ、ラデッキー行進曲/ヨーゼフ・シュトラウス:
休暇旅行で
クインテット・ウィーン
ウィーン・フォルクスオーパー響のフルート奏者ハンスゲオルク・シュマイザ
ーが中心となり、ウィーン・フォルクスオーパー響、ウィーン響、モーツァル
テウム管の首席奏者たちによって結成されたオーストリアの強力木管五重奏団。
木管五重奏で聴くシュトラウスの音楽はなんだかほのぼのとしていて和めます。
伝説的クラリネット奏者アルフレート・プリンツの「メリー・ブラック・ウィ
ドウ」とシュトラウスの音楽のギャップもユニーク。1997年4月-5月の録音。
NI 5530/4 5枚組 \5400
ハイドン:交響曲集 ――
交響曲第40番ヘ長調Hob.I-40-交響曲第54番ト長調Hob.I-54
アダム・フィッシャー(指揮)、
オーストリア・ハンガリー・ハイドン・フィルハーモニー
フィッシャー兄弟の兄、アダム・フィッシャーとオーストリア・ハンガリー・
ハイドン・フィルハーモニーの偉業、ハイドンの交響曲全集の第3集。
舞台はもちろんオーストリア、アイゼンシュタットのエステルハージ宮殿ハ
イドンザール。コンサートマスターにはライナー・キュッヒルの名前も。
1988年-1994年の録音。弊社初紹介。
NI 5535 \2080
ハイドン:
ピアノ三重奏曲第25番ト長調Hob.XV-25《ハンガリー風》
ピアノ三重奏曲第29番変ホ長調Hob.XV-29
ピアノ三重奏曲第18番イ長調Hob.XV-18
ピアノ三重奏曲第24番ニ長調Hob.XV-24
ウィーン・ピアノ・トリオ
ボザール・トリオやラサール弦楽四重奏団から教えを受けたウィーン・ピアノ
・トリオのハイドンは、創設当時のオリジナル・メンバーによる演奏(2001年
にチェリストが交代)。
ヴァイオリンのヴォルフガング・レディクが奏でるヴァイオリンは、1771年製
のグァダニーニ。1997年4月11日-14日の録音。弊社初紹介。
NI 5544 \2080
遠くからの恋 - トロバドゥールの遠距離恋愛
マーティン・ベスト・コンソート
中世音楽の演奏家&研究者、マーティン・ベストのアンサンブル、マーティン
・ベスト・コンソートが、歌とプサルテリー、ハープ、打楽器で再現する11世
紀-14世紀のトロバドゥールの音楽。1996年7月の録音。弊社初紹介。
<BMS>(BMSはレーベル・オフィシャルのCD-R盤となります)
BMS 430CD \2180
ピゴット:ピアノ作品集 ――
ソナタ風幻想曲(ピアノ・ソナタ第1番)/8つの前奏曲とポストリュード/
ピアノ・ソナタ第2番
マルコム・ビンズ(ピアノ)
20世紀イギリスの知られざる作曲家、パトリック・ピゴット(1915-1990)のピ
アノ作品集。その作風はイギリスの民謡を採り入れる手法ではなく、師である
名教師ナディア・ブーランジェからの影響を感じさせる。イギリスの名ピアニ
スト、マルコム・ビンズの好演が光る。2004年9月-10月の録音。弊社初紹介。
BMS 422CD \2180
栄光の60年――
サリヴァン:ジュビリー賛歌/ハラ:3人の漁師は航海へ/マッケンジー:ドルミ
・イェズ/ベネット:3つのロマンスOp.14より/ピアサル:4声の合唱/アーム
ズ:5声のマドリガル/ハットン:アテネへ/バルフェ:歌劇《ロシェルの包囲》
より 第2幕/ゴス:もし我々がイエスが死んだと思っているならば/リチャー
ズ:牧歌/アルバート:カンツォネッタ/マクファーレン:パック、クラウズ、
アウェイ/キャロル:スター、ネイチャー/マクファーレン:アミティエ/バル
フェ:サンズ・オヴ・デー/ホワイト:メアリーへ/ビショップ:ホーム!スイ
ート・ホーム!/マーティン:短い祝典のためのテ・デウム イ長調
ロバート・ウィリアムス(指揮)、
イアン・ワス(オルガン)、
ミッドランズ・コラール、ジョン・タルボット(ピアノ)、
ケイティ・モレル(ソプラノ)、フィリダ・バニスター(アルト)、
キャンベル・ラッセル(テノール)、フィオナ・マーフィー(チェロ)、
ウィルフレッド・ゴッダード(クラリネット)
ヴィクトリア女王(1819-1901)の即位60周年記念式典(ダイアモンド・ジュビリ
ー)の100周年を記念して行われたコンサートのライヴ録音。
英国音楽協会(BMS)が主催したコンサートは、19世紀のイギリス音楽でヴィク
トリア女王在位当時の式典音楽の再現を試みた内容となっている。
1997年11月15日のライヴ録音。弊社初紹介。
<Quartz>(Quartzはレーベル・オフィシャルのCD-R盤となります)
QTZ 2071 \2180
ブラームス&リスト ――
ブラームス:パガニーニの主題による変奏曲Op.35(第2巻)、ピアノ・ソナタ
第1番ハ長調Op.1/リスト:葬送、アヴェ・マリア、ペトラルカのソネット
第104番、タランテラ
グレース・フランシス(ピアノ)
グレース・フランシスは、メニューイン・スクールでイリーナ・ザリツカヤに
学び、内田光子からは「グレース・フランシスは輝かしいピアニストだ」とい
う賛辞を贈られた東ロンドン出身の女流ピアニスト。
ハイドンからカール・ヴァイン、コリン・マクフィーまでという広いレパート
リーを持つフランシスは活動範囲も広く、デビュー・アルバムとなるこのブラ
ームス&リストは、英ミュージカル・オピニオン・クラシカル・ミュージック
・マガジンで5つ星に輝いている。
QTZ 2072 \2180
秘めごと - 愛の歌とアリア ――
ヴェルディ:ストルネッロ/ベッリーニ:優雅な月よ/ラフマニノフ:ねずみ取
りの男、ここは素晴らしい場所、私の窓辺に、僕の胸はこんなにも痛み/R・
シュトラウス:アモール、花束を編みたかった、ささやけ愛らしいミルテ/
フォーレ:ネル、秘めごと/エリン:白夜/イワノワ:大きな波/ベン・ハイム:
私は鈴蘭/ヘンデル:極みなき喜び、限りない愛/モーツァルト:愛の喜びは
露と消え/プッチーニ:ドレッタの夢/グノー:私は夢に生きたい
イローナ・ドムニチ(ソプラノ)、マルク・フェルテル(ピアノ)
イローナ・ドムニチは、サンクトペテルブルク音楽院、エルサレム音楽院で研
鑽を積み、現在はイギリスの名ソプラノ、ジョーン・ロジャースに師事してい
るロシア生まれのソプラノ歌手。
イタリア、ロシアのアリアと歌曲やベン=ハイムやベンジャミン・エリン
(1980-)などの近現代作品を組み合わせるなど意欲的なプログラム構成も魅力。
QTZ 2070 \2180
プラスチック・サン - テナー・サクソフォンのための無伴奏作品集 ――
ウッド・ムーン/マウス・プラクティス/プラスチック・サン/
グース・クリーチャー
ジェームズ・オールソップ(テナー・サクソフォン)
2007年のロニー・スコット・ジャズ・アウォードでベスト・ニューカマー賞を
獲得したマルチ・プレーヤー&コンポーザー、ジェームズ・オールソップのイ
ンプロヴィゼーション・アルバム。
<Prima Voce>(Prima Voceはレーベル・オフィシャルのCD-R盤となります)
NI 7961/3 3枚組 \3450
ボリス・クリストフ:録音集1949-1955 ――
モーツァルト:歌劇《ドン・ジョヴァンニ》より 奥さん、これが恋人のカタロ
グ!/カルダーラ:陽の光が/ベッリーニ:歌劇《ノルマ》より 丘に登れ/ヴェ
ルディ:歌劇《ナブッコ》より エジプトの海辺で神はモーゼを助けたもうごと
く/ムソルグスキー:歌劇《ボリス・ゴドゥノフ》より、歌劇《ホヴァンシチ
ナ》より ドシフェイのアリア/リムスキー=コルサコフ:歌劇《サドコ》より
/他
ボリス・クリストフ(バス)、ジェラルド・ムーア(ピアノ)、
フィルハーモニア管弦楽団、他
ニンバスのテクノロジーによって78回転のSP盤の演奏をマイクロフォンで拾い、
デジタル化を行う復刻シリーズ「プリマ・ヴォーチェ」は往年の名歌手たちの
歌声を聴くことができる貴重な録音。
東欧ブルガリアが生んだ20世紀の大歌手ボリス・クリストフ(1914-1993)が歌
うイタリア・オペラ、ロシアン・オペラ、ロシア歌曲を復刻。
NI 7846 \1700
ローザ・ポンセル:録音集Vol.2 ――
プッチーニ:歌劇《蝶々夫人》より ある晴れた日に、歌劇《トスカ》より 歌
に生き, 愛に生き/ヴェルディ:歌劇《運命の力》より 天使の中の女王よ、
歌劇《トロヴァトーレ》より 恋はばら色の翼に乗って/リムスキー=コルサ
コフ:歌劇《サドコ》より インドの歌/他
ローザ・ポンセル(ソプラノ)、ロマーノ・ロマーニ(指揮)、他
METなどで大活躍したアメリカのソプラノ、ローザ・ポンセル(1897-1981)の
録音集第2巻。1918年-1939年の録音。弊社初紹介。
NI 7847 \1700
フラグスタート:録音集 ――
ワーグナー:楽劇《ワルキューレ》より ホー・ヨー・トー・ホー、君こそは
春、歌劇《タンホイザー》より おごそかなこの広間よ、マリアさまお聞き下
さい、歌劇《ローエングリン》より 寂しい日々に神に祈った、そよ風よ私の
嘆きを聞いておくれ/他
キルステン・フラグスタート(ソプラノ)、
ユージン・オーマンディ(指揮)、フィラデルフィア管弦楽団
20世紀ノルウェーの大ソプラノ歌手、キルステン・フラグスタートの復刻は
十八番のワーグナーが中心。1935年-1939年の録音。弊社初紹介。
NI 7848 \1700
ベルリン州立歌劇場の偉大なる歌手たち ――
モーツァルト:歌劇《後宮からの逃走》より ああ、私の恋は幸福だった(マル
ゲリータ・ペラス)/ベートーヴェン:歌劇《フィデリオ》より(エルナ・ベル
ガー)/ドニゼッティ:歌劇《ドン・パスクァーレ》より もう一度、愛の言葉
を(エルナ・ベルガー)/ワーグナー:歌劇《リエンツィ》より 万能なる父よ
(フランツ・フォルカー)、歌劇《さまよえるオランダ人》より 遠く忘れられ
た古い時代の中から(フリードリヒ・ショア)/他
マルゲリータ・ペラス(ソプラノ)、エルナ・ベルガー(ソプラノ)、
フランツ・フォルカー(テノール)、他
20世紀前半にベルリン州立歌劇場で活躍した歌い手たちの歌声をプリマ・ヴォ
ーチェが復刻。1927年-1939年の録音。弊社初紹介。
MELCD 1001649 \1880
コントラスツ - サクソフォンのための作品集 ――
デクリュック:サクソフォン・ソナタ/ラヴェル:亡き王女のためのパヴァーヌ
/吉松隆:ファジイバード・ソナタ/ラフマニノフ:ヴォカリーズ/デニゾフ:
サクソフォン・ソナタ/プーランク:オーボエ・ソナタ(サクソフォン版)
セルゲイ・コレソフ(サクソフォン)、エレーナ・グリネヴィチ(ピアノ)
なんとメロディアから2009年の新録音が登場!?しかも収録内容はサクソフォ
ン・ソナタ集という驚きのリリース!!
2006年、ベルギーのディナンで行われた第4回アドルフ・サックス国際コンク
ール。サクソフォンの父アドルフ・サックスの名前を関するこの権威あるコン
クールで見事第1位に輝いたロシア人サクソフォン奏者、セルゲイ・コレソフ
(1982-)がこのアルバムの主役。
西側諸国に比べてサクソフォン演奏の歴史が短いロシアに現れた新星コレソフ
の演奏は、旧ソ連時代の炸裂する管楽器のようなサウンドかと思いきや、以外
にもそのスタイルはフランス系のスタンダード。
しかし吉松隆の「ファジイバード・ソナタ」で繰り出される熱きパッション、
ロシア風(?)の解釈は、旧ソ連系管楽器奏者のDNAの継承を想像させてくれる。
インターナショナル化を目指す新生メロディアのシンボルとも言うべきロシア
ン・サクソフォン・アルバム。いろいろな意味で要注目です。
2009年、パーヴェル・スロボドキン・センターでの録音。
MELCD 1001671 \1880
ロシアのギター演奏芸術のハイライト ――
J・S・バッハ(フラウチ編):シャコンヌ、リュートのための前奏曲BWV.999、
リュートのための組曲BWV.995より 前奏曲とフーガ/スカルラッティ(セゴビ
ア編):ソナタ ハ短調L.352/パガニーニ:ヴァイオリンとギターのためのグラ
ンド・ソナタ イ長調、ヴァイオリンとギターのためのソナタ イ長調/ソル:
モーツァルトの歌劇《魔笛》の主題による変奏曲Op.9
アレクサンドル・フラウチ(ギター)、
ナウム・ラチンスキー(ヴァイオリン)、
ワレリー・クリモフ(ヴァイオリン)
アレクサンドル・フラウチ(1954-)は、1979年にレニングラードで開催された
全ロシア・ギタリスト・コンクール、1986年のハバナ・レオ・ブローウェル国
際ギター・コンクールで第1位に輝き、
旧ソ連崩壊後の1992年にはグネーシン音楽アカデミーに新設されたギター専攻
の指導者、ロシア・クラシック・ギター協会の会長に就任するなど、文字通り
ロシアのトップ・ギタリスト。
1970年代後半-1980年代前半の旧ソ連で演奏されたロシアン・ギターの歴史を
紐解く貴重な記録である。1977年&1981年の録音。
<Nimbus>(Nimbusはレーベル・オフィシャルのCD-R盤となります)
NI 2549/50 2枚組 \2700
J・S・バッハ:フーガの技法BWV.1080
ウラディミール・フェルツマン(ピアノ)
長い沈黙の後、メキシコのウアテクスト(Urtext)からショパンやバッハのレコ
ーディングを発表し世界を驚かせた"ソ連最後のヴィルトゥオーゾ"ウラディミ
ール・フェルツマン。
フェルツマンがミュージック・マスターズ(Music Masters)時代の録音を行っ
たものの、長い間入手困難となっていた"J・S・バッハ"の録音復刻第4弾は
「フーガの技法」!
ゆっくりとしたテンポで、また一音一音に全身全霊を注ぐかのように「コント
ラプンクトゥスI」を弾き始めるフェルツマン。
ここから広がりを見せてゆく宇宙のような音楽空間は、バッハを"音楽そのも
の"と語り、そして大切にし続けてきたフェルツマンが到達した1つの境地で
ある。1996年3月12日-14日、アメリカ芸術院での録音。
NI 2552 \1780
ブラームス(ヨアヒム編):ハンガリー舞曲集
オスカー・シュムスキー(ヴァイオリン)、フランク・マウス(ピアノ)
録音に対して非常に厳しい姿勢の持ち主だったため、その世界的名声と反比例
するかのように録音数の少ない巨匠オスカー・シュムスキー(1917-2000)。
没後10年が経過した現在でも根強い支持を受け続けているシュムスキーが得意
としていたレパートリーの1つ、ブラームスのハンガリー舞曲集がニンバスか
ら復刻!
ハンガリーの"舞曲"であるということを強く印象付けてくれる卓抜な表現力、
絶妙としか言いようのないリズム感を聴かせてくれる「ハンガリー舞曲集」の
演奏は、幻の巨匠シュムスキーが到達した至芸そのものと言えるだろう。
NI 5851 \2080
ホアキン:ニン:ピアノ作品集 ――
イベリアの踊り/クロード・ドビュッシーへのメッセージ/カデナ・デ・ヴァ
ルス/子守歌/1830 - フリーヴォロの主題による変奏曲/イベリア舞曲第2番
/アンダルシア舞曲/ムルシア舞曲
マーティン・ジョーンズ(ピアノ)
あのアムランもビックリ(?)の凄まじいレパートリーの持ち主、マーティン・
ジョーンズが新たに白羽の矢を立てたのは、植民地時代、スペインからの解放、
第2次世界大戦など、世界情勢に翻弄されたキューバの音楽家ホアキン・ニン
(1879-1949)のピアノ作品集。
パリのスコラ・カントルムではモシュコフスキの下で学び同校の名誉教授にま
で上り詰めたニンだが、その後、第2次世界大戦の勃発によりキューバ帰国。
情熱的なリズム、民謡的な旋律を持つニンのピアノ作品がキューバの音楽界に
与えた影響の大きさは計り知れないものがある。秘曲ファン要チェックです。
NI 5545 \2080
シューマン:謝肉祭Op.9/ウィーンの謝肉祭の道化Op.26/幻想小曲集Op.111
マルタ・デヤノワ(ピアノ)
マルタ・デヤノワは、シューベルトのピアノ・ソナタ集での独特なテンポと解
釈でマニアの中では有名なブルガリアの女流ピアニスト。
このシューマンでもシェリングから「マルタ・デヤノワは本当に特別なピアニ
ストだ」と評された実力が聴き取れる。不思議なオーラをまとったピアニスト
である。1997年4月-5月の録音。弊社初紹介。
NI 5542 \2080
ウィーンのシュトラウス ――
シュトラウスII世:ウィーン気質/シュトラウスI世:アンネン・ポルカ/エ
ドゥアルト・シュトラウス:ヘクトグラフ(シュネル・ポルカ)/シュトラウス
II世:ポルカ《浮気心》、こうもりのカドリール/シュランメル:ウィーンは
ウィーン/ツェムリンスキー:ユーモレスク/シュトラウスII世:エジプト行
進曲/ヨーゼフ・シュトラウス:昼と夜/プリンツ:メリー・ブラック・ウィ
ドウ/シュトラウスII世:芸術家の生活、新ピチカート・ポルカ/シュトラウ
スI世:クロイツァー・ポルカ、ラデッキー行進曲/ヨーゼフ・シュトラウス:
休暇旅行で
クインテット・ウィーン
ウィーン・フォルクスオーパー響のフルート奏者ハンスゲオルク・シュマイザ
ーが中心となり、ウィーン・フォルクスオーパー響、ウィーン響、モーツァル
テウム管の首席奏者たちによって結成されたオーストリアの強力木管五重奏団。
木管五重奏で聴くシュトラウスの音楽はなんだかほのぼのとしていて和めます。
伝説的クラリネット奏者アルフレート・プリンツの「メリー・ブラック・ウィ
ドウ」とシュトラウスの音楽のギャップもユニーク。1997年4月-5月の録音。
NI 5530/4 5枚組 \5400
ハイドン:交響曲集 ――
交響曲第40番ヘ長調Hob.I-40-交響曲第54番ト長調Hob.I-54
アダム・フィッシャー(指揮)、
オーストリア・ハンガリー・ハイドン・フィルハーモニー
フィッシャー兄弟の兄、アダム・フィッシャーとオーストリア・ハンガリー・
ハイドン・フィルハーモニーの偉業、ハイドンの交響曲全集の第3集。
舞台はもちろんオーストリア、アイゼンシュタットのエステルハージ宮殿ハ
イドンザール。コンサートマスターにはライナー・キュッヒルの名前も。
1988年-1994年の録音。弊社初紹介。
NI 5535 \2080
ハイドン:
ピアノ三重奏曲第25番ト長調Hob.XV-25《ハンガリー風》
ピアノ三重奏曲第29番変ホ長調Hob.XV-29
ピアノ三重奏曲第18番イ長調Hob.XV-18
ピアノ三重奏曲第24番ニ長調Hob.XV-24
ウィーン・ピアノ・トリオ
ボザール・トリオやラサール弦楽四重奏団から教えを受けたウィーン・ピアノ
・トリオのハイドンは、創設当時のオリジナル・メンバーによる演奏(2001年
にチェリストが交代)。
ヴァイオリンのヴォルフガング・レディクが奏でるヴァイオリンは、1771年製
のグァダニーニ。1997年4月11日-14日の録音。弊社初紹介。
NI 5544 \2080
遠くからの恋 - トロバドゥールの遠距離恋愛
マーティン・ベスト・コンソート
中世音楽の演奏家&研究者、マーティン・ベストのアンサンブル、マーティン
・ベスト・コンソートが、歌とプサルテリー、ハープ、打楽器で再現する11世
紀-14世紀のトロバドゥールの音楽。1996年7月の録音。弊社初紹介。
<BMS>(BMSはレーベル・オフィシャルのCD-R盤となります)
BMS 430CD \2180
ピゴット:ピアノ作品集 ――
ソナタ風幻想曲(ピアノ・ソナタ第1番)/8つの前奏曲とポストリュード/
ピアノ・ソナタ第2番
マルコム・ビンズ(ピアノ)
20世紀イギリスの知られざる作曲家、パトリック・ピゴット(1915-1990)のピ
アノ作品集。その作風はイギリスの民謡を採り入れる手法ではなく、師である
名教師ナディア・ブーランジェからの影響を感じさせる。イギリスの名ピアニ
スト、マルコム・ビンズの好演が光る。2004年9月-10月の録音。弊社初紹介。
BMS 422CD \2180
栄光の60年――
サリヴァン:ジュビリー賛歌/ハラ:3人の漁師は航海へ/マッケンジー:ドルミ
・イェズ/ベネット:3つのロマンスOp.14より/ピアサル:4声の合唱/アーム
ズ:5声のマドリガル/ハットン:アテネへ/バルフェ:歌劇《ロシェルの包囲》
より 第2幕/ゴス:もし我々がイエスが死んだと思っているならば/リチャー
ズ:牧歌/アルバート:カンツォネッタ/マクファーレン:パック、クラウズ、
アウェイ/キャロル:スター、ネイチャー/マクファーレン:アミティエ/バル
フェ:サンズ・オヴ・デー/ホワイト:メアリーへ/ビショップ:ホーム!スイ
ート・ホーム!/マーティン:短い祝典のためのテ・デウム イ長調
ロバート・ウィリアムス(指揮)、
イアン・ワス(オルガン)、
ミッドランズ・コラール、ジョン・タルボット(ピアノ)、
ケイティ・モレル(ソプラノ)、フィリダ・バニスター(アルト)、
キャンベル・ラッセル(テノール)、フィオナ・マーフィー(チェロ)、
ウィルフレッド・ゴッダード(クラリネット)
ヴィクトリア女王(1819-1901)の即位60周年記念式典(ダイアモンド・ジュビリ
ー)の100周年を記念して行われたコンサートのライヴ録音。
英国音楽協会(BMS)が主催したコンサートは、19世紀のイギリス音楽でヴィク
トリア女王在位当時の式典音楽の再現を試みた内容となっている。
1997年11月15日のライヴ録音。弊社初紹介。
<Quartz>(Quartzはレーベル・オフィシャルのCD-R盤となります)
QTZ 2071 \2180
ブラームス&リスト ――
ブラームス:パガニーニの主題による変奏曲Op.35(第2巻)、ピアノ・ソナタ
第1番ハ長調Op.1/リスト:葬送、アヴェ・マリア、ペトラルカのソネット
第104番、タランテラ
グレース・フランシス(ピアノ)
グレース・フランシスは、メニューイン・スクールでイリーナ・ザリツカヤに
学び、内田光子からは「グレース・フランシスは輝かしいピアニストだ」とい
う賛辞を贈られた東ロンドン出身の女流ピアニスト。
ハイドンからカール・ヴァイン、コリン・マクフィーまでという広いレパート
リーを持つフランシスは活動範囲も広く、デビュー・アルバムとなるこのブラ
ームス&リストは、英ミュージカル・オピニオン・クラシカル・ミュージック
・マガジンで5つ星に輝いている。
QTZ 2072 \2180
秘めごと - 愛の歌とアリア ――
ヴェルディ:ストルネッロ/ベッリーニ:優雅な月よ/ラフマニノフ:ねずみ取
りの男、ここは素晴らしい場所、私の窓辺に、僕の胸はこんなにも痛み/R・
シュトラウス:アモール、花束を編みたかった、ささやけ愛らしいミルテ/
フォーレ:ネル、秘めごと/エリン:白夜/イワノワ:大きな波/ベン・ハイム:
私は鈴蘭/ヘンデル:極みなき喜び、限りない愛/モーツァルト:愛の喜びは
露と消え/プッチーニ:ドレッタの夢/グノー:私は夢に生きたい
イローナ・ドムニチ(ソプラノ)、マルク・フェルテル(ピアノ)
イローナ・ドムニチは、サンクトペテルブルク音楽院、エルサレム音楽院で研
鑽を積み、現在はイギリスの名ソプラノ、ジョーン・ロジャースに師事してい
るロシア生まれのソプラノ歌手。
イタリア、ロシアのアリアと歌曲やベン=ハイムやベンジャミン・エリン
(1980-)などの近現代作品を組み合わせるなど意欲的なプログラム構成も魅力。
QTZ 2070 \2180
プラスチック・サン - テナー・サクソフォンのための無伴奏作品集 ――
ウッド・ムーン/マウス・プラクティス/プラスチック・サン/
グース・クリーチャー
ジェームズ・オールソップ(テナー・サクソフォン)
2007年のロニー・スコット・ジャズ・アウォードでベスト・ニューカマー賞を
獲得したマルチ・プレーヤー&コンポーザー、ジェームズ・オールソップのイ
ンプロヴィゼーション・アルバム。
<Prima Voce>(Prima Voceはレーベル・オフィシャルのCD-R盤となります)
NI 7961/3 3枚組 \3450
ボリス・クリストフ:録音集1949-1955 ――
モーツァルト:歌劇《ドン・ジョヴァンニ》より 奥さん、これが恋人のカタロ
グ!/カルダーラ:陽の光が/ベッリーニ:歌劇《ノルマ》より 丘に登れ/ヴェ
ルディ:歌劇《ナブッコ》より エジプトの海辺で神はモーゼを助けたもうごと
く/ムソルグスキー:歌劇《ボリス・ゴドゥノフ》より、歌劇《ホヴァンシチ
ナ》より ドシフェイのアリア/リムスキー=コルサコフ:歌劇《サドコ》より
/他
ボリス・クリストフ(バス)、ジェラルド・ムーア(ピアノ)、
フィルハーモニア管弦楽団、他
ニンバスのテクノロジーによって78回転のSP盤の演奏をマイクロフォンで拾い、
デジタル化を行う復刻シリーズ「プリマ・ヴォーチェ」は往年の名歌手たちの
歌声を聴くことができる貴重な録音。
東欧ブルガリアが生んだ20世紀の大歌手ボリス・クリストフ(1914-1993)が歌
うイタリア・オペラ、ロシアン・オペラ、ロシア歌曲を復刻。
NI 7846 \1700
ローザ・ポンセル:録音集Vol.2 ――
プッチーニ:歌劇《蝶々夫人》より ある晴れた日に、歌劇《トスカ》より 歌
に生き, 愛に生き/ヴェルディ:歌劇《運命の力》より 天使の中の女王よ、
歌劇《トロヴァトーレ》より 恋はばら色の翼に乗って/リムスキー=コルサ
コフ:歌劇《サドコ》より インドの歌/他
ローザ・ポンセル(ソプラノ)、ロマーノ・ロマーニ(指揮)、他
METなどで大活躍したアメリカのソプラノ、ローザ・ポンセル(1897-1981)の
録音集第2巻。1918年-1939年の録音。弊社初紹介。
NI 7847 \1700
フラグスタート:録音集 ――
ワーグナー:楽劇《ワルキューレ》より ホー・ヨー・トー・ホー、君こそは
春、歌劇《タンホイザー》より おごそかなこの広間よ、マリアさまお聞き下
さい、歌劇《ローエングリン》より 寂しい日々に神に祈った、そよ風よ私の
嘆きを聞いておくれ/他
キルステン・フラグスタート(ソプラノ)、
ユージン・オーマンディ(指揮)、フィラデルフィア管弦楽団
20世紀ノルウェーの大ソプラノ歌手、キルステン・フラグスタートの復刻は
十八番のワーグナーが中心。1935年-1939年の録音。弊社初紹介。
NI 7848 \1700
ベルリン州立歌劇場の偉大なる歌手たち ――
モーツァルト:歌劇《後宮からの逃走》より ああ、私の恋は幸福だった(マル
ゲリータ・ペラス)/ベートーヴェン:歌劇《フィデリオ》より(エルナ・ベル
ガー)/ドニゼッティ:歌劇《ドン・パスクァーレ》より もう一度、愛の言葉
を(エルナ・ベルガー)/ワーグナー:歌劇《リエンツィ》より 万能なる父よ
(フランツ・フォルカー)、歌劇《さまよえるオランダ人》より 遠く忘れられ
た古い時代の中から(フリードリヒ・ショア)/他
マルゲリータ・ペラス(ソプラノ)、エルナ・ベルガー(ソプラノ)、
フランツ・フォルカー(テノール)、他
20世紀前半にベルリン州立歌劇場で活躍した歌い手たちの歌声をプリマ・ヴォ
ーチェが復刻。1927年-1939年の録音。弊社初紹介。