クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

09-01 No.1

2009年01月04日 10時49分39秒 | Weblog
新年明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。

Goodies

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★ダイレクト・トランスファー CD-R 2009年1月新譜 5点発売★
発売予定:2009年1月下旬 価格:各1枚 \1500(税込)
※セット販売ではありません。1枚づつお申し込みいただけます。

一般店の店頭では入手出来ないのかというお問い合わせを頂いておりましたが、
本年より一部のご協力をいただけるお店での店頭販売を開始いたしましたので、
こちらもご利用下さい。

サンプラー(送料込\300)も出来上がりましたので、ご注文をお待ちしております。

●2009年1月現在での店頭取り扱い店
富士レコード社 古書センター店
101-0051
東京都千代田区神田神保町2-3 古書センター9階
TEL.03-3264-8546 FAX.03-3264-8256

イディア・クラシック
101-0051
東京都千代田区神田神保町3-11 よりたてビル 1F
TEL.03-5275-7806 FAX.03-5275-7807

コンセール 夕陽ケ丘
557-0012
大阪府大阪市西成区聖天下2-11-18
TEL&FAX. 06-6656-2768

プレミアムジーク
231-0023
神奈川県横浜市中区山下町90-1 ラコスタ横浜山下公園 1F
TEL.045-633-6305 FAX.045-633-6306

ワルティ堂島
530-0001
大阪府大阪市北区梅田1丁目3番1-B100 大阪駅前第1ビルB1F
TEL.06-6344-3940 FAX.06-6344-7967

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78CDR-1174
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲ニ長調作品77
(カデンツァ:ヨアヒム)
ジョコンダ・デ・ヴィトー(ヴァイオリン)
パウル・ファン・ケンペン指揮
ベルリン・ドイツ・オペラ劇場管弦楽団
独 GRAMMOPHON 68308/12
(1941年ベルリン録音)
ジョコンダ・デ・ヴィトー(1907-94)はイタリアの女流ヴァイオリニスト。こ
の録音はデ・ヴィトーのレコードデビュー。1941年第2次世界大戦下のベルリ
ンでポリドール・レーベルに行われた。この時デ・ヴィトーは34歳だった。
初々しく、輝かしいヴァイオリンは戦後のEMIへの再録音とはかなり異なる。
指揮者のパウル・ファン・ケンペン(1893-1955)はオランダの指揮者。17歳で
アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団にヴァイオリニストとして入団。
1916年以降ドイツで活躍。1932年にオーバーハウゼンで指揮者としてデビュ
ー。1934年から1942年の8年間ドレスデン・フィルハーモニーの首席指揮者を
務めた。戦後はオランダに戻ったが第2次大戦中ナチ政権下のドイツで活躍し
たことで1949年まで指揮活動が制限された。1949年からオランダのヒルファ
ーサムの放送管弦楽団を指揮している。録音はSP期にはドレスデン・フィル、
LPになってベルリン・フィルやアムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団
がある。1955年、62歳で他界した。なお第10面は原盤不良によるダビングで
他の面に較べて音質が劣る。

78CDR-1175
ラロ:チェロ協奏曲ニ短調
モーリス・マレシャル (チェロ)
フィリップ・ゴーベール指揮管弦楽団
日 COLUMBIA J8133/5(仏 Columbia LFX282/4と同一録音)
(1932年パリ録音)
モーリス・マレシャル(1892-1964)はフランスの名チェリスト。パリ音楽院で
チェロをジュール・レブに、室内楽をルフェーブルに、指揮法をポール・デュ
カに学び、1911年一等賞を得た。マレシャルは第1次世界大戦(1914-18)に従軍、
戦後の1919年にコンセール・ラムルーにソリストとデビューした。以来世界中
を楽旅し、日本にも何度か来訪した。日本コロムビアに日本録音をしたことも
ある。フィリップ・ゴーベール(1879-1941)はフランスのフルート奏者で指揮
者。1914年パリ音楽院のフルート科で一等賞を得た後、1905年第2回のローマ
賞を得た。フルート独奏者としてフランスの一流オーケストラの首席を務め、
1919年パリ音楽院管弦楽団の指揮者となり1938年でその任にあった。SP時代に
レコード録音も多い。

78CDR-1176
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第7番ハ短調作品30-2
マックス・ロスタル(ヴァイオリン)
フランツ・オスボーン(ピアノ)
英 DECCA AK2356/9
(1949年12月19-20日ロンドン、デッカ・スタジオ録音)
ヴァイオリンのマックス・ロスタル(1905-1991)はオーストリア生まれ。ウィ
ーンでアルノルト・ロゼー(1863-1964)に、ベルリンではカール・フレッシュ
(1873-1944)に師事した。1930-33年にベルリン高等音楽院のヴァイリン科教
授、1934-58年にはロンドンのギルドホール音楽学校の教授を務め、アマデウ
ス弦楽四重奏団のメンバー育成にたずさわった。1957-82年にはケルン音楽院、
1957-85年にはスイスのベルン音楽院の教授を務めた。弟子にエディット・パ
イネマン(1937-)やイゴール・オジム(1931-)がいる。SPレコード末期の英デッ
カにベートーヴェン: ヴァイオリン・ソナタ集(第1番と第3番以外)の録音をし
た。ピアノのフランツ・オスボーンはレオニード・クロイツァー(1884-1953)
のドイツ時代の弟子の一人。英デッカのFFRR録音。

78CDR-1177
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第23番ヘ短調作品57「熱情」
ハロルド・バウアー(ピアノ)
英 HIS MASTER'S VOICE DB1293/4(米 VICTOR 6697/8と同一録音)
(1927年アメリカ録音)
ハロルド・バウアー(1873-1951)はロンドン生まれ。父親はドイツ人でヴァイ
オリン奏者、母親はイギリス人。父親の手ほどきでヴァイオリンを学び、1883
年にロンドンでヴァイオリニストとしてデビューし、9年間に渡ってイギリス
国内で演奏活動をした。1892年、19歳の時にパリに行き、大ピアニスト、パデ
レフスキ(1860-1941)にすすめられてピアノに転じた。第1次世界大戦(1914-18)
以前には、主にパリで活動し、ティボーやカザルスとトリオ演奏会を開いたこ
ともある。1917にアメリカに渡りニューヨークに在住し、ベートーヴェン協会
を創立した。この「熱情」はソナタは電気録音の最初期のもの。78CDR-1170
「月光」の翌年録音された。バウアーの特質がよく表れた名演奏とされたもの。
現在では忘れられた存在の名ピアニストの演奏に耳を傾けたい。

78CDR-1178(機械式録音)
J.S.バッハ:
無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番 BWV 1004 より「シャコンヌ」
イゾルデ・メンゲス(ヴァイオリン)
英 HIS MASTER'S VOICE D875/6
(1924年4月7日録音)
イゾルデ・メンゲス(1893-1976)は20世紀の前半に最も精力的に活動したイギ
リスの女流ヴァイオリン奏者。1910年、17歳で名ヴァイオリン教授レオポルド
・アウアー(1845-1930)に師事するためにロシアのザンクトペテルブルグに向
かった。アウアーには通算3年師事し教授の最もお気に入りの弟子になった。
1913年、20歳でロンドンにデビューした。その時のプログラムはチャイコフス
キーの協奏曲、ラロのスペイン交響曲に加えて、ベートーヴェンとブラームス
の協奏曲の縮刷版だった。1916年から1919年には北米公演を行いアメリカのメ
ジャーオーケストラのほとんどと共演し名声を高めた。レコード録音は機械式
録音時代に、世界最初の録音になるベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲、電
気初期のベートーヴェン:「クロイツエル・ソナタ」、ブラームス: ヴァイオ
リン・ソナタ第2番及び第3番がHIS MASTER'S VOICEにあり、室内楽はデッカに
録音していた。この「シャコンヌ」もおそらくこの名曲の世界初録音のようだ。
楽譜の隅々まで行き届いた柔和な表情は、女流ヴァイオリニストならではのも
ので、マイクロフォンを使わない録音がヴァイオリンの音を素直にひろいあげ
ている。

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