<ARTE NOVA>
82876888812 \650
ブルックナー:交響曲第1番 ハ短調(1866年第1稿版・リンツ稿)
デニス・ラッセル・デイヴィス(指揮)
リンツ・ブルックナー管弦楽団
82876888832 \650
ブルックナー:交響曲第2番 ハ短調(1877年第2稿版)
デニス・ラッセル・デイヴィス(指揮)
リンツ・ブルックナー管弦楽団
82876842312 \650
ブルックナー:交響曲第3番 ニ短調(1889 年第3稿・ノーヴァク版)
デニス・ラッセル・デイヴィス(指揮)
リンツ・ブルックナー管弦楽団
D.R.デイヴィスとリンツ・ブルックナー管弦楽団が、満を持しての全曲ライ
ヴ録音シリーズ続編。今回の発売分は、最初の3曲の録音。ブルックナーの
宇宙の鳴動を思わす壮大なスケールで鳴り響く圧倒的な音の伽藍を築きなが
ら、重厚さを保ちつつ見通しのいい明快な解釈で聴くものを魅了する録音で
ある。今回の録音でも、D.R.デイヴィス自身が解釈する最もブルックナー演
奏にふさわしい版を選び、演奏に臨んでいます。その結果、南ドイツ=オー
ストリア特有の明るく開放的で、伝統と歴史に裏付けられたサウンドに、デ
イヴィスの現代感覚が光る指揮ぶり。リンツ・ブルックナー管にとって旧全
集の録音から約10年を経て、かつての録音とは一味もニ味も違う、進化した
ブルックナー解釈の新時代を感じさせる明快さ、すっきりとした演奏が繰り
広げられます。残りの曲も、2007年後半から2008年に発売予定。
<DHM>
82876850552(SACD-Hybrid) \1900
テレマン:ヴィオラ・ダ・ガンバのための作品集
「ソナタ ロ短調」「ソナタ ホ長調」「協奏曲イ長調」「組曲 ニ短調」
「協奏曲 ト長調」
ヒレ・パール(gamb)
フライブルク・バロック・オーケストラ
バロック期に最も栄えた楽器の一つ、ヴィオラ・ダ・ガンバ。楽曲、録音と
も最も多いのは、フランスのもの。また通奏低音としては当たり前の様に多
く使用されています。もちろん大バッハは、有名なガンバ・ソナタ、ブラン
デンブルク協奏曲第6番やカンタータの多くに使用。ドイツの作曲&ガンバ
演奏家アーベルも多数の作品を残しています。それ以外のドイツの作曲家に
よるガンバの作品の録音は、意外と少ないように思われます。当時最も人気
のあったテレマンは、ガンバを使用した作品を多数残したドイツ作曲家の一
人ですが、意外と録音が少ないのが不思議です。この録音では、テレマンの
ガンバ・ソロを中心にした作品を集めたアルバムで、現在最も実力・人気の
ある女流ガンビスト、ヒレ・パール。そしてヨーロッパで最も人気のある古
楽器グループ、フライブルク・バロック・オーケストラ(現地でコンサート
・チケットを取るのは至難)のメンバーがサポートし、新しいテレマン解釈
を聴かしてくれることでしょう。ヒレ・パールは、フライブルク・バロック
・オーケストラのガンバ奏者としても長年活躍しているので、息もぴったり
です。
【録音:2006年3月15-17日、フライブルク、パウルス・ザール】
<OEHMS CLASSICS>
OC599 \1450
ヘンデル:カンタータと、鍵盤楽器のための作品集
カンタータ「残酷な暴君、愛の神(Crudel tiranno amor)」HWV97b
(2005 年新発見の自筆譜、チェンバロ伴奏版による)
チェンバロ組曲第7番ト短調 HWV432
音楽時計のための小品より、9曲
オルガンまたはチェンバロのための、フーガまたはヴォランタリーOp.3より
HMV.605 とHMV609
シルヴィア・グリーンベルク(Sp)
エドガー・クラップ(Cemb,Org), ウェン=シン・ヤン(Vc)
2005年に相継いで、バッハとヘンデルの自筆譜が発見された。その一つは、
ここに収録されたヘンデルの作品で、ミュンヘン・バイエルン州立図書館に
保存されていた【イタリアン・カンタータHWV97<Crudel tiranno Amor>】の
楽譜で、比較的有名なヘンデルのカンタータの一つである。1899年に当館に
寄与された芸術史学者フォン・リール氏の纏めた曲集が鑑定された結果、ヘ
ンデルの自筆譜であることが確認されたもの。既に知られていたヘンデルの
片腕のクリストファー・スミスの8つの楽譜に紛れて、手書きを特定するの
は困難であったようだ。新たに発見された楽譜は、通常知られているソプラ
ノ独唱と通奏低音付きオーボエ(または弦楽合奏)版の楽譜ではなく、チェ
ンバロのみによる伴奏版である。レチタティーヴォ部分に、稀な作曲家本人
による通奏低音和音記載がされているため、当時の通奏低音の研究に計り知
れない意味を持つものである。また、ここでは珍しいヘンデルのキーボード
作品も収録されている。
http://www.stmwfk.bayern.de/downloads/aviso/2005_4_aviso_08-11.pdf
【録音:2006年5月17日、ミュンヘン、アレルハイリゲン教会でのLive】
OC571 \1450
シューマン:「詩人の恋」Op48,「リーダークライス」Op24,
ハイネの詩による5 つの歌曲
「あなたの顔は」Op.127-2、「2人の擲弾兵」Op.49-1、
「憎しみ合う兄弟」Op.49-2、
「ベルシャザル王」Op.57、「浜辺の夕暮れ」Op45-3
ローマン・トレーケル(Br) オリヴァー・ポール(p)
べルリン州立歌劇場、バイロイト音楽祭で名ワーグナー歌手として存在感を
示すトレーケルは、ヨーロッパではリート歌手としてもすでに幅広い名声を
確立している。今までのドイツ・ロマン派の演奏同様、この最新録音盤の
シューマンも、そうした彼の最良の部分を聞き取ることが出来る見事なもの。
天性の美声、惚れ惚れするばかりのドイツ語の美しさ、それに感情を極めて
自然に歌い上げる類い希な表現力、そうした彼の歌の魅力がここに凝縮され
ている。
【録音:2005年11月21-25日 ベルリン、アンドレア教会】
OC612(SACD-Hybrid) \1600
2台のオルガン用編曲版による、ワーグナーの指環
1)「ラインの黄金」前奏曲
2)「ヴァルハラ城」
3)「ワルキューレの騎行」
4)「ジークフリート」より「森のささやき」
5)「神々の黄昏」より「葬送行進曲」
6)「ブリュンヒルデの自己犠牲」
ハンスイェルク・アルブレヒト(org & 編曲)
フライブルク生まれの若手鬼才オルガニストによる、ワーグナーの指環を複
数台オルガン用に編曲した演奏。この録音では、トゥルコアン聖ニコライ教
会に設置されている大小2台のオルガンを同時に使用(1つのコンソールで、
2台のオルガン演奏が可能)。5本のマイクロフォンを教会の中央の最適な場
所にセッティング。更に多重録音を最新録音機器とコンピュータを使用する
ことによって、あたかも5 人のオルガニストが、10台のオルガンを一気に演
奏しているように感じさせられます。このことにより、ワーグナーの管弦楽
効果を、十分に引き出すことに成功しました。通常のステレオCDでも十分な
音響効果を得られるようにミックスしてありますが、ぜひ5.1ch のサラウン
ド効果を聴いて欲しいとのことです。
【録音:2006年5月:トゥルコアン聖ニコライ教会(フランス北部)
OC582 \1450
ドイツ・ホルンのためのロマンティック作品集
リヒャルト・シュトラウス:「アンダンテ」
フランツ・ラハナー:「スイス民謡による変奏曲」
フランツ・シュトラウス:「主題と変奏 Op.13」 「夜想曲 Op.7」
シューマン:「アダージョとアレグロ Op.70」
カール・ピルス:「ソナタ風の3曲」
ルイ=フィリップ・マルソレ(Hr) デイヴィッド・ジャルバート(p)
第2回Audi モーツァルト・コンクール優勝。2005年ARD ミュンヘン国際コン
クール、ホルン部門で第2位を受賞した、カナダ出身のホルン奏者のソロ・
デビュー盤です。現地の批評家・聴衆も「2位を受賞したマルソレの方が、
音楽的に素晴らしい解釈!」と評価し、エームズ社長も大絶賛。
【録音:2006年5月16-19日 ミュンヘン、バイエルン放送局スタジオ】
OC578 \1450
モーツァルト:
歌劇「羊飼いの王様」序曲K.208、 ピアノ協奏曲第22 番K.482、
交響曲第31番K.297 ,
コンサート・アリア「私は行く、しかしどこへ」K.583,
「いえ、いえ、あなたには無理なこと」K.419,
「わが感謝を受けたまえ、やさしき保護者よ」K.383
リタ・シュトライヒ(Sp) ゲザ・アンダ(p)
ベルンハルト・パウムガルトナー(指揮)
ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団
シュトライヒは、1920年旧ソ連のバルナウル生まれのソプラノ歌手。1943年
にデビューして以来、コロラトゥーラ・ソプラノの第一人者として活躍しま
した。この演奏は1953 年にウィーン国立歌劇場のメンバーとなり、華々し
い活躍を始めたばかりの頃のもの。とりわけモーツァルトのオペラを得意と
していただけに、このコンサートアリアも実に見事。持ち前のハイソプラノ
で細かいパッセージも、難なく歌いきるさまはさすが「音楽史上、最も魅力
的な歌手のひとり」と言われただけのことはあります。ピアニストのゲザ・
アンダは、1921 年ハンガリー生まれ。お国物であるリストよりもモーツァル
トを愛し、自ら「カデンツァ集」を出版したことでも知られています。この
協奏曲第22番は前後の21番や23番ほど有名ではありませんが、自由な曲想に
満ち溢れた流麗で美しい作品。
【録音:1956年8月19日、ザルツブルク、モーツァルテウム大ホールでのラ
イヴ: モノラル録音 】
OC579 \1450
モーツァルト:
ディヴェルティメント第7番 ニ長調K.205*、
ヴァイオリン協奏曲第4番 ニ長調K218,
交響曲第25番 ト短調K183、
レチタティーヴォとアリア「幸せの影よ…私はお前を残してゆく」K.255
コンサート・アリア「私は行く、しかしどこへ」K.583,
トーマス・ツェートマイアー(Vn) マリヤーナ・リポヴシェク(Ms)
レオポルド・ハーガー(指揮)
ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団
この年は、モーツァルトが1773年から1777年の間に、ザルツブルクで書かれ
た作品を中心にプログラムされました。ツェートマイアーは、1990年にフィ
ルハーモニア管とモーツァルトの協奏曲を弾きぶりで録音していますが、こ
のライヴはまだデビューしたての20歳の時の録音。ザルツブルク生まれの
ツェートマイアーと、ハーガー&モーツァルテウム管によるモーツァルト心
を知り尽くした演奏には、故郷の生んだ大作曲家への深い共感と尊敬が込め
られています。「個々の音、そのスリムで非常にフレキシブルなイントネー
ションは、将来的に新しいモーツァルト解釈として、スタンダード化される
だろう」と報じられました。そして今や、ワーグナー、R.シュトラウス歌い
として有名なスロヴェニア出身のリポヴシェク。彼女は当時からアーノンク
ールが頻繁に起用したメゾソプラノ歌手でもあり、ここでもモーツァルトを
感情豊かに歌いあげます。「光り輝く声と伸びやかな語法。今後ザルツブル
ク音楽祭に不可欠な歌手」と絶賛されたコンサートで、この直後ウィーン国
立歌劇場から契約の依頼があったそうです。
【録音:1981年8月15日、30日*, ザルツブルク、モーツァルテウム大ホール
でのライヴ】
OC580 \1450
ハイドン:
2つのリラ(リコーダー)、2つのヴァイオリン、2つのヴィオール、
コントラバスとホルンのための協奏曲 ト長調
(リラ・オルガニザータ協奏曲第3番ト長調Hob.VIIh-3)*、
交響曲第84番変ホ長調Hob.I-84
モーツァルト:交響曲第38 番 ニ長調「プラハ」K.504
キャサリーナ・ラグマイアー、ラファエラ・ダンクザクミュラー(Bfl*)
ピエーレ・ピツル、ジェーン・ベリ(gamb*)
フランス・ブリュッヘン(指揮)
ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団
フランス・ブリュッヘンがザルツブルク音楽祭への2回目の出演したときの
ライヴ。ここでは大変珍しい作品が演奏されることとなりました。ハイドン
がリラ・オルガニザータ(リラの形をした独特な音質を持った小型オルガン
といわれている)のために書いた協奏曲。現代ではオーボエかフルートに移
行するか、ハイドンがその後リラ・オルガニザータ・パートをはずし、クラ
リネットを含めたディヴェルティメント形式に編曲したものが演奏されるよ
うです。実際リラ・オルガニザータは現存しないので、ブリュッヘンは一つ
の可能性・提案として、その音をリコーダーとヴィオラ・ダ・ガンバに持た
せることによって、作曲当時の音を蘇がえらせることに成功しました。2つ
の交響曲は、それまでブリュッヘンが18世紀オーケストラで行ってきたオリ
ジナル楽器奏法を、モーツァルテウム管のモダン楽器に適用し、「画期的な
解釈」とザルツブルクの聴衆を驚かした演奏です。
【録音:1995年8月20日、ザルツブルク、モーツァルテウム大ホールでのラ
イヴ】
OC581 \1450
ヨーゼフ・マルティン・クラウス:交響曲 ハ短調 VB148
フンメル:ピアノ協奏曲 ヘ長調 Op.post.(1833)
モーツァルト:交響曲第29 番 イ長調K.201(186a)
シュテファン・ヴラダー(p)
アイヴァー・ボルトン(指揮)
ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団
この年のテーマとして、モーツァルトと同時代。影響を受けた作曲家が取り
上げられました。ボルトンが取り上げたのは、J.M.クラウスとフンメルでし
た。なおこの演奏会では、「今までにザルツブルクには無い、斬新なアプロ
ーチ。よりモーツァルトの時代に近づいた演奏で、モーツァルトの音楽はカ
ジュアルで、甘くなく、非感傷的で、ダイレクトに私たちを打ちのめされる
ものであることが実証された」と絶賛を浴びた演奏です。
【録音:2003年8月17日、ザルツブルク、モーツァルテウム大ホールでのラ
イヴ】
<RCA RED SEAL EU>
82876877612 3枚組 \2400
モーツァルト:歌劇「コシ・ファン・トゥッテ」(全曲)
エーリヒ・ラインスドルフ(指揮)
ニューフィルハーモニア管弦楽団
シェリル・ミルンズ(Br)、レオンタイン・プライス(Sp)、タチアナ・ト
ロイヤノス(Ms)、ジュディス・ラスキン(Sp)、エツィオ・フラゲッロ(T)
アンブロジアン・オペラ・コーラス
永らく廃盤となっていたラインスドルフの隠れた名盤が、再登場。 当時RCA
としてはめずらしくロンドンでの録音で、レオンタイン・プライス、ミルン
ズを起用して、熱い演奏を行っています。なお、ホルンはあのデニス・ブレ
インだそうです。
【録音:1967年8-9月 ロンドン、ウォルサムストウ・タウン・ホール】
82876877602 3枚組 \2400
モーツァルト:歌劇「魔笛」全曲
ジェームズ・レヴァイン(指揮)ウィーン・フィル
マルッティ・タルヴェラ(Bs)、ズディスラヴァ・ドナート(Sp)、イ
レアナ・コトルバス(Sp)、エリック・タピー(T)、クリスティアン・
ベッシュ(Br)、ラヒェル・ヤカール(Sp)、他 テルツ少年合唱団員
1978年のプレミエ以来8年にわたって、ザルツブルク音楽祭を代表する名舞
台の「魔笛」。輝くような生気にみちたレヴァイン&ウィーン・フィルの演
奏も当時大絶賛され、あまりの評判に1980年にムジーク・フェラインザール
でスタジオ録音をしたものが、久々に輸入盤での再発売となります。コトル
バスのパミーナ、ベッシュのパパゲーノも、そのハツラツとした演技と歌唱
が話題を呼んだ演奏です。LPで発売された当時、初のデジタル録音による
「魔笛」全曲盤でした。
【録音: 1980年9月1-4日 ウィーン、ムジークフェラインザール DDD】
<NMC>
NMC D085 \1450
ニコラス・モー(b.1935):ライフ・スタディズ
リチャード・ロドニー・ベネット(b.1936):スペルス(呪文)
ネヴィル・マリナー指揮
アカデミー室内管弦楽団
ジェーン・マニング(Sop)
サー・デヴィッド・ウィルコックス指揮
フィルハーモニア管弦楽団&バッハ合唱団
(コンティヌム・レーベル復刻)
ニコラス・モーとリチャード・ロドニー・ベネットというイギリス作曲界の
巨匠ふたりの大規模なオーケストラ作品をカップリング。二人とも前衛音楽
ではなく、バックス、ヴォーン=ウィリアムス、ブリッジ、ブリテンと続く
近代イギリス音楽の系譜に連なる新保守主義もしくは新ロマン主義ともいえ
る抒情的でドラマティックな音楽。なお本盤はコンティヌム・レーベル音源
の復刻です。
NMC D108 \1980
「オペラ/ヴァイオリンとピアノのための新作」
ジョー・カットラー(b.1968):レ(ガイア)、
リチャード・コーストン(b.1971):雨の7つの国、
ジョセフ・フィブス(b.1974):ファンタジア、
ブリン・ハリソン:リスニングI
ジョナサン・パウエル:イントレシータ、
モーガン・ヘイズ(b.1973):オペラ
ダラ・モーガン(Vn)
マリー・デュレア(Pf)
録音:2002-2003年
現在30代のイギリス若手作曲家のヴァイオリンとピアノのための作品を収録。
ヴァイオリンのピッチカートとプリペアリングされたピアノとの打楽器的な
かけあいの面白いコーストン作品、さすがギャヴィン・ブライヤーズの弟子
だけのことはあると思わせる、延々とひとつのモティーフを繰り返し続ける
ハリソン作品が注目。ヴァイオリンのモーガンは現代音楽スペシャリストと
してウィーン・モデルンほか数々の音楽祭に出演している。
NMC D117 \1980
トランスミッション/リチャード・バレット(b.1959) 作品集
インターフェレンス(コントラ・バス・クラリネット、声とバス・ドラムの
ための)
アプグランツベラーデン/アウスアインアンデルゲシュリーベ
ン(abglanzbeladen/auseinandergeschrieben)(パウル・ツェランの詩に
よる-打楽器のための)
玄武岩(トロンボーンのための)
エア(ヴァイオリンのための)
クノスペンド-ゲシュパルテナー(knospend-gespaltener)(クラリネット
のための)
トランスミッション(エレクトリック・ギターとライヴ・エレクトロニクス
のための)
カール・ロスマン(コントラバスCl,Vo,ペダル・バス・ドラム)
ピーター・ネヴィル(Perc)
ベンジャミン・マークス(Trb)
スーザン・ピエロッティ(Vn)
カール・ロスマン(Cl)
ダリル・バックリー(E.Gtr)
リチャード・バレット(ライヴ・エレ
クトロニクス)
リチャード・バレットは即興演奏など自ら演奏に関わるアクティヴな活動を
続けている作曲家。そのせいかアルバムには友人の演奏家のために書かれた
演奏効果の高い作品が多い。「アプグランツベラーデン」と「エア」はナチ
の収容所から生還したものの1970年に自殺したドイツのユダヤ人詩人パウル
・ツェランの作品から触発されて書かれた。
<RTVE>
CD 65204 2枚組 \3300
ヴェルディ:オペラ「椿姫」
クリスティーナ・ガリャルド・ドマース(ソプラノ:ヴィオレッタ)
イスマエル・ホルディ(テノール:アルフレード・ジェルモン)
ヘナロ・スルバラーン(バリトン:ジョルジュ・ジェルモン) ほか
エンリケ・パトロン・デ・ルエダ(指揮)
マラガ・フィルハーモニー管弦楽団
ビリャマルタ劇場合唱団
録音:2004年11月5、7日、ビリャマルタ劇場
CD 65248 \2180
ビリャンシーコ(クリスマスの合唱曲集)
ホセ・マリア・ガルベス:Una pandereta suena
リカルド・オルモス:El cant dels ocells
フリアン・パレーラ:Aguinaldo del pueblo
ヘスス・グリーディ:Ator mutil
アントニオ・セラーダ:Villancico en seguidillas
アマンド・ブランケール:Feume llenya
ホセ・マリア・マルティーン:Cantemos, pastores
フアン・マリア・トマス:La letania de Navidad
フランシスコ・カーノ:En Belen tocan a fuego
ホセ・アントニオ:Donostia Oi Betlehem
アントリーン・デ・ラ・フエンテ:Figurines de barru
ヘスス・グリーディ:Camina a Virxen
マリアーノ・アルフォンソ:Zumbale al pandero
アルベルト・ブランカフォルト:El noi de la mare
フアン・ホセ・ファルコーン:Villancico de la entrada de los pastores
ネメシオ・オターノ:Adeste, fideles
フリアン・ペレーラ:Gatatumba
フランツ・グルーバー:Stille Nacht(きよしこの夜)
アントニオ・ソレール:
A Belen se van corriendo(*)/Ya de noche y por las calles(*)
A Belen a ver al nino(*)/Por caer las Navidades(*)
マリアーノ・アルフォンソ(指揮)
スペイン放送合唱団
録音:2005年7月、サラ・レンス/2004年12月、記念劇場(*)
「ビリャンシーコ」といっても古楽のジャンルではなく、スペインのクリス
マス合唱曲です。「きよしこの夜」以外はスペイン系作曲家の作品。
CD 65250 \2180
アンヘル・マルティン・ポンペイ(1902-2001):
2台のピアノのための協奏曲ニ短調(1935-1939)(*)
ヴァイオリン協奏曲ホ短調(1946-1954)(+)
ホルヘ・ラバイナ、マルタ・サバレータ(ピアノ(*))
マヌエル・ギリェーン(ヴァイオリン(+))
エイドリアン・リーパー(指揮)
スペイン放送交響楽団
録音:2004年6月5-9日(*)、2005年6月21-24日(+)、マドリッド、記念劇場
82876888812 \650
ブルックナー:交響曲第1番 ハ短調(1866年第1稿版・リンツ稿)
デニス・ラッセル・デイヴィス(指揮)
リンツ・ブルックナー管弦楽団
82876888832 \650
ブルックナー:交響曲第2番 ハ短調(1877年第2稿版)
デニス・ラッセル・デイヴィス(指揮)
リンツ・ブルックナー管弦楽団
82876842312 \650
ブルックナー:交響曲第3番 ニ短調(1889 年第3稿・ノーヴァク版)
デニス・ラッセル・デイヴィス(指揮)
リンツ・ブルックナー管弦楽団
D.R.デイヴィスとリンツ・ブルックナー管弦楽団が、満を持しての全曲ライ
ヴ録音シリーズ続編。今回の発売分は、最初の3曲の録音。ブルックナーの
宇宙の鳴動を思わす壮大なスケールで鳴り響く圧倒的な音の伽藍を築きなが
ら、重厚さを保ちつつ見通しのいい明快な解釈で聴くものを魅了する録音で
ある。今回の録音でも、D.R.デイヴィス自身が解釈する最もブルックナー演
奏にふさわしい版を選び、演奏に臨んでいます。その結果、南ドイツ=オー
ストリア特有の明るく開放的で、伝統と歴史に裏付けられたサウンドに、デ
イヴィスの現代感覚が光る指揮ぶり。リンツ・ブルックナー管にとって旧全
集の録音から約10年を経て、かつての録音とは一味もニ味も違う、進化した
ブルックナー解釈の新時代を感じさせる明快さ、すっきりとした演奏が繰り
広げられます。残りの曲も、2007年後半から2008年に発売予定。
<DHM>
82876850552(SACD-Hybrid) \1900
テレマン:ヴィオラ・ダ・ガンバのための作品集
「ソナタ ロ短調」「ソナタ ホ長調」「協奏曲イ長調」「組曲 ニ短調」
「協奏曲 ト長調」
ヒレ・パール(gamb)
フライブルク・バロック・オーケストラ
バロック期に最も栄えた楽器の一つ、ヴィオラ・ダ・ガンバ。楽曲、録音と
も最も多いのは、フランスのもの。また通奏低音としては当たり前の様に多
く使用されています。もちろん大バッハは、有名なガンバ・ソナタ、ブラン
デンブルク協奏曲第6番やカンタータの多くに使用。ドイツの作曲&ガンバ
演奏家アーベルも多数の作品を残しています。それ以外のドイツの作曲家に
よるガンバの作品の録音は、意外と少ないように思われます。当時最も人気
のあったテレマンは、ガンバを使用した作品を多数残したドイツ作曲家の一
人ですが、意外と録音が少ないのが不思議です。この録音では、テレマンの
ガンバ・ソロを中心にした作品を集めたアルバムで、現在最も実力・人気の
ある女流ガンビスト、ヒレ・パール。そしてヨーロッパで最も人気のある古
楽器グループ、フライブルク・バロック・オーケストラ(現地でコンサート
・チケットを取るのは至難)のメンバーがサポートし、新しいテレマン解釈
を聴かしてくれることでしょう。ヒレ・パールは、フライブルク・バロック
・オーケストラのガンバ奏者としても長年活躍しているので、息もぴったり
です。
【録音:2006年3月15-17日、フライブルク、パウルス・ザール】
<OEHMS CLASSICS>
OC599 \1450
ヘンデル:カンタータと、鍵盤楽器のための作品集
カンタータ「残酷な暴君、愛の神(Crudel tiranno amor)」HWV97b
(2005 年新発見の自筆譜、チェンバロ伴奏版による)
チェンバロ組曲第7番ト短調 HWV432
音楽時計のための小品より、9曲
オルガンまたはチェンバロのための、フーガまたはヴォランタリーOp.3より
HMV.605 とHMV609
シルヴィア・グリーンベルク(Sp)
エドガー・クラップ(Cemb,Org), ウェン=シン・ヤン(Vc)
2005年に相継いで、バッハとヘンデルの自筆譜が発見された。その一つは、
ここに収録されたヘンデルの作品で、ミュンヘン・バイエルン州立図書館に
保存されていた【イタリアン・カンタータHWV97<Crudel tiranno Amor>】の
楽譜で、比較的有名なヘンデルのカンタータの一つである。1899年に当館に
寄与された芸術史学者フォン・リール氏の纏めた曲集が鑑定された結果、ヘ
ンデルの自筆譜であることが確認されたもの。既に知られていたヘンデルの
片腕のクリストファー・スミスの8つの楽譜に紛れて、手書きを特定するの
は困難であったようだ。新たに発見された楽譜は、通常知られているソプラ
ノ独唱と通奏低音付きオーボエ(または弦楽合奏)版の楽譜ではなく、チェ
ンバロのみによる伴奏版である。レチタティーヴォ部分に、稀な作曲家本人
による通奏低音和音記載がされているため、当時の通奏低音の研究に計り知
れない意味を持つものである。また、ここでは珍しいヘンデルのキーボード
作品も収録されている。
http://www.stmwfk.bayern.de/downloads/aviso/2005_4_aviso_08-11.pdf
【録音:2006年5月17日、ミュンヘン、アレルハイリゲン教会でのLive】
OC571 \1450
シューマン:「詩人の恋」Op48,「リーダークライス」Op24,
ハイネの詩による5 つの歌曲
「あなたの顔は」Op.127-2、「2人の擲弾兵」Op.49-1、
「憎しみ合う兄弟」Op.49-2、
「ベルシャザル王」Op.57、「浜辺の夕暮れ」Op45-3
ローマン・トレーケル(Br) オリヴァー・ポール(p)
べルリン州立歌劇場、バイロイト音楽祭で名ワーグナー歌手として存在感を
示すトレーケルは、ヨーロッパではリート歌手としてもすでに幅広い名声を
確立している。今までのドイツ・ロマン派の演奏同様、この最新録音盤の
シューマンも、そうした彼の最良の部分を聞き取ることが出来る見事なもの。
天性の美声、惚れ惚れするばかりのドイツ語の美しさ、それに感情を極めて
自然に歌い上げる類い希な表現力、そうした彼の歌の魅力がここに凝縮され
ている。
【録音:2005年11月21-25日 ベルリン、アンドレア教会】
OC612(SACD-Hybrid) \1600
2台のオルガン用編曲版による、ワーグナーの指環
1)「ラインの黄金」前奏曲
2)「ヴァルハラ城」
3)「ワルキューレの騎行」
4)「ジークフリート」より「森のささやき」
5)「神々の黄昏」より「葬送行進曲」
6)「ブリュンヒルデの自己犠牲」
ハンスイェルク・アルブレヒト(org & 編曲)
フライブルク生まれの若手鬼才オルガニストによる、ワーグナーの指環を複
数台オルガン用に編曲した演奏。この録音では、トゥルコアン聖ニコライ教
会に設置されている大小2台のオルガンを同時に使用(1つのコンソールで、
2台のオルガン演奏が可能)。5本のマイクロフォンを教会の中央の最適な場
所にセッティング。更に多重録音を最新録音機器とコンピュータを使用する
ことによって、あたかも5 人のオルガニストが、10台のオルガンを一気に演
奏しているように感じさせられます。このことにより、ワーグナーの管弦楽
効果を、十分に引き出すことに成功しました。通常のステレオCDでも十分な
音響効果を得られるようにミックスしてありますが、ぜひ5.1ch のサラウン
ド効果を聴いて欲しいとのことです。
【録音:2006年5月:トゥルコアン聖ニコライ教会(フランス北部)
OC582 \1450
ドイツ・ホルンのためのロマンティック作品集
リヒャルト・シュトラウス:「アンダンテ」
フランツ・ラハナー:「スイス民謡による変奏曲」
フランツ・シュトラウス:「主題と変奏 Op.13」 「夜想曲 Op.7」
シューマン:「アダージョとアレグロ Op.70」
カール・ピルス:「ソナタ風の3曲」
ルイ=フィリップ・マルソレ(Hr) デイヴィッド・ジャルバート(p)
第2回Audi モーツァルト・コンクール優勝。2005年ARD ミュンヘン国際コン
クール、ホルン部門で第2位を受賞した、カナダ出身のホルン奏者のソロ・
デビュー盤です。現地の批評家・聴衆も「2位を受賞したマルソレの方が、
音楽的に素晴らしい解釈!」と評価し、エームズ社長も大絶賛。
【録音:2006年5月16-19日 ミュンヘン、バイエルン放送局スタジオ】
OC578 \1450
モーツァルト:
歌劇「羊飼いの王様」序曲K.208、 ピアノ協奏曲第22 番K.482、
交響曲第31番K.297 ,
コンサート・アリア「私は行く、しかしどこへ」K.583,
「いえ、いえ、あなたには無理なこと」K.419,
「わが感謝を受けたまえ、やさしき保護者よ」K.383
リタ・シュトライヒ(Sp) ゲザ・アンダ(p)
ベルンハルト・パウムガルトナー(指揮)
ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団
シュトライヒは、1920年旧ソ連のバルナウル生まれのソプラノ歌手。1943年
にデビューして以来、コロラトゥーラ・ソプラノの第一人者として活躍しま
した。この演奏は1953 年にウィーン国立歌劇場のメンバーとなり、華々し
い活躍を始めたばかりの頃のもの。とりわけモーツァルトのオペラを得意と
していただけに、このコンサートアリアも実に見事。持ち前のハイソプラノ
で細かいパッセージも、難なく歌いきるさまはさすが「音楽史上、最も魅力
的な歌手のひとり」と言われただけのことはあります。ピアニストのゲザ・
アンダは、1921 年ハンガリー生まれ。お国物であるリストよりもモーツァル
トを愛し、自ら「カデンツァ集」を出版したことでも知られています。この
協奏曲第22番は前後の21番や23番ほど有名ではありませんが、自由な曲想に
満ち溢れた流麗で美しい作品。
【録音:1956年8月19日、ザルツブルク、モーツァルテウム大ホールでのラ
イヴ: モノラル録音 】
OC579 \1450
モーツァルト:
ディヴェルティメント第7番 ニ長調K.205*、
ヴァイオリン協奏曲第4番 ニ長調K218,
交響曲第25番 ト短調K183、
レチタティーヴォとアリア「幸せの影よ…私はお前を残してゆく」K.255
コンサート・アリア「私は行く、しかしどこへ」K.583,
トーマス・ツェートマイアー(Vn) マリヤーナ・リポヴシェク(Ms)
レオポルド・ハーガー(指揮)
ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団
この年は、モーツァルトが1773年から1777年の間に、ザルツブルクで書かれ
た作品を中心にプログラムされました。ツェートマイアーは、1990年にフィ
ルハーモニア管とモーツァルトの協奏曲を弾きぶりで録音していますが、こ
のライヴはまだデビューしたての20歳の時の録音。ザルツブルク生まれの
ツェートマイアーと、ハーガー&モーツァルテウム管によるモーツァルト心
を知り尽くした演奏には、故郷の生んだ大作曲家への深い共感と尊敬が込め
られています。「個々の音、そのスリムで非常にフレキシブルなイントネー
ションは、将来的に新しいモーツァルト解釈として、スタンダード化される
だろう」と報じられました。そして今や、ワーグナー、R.シュトラウス歌い
として有名なスロヴェニア出身のリポヴシェク。彼女は当時からアーノンク
ールが頻繁に起用したメゾソプラノ歌手でもあり、ここでもモーツァルトを
感情豊かに歌いあげます。「光り輝く声と伸びやかな語法。今後ザルツブル
ク音楽祭に不可欠な歌手」と絶賛されたコンサートで、この直後ウィーン国
立歌劇場から契約の依頼があったそうです。
【録音:1981年8月15日、30日*, ザルツブルク、モーツァルテウム大ホール
でのライヴ】
OC580 \1450
ハイドン:
2つのリラ(リコーダー)、2つのヴァイオリン、2つのヴィオール、
コントラバスとホルンのための協奏曲 ト長調
(リラ・オルガニザータ協奏曲第3番ト長調Hob.VIIh-3)*、
交響曲第84番変ホ長調Hob.I-84
モーツァルト:交響曲第38 番 ニ長調「プラハ」K.504
キャサリーナ・ラグマイアー、ラファエラ・ダンクザクミュラー(Bfl*)
ピエーレ・ピツル、ジェーン・ベリ(gamb*)
フランス・ブリュッヘン(指揮)
ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団
フランス・ブリュッヘンがザルツブルク音楽祭への2回目の出演したときの
ライヴ。ここでは大変珍しい作品が演奏されることとなりました。ハイドン
がリラ・オルガニザータ(リラの形をした独特な音質を持った小型オルガン
といわれている)のために書いた協奏曲。現代ではオーボエかフルートに移
行するか、ハイドンがその後リラ・オルガニザータ・パートをはずし、クラ
リネットを含めたディヴェルティメント形式に編曲したものが演奏されるよ
うです。実際リラ・オルガニザータは現存しないので、ブリュッヘンは一つ
の可能性・提案として、その音をリコーダーとヴィオラ・ダ・ガンバに持た
せることによって、作曲当時の音を蘇がえらせることに成功しました。2つ
の交響曲は、それまでブリュッヘンが18世紀オーケストラで行ってきたオリ
ジナル楽器奏法を、モーツァルテウム管のモダン楽器に適用し、「画期的な
解釈」とザルツブルクの聴衆を驚かした演奏です。
【録音:1995年8月20日、ザルツブルク、モーツァルテウム大ホールでのラ
イヴ】
OC581 \1450
ヨーゼフ・マルティン・クラウス:交響曲 ハ短調 VB148
フンメル:ピアノ協奏曲 ヘ長調 Op.post.(1833)
モーツァルト:交響曲第29 番 イ長調K.201(186a)
シュテファン・ヴラダー(p)
アイヴァー・ボルトン(指揮)
ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団
この年のテーマとして、モーツァルトと同時代。影響を受けた作曲家が取り
上げられました。ボルトンが取り上げたのは、J.M.クラウスとフンメルでし
た。なおこの演奏会では、「今までにザルツブルクには無い、斬新なアプロ
ーチ。よりモーツァルトの時代に近づいた演奏で、モーツァルトの音楽はカ
ジュアルで、甘くなく、非感傷的で、ダイレクトに私たちを打ちのめされる
ものであることが実証された」と絶賛を浴びた演奏です。
【録音:2003年8月17日、ザルツブルク、モーツァルテウム大ホールでのラ
イヴ】
<RCA RED SEAL EU>
82876877612 3枚組 \2400
モーツァルト:歌劇「コシ・ファン・トゥッテ」(全曲)
エーリヒ・ラインスドルフ(指揮)
ニューフィルハーモニア管弦楽団
シェリル・ミルンズ(Br)、レオンタイン・プライス(Sp)、タチアナ・ト
ロイヤノス(Ms)、ジュディス・ラスキン(Sp)、エツィオ・フラゲッロ(T)
アンブロジアン・オペラ・コーラス
永らく廃盤となっていたラインスドルフの隠れた名盤が、再登場。 当時RCA
としてはめずらしくロンドンでの録音で、レオンタイン・プライス、ミルン
ズを起用して、熱い演奏を行っています。なお、ホルンはあのデニス・ブレ
インだそうです。
【録音:1967年8-9月 ロンドン、ウォルサムストウ・タウン・ホール】
82876877602 3枚組 \2400
モーツァルト:歌劇「魔笛」全曲
ジェームズ・レヴァイン(指揮)ウィーン・フィル
マルッティ・タルヴェラ(Bs)、ズディスラヴァ・ドナート(Sp)、イ
レアナ・コトルバス(Sp)、エリック・タピー(T)、クリスティアン・
ベッシュ(Br)、ラヒェル・ヤカール(Sp)、他 テルツ少年合唱団員
1978年のプレミエ以来8年にわたって、ザルツブルク音楽祭を代表する名舞
台の「魔笛」。輝くような生気にみちたレヴァイン&ウィーン・フィルの演
奏も当時大絶賛され、あまりの評判に1980年にムジーク・フェラインザール
でスタジオ録音をしたものが、久々に輸入盤での再発売となります。コトル
バスのパミーナ、ベッシュのパパゲーノも、そのハツラツとした演技と歌唱
が話題を呼んだ演奏です。LPで発売された当時、初のデジタル録音による
「魔笛」全曲盤でした。
【録音: 1980年9月1-4日 ウィーン、ムジークフェラインザール DDD】
<NMC>
NMC D085 \1450
ニコラス・モー(b.1935):ライフ・スタディズ
リチャード・ロドニー・ベネット(b.1936):スペルス(呪文)
ネヴィル・マリナー指揮
アカデミー室内管弦楽団
ジェーン・マニング(Sop)
サー・デヴィッド・ウィルコックス指揮
フィルハーモニア管弦楽団&バッハ合唱団
(コンティヌム・レーベル復刻)
ニコラス・モーとリチャード・ロドニー・ベネットというイギリス作曲界の
巨匠ふたりの大規模なオーケストラ作品をカップリング。二人とも前衛音楽
ではなく、バックス、ヴォーン=ウィリアムス、ブリッジ、ブリテンと続く
近代イギリス音楽の系譜に連なる新保守主義もしくは新ロマン主義ともいえ
る抒情的でドラマティックな音楽。なお本盤はコンティヌム・レーベル音源
の復刻です。
NMC D108 \1980
「オペラ/ヴァイオリンとピアノのための新作」
ジョー・カットラー(b.1968):レ(ガイア)、
リチャード・コーストン(b.1971):雨の7つの国、
ジョセフ・フィブス(b.1974):ファンタジア、
ブリン・ハリソン:リスニングI
ジョナサン・パウエル:イントレシータ、
モーガン・ヘイズ(b.1973):オペラ
ダラ・モーガン(Vn)
マリー・デュレア(Pf)
録音:2002-2003年
現在30代のイギリス若手作曲家のヴァイオリンとピアノのための作品を収録。
ヴァイオリンのピッチカートとプリペアリングされたピアノとの打楽器的な
かけあいの面白いコーストン作品、さすがギャヴィン・ブライヤーズの弟子
だけのことはあると思わせる、延々とひとつのモティーフを繰り返し続ける
ハリソン作品が注目。ヴァイオリンのモーガンは現代音楽スペシャリストと
してウィーン・モデルンほか数々の音楽祭に出演している。
NMC D117 \1980
トランスミッション/リチャード・バレット(b.1959) 作品集
インターフェレンス(コントラ・バス・クラリネット、声とバス・ドラムの
ための)
アプグランツベラーデン/アウスアインアンデルゲシュリーベ
ン(abglanzbeladen/auseinandergeschrieben)(パウル・ツェランの詩に
よる-打楽器のための)
玄武岩(トロンボーンのための)
エア(ヴァイオリンのための)
クノスペンド-ゲシュパルテナー(knospend-gespaltener)(クラリネット
のための)
トランスミッション(エレクトリック・ギターとライヴ・エレクトロニクス
のための)
カール・ロスマン(コントラバスCl,Vo,ペダル・バス・ドラム)
ピーター・ネヴィル(Perc)
ベンジャミン・マークス(Trb)
スーザン・ピエロッティ(Vn)
カール・ロスマン(Cl)
ダリル・バックリー(E.Gtr)
リチャード・バレット(ライヴ・エレ
クトロニクス)
リチャード・バレットは即興演奏など自ら演奏に関わるアクティヴな活動を
続けている作曲家。そのせいかアルバムには友人の演奏家のために書かれた
演奏効果の高い作品が多い。「アプグランツベラーデン」と「エア」はナチ
の収容所から生還したものの1970年に自殺したドイツのユダヤ人詩人パウル
・ツェランの作品から触発されて書かれた。
<RTVE>
CD 65204 2枚組 \3300
ヴェルディ:オペラ「椿姫」
クリスティーナ・ガリャルド・ドマース(ソプラノ:ヴィオレッタ)
イスマエル・ホルディ(テノール:アルフレード・ジェルモン)
ヘナロ・スルバラーン(バリトン:ジョルジュ・ジェルモン) ほか
エンリケ・パトロン・デ・ルエダ(指揮)
マラガ・フィルハーモニー管弦楽団
ビリャマルタ劇場合唱団
録音:2004年11月5、7日、ビリャマルタ劇場
CD 65248 \2180
ビリャンシーコ(クリスマスの合唱曲集)
ホセ・マリア・ガルベス:Una pandereta suena
リカルド・オルモス:El cant dels ocells
フリアン・パレーラ:Aguinaldo del pueblo
ヘスス・グリーディ:Ator mutil
アントニオ・セラーダ:Villancico en seguidillas
アマンド・ブランケール:Feume llenya
ホセ・マリア・マルティーン:Cantemos, pastores
フアン・マリア・トマス:La letania de Navidad
フランシスコ・カーノ:En Belen tocan a fuego
ホセ・アントニオ:Donostia Oi Betlehem
アントリーン・デ・ラ・フエンテ:Figurines de barru
ヘスス・グリーディ:Camina a Virxen
マリアーノ・アルフォンソ:Zumbale al pandero
アルベルト・ブランカフォルト:El noi de la mare
フアン・ホセ・ファルコーン:Villancico de la entrada de los pastores
ネメシオ・オターノ:Adeste, fideles
フリアン・ペレーラ:Gatatumba
フランツ・グルーバー:Stille Nacht(きよしこの夜)
アントニオ・ソレール:
A Belen se van corriendo(*)/Ya de noche y por las calles(*)
A Belen a ver al nino(*)/Por caer las Navidades(*)
マリアーノ・アルフォンソ(指揮)
スペイン放送合唱団
録音:2005年7月、サラ・レンス/2004年12月、記念劇場(*)
「ビリャンシーコ」といっても古楽のジャンルではなく、スペインのクリス
マス合唱曲です。「きよしこの夜」以外はスペイン系作曲家の作品。
CD 65250 \2180
アンヘル・マルティン・ポンペイ(1902-2001):
2台のピアノのための協奏曲ニ短調(1935-1939)(*)
ヴァイオリン協奏曲ホ短調(1946-1954)(+)
ホルヘ・ラバイナ、マルタ・サバレータ(ピアノ(*))
マヌエル・ギリェーン(ヴァイオリン(+))
エイドリアン・リーパー(指揮)
スペイン放送交響楽団
録音:2004年6月5-9日(*)、2005年6月21-24日(+)、マドリッド、記念劇場