クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

07-11 No.20-1

2007年11月16日 18時45分57秒 | Weblog
<EMI CLASSICS>
★HERBERT VON KARAJAN100TH ANNIVERSARY
CZS-5157662 6枚組 \2780
100ベスト・カラヤン
CD1:KARAJAN CONDUCTS MOZART
CD2:THE GREAT CONCERTOS
CD3:THE GREAT SYMPHONIES
CD4:KARAJAN CONDUCTS POPULAR ORCHESTRAL PIECES
CD5:KARAJAN IN THE THEATRE
CD6:VOCAL MUSIC
カラヤン指揮の100名曲のハイライト!
12Pブックレット、 マルチパック

CZS-5158632 5枚組 \3600(予定)
ベートーヴェン:交響曲全集(限定盤) (新リマスター)
カラヤン指揮、フィリハーモニアO
スター指揮者として鮮烈に登場したカラヤンの気迫に満ちた記念碑的録音で
す。28Pブックレット、クラッシュメル・ボックス

CZS-5120382(87CD+1CDROM) \27800(予定)
カラヤン/完全EMI録音第1集-管弦楽曲編(限定盤)
EMI初の完全全曲ボックス、1946年-1984年のEMI録音の全て登場
マリア・カラス/スタジオ・レコーディング・ボックス(70枚組)と同様の仕様
約320曲収録 100Pブックレット

CZS-5119732(71CD+1CDROM) \23800(予定)
カラヤン/完全EMI録音第2集ーオペラ、声楽曲編(限定盤)
EMI初の完全全曲ボックス、1946年-1984年のEMI録音の全て登場
マリア・カラス/スタジオ・レコーディング・ボックス(70枚組)と同様の仕様
約80曲。200Pブックレット

CZS-5160912 8枚組 \4950(予定)
カラヤン/グレート・レコーディングス(限定盤)
1970年代のベルリン・フィルとの録音を中心にまとめた絶頂期の名録音集
28Pブックレット、クラッシュメル・ボックス

CMS-5159342 2枚組 \2950
カラヤン/ザ・レジェンド
カラヤンの名曲、名演奏が楽しめるコンパクトな2枚組み
ラヴェル:ボレロ
ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
シャブリエ:スペイン
チャイコフスキー:「悲愴」第2楽章
ビゼー:「アルルの女」より
マスネ:「マノン・レスコー」間奏曲
J.シュトラウスII:「こうもり」序曲
ベルリオーズ:ハンガリア行進曲
ウェーバー:「魔弾の射手」序曲
シューベルト「未完成」第1楽章
モーツァルト:交響曲第40番第1楽章; 
ワーグナー:「さまよえるオランダ人」序曲
スメタナ:モルダウ
シベリウス:悲しきワルツ
J.シュトラウスII:トリッチ・トラッチ
ドヴォルザーク:「新世界より」第4楽章
収録楽曲内容は既発売のCMS-5629902と同様です。
12Pブックレット、 マルチパック 両開きサックケース付き




<Ondine>
ODE 1098 \2080
ヨーナス・コッコネン(1921-1996):管弦楽作品集
チェロ協奏曲(1969)、交響曲第3番(1967)、交響曲第4番(1971)
マルコ・ユロネン(Vc) フィンランド放送交響楽団 サカリ・オラモ(指)
録音:2006年3月、10月(交響曲) 文化の家 (ヘルシンキ)
[制作:セッポ・シーララ  録音:ペンティ・マンニッコ]
ヨーナス・コッコネンは、シベリウスの "交響的思考" を受け継いだ作曲家の
ひとりです。建築家アルヴァー・アールトと親交があり、「"質への情熱" が
創作を支配する」というアールトの言葉をコッコネン自身も信念としてもって
いました。コッコネンの音楽は作風により、大きく3つの時期に分けられます。
ネオクラシカル、十二音と音列、自由調性。このディスクに集められた曲はい
ずれも、3番目の時期に属しています。 打楽器が活躍する色彩的な交響曲第3
番。"力で解決すること" を好まないコッコネンは、作品の最後にアダージョ
の楽章をもってきています。この交響曲は1968年のNOMUS(北欧音楽委員会) 賞
を受けました。チェロ協奏曲はコッコネンが書いた唯一の協奏曲。ユーモアと
活気みちた音楽の間に荘重な気分のアダージョがはさまれる5楽章の作品です。
第4番の交響曲は荒々しい情熱と宗教的内省が共存。コッコネンの代表作、オ
ペラ「最後の誘惑」 を予示する音楽とも言われます。
マルコ・ユロネンはラウタヴァーラ(ODE819)とヨウニ・カイパイネン
(ODE1062)の協奏曲を録音したチェリスト。20世紀の音楽に共感を寄せるサカ
リ・オラモ。ペンティ・マンニッコの担当した録音がフィンランド放送交響楽
団の色彩的な響きを鮮やかな音でとらえています。コッコネンの管弦楽作品を
もっとも楽しめる、重要なディスクです。

ODE 1112 \2080
フィンランドの情景 - フィンランド管弦楽作品集
ウーノ・クラミ(1900-1961):演奏会序曲「スオメンリンナ」作品30
セリム・パルムグレン(1878-1951):
組曲「フィンランドの情景」作品24-春の夢、そり旅
レーヴィ・マデトヤ(1887-1947):
オペラ「ポホヤの人々」組曲 作品52-囚われ人の歌
ロベルト・カヤヌス(1856-1933):交響的序曲
オスカル・メリカント(1868-1924):ゆるやかなワルツ 作品33
アルマス・ヤルネフェルト(1869-1958):前奏曲
トイヴィ・クーラ(1883-1918):結婚行進曲作品3b-2
タネリ・クーシスト(1905-1988):フィンランドの祈り 作品27-2
アーレ・メリカント(1893-1958):イントラーダ
ジャン・シベリウス(1865-1957):悲しいワルツ 作品44-1、春の歌 作品16
レイフ・セーゲルスタム(指)ヘルシンキ・フィルハーモニック管弦楽団
録音:2007年6月 フィンランディアホール (ヘルシンキ)
[制作:セッポ・シーララ、録音:エンノ・マエメツ]
北欧でもっとも古い歴史を誇るヘルシンキ・フィルハーモニック管弦楽団の創
設125周年記念アルバムは、18世紀、フィンランド湾に建造された要塞の島、
スオメンリンナを曲名とする序曲に始まり、春の深い悲しみを描くシベリウス
の「春の歌」に終わるプログラム。1828年にヘルシンキ・フィルハーモニック
を創設しシベリウスの交響曲第1番を初演、主に指揮者として活躍したロベル
ト・カヤヌスをはじめとするフィンランドの作曲家たちの作品が演奏されてい
ます。1995年以来、首席指揮者を務めるセーゲルスタムが指揮。2007年6月、
ヘルシンキのフィンランディアホールで録音セッションが行われました。フィ
ンランドの景色を収めたカラー写真18枚を使ったデジパックのアルバム。

ODE 1118 \2080
Act - ロルフ・ヴァリーン(1957-):管弦楽のための作品集
(1)Act(行動する) (2003)-管弦楽のための
(2)Das war schon! (きれいだった!) (2006)-打楽器ソロと管弦楽のための
(3)Tides (タイズ) (潮流) (1998) -6人の打楽器奏者と管弦楽のための
オスロ・フィルハーモニック管弦楽団
(1)ヤープ・ファン・ツヴェーデン(指) 
(2)マーティン・グルビンガー (打楽器) 
(2)(3)ジョン・アクセルロッド(指)
(4)ユッカ=ペッカ・サラステ(指) クロウマータ打楽器アンサンブル
録音:2006年9月、10月、2007年2月 オスロ・コンサートホール
[制作:アーリル・エリクスタード、録音:マーリト・アスケラン、オイスタ
イン・ノルデンゲン]
ノルウェーの作曲家、ロルフ・ヴァリーン(1957-)は今年、50歳。この5月には
オスロ・フィルハーモニックによる<ヴァリーン・フェスティヴァル> コン
サートが行われました。オラヴ・アントン・トメセン、フィン・モッテンセ
ン、ロジャー・レノルズ、ヴィンコ・グロブカール、湯浅譲二に学び、トラン
ペット奏者としてアンサンブルに参加して実験的ジャズとロックなど、広い範
囲の音楽を体験してきました。クラリネット協奏曲(Aurora ACD5002、ACD5011)
で NOMUS (北欧音楽委員会) 賞を受賞。現代北欧を代表する作曲家のひとり
として、海外からも注目されました。人の力が結集して生む<音の大伽藍>
「Act」。鳥の歌とモーツァルトのメロディに基づく協奏曲「Das war sch嗜!
(きれいだった!)」。潮の流れが絡み合い、ひとつの動きに収束する、6人の
打楽器奏者と管弦楽のための合奏協奏曲「Tides (タイズ)」。初録音の曲を集
めた作品集には、オスロ・フィルハーモニックの音楽監督ユッカ=ペッカ・サ
ラステ、ヨーロッパ・コンサートホール機構の<Rising Artist2007/08>に選
ばれたオーストリアの打楽器奏者マーティン・グルビンガー(1983-)、スウェ
ーデンの打楽器アンサンブル「クロウマータ」らが参加しました。教室と語法
に別れを告げた今日の音楽。ヴァリーンがオスロのホールで市民から親しく声
をかけられていた姿と重なります。





<Simax>
-Nordic Edition-
PSC1227 \2280
エドヴァルド・フリフレート・ブレイン(1924-1976):交響曲全集
交響曲第1番 作品4 (1949-50)、交響曲第2番 作品8 (1951-54)、
交響曲第3番 作品16 (1968)
ペーテル・シルヴァイ(指) ノルウェー放送管弦楽団 
録音:2005年1月 ノルウェー放送 (NRK) (オスロ) 大スタジオ
[制作:アーリル・エリクスタード、録音:モッテン・ヘルマンセン]
エドヴァルド・フリフレート・ブレインは、ノルウェーの第2次世界大戦後世
代作曲家のひとり。指揮者としてベルゲンでデビュー。クラリネット四重奏の
ための「愉快な音楽家たち」(作品1) と「序曲」(作品2) (PSC3117) を発表、
作曲家協会のメンバーになりました。交響曲第1番がオスロで初演された後、
作曲家協会の奨学金を得てパリに留学。ジャン・ルヴィエの下で学びました。
オペラ「アンネ・ペーデルスドッテル」(PSC3121) が代表作。管弦楽のため
の「外海へむけて」(PSC3117, BIS367) は、憧れの気分にみちた簡素なメロ
ディをもち、もっとも演奏されることの多いノルウェー管弦楽作品となって
います。交響曲は3曲。第2次世界大戦後の愛国的気分を反映した、伝統的語
法の第1番。第2番は、表面的な装飾を排したネオクラシカルな音楽。オスロ・
フィルハーモニックによる1964年の演奏を聴いた批評家、クラウス・エッゲ、
ライマル・リフリング、フィン・モッテンセンの3人はそろって、ショスタコ
ーヴィチの作品との類似性を指摘しました。ドラマティックな単一楽章の第3
番。3曲のうち対位法的手法がもっとも際立ち、不協和音のクラスターなど、
モダニスト的手法も使われています。




<LSO Live>
LSO0124 \1350
ジェイムズ・マクミラン:
(1)世界の贖罪
(2)イゾベル・ゴーディの告白
(1)クリスティン・ペンドリル(コールアングレ)
サー・コリン・デイヴィス(指)ロンドンSO.
録音:(1)2003年9月(2)2007年2月21日ロンドン、バービカンセンター(ライヴ)
プロデューサー:ジェイムズ・マリンソン
バランス・エンジニア:ジョナサン・ストークス
スタートから通算50番目の記念すべき節目にあたるLSO Live最新アルバムは、
LSOとデイヴィスにとって、ともに度重なる実演を通じて長いつながりのある
マクミランの作品集。ことし3月にLSOが本拠とするバービカンセンター開設25
周年記念コンサートでも取り上げられた「イゾベル・ゴーディの告白」。1990
年プロムス初演の際に一大センセーショナルを巻き起こし、マクミランの国際
的評価を決定づけた出世作であり、いまなお彼の一番人気の作品といわれてい
ます。
作曲の動機は17世紀、宗教改革以後のスコットランドで吹き荒れた魔女狩りに
よって、おびただしい数の女性が犠牲となった史実に深くインスパイアされた
こと。全曲は曲想の異なるブロックに分かれていますが切れ目なく演奏されま
す。暴力的なリズムと不協和音が支配する中間部では、集団ヒステリー下での
吊るし首と火あぶりを表現しているのでしょうか。ここぞとばかりにLSOのパ
ワフルなブラスと打楽器が気を吐き、まさにこの世の地獄のような大音響。
作曲者が「イゾベル・ゴーディのために決して歌われることの無かったレクイ
エム」と述べるように、なるほど途方もない悲しみの感覚を描くことに腐心し
たあとが窺えるのが冒頭と結尾で、陶酔さえ漂う弦楽の美しさ。真摯なデイ
ヴィスのつくる音楽は痛切な祈りとなって閉じられます。1959年生まれのマク
ミランは、カトリックへの信仰、社会主義とスコットランドへの愛国心に深く
根ざした作風がその特徴で、これまでにメッセージ性の強い作品を発表してき
ました。1662年に魔女のかどで残忍な拷問の末に処刑されたうら若き女性を題
材にしながら、そのじつは近年ヨーロッパでのファシズムの新しい高まりに対
する、自身の懸念を表明する意図が込められているともいわれます。
カップリングの「世界の贖罪」はLSOによる1996年の委嘱作。聖木曜日の典礼
にインスパイアされた曲は三部作「聖なる三日間」の第1部にあたり、基本的
にはコールアングレのためのコンチェルトという趣きになっています。1997年
の初演時と同じく当ライヴでもソロを務めるのはLSO首席の名手ペンドリル。
ときに物悲しく、豊かな表情はさすがに初演者の自負の顕れにも似て絶大な説
得力。演奏について、サンデー・テレグラフ紙、デイリー・テレグラフ紙、タ
イムズ紙とも挙って手放しの賛辞を贈っています。
ことし2007年9月25日に80歳の誕生日を迎えたLSOプレジデント、コリン・デイ
ヴィス。自らの傘寿を祝う新たな作品を委嘱する作曲家として、ここで巨匠に
より指名されたのがマクミランでした。このあと当コンビは2008年4月27日に
新作「聖ヨハネ受難曲」の世界初演を控えており、さらにこの模様はLSO Live
でのリリースが予定されています。




<GRAND SLAM>
GS2026 \2250
ベートーヴェン:
(1)交響曲第6番ヘ長調Op.68「田園」
(2)交響曲第1番ハ長調Op.21
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー(指)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
録音:(1)1952年11月24日、25日、
(2)1952年11月24日、27日、28日、ウィーン・ムジークフェラインザール
使用音源: HMV(U.K.) (1)ALP1041, (2)ALP1324
制作:平林 直哉
※おことわり:このCDはLPより復刻しており、LP特有のノイズが混入します。
■制作者より
今回は1952年にウィーン・フィルと録音されたベートーヴェンの交響曲第6番
「田園」、第1番が登場しますが、これによってGSレーベルにおけるHMVのテー
プ録音期のベートーヴェン交響曲シリーズが完結したことになります。1951年
のバイロイトの第9などは言うまでもなく突出した名演ですが、これまでベー
トーヴェン・シリーズを手がけて制作者が改めて驚いたのは、第3、4、5、7番
などのセッション録音における素晴らしい響きです。特に第4番(GS-2011)はそ
れこそ目からうろこでした。今回の第6番、第1番も、その途方もなくスケール
の大きい、細部までこまやかな配慮の行き届いた温かく偉大な音に対し、復刻
作業を行いながらも仕事をしているのを忘れてしまうほどでした。フルトヴェ
ングラーのHMVのベートーヴェン録音は常にカタログにあるという安心感から
か、こうしたことは案外忘れられているような気もします。
今回の2曲も望みうる最上の状態の初期LPを使用し、復刻しました。音質もい
つものように、元のLPの情報を可能な限り忠実に伝えるようにしています。
(平林 直哉)
■解説書の内容
過去のシリーズと同様に、LPが発売された際の英グラモフォン誌のレビューの
翻訳を掲載します。

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