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クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

12-01 No.4-1

2012年01月08日 15時55分18秒 | Weblog
<SONY CLASSICAL>
●SONY CLASSICAL VIVARTE BOX SET-全12タイトル
初回生産限定盤
1989年、「テレフンケン」「セオン」「DHM」などの古楽の名プロデューサ
ー、ヴォルフ・エリクソンは、ソニー・クラシカル内に古楽専門レーベル
『ヴィヴァルテ』を設立することとなりました。それまで彼と友好的にレコ
ーディングを行ってきたアーティストとともに、多くのピリオド楽器録音の
すばらしい成果を残してくれました。その核となったのがベルギー、オラン
ダでのピリオド楽器演奏活動の立役者のひとりであったアンナー・ビルスマ。
彼を中心に結成された「ラルキブデッリ」は、柔軟な編成でさまざまなレパ
ートリーをこのレーベルに残しました。他にも、フリーダー・ベルニウス
(指揮)シュトゥットガルト室内合唱団、ブルーノ・ヴァイル(指揮)、ター
フェルムジーク・バロック管弦楽団、グスタフ・レオンハルト、など質の高
い古楽演奏をコンスタントに供給してきたのは、名プロデューサー、エリク
ソンの手腕なのでしょう。演奏だけでなく録音の面でも、当時最先端の
20bitレコーディングやSBMなどの画期的な信号技術で、限りなく素晴らしい
サウンドが再現されています。
作曲家ごとに分類されたこのBOXでは、『ヴィヴァルテ』に録音された高い
評価を得たアルバムを中心として、エリクソンの前レーベル『セオン』の録
音も取り入れながら、ピリオド楽器によるバロックからロマン派までの芸術
を、様々な角度から味わうことのできる盛りだくさんな内容となっています。
また、現在入手.可能な盤も数多く収録されているのもうれしいところです。
(「ボッケリーニ作品集」のDisc3のみ、モダン楽器での演奏が収録されて
います)
※このセットにはブックレットは付いておりません。トラック表は、各ディ
スクの紙ジャケットに記載されています。

8869796255-2 4枚組 ¥1480
J・S・バッハ:カンタータとモテット集
【Disc1】
『カンタータ「いざ、勇ましきラッパの嚠喨たる調べよ」BWV.207a』
『カンタータ第206番「忍びよれ、たわむれる波よ」BWV.206』
ルート・ツィーザク(Sp), マイケル・チャンス(C-T),
クリストフ・プレガルディエン(T), ペーター・コーイ(Bs),
フリーダー・ベルニウス(指揮)
シュトゥットガルト室内合唱団, コンチェルト・ケルン
[録音:1990年、デジタル]
【Disc2】
『カンタータ第27番「たれぞ知らん、わが終わりの近きを」BWV.27』
『カンタータ第34番「おお永遠の火、おお愛の源よ」BWV.34』
『カンタータ第41番「イエスよ、今ぞ讃えられん」BWV.41』
マルクス・シェーファー(T), ハリー・ファン・デル・カンプ(Bs),
グスタフ・レオンハルト(指揮)
テルツ少年合唱団, バロック・オーケストラ
[録音:1995年、デジタル]
【Disc3】
『モテット集 BWV.225-229』
アンドレア・エゲラー(Sp), インガ・フィッシャー(Sp),
マルティン・ファン・デル・ジースト(C-T), マルクス・ブルッチャー(T),
トーマス・ヘルベリヒ(Bs),
フリーダー・ベルニウス(指揮)
シュトゥットガルト室内合唱団,
シュトゥットガルト・バロックオーケストラ
[録音:1989年、デジタル]
【Disc4】
『カンタータ第56番「われは喜びて十字架を担わん」BWV.56』
『カンタータ第82番「われは満ち足れり」BWV.82』
マックス・ファン・エグモント(Bs),
フランス・ブリュッヘン(指揮)
バロック・オーケストラ
[録音:1977年、ステレオ, SEON音源]
[Disc1&3]では、18世紀以前の音楽を原典に忠実に再現しようとするドイツ
出身の古典専門合唱指揮者フリーダー・ベルニウスによる演奏。ここでは生
き生きとしたバッハの世俗カンタータとしっとり聴かせてくれるモテット集。
[Disc2]は、テルデックの全集とは別にVivarteに録音されたカンタータは、
音楽の流れが実にスムースで安定した演奏。[Disc4]はSEON音源で、テルデッ
クの全集にも多く参加していたエグモントのバス、指揮を手掛け始めたばか
りのブリュッヘン指揮によるソロ・カンタータでは、人間味のある暖かさと
緊張感が素晴らしい効果を得ています。

8869796257-2 4枚組 ¥1480
J・S・バッハ:鍵盤楽器のための作品集
【Disc1】
『フランス組曲 BWV.812-817』(全曲)
[録音:1975年、ステレオ, SEON音源]
【Disc2】
『インヴェンションとシンフォニア BWV.772-801』(全曲)
[録音:1974年、ステレオ, SEON音源]
【Disc3】
『イタリア協奏曲 ヘ長調 BWV.971』『トッカータ ニ長調 BWV.912』
『トッカータ ニ短調 BWV.913』
『フーガ イ短調 BWV.944』『幻想曲 ハ短調 BWV.906』
[録音:1976年、ステレオ, SEON音源]
【Disc4】
『組曲ホ長調(無伴奏チェロ組曲第4番ホ長調 BWV.1010 レオンハルト編曲
チェンバロ版)』
『組曲ハ短調(リュート組曲ト短調 BWV.995 レオンハルト編曲チェンバロ版)』
『半音階的幻想曲とフーガ ニ短調 BWV.903』
[録音:1976-79年、ステレオ, SEON音源]
グスタフ・レオンハルト(Cemb)
すべてSEON音源によるレオンハルトのバッハ。飾り気の少ない楽譜通りの演
奏にして、温厚かつまろやかな味が、バッハの偉大な精神の中に没入するこ
とで音楽の真実の姿が立ち現れ、豊かな音楽が紡がれていきます。[Disc4]で
はレオンハルト自身がチェンバロ用に編曲したもので、豊かなバッハの対位
法が加えられ、美や真実への洞察力は見事。調和の感覚、そして知性と本能
的衝動の非凡なバランス。そして「現代のバッハ」と評されるその演奏は、
説得力をもって聴き手に迫って来ます。


8869796262-2 5枚組 ¥1850
ベートーヴェン:室内楽曲集
【Disc1】
『弦楽三重奏曲第1番変ホ長調Op.3』『セレナード ニ長調Op.8』
ラルキブデッリ(ヴェラ・ベス(Vn), ユルゲン・クスマウル(Va),
アンナー・ビルスマ(Vc)
[録音:1992年、デジタル]
【Disc2】
『ピアノ三重奏曲第7番変ロ長調Op.97「大公」』
『ピアノ三重奏曲第5番ニ長調Op.70-1「幽霊」』
ラルキブデッリ(ヴェラ・ベス(Vn), アンナー・ビルスマ(Vc),
ジョス・ファン・インマゼール(Fp)
[録音:1999年、デジタル]
【Disc3】
『弦楽三重奏曲第2番ト長調Op.9-1』『同第3番ニ長調Op.9-2』
『同第4番ハ短調Op.9-3』
ラルキブデッリ(ヴェラ・ベス(Vn), ユルゲン・クスマウル(Va),
アンナー・ビルスマ(Vc)
[録音:1990年、デジタル]
【Disc4】
『六重奏曲変ホ長調 Op.81b(ホルン2と弦楽四重奏のための)』
『二重奏曲変ホ長調 WoO32(ヴィオラとチェロのための)』
『作者.詳:「クロイツェル・ソナタ」による弦楽五重奏曲イ長調 』
ラルキブデッリ(ヴェラ・ベス(Vn), ルシー・ファン・ダール(Vn),
ユルゲン・クスマウル(Va), アンナー・ビルスマ(Vc),
リデウィー・シャイフェス(Vc),
アブ・コスター(Hr), クヌート・ハッセルマン(Hr))
[録音:1991年、デジタル]
【Disc5】
『管楽八重奏曲変ホ長調Op.103』
『管楽八重奏曲のためのロンディーノ変ホ長調 WoO25』
『管楽六重奏のための行進曲変ホ長調 WoO29』
『クラリネットとファゴットのための二重奏曲ハ長調 WoO27-1』
『管楽六重奏のための行進曲変ロ長調 WoO29(レピティション)』
『管楽六重奏曲変ホ長調 Op.71』
モッツァフィアート(チャールズ・ナイディック(Cl), 大島文子(Cl),
ジェラルド・ロイター(Ob), マーク・シャックマン(Ob),
ウィリアム・パービス(Hr), ステュワート・ローズ(Hr),
マイケル・オドノバン(Fg), デニス・ゴッドバーン(Fg))
[録音:1992-1993年、デジタル]
ビルスマ率いるラルキブデッリのベートーヴェンを中心に、ピリオド楽器に
よるベートーヴェン演奏を堪能できるセット。[Disc1&3]の弦楽三重奏曲では
各パートの比重は等価で、各人が主旋律をサポートする立場になった時に、
どうすれば音楽が立体的に引き立ってくるのかを熟知しています。[Disc2]
では有名な「大公」を含むピアノ三重奏曲で、インマゼールがフォルテピア
ノで参加し、緻密なアンサンブルが新鮮な感動をもって演奏していきます。
ベートーヴェンの内面に切り込む鮮烈な演奏です。[Disc4]では、前半の作
品はベートーヴェンの中でも珍しい作品ですが、六重奏の2本のホルンの高
域を多用した超絶技巧を要する作品です。もちろんここではナチュラル・ホ
ルンが使用され、名手アブ・コスターの技巧を凝らした見事な演奏。後半の
編曲者.詳の「クロイツェル・ソナタ」ですが、すべての弦楽器にちりばめ
られた音と同時に、ビルスマらのダイナミック溢れるスリリングな演奏によ
って、ヴァイオリン・ソナタ以上の到達感を感じることでしょう。
[Disc5]では、チャールズ・ナイディック率いるピリオド管楽器アンサンブ
ル、モッツァフィアートの演奏で、生き生きとしたテンポと見事な超絶技巧
によって、アンサンブルの神髄を堪能させてくれます。

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