クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

07-08 No.28

2007年08月28日 19時34分01秒 | Weblog
<Brilliant special Box>
BRL 8317 100枚組 \17500
ロシアン・レジェンズ
好評のヒストリカル・ロシアン・アーカイヴ シリーズ(全13タイトル)を
ボックス化。さらに今回 ギドン・クレーメル10枚組を追加収録
※詳細は当店HPで:http://home4.highway.ne.jp/goodies/brl8713.html

収録演奏家:
ラザール・ベルマン(Pf)エミール・ギレリス(Pf)
エフゲニー・キーシン(Pf)レオニード・コーガン(Vln)
ダヴィッド・オイストラフ(Vln)スヴャトスラフ・リヒテル(Pf)
ロストロポーヴィチ(Vc)ダニエル・シャフラン(Vc)
ヴィクトル・トレチャコフ(Vln)ギドン・クレーメル(Vln)
すべてライヴ録音による臨場感あふれる名演奏が目白押し。




<harmonia mundi>
HMU 807408(SACD-Hybrid) \2500
マルチチャンネル
シュトックハウゼン(1928-):
Stimmung(2006年ヒリアーによるコペンハーゲン版)
ポール・ヒリアー(指)
シアター・オブ・ヴォイシズ
≪Else Torp(S I)、Louise Skovbセch(S II)、Clara Sanabras(Ms)、
Wolodymyr Smishkewych(T I)、Kasper Eliassen(T II)、
Andrew Hendricks (Bs)≫
「Stimmung」とは、英語に訳すと「tuning(チューニング)」。楽器や声の調
子を合わせる意味ですが、ここでは、声の調子のみならず、人の魂をもチュ
ーニングする、という内的な意味合いも含まれています。「変ロ」の音とそ
の自然倍音列上にある音のみを、6人の奏者たちの声によって重ねていくこの
作品は、1968年に作曲、初演されました。歌詞は、母音の羅列や意味のない
言葉、そしてシュトックハウゼンが書いた詞「魔法の名前」。また、ここに
収録されている2006年版では、突然「Wednesday」などといった曜日が様々な
言語で聴こえてきますが、これは、シュトックハウゼンの近作オペラ「リヒ
ト」(2005年の東京の夏で一部演奏された)もそれぞれの部分が各曜日に属し
ていて、シュトックハウゼンにとって、「曜日」に関する意識が高まってい
るのでは、という考えに基づいています。発表されてから約40年たとうとし
ている現在においてもなお、衝撃的かつ新鮮、斬新。ヒリアーによる揺るぎ
ない統率のもと心をひとつにする6人の奏者の輪の真ん中にいるような錯覚に
陥るような録音のされかたは実に見事。通常CDとして聴いても充分興味深い
音響ですが、マルチチャンネルで聴ける方は、是非、不思議ワールドに浸っ
ていただきたいです。

HMU 907392 \2450
ブラームス:変奏曲集
(1)ハンガリーの歌の主題による変奏曲op.21-2
(2)ヘンデルの主題による変奏曲とフーガ
(3)パガニーニの主題による変奏曲op.35 第1部、第2部(全曲)
オリガ・カーン(Pf)
スゴ腕女流ピアニスト、オリガ・カーンの最新盤はブラームスの変奏曲集。
どれも規模の大きな作品ばかり、カーンの腕の冴え渡るところです。パガニ
ーニ変奏曲はたいへんな難曲として知られていますが、フォルテでオクター
ブの和音をおさえながら絶え間なく跳躍する部分もらくらくと弾きこなして
います。ヘンデル主題も、複雑なフーガ部分も実に明晰に演奏、理知性と迫
力とを兼ね備えた見事なブラームスとなっています。

HMC 901945 \2450
ブラームス:
(1)愛の歌op.52(全18曲)(2)三つの四重唱曲op.64(全3曲)
(3)新・愛の歌op.65(全15曲)
マーリス・ペーテルセン(S)、ステッラ・デュフォワ(A)、
ヴェルナー・ギューラ(T)、
コンラート・ヤルノット(Bar-Bs)
クリストフ・ベルナー(Pf(1)-(3))、カミッロ・ラディッケ(Pf(1)、(3))
ブラームスの詩情ゆたかな四重唱曲集。多くの声楽曲、そしてハンガリー舞
曲集などすぐれたピアノ四手のための作品をのこしたブラームス。そんな彼
が、ウィーンの伝統音楽にインスピレーションを受けて書いた贅沢な編成の
重唱曲集です。これらの曲集は、発表されるとすぐにウィーンの音楽サロン
で大ヒットとなりました。恋をしたうきうき気分から、失恋の悲しみまで、
その歌詞の内容は恋のすべてを語りつくします。




<LSO Live>
LSO 0607(2枚組 SACD-Hybrid)+(DVD-Video) \3450
字幕なし
ヘンデル:オラトリオ「メサイア」
スーザン・グリットン(S)
サラ・ミンガルド(Ms)
マーク・パドモア(T)
アラステア・マイルズ(Bs)
テネブレ合唱団
サー・コリン・デイヴィス(指)ロンドン交響楽団
録音:2006年12月10-12日ロンドン、バービカンセンター(ライヴ)
プロデューサー:ジェイムズ・マリンソン
エンジニア:ジョナサン・ストークス & ニール・ハッチンソン
ことし9月25日に80歳の誕生日を迎えるわれらがデイヴィス。去年の12月12日
を最後に、彼は11年間にわたりその任にあったLSOの首席指揮者を勇退しまし
た。LSO Live最新アルバムはヘンデルの最高傑作「メサイア」ライヴ、デイ
ヴィスが首席指揮者としての最後の晴れ舞台に選んだ、とっておきのプログ
ラムです。
1742年のダブリン初演以来、もっとも広く演奏され愛されている国民的なオ
ラトリオ「メサイア」。ヘンデルの天才はただ巨大な合唱を扱った宗教的な
荘厳さにあるばかりでなく、聖書からまとめられたテキストを通じて、キリ
ストの生誕と死、そして復活をときに親しみやすく、ときにドラマティック
に迫真を込めて描いているところにあります。こうしたストレートでわかり
やすくセレモニアルな内容から、「メサイア」はいまや英国のクリスマス・
シーズンには欠かせない風物詩となっています。
これまでにも折に触れて声楽を擁する大掛かりな作品を取り上げて、そのす
ぐれた腕前には定評がある巨匠デイヴィス。LSOとのメサイアではすでに前
回のスタジオ盤(1966年)がモダン楽器によるスタンダードとの位置づけを獲
得していますが、このたびのライヴの特色としては、ピリオド・アプローチ
を意識した試みが随所に挙げられます。
まず、ソリストにミンガルドやパドモアらいずれも古楽の確かな実績を積ん
だ顔触れを揃えていること。デイヴィスとの共演機会も豊富なグリットンは
マクリーシュのプロダクションでおなじみのソプラノ。なかでもきわめつけ
はバスのマイルズ。第2部「いかなれば、もろもろの国民は」と第3部「トラ
ンペットは鳴りて、死人は朽ちぬ者に蘇り」では、そのゆるぎない音程、流
れるようなレガート、力強い発声をはっきりと確かめられるはず。
さらに、これらソリストたちをもしのぐ活躍をみせたのがコーラス。あえて
前回の録音に参加したロンドン交響合唱団に替えて迎えられたのは、最強の
秘密兵器テネブレ合唱団。同じくバロック調の響きが求められた「キリスト
の幼時」(LSO.0606)に続いての起用はまさしくこの場にふさわしいものとい
えるでしょう。じっさい、ここでも透明度の高い歌唱はたとえようもなく、
ハーモニーの陰影と色彩は音楽に劇的なコントラストを生んでいます。たと
えば、第1部終曲の合唱「主のくびきはやすく、主の荷は軽し」。カノンで
歌われる入りはきびきびしたアーティキュレーションが際立ち、レビューで
も“これ以上に的確で情熱的なものはあるはずがない”(フィオナ・マドック
ス-英イヴニング・スタンダード)と絶賛されています。
そして、いままさに絶頂にあるLSO。編成を絞ったオケではヴァイオリンに
対向配置が採用され、旋律の掛け合いがとても効果的。また、オリジナル楽
器のレプリカを使用したトランペットなど、デイヴィスの意欲的な取り組み
は例外なくオケにも向けられています。
思えばLSO Liveがスタートした2000年、その第1弾としてドヴォルザークの
「新世界より」(LSO.0001)で登場したのがほかでもないデイヴィスでした。
いまでは一般的となったオケによる自主制作盤リリースに先鞭をつけた彼こ
そは、いわばLSOの救世主。ロンドン初演で感極まったジョージ2世にならい、
客席の聴衆も一斉に立ち上がるのが慣習となっているハレルヤ・コーラス。
エネルギッシュなタクトのもと高らかに響き渡るとき、あらためてLSOのプ
レジデントとして復活することをみずからここに予言しているかのようにも
感じられます。
なお、当セットには期間限定でシリーズ初の特典としてDVDビデオが付属し
ます。11トラックにおよぶライヴ演奏のハイライトとデイヴィスのインタ
ビューは、無上の感動に包まれた一夜を巨匠とともに分かち合えるなによ
りのプレゼントとなることでしょう。



<audite>
AU 97533 \2580
「序曲-トロンボーン・カルテットのための作品集」
(1)プレトリウス:
ダンス組曲(イギリスのバレエ / ガイヤルド / バレエ / クーラント)
(2)J.S.バッハ:前奏曲とフーガ ハ短調BWV.885
(3)ボワモルティエ:4声のソナタ
(4)ロッシーニ:歌劇「ウィリアム・テル」序曲
(5)バーバー:弦楽のためのアダージョOp.11
(6)ドビュッシー:
小組曲(ミンストレル / 亜麻色の髪の乙女 / ゴリウォーグのケークウォーク)
(7)ブラームス:ハンガリー舞曲第3番
(8)同:ハンガリー舞曲第4番
(9)ドニゼッティ:歌劇「ドン・パスクァーレ」序曲
ミュンヘン・トロンボーン・カルテット

AU 97469 \2580
「間奏曲-トロンボーン・カルテットのための作品集」
(1)パウル・ポイエルル(1570-1625頃):
組曲(パドゥアーナ / イントラーダ / ダンツァ / ガリアルダ)
(2)パッヘルベル:幻想曲とフーガ
(3)ドビュッシー:前奏曲集第2巻より 風変わりなラヴィーヌ将軍
(4)同:子供の領分より 象の子守歌
(5)同:前奏曲集第2巻より カノープ
(6)同:前奏曲集第2巻より ピックウィック卿をたたえて
(7)ミッシミリアーノ・ネリ:4声のソナタ
(8)シャイト:
来たれ、異教徒の救い主よ-1650年ゲルリッツのタブラチュア譜よりの2章
(9)J.S.バッハ:コラール前奏曲
(10)同:フゲッタ
(11)エベルハルト・クラウス:十二音による対位法第4番よりコラール前奏曲
(12)フリーデマン・ヴィンクルホーファー:序奏とコラール
(13)ブクステフーデ:カンツォーナ
(14)シューマン:子供の情景Op.15より 怖がらせ
(15)同:同 Op.15より 詩人は語る
(16)同:子供のためのアルバムOp.68よりコラール
(17)同:同 Op.68よりサンタクロースのお爺さん
(18)シューベルト:軍隊行進曲第1番Op.51 D.733
(19)ヴェルディ:アヴェ・マリア(なぞの音階)
(20)フチーク:行進曲「剣士の入場」
21.ベルンハルト・エッツェル:ヨーデル歌手
22.ウェーバー:「魔弾の射手」序曲
ミュンヘン・トロンボーン・カルテット
バイエルン放送響の看板奏者ホルヒほか、ドイツの主要オケのトップが居並
ぶトロンボーン・アンサンブルのアルバムです。有名曲のアレンジから、あ
まり知られていないものまで、とにかくあきれるほどにうまい!繊細にして
大胆な表現力。熱狂的なブラス・マニアはもちろん、オケ好きをもしびれさ
せる楽しさ満点の内容。
トーマス・ホルヒ…バイエルン放送交響楽団首席トロンボーン奏者。R.シュ
トラウス音楽院講師。2008年よりミュンヘン国立音楽大学でも教鞭をとるこ
とになっています。
ダニー・ボンヴァン…ミュンヘン・フィル首席トロンボーン奏者、ミュンヘ
ン・フィル・ブラス・アンサンブルのメンバー。ザルツブルク・モーツァル
テウム教授。
ウルリヒ・プフェルチュ…バイエルン国立歌劇場管弦楽団首席トロンボーン
奏者
フォルカー・ヘンジーク…バンベルク交響楽団バス・トロンボーン奏者。
ミュンヘン国立音楽大学講師。





<BIS>
BIS 1900/02 5枚組 \7080
シベリウス完全全集 その1
エン・サガ Op.9(原典版)/レンミンカイネン組曲 Op.22(原典版)/即興曲
/春の歌Op.16/森の精 Op.15/エン・サガ Op.9(現行版)/カッサツィオー
ネ Op.6(原典版)/ある情景への音楽/フィンランドは目覚める/フィンラ
ンディア Op.26/春の歌Op.16/葬送行進曲「イン・メモリアム」Op.59(現
行版)/レンミンカイネン組曲 Op.22(現行版)/ポホヨラの娘 Op.49/夜の
騎行と日の出 Op.55/森の精 Op.45の1/舞踏間奏曲 Op.45の2/吟遊詩人
Op.64/大洋の女神 Op.73(現行版)/タピオラ Op.112/ルオンノタール
Op.70/大洋の女神 Op.73(1914年版)/葬送行進曲「イン・メモリアム」
Op.59(原典版)/カッサツィオーネ Op.6(現行版)/「歴史的情景」第1組曲
Op.25/「歴史的情景」第2組曲 Op.66
オスモ・ヴァンスカ(指)
ラハティSO、
ネーメ・ヤルヴィ(指)
エーテボリSO(「歴史的情景」のみ)
シベリウスの没後50年を記念してBISが送る「シベリウス完全全集」。全体
を13のジャンルに分け、全65枚、世界初の浩瀚な大全集の完成となります。
第1弾は「音詩」と題され、交響曲以外の管弦楽曲を網羅しています。同一
曲の異版まで収められている完璧さ。演奏は大半がヴァンスカ&ラハティ響
というのも魅力です。英・独・仏・フィンランド・日本語の五カ国語による
77ページ豪華解説書と伝記(それぞれ別冊)つき。最高の演奏と録音が美麗化
粧函入りで5枚組3枚価格。

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