<Decca>
4784389 23CD+1DVD ¥7080
《カーゾン/コンプリート・デッカ・レコーディングズ》
【CD1】
『ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番変ホ長調Op.73「皇帝」』
-ジョージ・セル(指揮)ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
《録音:1949年9月》
『チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番変ロ短調Op.23』
-ジョージ・セル(指揮)ロンドン新交響楽団《録音:1950年9月》
【CD2】
『シューベルト:4つの即興曲D.935,Op.142』《録音:1952年12月》
『シューベルト:ピアノ・ソナタ第17番ニ長調D.850,Op.53』《録音:1963年6月》
【CD3】
『モーツァルト:「ピアノ協奏曲第23番イ長調K.488」
「ピアノ協奏曲第27番変ロ長調K.595」』
-ジョージ・セル(指揮)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
《録音:1964年12月》
【CD4】
『フランク:交響的変奏曲』
『アンリ・リトルフ:交響的協奏曲:第4番ニ短調Op.102』
-エイドリアン・ボールト(指揮)ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
《録音:1955&1958年》
『ファリャ:スペインの夜の庭』
-エンリケ・ホルダ(指揮)ロンドン新交響楽団《録音:1951年7月》
『アラン・ロースソーン:ピアノ協奏曲第2番』
-マルコム・サージェント(指揮)ロンドン交響楽団
【CD5】
『幻想曲ハ長調「さすらい人」(リスト編曲版)』
-ヘンリー・ウッド(指揮) クイーンズ・ホール管弦楽団《録音:1937年4月》
『モーツァルト:「ピアノ四重奏曲第1番ト短調K.478」
「ピアノ四重奏曲第2番変ホ長調K.493」』
-アマデウス弦楽四重奏団メンバー《録音:1952年9月》
【CD6】
『モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番イ長調K.488』
-ボイド・ニール(指揮)ナショナル交響楽団《録音:1945年12月》
『ブラームス:ピアノ協奏曲第1番ニ短調Op.15』
-エンリケ・ホルダ(指揮)ナショナル交響楽団《録音:1946年1月》
【CD7】
『チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番変ロ短調Op.23』
-ゲオルク・ショルティ(指揮)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
《録音:1958年10月》
『ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番ハ短調Op.18』
-エイドリアン・ボールト(指揮)ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
《録音:1955年6月》
【CD8】
『グリーグ:ピアノ協奏曲イ短調Op.16』
-エイヴィン・フィエルスタート(指揮)ロンドン交響楽団《録音:1959年6月》
『ブラームス:ピアノ協奏曲第2番変ロ長調Op.83』
-ハンス・クナッパーツブッシュ(指揮)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
《録音:1957年10月》
【CD9】
『ベートーヴェン:「ピアノ協奏曲第4番ト長調Op.58」
「ピアノ協奏曲第5番変ホ長調Op.73「皇帝」』
-ハンス・クナッパーツブッシュ(指揮)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
《録音:1954&1957年》
【CD10】
『シューベルト:4つの即興曲D.899,Op.90』《録音:1954年6月》
『モーツァルト:「ピアノ協奏曲第23番イ長調K.488」
「ピアノ協奏曲第24番ハ短調K.491」
-ヨーゼフ・クリップス(指揮)ロンドン交響楽団《録音:1953年10月》
【CD11】
『シューマン:「幻想曲ハ長調Op.17」「子供の情景Op.15」』
《録音:1954年3月》
『シューベルト:「幻想曲ハ長調「さすらい人」D.760,Op.15」』
《録音:1949年7月》
【CD12】
『ブラームス:ピアノ協奏曲第1番ニ短調Op.15』
-エドゥアルト・ファン・ベイヌム(指揮)
アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団《録音:1953年5月》
『グリーグ:ピアノ協奏曲イ短調Op.16』
-アナトール・フィストゥラーリ(指揮)ロンドン交響楽団《録音:1951年10月》
【CD13】
『リスト:「ピアノ・ソナタ ロ短調S.178」「愛の夢第3番変イ長調S.541-3」
「忘れられたワルツ第1番嬰ヘ長調S.215-1」
「演奏会用練習曲第2番嬰ヘ短調「小人の踊り」S.145-2」「子守歌S.174」』
《録音:1963年9月》
【CD14】
『ドヴォルザーク:ピアノ五重奏曲第2番イ長調Op.81』
『フランク:ピアノ五重奏曲ヘ短調』
-ウィーン・フィルハーモニー弦楽四重奏団《録音:1962&1960年》
【CD15】
『モーツァルト:「ピアノ協奏曲第23番イ長調K.488」
「ピアノ協奏曲第24番ハ短調K.491」
-イシュトヴァン・ケルテス(指揮)ロンドン交響楽団《録音:1967年10月》
【CD16】
『モーツァルト:「ピアノ協奏曲第26番ニ長調K.537「戴冠式」」
「ピアノ協奏曲第27番変ロ長調K.595」』
-イシュトヴァン・ケルテス(指揮)ロンドン交響楽団《録音:1967年12&10月》
【CD17】
『ブラームス:ピアノ協奏曲第1番ニ短調Op.15』
-ジョージ・セル(指揮)ロンドン交響楽団《録音:1962年6月》
『ブラームス:「愛の歌(18のワルツ、4声と4手ピアノのための)Op.52」
「新しい愛の歌Op.65-さて、ミューズよ」』
-イルムガルト・ゼーフリート(Sp), キャスリーン・フェリアー(A),
ユリウス・パツァーク(T), ホルスト・ギュンター(Br),
ハンス・ガルピアーノ(P)《録音:1952年9月》
【CD18】
『シューベルト:ピアノ五重奏曲イ長調D.667,Op.114「ます」』
-ウィーン八重奏団員《録音:1957年10月》
『ブリテン:「序奏とブルレスク風ロンドOp.23-1」
「マズルカ・エレジアカOp.23-2」』《録音:1944年1月》
『ウィレム・ペイペル:交響曲第3番』
-エドゥアルト・ファン・ベイヌム(指揮)
アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団《録音:1953年5月》
【CD19】
『シューベルト:即興曲D.899,Op.90-3&4』《録音:1963年6月》
『シューベルト:即興曲変イ長調D.935-2』
『シューベルト:楽興の時D.780,Op.94』
『ベートーヴェン:「エロイカ」の主題による15の変奏曲とフーガ変ホ長調
Op.35』《録音:1971年2&4月》
【CD20】
『ブラームス:「ピアノ・ソナタ第3番ヘ短調Op.5」
「間奏曲変ホ長調Op.117-1」「間奏曲ハ長調Op.119-3」』《録音:1963年12月》
『シューベルト:ピアノ・ソナタ第21番変ロ長調D.960』《録音:1972年11月》
【CD21】
『モーツァルト:「ピアノ協奏曲第20番ニ短調K.466」
「ピアノ協奏曲第27番変ロ長調K.595」』
-ベンジャミン・ブリテン(指揮)イギリス室内管弦楽団《録音:1970年9月》
【CD22】
『ベートーヴェン:ロンド・ア・カプリッチョ ト長調Op.129』
『メトネル:4つの抒情的断片Op.23-3』
『リスト:ペトラルカのソネット第104番』
『ブラームス:「カプリッチョ ロ短調Op.76-2」「間奏曲ハ長調Op.119-3」
「間奏曲変ホ短調Op.118-6」「ラプソディ第2番ト短調Op.79-2」
「間奏曲変ホ長調Op.117-1」』『リスト:「メフィスト・ワルツ第1番S.514」
「愛の夢第3番変イ長調S.541-3」』『ショパン:夜想曲第20番嬰ハ短調』
《録音:1942-1949年》
『ファリャ:スペインの夜の庭』
-エンリケ・ホルダ(指揮)ロンドン新交響楽団《録音:1945年9月》
【CD23】『BBCインタビュー』(「師シュナーベル、ランドフスカの思い出」
「無人島への一枚」について語る)《録音:1973&1978年》
【DVD:BBCリサイタル】
『シューマン:子供の情景 Op.15』
『ブラームス:カプリッチョ ニ短調 op.116-1』《収録:1959年, モノクロ》
『シューベルト:「楽興の時 第3番D.780」「即興曲第2番 変イ長調」
「ピアノ・ソナタ第21番変ロ長調D.960」』《収録:1968年, カラー》
ケテルビーの甥に当たるイギリスのピアニスト、クリフォード・カーゾン。
シュナーベルのもとで研鑽を積み、1939年のアメリカ・デビューで大成功を
収めて以来、欧米での評価が格段に上がり、生涯、神のごとく尊敬を集めま
した。録音嫌いだったために、残された数少ない録音は一枚一枚が貴重な宝物
といえます。師匠シュナーベルと同様、モーツァルト、ベートーヴェン、シュ
ーベルト、ブラームスなどドイツ=オーストリア系の作品を得意とし、その
透明な音色と品格ある音楽性で圧倒的な支持を得ました。ブラームス、シュー
ベルト他のアルバムでも、作品の隅々までを知り尽くし、最高の理想を追い
求めるアーティストのみが実現できる、心に深く響く音楽を聴かせてくれます。
●Decca Opera 2枚組 ¥1850 3枚組 ¥2580
4784159 2枚組
《J.シュトラウス2世:喜歌劇「こうもり」(全曲)》
ヴォルフガング・ブレンデル(Br:アイゼンシュタイン),
キリ・テ・カナワ(Sp:ロザリンデ),
トム・クラウセ(Br:フランク),
ブリギッテ・ファスベンダー(Ms:オルロフスキー)
リチャード・リーチ(T:アルフレート),
オラフ・ベーア(Br:ファルケ)
アントン・ヴェンドラー(Br:ブリント),
エディタ・グルベローヴァ(Sp:アデーレ)
カリン・ゲットリング(Sp:イーダ),
オットー・シェンク(語り:フロッシュ)
アンドレ・プレヴィン(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 ウィーン国立歌劇場合唱団
《録音》1990年11月, ウィーン、ムジークフェラインザール
(デジタル:セッション) 音源=PHILIPS
プレヴィン&ウィーン・フィル初のオペラ録音となったアルバム。キリ・テ・
カナワ、オラフ・ベーア、エディタ・グルベローヴァなど、豪華な歌唱陣によ
る「こうもり」です。真面目さを基調とした歌手を起用しつつ、その中に面白
さを追求したプレヴィン&ウィーン・フィルの見事な演奏です。
4784167 2枚組
《ヴェルディ:歌劇「ファルスタッフ」(全曲)》
ジュゼッペ・タッディ(Br:ファルスタッフ),
ローランド・パネライ(Br:フォード),
フランシスコ・アライサ(T:フェルトン),
ライナ・カバイヴァンスカ(Sp:フォード夫人),
クリスタ・ルートヴィヒ(A:クイックリー夫人),
ジャネット・ペリー(Sp:ナネッタ),
トゥルデリーゼ・シュミット(Ms:ペイジ夫人)、他
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 ウィーン国立歌劇場合唱団
《録音》1980年5月, ウィーン(デジタル:セッション) 音源=PHILIPS
ほぼ同じキャストによる1982年ザルツブルク音楽祭の映像もありますが、この
アルバムはその2年前にカラヤンが完璧さを追求したスタジオ録音です。巨匠
の至芸による丁寧で緻密な曲運びと堂々とした演奏。60才を越えたタッディを
タイトル・ロールとして起用し、「真剣に人生を歩む時にこそ、本当の笑いが
感じられる」ことを教えられる名演です。
4784153 2枚組
《プッチーニ:歌劇「蝶々夫人」(全曲)》
レナータ・テバルディ(Sp:蝶々夫人),
カルロ・ベルゴンツィ(T:ピンカートン)
アンジェロ・メルクリアーリ(T:ゴロー),
フィオレンツァ・コッソット(Ms:スズキ)
エンツォ・ソルデッロ(Br:シャープレス),
ヴィルジリオ・カルボナーリ(Bs:神官)
パオロ・ワシントン(Bs:僧侶), オスカー・ナンニ(Bs:ヤクシデ)
リディア・ネロッツィ(Ms:ケート・ピンカートン)、他
トゥリオ・セラフィン(指揮)
サンタ・チェチーリア国立音楽院管弦楽団&合唱団
《録音》1958年7月、ローマ、サンタ・チェチーリア音楽院
(ステレオ:セッション) 音源=Decca
イタリア・オペラの黄金期を支えた最高のソプラノ、テバルディの歌う、温か
く可憐な蝶々さん。加えてリリック・テノールの最高峰ベルゴンツィ、シミオ
ナートの後を担う若き日のコッソットらの見事な歌唱。更にイタリア・オペラ
の神様とも言える大御所セラフィンの指揮によるこの録音は、あまたの演奏の
中でもベストと言えるものでしょう。録音も優秀で、イタリア・オペラの神髄
を伝える歴史的な名盤です。
4784141 2枚組
《ビゼー:歌劇「カルメン」(全曲)》
ジェシー・ノーマン(Sp:カルメン), ニール・シコフ(T:ドン・ホセ)
ミレッラ・フレーニ(Sp), サイモン・エステス(Br)
ギレーヌ・ラファエル(Sp), ジーン・リグビー(Ms)
ジェラール・ガリーノ(T), フランソワ・ル・ルー(Br)(バリトン)
ニコラス・リヴェンク(Br), ジャン=フィリップ・クリティ(Bs)、他
小澤征爾(指揮) フランス国立管弦楽団
フランス放送合唱団, フランス放送少年合唱団
《録音》1988年7月、パリ、ラジオ・フランス(デジタル:セッション)
音源=PHILIPS
豪華なオールスター・キャストで贈る小澤のカルメン。ノーマンの圧倒的な美
声のカルメン、復帰後間もないカレーラスの劇的な歌唱、そして最高の当り役
のひとつと言えるフレーニなど、古き良き日ならではの豪華な饗宴が繰り広げ
られています。
4784145 3枚組
《グノー:歌劇「ファウスト」(全曲)》
キリ・テ・カナワ(Sp), フランシスコ・アライサ(T)
エフゲニー・ネステレンコ(Bs), アンドレアス・シュミット(Br)
パメラ・コバーン(Sp), マリヤーナ・リポヴシェク(A)、他
コリン・デイヴィス(指揮)
バイエルン放送交響楽団&合唱団
《録音》1986年2月, ミュンヘン(デジタル:セッション)音源=PHILIPS
豪華キャストによる見事な「ファウスト」の演奏。特にネステレンコのメフィ
ストが巧演で、このオペラの劇的性格を奥深いものにしています。テ・カナワ
の素晴らしいアリアも聴きもの。合唱、オケの水準も高く、リアルで驚異的に
質感が高い超優秀録音です。
4784165 2枚組
《ヴェルディ:歌劇「仮面舞踏会」(全曲)》
モンセラート・カバリエ(Sp), ソーナ・ガザリアン(Sp)
パトリシア・ペイン(Ms), ホセ・カレーラス(T),
イングヴァル・ヴィクセル(Br), 他
コリン・デイヴィス(指揮)
コヴェントガーデン王立歌劇場管弦楽団&合唱団
カバリエとカレーラスの豪華主演で贈るデイヴィスのの珠玉の「仮面舞踏会」。
リリカルな声質でヒロイックに熱演するカレーラス。彼のリッカルドは正に理
想的で、唖然とするほど見事な歌唱で歌われます。デイヴィスの劇的緊張感に
貫かれた指揮も見事。
4784161 3枚組
《R・シュトラウス:歌劇「ばらの騎士」(全曲)》
イヴリン・リアー(Sp:元帥夫人),
フレデリカ・フォン・シュターデ(Ms:オクタヴィアン)
ジュール・バスタン(Bsバス:オックス男爵),
ルース・ウェルティング(Sp:ゾフィー)
デレク・ハモンド=ストラウド(Br:ファーニナル),
ホセ・カレーラス(T:歌手)、他
エド・デ・ワールト(指揮) ネザーランド・オペラ合唱団
ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団,
《録音》1976年7月, ロッテルダム、デ・ドゥーレン(ステレオ:セッション)
音源=PHILIPS
「流麗なメロディ・ライン」と「豪華なオーケストレーション」を見事に浮き
出させたデ・ワールト。彼の解釈は、ワーグナー的楽劇寄りではなく、濃厚的
でなくあっさりとした喜劇風の解釈。ワーグナーとモーツァルトを統合した作
品として意図されていたということで、音楽の美点が強調されたものです。
シュターデの歌うオクタヴィアンも絶品。
4784155 3枚組
《ロッシーニ:歌劇「セビリャの理髪師」(全曲)》
レオ・ヌッチ(Br), チェチーリア・バルトリ(Ms),
ウィリアム・マッテウッツィ(T), ミケーレ・ペルトゥーシ(Br)
グローリア・バンディテルリ(Sp), パータ・ブルチュラーツェ(Bs)
エンリーコ・フィゾーレ(Br),ピッポ・アネパータ(Bs)
ジュゼッペ・パターネ(指揮)
ボローニャ市立歌劇場管弦楽団&合唱団
《録音》1988年7月, ボローニャ(デジタル:セッション)音源=Decca
ボローニャでの「セビリャの理髪師」。“天性のロジーナ”と評されたデビュ
ー間もないバルトリ。高域まで廻るハイ=テナーのマッテウッツィのアルマヴィ
ーヴァ伯爵など、充実の歌手陣を起用。パターネの精彩に富んだ指揮によって、
この作品が生き生きとしたものとなり、心地よい悦びに浸れます。
4784169
ヴェルディの処女作
《ヴェルディ:歌劇「オベルト」(全曲)》
サミュエル・レイミー(Bs), マリア・グレギーナ(Sp)
ヴィオレッタ・ウルマーナ(Ms), 他
ネヴィル・マリナー(指揮)
アカデミー室内管弦楽団, ロンドン・ヴォイセズ
《録音》1996年8月, セント・ジョーンズ・スミス・スクェア
(デジタル:セッション)音源=PHILIPS
ヴェルディの処女作。娘を奪われた末、決闘で殺される伯爵オベルトと、悲し
みで自ら生命を絶つその娘を描いた作品。最初の作品なので目新しさはないの
ですが、後の成功を予告する面が見受けられます。
4784173 2枚組
《ワーグナー:歌劇「さまよえるオランダ人」(全曲)》
ロバート・ヘイル(Br:オランダ人), ヒルデガルト・ベーレンス(Sp:ゼンタ)
ヨーゼフ・プロチュカ(T:エリック), クルト・リドル(Bs:ダーラント)
ウヴェ・ハイルマン(T:舵手), イリス・フェルミリオン(Ms:マリー)、他
クリストフ・フォン・ドホナーニ(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 ウィーン国立歌劇場合唱団
《録音》1991年11月, ウィーン、コンツェルトハウス(デジタル:セッション)
音源=Decca
輪郭のしっかりとした力感に満ちたドホナーニの指揮に乗せて、現代を代表す
るワーグナーの歌い手ヘイルが見事な歌唱を聴かせ、ベーレンス、リドルらも
好演を繰り広げた1枚です。「その海は、まさにワーグナーが意図通りに、ス
コアを流れ滑らせてゆく」と、高い評価を得ている名盤の1枚です。
4784177 4枚組 ¥3680
《ワーグナー:楽劇「トリスタンとイゾルデ」(全曲)》
ビルギット・ニルソン(Sp:イゾルデ), フリッツ・ウール(T:トリスタン)
レジーナ・レズニック(Ms:ブランゲーネ),
トム・クラウゼ(Br:クルヴェナール)
アルノルト・ヴァン・ミル(Bs:マルケ王),
ヴァルデマール・クメント(T:水夫)
エルンスト・コツープ(T:メロート), ペーター・クライン(T:牧童)
テオドール・キルシュビヒラー(Br:舵手)
ゲオルグ・ショルティ(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 ウィーン楽友協会合唱団
《録音》1960年9月, ウィーン、ゾフィエンザール(ステレオ:セッション)
音源=Decca
当時絶頂期にあったビルギット・ニルソンと、人気ヘルデン・テナーだったフ
リッツ・ウールの共演。ウィーン・フィルも若きショルティによって迫力ある
サウンドを聴かせており、この作品のオーケストラ・パートとしては異例と言
って差し支えない起伏の激しい音楽が今聴くと実に新鮮。カルショウによる半
世紀前の録音とは思えないリアルな録音。そしてウィーン・フィルの濃厚な音
色も個性的で魅力十分です。
4784171 2枚組
《ヴェルディ:歌劇「椿姫」(全曲)》
ジョーン・サザーランド(Sp), ルチアーノ・パヴァロッティ(T)
マッテオ・マヌグエッラ(Br), デラ・ジョーンズ(Ms), 他
リチャード・ボニング(指揮)
ナショナル・フィルハーモニー管弦楽団 ロンドン・オペラ合唱団
《録音》1979年11月, ウィーン、キングズウェイ・ホール
(デジタル:セッション)音源=Decca
サザーランド2回目の録音。1回目のプリッチャードの盤も若々しくすばらしい
名唱を聴かせてくれましたが、こちらも持ち前の美声が生かされたヴィオレッ
タ。そして、おおらかに歌い切るパヴァロッティのアルフレードに、マヌグエ
ッラがソフトなバリトンで色をそえています。伸びやかな声がホールの空間の
隅々まで響きわたるDeccaの優秀録音です。
4784175 2枚組
ドホナーニの白熱のワーグナー
《ワーグナー:楽劇「ラインの黄金」(全曲)》
ロバート・ヘイル(Bs), ハンナ・シュヴァルツ(Ms)
ナンシー・グスタフソン(Sp), ペーター・シュライアー(T), 他
クリストフ・フォン・ドホナーニ(指揮)
クリーヴランド管弦楽団
《録音》1993年12月, クリーヴランド、セヴェランス・ホール
(デジタル:セッション)音源=Decca
アメリカ・スーパー・オケによる「リング」。デッカの超優秀録音によって、
コンサート形式の定期演奏会と並行して録音されたものです。すばらしいキャ
ストたちを起用し、ドホナーニが白熱の指揮を聴かせてくれます。
4784139 2枚組
《ベートーヴェン:歌劇「フィデリオ」Op.72(全曲)》
ライナー・ゴルトベルク(T:フロレスタン),
ジェシー・ノーマン(Sp:レオノーレ)
アンドレアス・シュミット(Br:ドン・フェルナンド),
エッケハルト・ヴラシハ(Bs:ピツァロ)
クルト・モル(Bs:ロッコ), パメラ・コバーン(Sp:マルツェリーネ)
ハンス・ペーター・ブロホヴィッツ(T:ヤキーノ)、他
ベルナルド・ハイティンク(指揮)
シュターツカペレ・ドレスデン, ドレスデン国立歌劇場合唱団
《録音》1989年11月, ドレスデン、聖ルカ教会(デジタル:セッション)
音源=PHILIPS
愛と自由を高らかに謳ったベートーヴェン唯一のオペラ「フィデリオ」。投獄
された最愛の恋人フロレスタンを解放する勇敢なレオノーレに、ジェシー・ノ
ーマンほどふさわしいソプラノは今後もきっと見つからないことでしょう。ノ
ーマンをはじめ、傑出したキャスト陣を巨匠ハイティンクが見事にまとめた名
盤です。「ジェシー・ノーマンの声の傑出した美声と演技力は、この最も高貴
なオペラに完璧に一体化している」と、高い評価を得ています。
4784151 3枚組
《オッフェンバック:歌劇「ホフマン物語」(全曲)》
フランシスコ・アライサ(T:ホフマン), エーファ・リント(Sp:オランピア)
ジェシー・ノーマン(Sp:アントニア),
シェリル・ステューダー(Sp:ジュリエッタ)
アンネ・ゾフィー・フォン・オッター(Ms:ミューズ、ニクラウス)
サミュエル・レイミー
(Bs:リンドルフ、コルペリウス、ミラクル博士、ダペルトゥット)
マルティノヴィチ(Br:クレスペル:ボリス),
リカルド・カッシネッリ(T:スパランツァーニ)
ジェフリー・テイト(指揮)
シュターツカペレ・ドレスデン, ライプツィヒ放送合唱団
《録音》1989年6月, ドレスデン、聖ルカ教会(デジタル:セッション)
音源=PHILIPS
燻し銀のドレスデン・サウンドで聴くフランス・オペラの傑作「ホフマン物
語」。一見、真逆とも言えるこの取り合わせが、不思議なマリアージュを醸し
出すテイト盤。アライサら、充実の歌手陣たちの機知にあふれた名歌唱も見事
です。
4784143 2枚組
《ブリテン:歌劇「ねじの回転」Op.54(全曲)》
ヘレン・ドナート(Sp), ヘザー・ハーパー(Sp),
ロバート・ティアー(T), アヴァ・ジューン(Sp),
フィリップ・ラングリッジ(T), 他
コリン・デイヴィス(指揮)
コヴェントガーデン王立歌劇場管弦楽団員
《録音》1981年5月, ロンドン(ステレオ:セッション)音源=PHILIPS
家庭教師に起こる怪奇な出来事を描いたヘンリー・ジェームズ原作の小説を、
ブリテンが神秘的な雰囲気をもつ室内楽的オペラに仕上げた作品です。コリン
・デイヴィスはこのドラマに真撃に対峙し、氷のような冷たい響きの中に、
熱い情感を引き出していきます。
4784157 3枚組
《シュレーカー:歌劇「烙印を押された人々」(全曲)》
ハインツ・クルーゼ(T), エリザベス・コンネル(Ms),
モンテ・ペダーソン(Br), アルフレート・ムーフ(Bs),
ラスロ・ポルガー(Bs), 他
ローター・ツァグロゼク(指揮)
,ベルリン・ドイツ交響楽団 ベルリン放送合唱団
《録音》1993年8月, ベルリン、イエス・キリスト教会(デジタル:セッション)
音源=Decca
作曲家フランツ・シュレーカーは、ウィーンでヴァイオリンと作曲を学び、
1920年以降はベルリンで教鞭をふるい、ハーバやクシェネクを輩出しました。
彼の歌劇は初期のシュトラウスのような豪華絢爛なオーケストレーションと、
印象主義やワーグナー的な動機の手法を取り入れました。この作品は数少ない
彼の成功作で、ツァグロゼクはこの退廃音楽を見事に復活させています。
4784149 2枚組
《モーツァルト:歌劇「後宮からの逃走」K.384(全曲)》
エディタ・グルベローヴァ(Sp:コンスタンツェ),
キャスリーン・バトル(Sp:ブロンデ)
エスタ・ウインベルイ(T:ベルモンテ), ハインツ・ツェドニック(T:ペドリロ)
マッティ・タルヴェラ(Bs:オスミン), 他
ゲオルク・ショルティ(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団, ウィーン祝祭合唱団
《録音》1985年12月, ウィーン、ゾフィエンザール(デジタル:セッション)
音源=Decca
モーツァルトがコンスタンツェとの結婚を控えた幸福の時期に書かれた作品。
昇竜の勢いにあった時代のグルベローヴァの見事なコロラトゥーラをはじめ、
珠玉のモーツァルト歌手を起用。軽快なだけでなはく、ときに激しさをストレ
ートに表現するウィーン・フィルの音楽作りも聞き逃せません。
4784163 2枚組
《チャイコフスキー:歌劇「エフゲニー・オネーギン」(全曲)》
ベルント・ヴァイクル(Br:オネーギン),
テレサ・クビアク(Sp:タチヤーナ)
ユリア・ハマリ(Ms:オリガ),
ニコライ・ギャウロフ(Bs:グレーミン公爵)、他
ゲオルク・ショルティ(指揮)
コヴェントガーデン王立歌劇場管弦楽団&合唱団
《録音》1974年7月, キングズウェイ・ホール(ステレオ:セッション)
音源=Decca
ショルティと国際的スターキャストによるロシア・オペラの最高傑作。ショル
ティにとっては珍しいレパートリーです。精緻を極めた指揮によって、元々芯
の強い美しさをもった作品が一層洗練されたインターナショナルな演奏です。
4784389 23CD+1DVD ¥7080
《カーゾン/コンプリート・デッカ・レコーディングズ》
【CD1】
『ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番変ホ長調Op.73「皇帝」』
-ジョージ・セル(指揮)ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
《録音:1949年9月》
『チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番変ロ短調Op.23』
-ジョージ・セル(指揮)ロンドン新交響楽団《録音:1950年9月》
【CD2】
『シューベルト:4つの即興曲D.935,Op.142』《録音:1952年12月》
『シューベルト:ピアノ・ソナタ第17番ニ長調D.850,Op.53』《録音:1963年6月》
【CD3】
『モーツァルト:「ピアノ協奏曲第23番イ長調K.488」
「ピアノ協奏曲第27番変ロ長調K.595」』
-ジョージ・セル(指揮)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
《録音:1964年12月》
【CD4】
『フランク:交響的変奏曲』
『アンリ・リトルフ:交響的協奏曲:第4番ニ短調Op.102』
-エイドリアン・ボールト(指揮)ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
《録音:1955&1958年》
『ファリャ:スペインの夜の庭』
-エンリケ・ホルダ(指揮)ロンドン新交響楽団《録音:1951年7月》
『アラン・ロースソーン:ピアノ協奏曲第2番』
-マルコム・サージェント(指揮)ロンドン交響楽団
【CD5】
『幻想曲ハ長調「さすらい人」(リスト編曲版)』
-ヘンリー・ウッド(指揮) クイーンズ・ホール管弦楽団《録音:1937年4月》
『モーツァルト:「ピアノ四重奏曲第1番ト短調K.478」
「ピアノ四重奏曲第2番変ホ長調K.493」』
-アマデウス弦楽四重奏団メンバー《録音:1952年9月》
【CD6】
『モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番イ長調K.488』
-ボイド・ニール(指揮)ナショナル交響楽団《録音:1945年12月》
『ブラームス:ピアノ協奏曲第1番ニ短調Op.15』
-エンリケ・ホルダ(指揮)ナショナル交響楽団《録音:1946年1月》
【CD7】
『チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番変ロ短調Op.23』
-ゲオルク・ショルティ(指揮)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
《録音:1958年10月》
『ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番ハ短調Op.18』
-エイドリアン・ボールト(指揮)ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団
《録音:1955年6月》
【CD8】
『グリーグ:ピアノ協奏曲イ短調Op.16』
-エイヴィン・フィエルスタート(指揮)ロンドン交響楽団《録音:1959年6月》
『ブラームス:ピアノ協奏曲第2番変ロ長調Op.83』
-ハンス・クナッパーツブッシュ(指揮)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
《録音:1957年10月》
【CD9】
『ベートーヴェン:「ピアノ協奏曲第4番ト長調Op.58」
「ピアノ協奏曲第5番変ホ長調Op.73「皇帝」』
-ハンス・クナッパーツブッシュ(指揮)ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
《録音:1954&1957年》
【CD10】
『シューベルト:4つの即興曲D.899,Op.90』《録音:1954年6月》
『モーツァルト:「ピアノ協奏曲第23番イ長調K.488」
「ピアノ協奏曲第24番ハ短調K.491」
-ヨーゼフ・クリップス(指揮)ロンドン交響楽団《録音:1953年10月》
【CD11】
『シューマン:「幻想曲ハ長調Op.17」「子供の情景Op.15」』
《録音:1954年3月》
『シューベルト:「幻想曲ハ長調「さすらい人」D.760,Op.15」』
《録音:1949年7月》
【CD12】
『ブラームス:ピアノ協奏曲第1番ニ短調Op.15』
-エドゥアルト・ファン・ベイヌム(指揮)
アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団《録音:1953年5月》
『グリーグ:ピアノ協奏曲イ短調Op.16』
-アナトール・フィストゥラーリ(指揮)ロンドン交響楽団《録音:1951年10月》
【CD13】
『リスト:「ピアノ・ソナタ ロ短調S.178」「愛の夢第3番変イ長調S.541-3」
「忘れられたワルツ第1番嬰ヘ長調S.215-1」
「演奏会用練習曲第2番嬰ヘ短調「小人の踊り」S.145-2」「子守歌S.174」』
《録音:1963年9月》
【CD14】
『ドヴォルザーク:ピアノ五重奏曲第2番イ長調Op.81』
『フランク:ピアノ五重奏曲ヘ短調』
-ウィーン・フィルハーモニー弦楽四重奏団《録音:1962&1960年》
【CD15】
『モーツァルト:「ピアノ協奏曲第23番イ長調K.488」
「ピアノ協奏曲第24番ハ短調K.491」
-イシュトヴァン・ケルテス(指揮)ロンドン交響楽団《録音:1967年10月》
【CD16】
『モーツァルト:「ピアノ協奏曲第26番ニ長調K.537「戴冠式」」
「ピアノ協奏曲第27番変ロ長調K.595」』
-イシュトヴァン・ケルテス(指揮)ロンドン交響楽団《録音:1967年12&10月》
【CD17】
『ブラームス:ピアノ協奏曲第1番ニ短調Op.15』
-ジョージ・セル(指揮)ロンドン交響楽団《録音:1962年6月》
『ブラームス:「愛の歌(18のワルツ、4声と4手ピアノのための)Op.52」
「新しい愛の歌Op.65-さて、ミューズよ」』
-イルムガルト・ゼーフリート(Sp), キャスリーン・フェリアー(A),
ユリウス・パツァーク(T), ホルスト・ギュンター(Br),
ハンス・ガルピアーノ(P)《録音:1952年9月》
【CD18】
『シューベルト:ピアノ五重奏曲イ長調D.667,Op.114「ます」』
-ウィーン八重奏団員《録音:1957年10月》
『ブリテン:「序奏とブルレスク風ロンドOp.23-1」
「マズルカ・エレジアカOp.23-2」』《録音:1944年1月》
『ウィレム・ペイペル:交響曲第3番』
-エドゥアルト・ファン・ベイヌム(指揮)
アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団《録音:1953年5月》
【CD19】
『シューベルト:即興曲D.899,Op.90-3&4』《録音:1963年6月》
『シューベルト:即興曲変イ長調D.935-2』
『シューベルト:楽興の時D.780,Op.94』
『ベートーヴェン:「エロイカ」の主題による15の変奏曲とフーガ変ホ長調
Op.35』《録音:1971年2&4月》
【CD20】
『ブラームス:「ピアノ・ソナタ第3番ヘ短調Op.5」
「間奏曲変ホ長調Op.117-1」「間奏曲ハ長調Op.119-3」』《録音:1963年12月》
『シューベルト:ピアノ・ソナタ第21番変ロ長調D.960』《録音:1972年11月》
【CD21】
『モーツァルト:「ピアノ協奏曲第20番ニ短調K.466」
「ピアノ協奏曲第27番変ロ長調K.595」』
-ベンジャミン・ブリテン(指揮)イギリス室内管弦楽団《録音:1970年9月》
【CD22】
『ベートーヴェン:ロンド・ア・カプリッチョ ト長調Op.129』
『メトネル:4つの抒情的断片Op.23-3』
『リスト:ペトラルカのソネット第104番』
『ブラームス:「カプリッチョ ロ短調Op.76-2」「間奏曲ハ長調Op.119-3」
「間奏曲変ホ短調Op.118-6」「ラプソディ第2番ト短調Op.79-2」
「間奏曲変ホ長調Op.117-1」』『リスト:「メフィスト・ワルツ第1番S.514」
「愛の夢第3番変イ長調S.541-3」』『ショパン:夜想曲第20番嬰ハ短調』
《録音:1942-1949年》
『ファリャ:スペインの夜の庭』
-エンリケ・ホルダ(指揮)ロンドン新交響楽団《録音:1945年9月》
【CD23】『BBCインタビュー』(「師シュナーベル、ランドフスカの思い出」
「無人島への一枚」について語る)《録音:1973&1978年》
【DVD:BBCリサイタル】
『シューマン:子供の情景 Op.15』
『ブラームス:カプリッチョ ニ短調 op.116-1』《収録:1959年, モノクロ》
『シューベルト:「楽興の時 第3番D.780」「即興曲第2番 変イ長調」
「ピアノ・ソナタ第21番変ロ長調D.960」』《収録:1968年, カラー》
ケテルビーの甥に当たるイギリスのピアニスト、クリフォード・カーゾン。
シュナーベルのもとで研鑽を積み、1939年のアメリカ・デビューで大成功を
収めて以来、欧米での評価が格段に上がり、生涯、神のごとく尊敬を集めま
した。録音嫌いだったために、残された数少ない録音は一枚一枚が貴重な宝物
といえます。師匠シュナーベルと同様、モーツァルト、ベートーヴェン、シュ
ーベルト、ブラームスなどドイツ=オーストリア系の作品を得意とし、その
透明な音色と品格ある音楽性で圧倒的な支持を得ました。ブラームス、シュー
ベルト他のアルバムでも、作品の隅々までを知り尽くし、最高の理想を追い
求めるアーティストのみが実現できる、心に深く響く音楽を聴かせてくれます。
●Decca Opera 2枚組 ¥1850 3枚組 ¥2580
4784159 2枚組
《J.シュトラウス2世:喜歌劇「こうもり」(全曲)》
ヴォルフガング・ブレンデル(Br:アイゼンシュタイン),
キリ・テ・カナワ(Sp:ロザリンデ),
トム・クラウセ(Br:フランク),
ブリギッテ・ファスベンダー(Ms:オルロフスキー)
リチャード・リーチ(T:アルフレート),
オラフ・ベーア(Br:ファルケ)
アントン・ヴェンドラー(Br:ブリント),
エディタ・グルベローヴァ(Sp:アデーレ)
カリン・ゲットリング(Sp:イーダ),
オットー・シェンク(語り:フロッシュ)
アンドレ・プレヴィン(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 ウィーン国立歌劇場合唱団
《録音》1990年11月, ウィーン、ムジークフェラインザール
(デジタル:セッション) 音源=PHILIPS
プレヴィン&ウィーン・フィル初のオペラ録音となったアルバム。キリ・テ・
カナワ、オラフ・ベーア、エディタ・グルベローヴァなど、豪華な歌唱陣によ
る「こうもり」です。真面目さを基調とした歌手を起用しつつ、その中に面白
さを追求したプレヴィン&ウィーン・フィルの見事な演奏です。
4784167 2枚組
《ヴェルディ:歌劇「ファルスタッフ」(全曲)》
ジュゼッペ・タッディ(Br:ファルスタッフ),
ローランド・パネライ(Br:フォード),
フランシスコ・アライサ(T:フェルトン),
ライナ・カバイヴァンスカ(Sp:フォード夫人),
クリスタ・ルートヴィヒ(A:クイックリー夫人),
ジャネット・ペリー(Sp:ナネッタ),
トゥルデリーゼ・シュミット(Ms:ペイジ夫人)、他
ヘルベルト・フォン・カラヤン(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 ウィーン国立歌劇場合唱団
《録音》1980年5月, ウィーン(デジタル:セッション) 音源=PHILIPS
ほぼ同じキャストによる1982年ザルツブルク音楽祭の映像もありますが、この
アルバムはその2年前にカラヤンが完璧さを追求したスタジオ録音です。巨匠
の至芸による丁寧で緻密な曲運びと堂々とした演奏。60才を越えたタッディを
タイトル・ロールとして起用し、「真剣に人生を歩む時にこそ、本当の笑いが
感じられる」ことを教えられる名演です。
4784153 2枚組
《プッチーニ:歌劇「蝶々夫人」(全曲)》
レナータ・テバルディ(Sp:蝶々夫人),
カルロ・ベルゴンツィ(T:ピンカートン)
アンジェロ・メルクリアーリ(T:ゴロー),
フィオレンツァ・コッソット(Ms:スズキ)
エンツォ・ソルデッロ(Br:シャープレス),
ヴィルジリオ・カルボナーリ(Bs:神官)
パオロ・ワシントン(Bs:僧侶), オスカー・ナンニ(Bs:ヤクシデ)
リディア・ネロッツィ(Ms:ケート・ピンカートン)、他
トゥリオ・セラフィン(指揮)
サンタ・チェチーリア国立音楽院管弦楽団&合唱団
《録音》1958年7月、ローマ、サンタ・チェチーリア音楽院
(ステレオ:セッション) 音源=Decca
イタリア・オペラの黄金期を支えた最高のソプラノ、テバルディの歌う、温か
く可憐な蝶々さん。加えてリリック・テノールの最高峰ベルゴンツィ、シミオ
ナートの後を担う若き日のコッソットらの見事な歌唱。更にイタリア・オペラ
の神様とも言える大御所セラフィンの指揮によるこの録音は、あまたの演奏の
中でもベストと言えるものでしょう。録音も優秀で、イタリア・オペラの神髄
を伝える歴史的な名盤です。
4784141 2枚組
《ビゼー:歌劇「カルメン」(全曲)》
ジェシー・ノーマン(Sp:カルメン), ニール・シコフ(T:ドン・ホセ)
ミレッラ・フレーニ(Sp), サイモン・エステス(Br)
ギレーヌ・ラファエル(Sp), ジーン・リグビー(Ms)
ジェラール・ガリーノ(T), フランソワ・ル・ルー(Br)(バリトン)
ニコラス・リヴェンク(Br), ジャン=フィリップ・クリティ(Bs)、他
小澤征爾(指揮) フランス国立管弦楽団
フランス放送合唱団, フランス放送少年合唱団
《録音》1988年7月、パリ、ラジオ・フランス(デジタル:セッション)
音源=PHILIPS
豪華なオールスター・キャストで贈る小澤のカルメン。ノーマンの圧倒的な美
声のカルメン、復帰後間もないカレーラスの劇的な歌唱、そして最高の当り役
のひとつと言えるフレーニなど、古き良き日ならではの豪華な饗宴が繰り広げ
られています。
4784145 3枚組
《グノー:歌劇「ファウスト」(全曲)》
キリ・テ・カナワ(Sp), フランシスコ・アライサ(T)
エフゲニー・ネステレンコ(Bs), アンドレアス・シュミット(Br)
パメラ・コバーン(Sp), マリヤーナ・リポヴシェク(A)、他
コリン・デイヴィス(指揮)
バイエルン放送交響楽団&合唱団
《録音》1986年2月, ミュンヘン(デジタル:セッション)音源=PHILIPS
豪華キャストによる見事な「ファウスト」の演奏。特にネステレンコのメフィ
ストが巧演で、このオペラの劇的性格を奥深いものにしています。テ・カナワ
の素晴らしいアリアも聴きもの。合唱、オケの水準も高く、リアルで驚異的に
質感が高い超優秀録音です。
4784165 2枚組
《ヴェルディ:歌劇「仮面舞踏会」(全曲)》
モンセラート・カバリエ(Sp), ソーナ・ガザリアン(Sp)
パトリシア・ペイン(Ms), ホセ・カレーラス(T),
イングヴァル・ヴィクセル(Br), 他
コリン・デイヴィス(指揮)
コヴェントガーデン王立歌劇場管弦楽団&合唱団
カバリエとカレーラスの豪華主演で贈るデイヴィスのの珠玉の「仮面舞踏会」。
リリカルな声質でヒロイックに熱演するカレーラス。彼のリッカルドは正に理
想的で、唖然とするほど見事な歌唱で歌われます。デイヴィスの劇的緊張感に
貫かれた指揮も見事。
4784161 3枚組
《R・シュトラウス:歌劇「ばらの騎士」(全曲)》
イヴリン・リアー(Sp:元帥夫人),
フレデリカ・フォン・シュターデ(Ms:オクタヴィアン)
ジュール・バスタン(Bsバス:オックス男爵),
ルース・ウェルティング(Sp:ゾフィー)
デレク・ハモンド=ストラウド(Br:ファーニナル),
ホセ・カレーラス(T:歌手)、他
エド・デ・ワールト(指揮) ネザーランド・オペラ合唱団
ロッテルダム・フィルハーモニー管弦楽団,
《録音》1976年7月, ロッテルダム、デ・ドゥーレン(ステレオ:セッション)
音源=PHILIPS
「流麗なメロディ・ライン」と「豪華なオーケストレーション」を見事に浮き
出させたデ・ワールト。彼の解釈は、ワーグナー的楽劇寄りではなく、濃厚的
でなくあっさりとした喜劇風の解釈。ワーグナーとモーツァルトを統合した作
品として意図されていたということで、音楽の美点が強調されたものです。
シュターデの歌うオクタヴィアンも絶品。
4784155 3枚組
《ロッシーニ:歌劇「セビリャの理髪師」(全曲)》
レオ・ヌッチ(Br), チェチーリア・バルトリ(Ms),
ウィリアム・マッテウッツィ(T), ミケーレ・ペルトゥーシ(Br)
グローリア・バンディテルリ(Sp), パータ・ブルチュラーツェ(Bs)
エンリーコ・フィゾーレ(Br),ピッポ・アネパータ(Bs)
ジュゼッペ・パターネ(指揮)
ボローニャ市立歌劇場管弦楽団&合唱団
《録音》1988年7月, ボローニャ(デジタル:セッション)音源=Decca
ボローニャでの「セビリャの理髪師」。“天性のロジーナ”と評されたデビュ
ー間もないバルトリ。高域まで廻るハイ=テナーのマッテウッツィのアルマヴィ
ーヴァ伯爵など、充実の歌手陣を起用。パターネの精彩に富んだ指揮によって、
この作品が生き生きとしたものとなり、心地よい悦びに浸れます。
4784169
ヴェルディの処女作
《ヴェルディ:歌劇「オベルト」(全曲)》
サミュエル・レイミー(Bs), マリア・グレギーナ(Sp)
ヴィオレッタ・ウルマーナ(Ms), 他
ネヴィル・マリナー(指揮)
アカデミー室内管弦楽団, ロンドン・ヴォイセズ
《録音》1996年8月, セント・ジョーンズ・スミス・スクェア
(デジタル:セッション)音源=PHILIPS
ヴェルディの処女作。娘を奪われた末、決闘で殺される伯爵オベルトと、悲し
みで自ら生命を絶つその娘を描いた作品。最初の作品なので目新しさはないの
ですが、後の成功を予告する面が見受けられます。
4784173 2枚組
《ワーグナー:歌劇「さまよえるオランダ人」(全曲)》
ロバート・ヘイル(Br:オランダ人), ヒルデガルト・ベーレンス(Sp:ゼンタ)
ヨーゼフ・プロチュカ(T:エリック), クルト・リドル(Bs:ダーラント)
ウヴェ・ハイルマン(T:舵手), イリス・フェルミリオン(Ms:マリー)、他
クリストフ・フォン・ドホナーニ(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 ウィーン国立歌劇場合唱団
《録音》1991年11月, ウィーン、コンツェルトハウス(デジタル:セッション)
音源=Decca
輪郭のしっかりとした力感に満ちたドホナーニの指揮に乗せて、現代を代表す
るワーグナーの歌い手ヘイルが見事な歌唱を聴かせ、ベーレンス、リドルらも
好演を繰り広げた1枚です。「その海は、まさにワーグナーが意図通りに、ス
コアを流れ滑らせてゆく」と、高い評価を得ている名盤の1枚です。
4784177 4枚組 ¥3680
《ワーグナー:楽劇「トリスタンとイゾルデ」(全曲)》
ビルギット・ニルソン(Sp:イゾルデ), フリッツ・ウール(T:トリスタン)
レジーナ・レズニック(Ms:ブランゲーネ),
トム・クラウゼ(Br:クルヴェナール)
アルノルト・ヴァン・ミル(Bs:マルケ王),
ヴァルデマール・クメント(T:水夫)
エルンスト・コツープ(T:メロート), ペーター・クライン(T:牧童)
テオドール・キルシュビヒラー(Br:舵手)
ゲオルグ・ショルティ(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 ウィーン楽友協会合唱団
《録音》1960年9月, ウィーン、ゾフィエンザール(ステレオ:セッション)
音源=Decca
当時絶頂期にあったビルギット・ニルソンと、人気ヘルデン・テナーだったフ
リッツ・ウールの共演。ウィーン・フィルも若きショルティによって迫力ある
サウンドを聴かせており、この作品のオーケストラ・パートとしては異例と言
って差し支えない起伏の激しい音楽が今聴くと実に新鮮。カルショウによる半
世紀前の録音とは思えないリアルな録音。そしてウィーン・フィルの濃厚な音
色も個性的で魅力十分です。
4784171 2枚組
《ヴェルディ:歌劇「椿姫」(全曲)》
ジョーン・サザーランド(Sp), ルチアーノ・パヴァロッティ(T)
マッテオ・マヌグエッラ(Br), デラ・ジョーンズ(Ms), 他
リチャード・ボニング(指揮)
ナショナル・フィルハーモニー管弦楽団 ロンドン・オペラ合唱団
《録音》1979年11月, ウィーン、キングズウェイ・ホール
(デジタル:セッション)音源=Decca
サザーランド2回目の録音。1回目のプリッチャードの盤も若々しくすばらしい
名唱を聴かせてくれましたが、こちらも持ち前の美声が生かされたヴィオレッ
タ。そして、おおらかに歌い切るパヴァロッティのアルフレードに、マヌグエ
ッラがソフトなバリトンで色をそえています。伸びやかな声がホールの空間の
隅々まで響きわたるDeccaの優秀録音です。
4784175 2枚組
ドホナーニの白熱のワーグナー
《ワーグナー:楽劇「ラインの黄金」(全曲)》
ロバート・ヘイル(Bs), ハンナ・シュヴァルツ(Ms)
ナンシー・グスタフソン(Sp), ペーター・シュライアー(T), 他
クリストフ・フォン・ドホナーニ(指揮)
クリーヴランド管弦楽団
《録音》1993年12月, クリーヴランド、セヴェランス・ホール
(デジタル:セッション)音源=Decca
アメリカ・スーパー・オケによる「リング」。デッカの超優秀録音によって、
コンサート形式の定期演奏会と並行して録音されたものです。すばらしいキャ
ストたちを起用し、ドホナーニが白熱の指揮を聴かせてくれます。
4784139 2枚組
《ベートーヴェン:歌劇「フィデリオ」Op.72(全曲)》
ライナー・ゴルトベルク(T:フロレスタン),
ジェシー・ノーマン(Sp:レオノーレ)
アンドレアス・シュミット(Br:ドン・フェルナンド),
エッケハルト・ヴラシハ(Bs:ピツァロ)
クルト・モル(Bs:ロッコ), パメラ・コバーン(Sp:マルツェリーネ)
ハンス・ペーター・ブロホヴィッツ(T:ヤキーノ)、他
ベルナルド・ハイティンク(指揮)
シュターツカペレ・ドレスデン, ドレスデン国立歌劇場合唱団
《録音》1989年11月, ドレスデン、聖ルカ教会(デジタル:セッション)
音源=PHILIPS
愛と自由を高らかに謳ったベートーヴェン唯一のオペラ「フィデリオ」。投獄
された最愛の恋人フロレスタンを解放する勇敢なレオノーレに、ジェシー・ノ
ーマンほどふさわしいソプラノは今後もきっと見つからないことでしょう。ノ
ーマンをはじめ、傑出したキャスト陣を巨匠ハイティンクが見事にまとめた名
盤です。「ジェシー・ノーマンの声の傑出した美声と演技力は、この最も高貴
なオペラに完璧に一体化している」と、高い評価を得ています。
4784151 3枚組
《オッフェンバック:歌劇「ホフマン物語」(全曲)》
フランシスコ・アライサ(T:ホフマン), エーファ・リント(Sp:オランピア)
ジェシー・ノーマン(Sp:アントニア),
シェリル・ステューダー(Sp:ジュリエッタ)
アンネ・ゾフィー・フォン・オッター(Ms:ミューズ、ニクラウス)
サミュエル・レイミー
(Bs:リンドルフ、コルペリウス、ミラクル博士、ダペルトゥット)
マルティノヴィチ(Br:クレスペル:ボリス),
リカルド・カッシネッリ(T:スパランツァーニ)
ジェフリー・テイト(指揮)
シュターツカペレ・ドレスデン, ライプツィヒ放送合唱団
《録音》1989年6月, ドレスデン、聖ルカ教会(デジタル:セッション)
音源=PHILIPS
燻し銀のドレスデン・サウンドで聴くフランス・オペラの傑作「ホフマン物
語」。一見、真逆とも言えるこの取り合わせが、不思議なマリアージュを醸し
出すテイト盤。アライサら、充実の歌手陣たちの機知にあふれた名歌唱も見事
です。
4784143 2枚組
《ブリテン:歌劇「ねじの回転」Op.54(全曲)》
ヘレン・ドナート(Sp), ヘザー・ハーパー(Sp),
ロバート・ティアー(T), アヴァ・ジューン(Sp),
フィリップ・ラングリッジ(T), 他
コリン・デイヴィス(指揮)
コヴェントガーデン王立歌劇場管弦楽団員
《録音》1981年5月, ロンドン(ステレオ:セッション)音源=PHILIPS
家庭教師に起こる怪奇な出来事を描いたヘンリー・ジェームズ原作の小説を、
ブリテンが神秘的な雰囲気をもつ室内楽的オペラに仕上げた作品です。コリン
・デイヴィスはこのドラマに真撃に対峙し、氷のような冷たい響きの中に、
熱い情感を引き出していきます。
4784157 3枚組
《シュレーカー:歌劇「烙印を押された人々」(全曲)》
ハインツ・クルーゼ(T), エリザベス・コンネル(Ms),
モンテ・ペダーソン(Br), アルフレート・ムーフ(Bs),
ラスロ・ポルガー(Bs), 他
ローター・ツァグロゼク(指揮)
,ベルリン・ドイツ交響楽団 ベルリン放送合唱団
《録音》1993年8月, ベルリン、イエス・キリスト教会(デジタル:セッション)
音源=Decca
作曲家フランツ・シュレーカーは、ウィーンでヴァイオリンと作曲を学び、
1920年以降はベルリンで教鞭をふるい、ハーバやクシェネクを輩出しました。
彼の歌劇は初期のシュトラウスのような豪華絢爛なオーケストレーションと、
印象主義やワーグナー的な動機の手法を取り入れました。この作品は数少ない
彼の成功作で、ツァグロゼクはこの退廃音楽を見事に復活させています。
4784149 2枚組
《モーツァルト:歌劇「後宮からの逃走」K.384(全曲)》
エディタ・グルベローヴァ(Sp:コンスタンツェ),
キャスリーン・バトル(Sp:ブロンデ)
エスタ・ウインベルイ(T:ベルモンテ), ハインツ・ツェドニック(T:ペドリロ)
マッティ・タルヴェラ(Bs:オスミン), 他
ゲオルク・ショルティ(指揮)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団, ウィーン祝祭合唱団
《録音》1985年12月, ウィーン、ゾフィエンザール(デジタル:セッション)
音源=Decca
モーツァルトがコンスタンツェとの結婚を控えた幸福の時期に書かれた作品。
昇竜の勢いにあった時代のグルベローヴァの見事なコロラトゥーラをはじめ、
珠玉のモーツァルト歌手を起用。軽快なだけでなはく、ときに激しさをストレ
ートに表現するウィーン・フィルの音楽作りも聞き逃せません。
4784163 2枚組
《チャイコフスキー:歌劇「エフゲニー・オネーギン」(全曲)》
ベルント・ヴァイクル(Br:オネーギン),
テレサ・クビアク(Sp:タチヤーナ)
ユリア・ハマリ(Ms:オリガ),
ニコライ・ギャウロフ(Bs:グレーミン公爵)、他
ゲオルク・ショルティ(指揮)
コヴェントガーデン王立歌劇場管弦楽団&合唱団
《録音》1974年7月, キングズウェイ・ホール(ステレオ:セッション)
音源=Decca
ショルティと国際的スターキャストによるロシア・オペラの最高傑作。ショル
ティにとっては珍しいレパートリーです。精緻を極めた指揮によって、元々芯
の強い美しさをもった作品が一層洗練されたインターナショナルな演奏です。