クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

11-02 No.13-1

2011年02月14日 15時28分37秒 | Weblog
<SONARE RECORDS>
SONARE 1003 \2520
ベートーヴェン:
(1)弦楽四重奏曲 第13番 変ロ長調Op130
(2)ピアノとヴァイオリンのためのソナタ 第2番 イ長調 Op12-2
堀米ゆず子(Vn)
(1)山口裕之(Vn) 川崎和憲(Va) 山崎伸子(Vc) 
録音:2010年6月3日JTアートホール
(2)野平一郎(Pf) 録音:2009年6月9日JTアートホール
JTアートホール室内楽シリーズのプランナー、堀米ゆず子が、互いの音楽を知
り尽くした盟友と作る室内楽の極み。
ベートーヴェン後期の傑作を豊かな表情で描き切る。
野平とのソナタも見事なコンビネーション。2010年収録の弦楽四重奏曲第15番
も発売予定。




<明治学院大学>
-新規レーベルのご案内-
バッハの権威、樋口隆一氏が教授を務める明治学院大学のバッハ・アカデミー
の演奏を中心にリリースするレーベル、「明治学院大学」の取扱を開始しま
す。どのディスクもライヴ録音、バッハの権威ならではの、様々な音型に対
する細やかなこだわりや、声楽曲での歌詞の一言一言の重みが違う、優れた
録音の数々。ライヴ収録はエヌ・アンド・エフ社が担当しているのも注目。
バッハ・ファンならずとも期待のレーベルの登場です。

BAMG 0011 \3150
ベートーヴェン:交響曲第9番 ニ短調 作品125 「合唱」
樋口隆一(指揮)
光野孝子(ソプラノ)、永島陽子(メゾ・ソプラノ)、高野二郎(テノール)、
宇野徹哉(バス)
明治学院バッハ・アカデミー合奏団(コンサートミストレス:瀬戸瑤子)
明治学院バッハ・アカデミー合唱団
使用楽譜:ベーレンライター原典版(Jonathan Del Mar)
収録:2007年3月17日(収録:神奈川県立音楽堂/ライヴ)
2007年の第九、ライヴ録音。樋口氏によるディスクに寄せる思いも読み応えが
あります。樋口氏自身、「演奏している私たちも、さまざまな動機が各声部を
飛び交うスリリングなおもしろさに夢中になった」とブックレットでも書いて
いるように、各声部が生々しく聴こえ、不協和音もまさに衝撃的な響き。樋口
氏も述べているように、第九がいかにベートーヴェンの時代にとって「暴挙」
的作品であったか、ということがよくわかる響きです。終楽章での晴れやかな
合唱にむかうさまはまさに「歓喜」。何度も聴いたことのあるはずの第九です
が、なんとも新鮮に響きます。歌詞対訳も樋口氏自身が手掛けているのも貴重。
拍手の音も美しく収録、エヌ・アンド・エフ社がサウンド面を担当しているの
も注目です。

BAMG 0001 3枚組 \4000
J.S.バッハ:マタイ受難曲 BWV 244b(1727/29)
大島博(T、福音史家)、小原浄二(Bs、イエス)、佐々木典子(S、ピラトの妻)、
小原伸枝(A、証人)、辻秀幸(T、証人)、
宇野徹哉(Bs、ピラト、ペテロ、ユダ、大祭司)
明治学院バッハ・アカデミー合唱団、明治学院バッハ・アカデミー合奏団
有田正広(フラウト・トラヴェルソ)、川村正明(オーボエ)、
川原千真, 渡邊慶子(Vn)
樋口隆一(指揮)
録音:2002年3月30日(明治学院チャペル/ライヴ)
≪マタイ受難曲≫の初演と深く関ると考えられる初期稿(1727/29)BWV 244bの
存在とその重要性は、研究者の間では周知の事実だったが、近年、演奏用楽譜
がライプツィヒから出版され、上演が容易となった。これは明治学院バッハ・
アカデミーによる邦人初演(2002年3月30日)のライヴ・レコーディング。わが
国初のCD化にほかならない。(樋口隆一氏のノートによる)
ブックレットには、この初演稿について、樋口氏の詳細かつわかりやすい文章
でまとめられています。通奏低音のグループは共通であり、オルガンも1台の
みが用いられる(1727年の初演時には合唱もオーケストラも分割されず、1729
年の段階で分割されたという説もあるが、保証はない)こと、第1部の最後が、
壮麗なコラール合唱「おお、人よ、おまえの罪が大きいことを泣きなさい」
ではなく、4声体コラール「わたしはイエスを離さず」で終わっていることな
ど、いくつかの大小様々な違いがあるので、実際の演奏でどのように響くか
注目したいところです。

BAMG 0004 2枚組 \3000
J.S.バッハ:ミサ曲 ロ短調 BWV 232
大倉由紀枝(S1)、林美智子(S2)、寺谷千枝子(A)、高野二郎(T)、宇野徹哉(Bs)
明治学院バッハ・アカデミー合奏団&合唱団 樋口隆一(指揮)
録音:2003年3月29日(明治学院チャペル/ライヴ)
この演奏には一般に用いられることの多いベーレンライター版ではなく、クリ
ストフ・ヴォルフ校訂のペーテルス社の新版を使用した。最新のバッハ研究の
成果(注・録音当時)に基づき、特にドレスデン州立図書館所蔵のオリジナル・
パート譜の指示を重視して校訂したこの楽譜を用いることにより、私は壮大な
「キリエ」の冒頭を、各新を持ってアダージョとラルゴというゆったりしたテ
ンポで開始することができた。(樋口隆一氏のノートによる)

BAMG 0006 \2000
J.S.バッハ:マリアの祝日のためのカンタータ(3曲)
(1)カンタータ第1番≪暁の星はいと麗しきかな≫BWV 1
(2)カンタータ第125番≪平和と喜びもて逝かん≫BWV 125
(3)カンタータ第147番≪心と口と行いと生活で≫BWV 147
光野孝子(S)、永島陽子(A)、高野二郎(T)、米谷毅彦(Bs)
明治学院バッハ・アカデミー合奏団&合唱団 樋口隆一(指揮)
録音:2003年10月4日(明治学院チャペル/ライヴ)
誰もが知っているコラール「主よ、人の望みの喜びよ」で終わるカンタータ
147番≪心と口と行いと生活で≫など3曲のカンタータには、美しいメロディー
が満載です。「マリアのお告げ」(受胎告知)、「マリアの訪問」、「マリアの
浄め」を主題とする祝日のために書かれたバッハの名作カンタータ3曲。演奏
する喜びと聴く喜び。そんなある日のわたしたちの幸せをあなたにお届けし
ます。(樋口隆一氏のノート)

BAMG 0007 2枚組 \3000
J.S.バッハ:ヨハネ受難曲 BWV 245 第II稿(1725年稿)
高野二郎(T/福音史家、アリア)、浦野智行(Bs/イエス)、
日比啓子(S/下女、アリア)、寺谷千枝子(Ms/アリア)、
河野克典(Br/ピラト、ペテロアリア)、小津準策(T/下僕)
明治学院バッハ・アカデミー合奏団&合唱団 樋口隆一(指揮)
録音:2004年3月13日(明治学院チャペル/ライヴ)
≪ヨハネ受難曲≫第II稿は、バッハがライプツィヒのトマス・カントルに就任
して2回目の聖金曜日(1725年3月30日)に聖トマス教会で上演された。冒頭と最
後に置かれた大規模なコラール合唱や、3曲の技巧的なアリアなど、現在一般
に上演される最終稿(第IV稿、1749年稿)とはかなり異なった印象を与える。
この極めて個性的な意欲作を、多くのバッハ愛好家に聴いて頂きたい。
(樋口隆一氏のノートより)

BAMG 0009 \2000
ベートーヴェン:
交響曲第4番 変ロ長調 op.60/ピアノ協奏曲第4番 ト長調 op.58
渡辺順生
(フォルテピアノ/使用楽器:ナネッテ・シュトライヒャー(ウィーン、1818年))
明治学院バッハ・アカデミー合奏団
樋口隆一(指揮)
録音:2004年12月11日(明治学院チャペル/ライヴ)
ベートーヴェンは、交響曲第4番とピアノ協奏曲第4番を1807年3月、ウィーン
のロプコヴィツ宮殿の大広間で、小編成のオーケストラを使って初演している。
そんな初演当時の響きを、古楽器の小オーケストラで再現することを試みた。
ナネッテ・シュトライヒャー製のフォルテピアノ(1818年)の響きも新鮮。これ
は古楽器を使ったベートーヴェン交響曲・協奏曲としては日本初のCD録音で
ある。(樋口隆一氏のノートより)

BAMG 0010 \2500
ベートーヴェン:交響曲第5番、第8番
明治学院バッハ・アカデミー合奏団
樋口隆一(指揮)
録音:2004年12月11日、2005年3月25日(明治学院チャペル/ライヴ)
ベートーヴェンの交響曲を小編成の古楽器オーケストラで演奏してみると、
いろいろのことが分かってくる。オーボエやクラリネット、さらにはファゴッ
トといった木管楽器のそれぞれの性格が明確に浮き出るし、金管楽器の強烈な
個性も倍加する。第5番のいわゆる「運命」の動機や、第8番のオクターヴ(8度)
の跳躍音程も鮮烈だ。第8番のトリオでは、オリジナルの指示通り、チェロを
独奏にしてみたところ、ホルンとクラリネットによる牧歌的な響きに良く調和
して、楽しげな響きが得られた。(樋口隆一氏のノートより)




<Grand Slam>
-平成の盤鬼 平林直哉のレーベル-
GS 2059 \2250
ステレオ
チャイコフスキー:交響曲第4番 ヘ短調 作品36
エフゲニー・ムラヴィンスキー(指揮)、
レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団
録音:1960年9月14日、15日、ロンドン、ウェンブリー・タウン・ホール
使用音源: Deutsche Grammophon(Germany)SLPM 138657(LP)
■制作者より
ムラヴィンスキーとレニングラード・フィルが1960年秋、ヨーロッパでの演奏
旅行中に収録したチャイコフスキーの後期3大交響曲は、あまりにも有名な演
奏です。当レーベルではいよいよその第1弾、交響曲第4番に着手します。これ
は初期LPからの復刻となりますが、いつもの通り初期盤に刻まれた情報を限り
なく忠実に復刻しています。なお、当レーベルでは残りの2曲も発売を予定し
ていますが、1曲ずつCD1枚に収録し、既存のCDのように2枚のCDに分かれない
ようにします。
■解説書の内容
ムラヴィンスキーのチャイコフスキー第4番の総ざらい、この第4番と同時に
収録されたロジェストヴェンスキーらの録音スケジュール、さらにはムラヴィ
ンスキーの幻の日本公演プログラム(1958年)など貴重な資料を掲載します。
(以上 平林直哉)





<BIS>
BIS 1804 \2380
日本語解説付
「シル・ヴ・プレ-ヴィルトゥオーゾ・アコーディオン/御喜美江」
(1)ダカン:カッコウ/(2)ラモー:リゴドンI&II
(3)スカルラッティ:ソナタ ハ短調K11/(4)ヘンデル:調子の良い鍛冶屋
(5)ジャコビ:セレナード/(6)シューベルト:楽興の時D.780の3&5
(7)ブラームス:一輪のバラ咲きて
(8)イベール:年老いた乞食、白い小さなロバ/(9)ストラヴィンスキー:タンゴ
(10)フィリップ・グラス:モダン・ラヴ・ワルツ
(11)アスティア&ロケ:カーティング嬢
(12)アスティア&ロッシ:ノヴェルティ・ポルカ
(13)ルグラン:シェルブールの雨傘
(14)ピアソラ:S.V.P(シル・ヴ・プレ)、バチンの少年、白い自転車
(15)ゼズ・コンフリー:ディジー・フィンガース
(16)ジョン・ゾーン:ロード・ランナー
(17)オギンスキ:ポロネーズ「祖国との別れ」
(18)ショスタコーヴィチ:別れのワルツ
御喜美江(アコーディオン)
[録音:2009年10月/レンナ教会(スウェーデン)]
日本語解説付。アコーディオンの女王・御喜美江。その辞書に「不可能」の文
字のない彼女は、これまで数多くの現代作品やバッハなど、シリアスな作品演
奏で高い評価を受けてきましたが、コンサートの合間に奏でるポップな小品に
こそ、彼女の優しさや陽気な魅力を感じさせるものでした。ファンの要望にお
応えして、それらをまとめたアルバムを新録音。バロック期のポジティフ・オ
ルガンのようなダカンやラモー、フランスのミュゼットのようなオシャレなル
グランとアスティア、バンドネオンのようなピアソラなど変幻自在。ノリの良
さとカッコ良さはまったくクラシック的でなく、御喜美江の懐の深さに驚嘆さ
せられます。アンジェイ・ワイダの「灰とダイヤモンド」のテーマでもあるオ
ギンスキのポロネーズも絶品。泣けます。

BIS 1864 2枚組(1枚価格) \2380
ヘンデル:オラトリオ「イェフタ」
ジェイムズ・ジルクリスト(Ten)、モナ・ユルスルード、
エリザベート・ラップ(Sop)、
エリザベート・ヤンソン、マリアンネ・シェラン(Ms)、
ホヴァール・ステンスヴォルド(Br)、
ファビオ・ビオンディ(指)
スタヴァンゲル響、コレギウム・ヴォカーレ・ヘント
[録音:2008年2月7日、8月29日、9月1日、12月8,9日(セッション)(ライヴ)
スタヴァンゲル・コンサート・ホール(ノルウェー)]
エウロパ・ガランテを率いた「四季」で鮮烈なデビューを飾ったビオンディ。
彼が2005年以来芸術監督を務めるノルウェーのスタヴァンゲル響を率いてヘン
デルのオラトリオに挑戦。「イェフタ」は1751年、ヘンデル失明前最後の大作
で初期の傑作に匹敵する面白さと美しさに満ちています。イスラエルの指導者
イェフタは戦い勝利して凱旋したものの、最初に会う人間を生贄に捧げるとい
う神への誓いを守るため愛娘を失う運命を描いています。イェフタ役はBCJに
も参加しているイギリスのテノール、ジルクリストが好演。モダン・オケなが
ら、ビオンディならではのピリオド解釈ときびきびした音楽作りが非常に新鮮
です。

BIS SA 1810(SACD-Hybrid) \2500
(1)ラフマニノフ:コレルリの主題による変奏曲 Op.42
(2)J.S.バッハ(ブゾーニ編曲):シャコンヌ
(3)ラヴェル:優雅で感傷的なワルツ
(4)ストラヴィンスキー:ペトルーシュカからの三章
フレディ・ケンプ(Pf)
[録音:2010年7月/旧ストックホルム音楽アカデミー]
今年2月に来日公演が予定されているフレディ・ケンプ。スポーツ的な指回り
と力強い演奏が魅力のケンプならではの真骨頂アルバムの登場です。いずれも
最高度に難しいものばかりですが、ケンプの演奏だと何の不安もなく音楽を楽
しめます。バッハの「シャコンヌ」ではケンプの成長ぶりを伺える深みを感じ
させます。

BIS SA 1474(SACD-Hybrid) \2500
ストラヴィンスキー:
(1)ペトルーシュカ(1911年版)
(2)春の祭典
アンドルー・リットン(指)
ベルゲン・フィル
[録音:2008年8月(2)、2009年6月(1)/グリーグ・ホール(ベルゲン)]
好評のリットン&ベルゲン・フィル・シリーズ最新盤はストラヴィンスキー。
「ペトルーシュカ」は4管編成の1911年版。「春の祭典」ともども極彩色のオ
ーケストレーションがBISならではの超優秀録音で再現。SACDハイブリッド効
果全開の凄さです。

BIS SA 1858(SACD-Hybrid) \2500
(1)ラフマニノフ:チェロソナタ Op.19
(2)同:ヴォカリーズ
(3)ボロディン:チェロソナタ
(4)ショスタコーヴィチ:チェロソナタ Op.40
アレクサンドル・シャウシヤン(Vc)、エフゲニー・スドビン(Pf)
[録音:2010年1月/ブリストル聖ジョージ]
先日待望のアルメニア出身のシャウシヤンと初来日公演を果たしたスドビン
による、超豪華ロシアのチェロソナタ集。ラフマニノフやショスタコーヴィチ
のようなピアノが大活躍する名作をスドビンで聴くことができるのは嬉しい
限りですが、珍しいボロディンのソナタが注目です。バッハの無伴奏ヴァイオ
リンソナタ第1番BWV1001のフーガ主題を素材とし、自身の交響曲第2番第1楽章
の主題も現れる珍品。スドビンのピアノが光ります。

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11-02 No.13-2

2011年02月14日 15時27分40秒 | Weblog
<MIRARE>
MIR 132 \2500
ブラームス:
ピアノ協奏曲第2番変ロ長調 Op. 83、
パガニーニの主題による変奏曲 Op. 35*、
ハンガリー舞曲第1番ト短調、第2番ニ短調、4番ヘ短調
ボリス・ベレゾフスキー(P)
ドミトリー・リス(指揮)
ウラル・フィルハーモニー管弦楽団
録音:2010年11月エカテリンブルグ(ライヴ、*は除く)
濃厚な表現力と卓越した技巧で聴衆を魅了するロシアのピアニスト、ボリス・
ベレゾフスキー。2011年最新アルバムは名盤ひしめく、ブラームスの傑作ピア
ノ協奏曲第2番。音楽性はもちろんピアニストに高い技巧を要求する難曲です。
伴奏は何度も共演しているドミトリー・リス率いるウラル・フィル。本拠地
エカテリンブルグでのライヴ収録です。第1楽章冒頭の美しいホルンの響きに
乗って雄大にピアノが入ってきてオケの合奏につなげ、再度ピアノ・ソロが
バリバリと情熱的に歌いオケが表情豊かに旋律線を奏でる、メリハリのきい
た演奏を展開します。シャープなタッチと内面から湧き上がる哀愁を湛えた
ピアニスティックな第2楽章。チェロの渋い旋律が静かなオケをバックに奏で、
儚げにピアノが登場する第3楽章は至上の音楽。第4楽章では一転リズミカル
で明るい曲調となり華やかに終わりをむかえます。ブラームス特有の重厚な
音の響きは、ベレソフスキーの力強いタッチと推進力でオケを引っ張ってい
き、決して混濁することなく煌めく極上のブラームスを聴かせてくれます。
カップリングの高度な技巧とロマンティシズムを要求されるパガニーニの主
題による変奏曲はベレゾフスキーの真骨頂。奔放で情熱的なリズムと哀愁漂
う旋律が特徴のハンガリー舞曲からは第1、2&4番を収録。心行くまで音楽を
堪能できる王道の演奏です。

MIR 135 \2500
シューマン:
序奏とアレグロ・アパッショナートOp.92、
ピアノ協奏曲イ短調Op.54
リスト:ピアノ協奏曲第2番イ長調
広瀬悦子(P)
フェイサル・カルイ(指揮) ベアルン地方ポー管弦楽団
録音:2010年11月
昨年MIRAREレーベルから発売されたショパン作品集(MIR110)で世界デビュー
した若き日本人ピアニスト広瀬悦子。第2弾となるアルバムはシューマンとリ
ストのピアノ協奏曲。2010年3月にネルソン・フレイレの代役としてフェイサ
ル・カルイ率いるベアルン地方ポー管弦楽団
との共演をきっかけにこのアルバムは制作されました。
ダイナミックかつニュアンス豊かな広瀬悦子の演奏は、シューマンとリストの
音楽を純粋に引き出しています。瑞々しさ、気品に満ちたシューマンのピアノ
協奏曲、誌的で抒情的なリストのピアノ協奏曲第2番を深みのある美しい音色
と端正なタッチで表現しています。スケールの大きいピアノをオーケストラが
上手く支えています。
指揮のフェイサル・カルイは1971年パリ出身。2002年までトゥールーズ・キャ
ピトル国立管でミシェル・プラッソンの助手を務め、幅広いレパートリーを
習得。2002年には設立20年のべアルン地方ポー管弦楽団の音楽監督に就任し、
同楽団を目覚ましく成長させ高い評価を得ている、注目の若手指揮者です。




<SONY CLASSICAL>
8869774291-2 3枚組 \2300
J・S・バッハ:ピアノ協奏曲集
ピアノ協奏曲第1-7番
フルート、ヴァイオリンとチェンバロのための協奏曲BVW1056
ブランデンブルグ協奏曲第5番 BWV1050
イタリア協奏曲 BWV971
マレイ・ペライア(ピアノ&指揮)
アカデミー室内管弦楽団





<VENEZIA>
CDVE00013 3枚組 \1650
コンスタンティン・イワーノフの芸術
CD. 1
(1)ストラヴィンスキー:バレエ音楽「ペトルーシュカ」
ソビエト国立交響楽団 1966年7月16日録音
1966年7月16日録音
(2)スクリャービン:「プロメテウス」ピアノ、合唱、管弦楽の為の作品
ワレリー・カステリスキー(ピアノ) Valeri Kastelsky
モスクワ・フィル
スヴェシニコフ記念ソビエト国立合唱アカデミー合唱団 1975年録音
CD. 2
(3)ベートーヴェン:レオノーレ序曲第3番 1952年録音
ソビエト国立交響楽団 
(4)ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」 ハ短調 op.67
ソビエトRTV大交響楽団 1973年録音
CD. 3
(5)ベートーヴェン:
ピアノ、ヴァイオリンとチェロの為の三重協奏曲 ハ長調 op.56
レフ・オボーリン(ピアノ)
ダヴィド・オイストラフ(ヴァイオリン)
スヴャトスラフ・クヌシェヴィツキー(チェロ)
ソビエト国立交響楽団 1961年録音
以上、指揮は全て コンスタンティン・イワノフ
※CD.2の2曲は、CDVE04239からのリマスターリングしての再収録です。
LP時代から高い評価を得ていた「ペトルーシュカ」を含み、骨太でエネルギッ
シュな野性味溢れる演奏です。
コンスタンティン・イワノフは1907年生まれ。貧しい家庭で育つも若くして
頭角をあらわし、ガウク、ラフリンに続き1946-65年にソビエト国立交響楽団
の主席指揮者として活躍しました。その輝かしい活躍とは裏腹に現在入手で
きる音盤は限られています。
コンスタンティン・イワノフの演奏を堪能できるお買い得盤です。

CDVE04397 2枚組 \1650
ガヴリーロフ(ピアノ) バッハ:ピアノ協奏曲集
CD. 1
(1)ピアノ協奏曲第1番 二短調 BWV.1052
(2)ピアノ協奏曲第2番 ホ長調 BWV.1053
(3)ピアノ協奏曲第3番 ニ長調 BWV.1054
CD.2
(4)ピアノ協奏曲第4番 イ長調 BWV.1055
(5)ピアノ協奏曲第5番 ヘ短調 BWV.1056
(6)ピアノ協奏曲第6番 ヘ長調 BWV.1057
(7)ピアノ協奏曲第7番  ト短調 BWV.1058
アンドレイ・ガヴリーロフ(ピアノ) Andrei Gavrilov
ユーリー・ニコラエフスキー指揮 Yuri Nikolaevsky
室内管弦楽団 1981-1982年録音
※1955年にモスクワで生まれ、1974年にチャイコフスキー国際
コンクールでの優勝、大ピアニストであるリヒテルの代役としてザルツブルグ
音楽祭への出演における賞賛から始まった国際的な演奏活動。若き
ヴィルトゥオーゾがその政治的な言動により当局から国外に出ることを禁じ
られた1979年。ゴルバチョフ体制に転じる直前まで政治的な多くの制約の時代
ガヴリーロフが集中的に取り組んだバッハの鍵盤曲を代表する名演奏の
復刻です。




<ACTE PREALABLE>
AP 0213 \1800
ロベルト・ブコフスキ(1983-):過去の鏡を覗き
嵐/教会の門/結婚/修道士の葬儀
第二次大戦のポーランドの英雄たちへ
不運な愛について/傷付いた心
ロベルト・ブコフスキ(演奏、録音、マスタリング)
1994年から2009年にかけて作曲・演奏・録音・マスタリングされた鍵盤楽器
系音楽。映像作品の音楽のような「嵐」の他はパイプオルガンやピアノを思
わせるクラシカルでシンプルな楽曲です。

AP 0236 \1800
ヴワディスワフ・ジェレンスキ(1837-1921):
弦楽四重奏曲ヘ長調 Op.28(*)
弦楽四重奏曲イ長調 Op.42(+)
フォー・ストリング・クアルテット
ルツィナ・フィエドゥキェヴィチ(第1ヴァイオリン)
グジェゴシュ・ヴィテク(第2ヴァイオリン)
ベアタ・ラスエフスカ(ヴィオラ) ウーカシュ・トジェルシュ(チェロ)
録音:2010年8月23-24日(*)、9月18-19日(+)、
ムオショヴァ(ポーランド)、The Palace & Park Complex
ジェレンスキはポーランド盛期ロマン派音楽を代表する作曲家の一人。





<RACCANTO>
RC 001 \2080
イル・サッソーネ ヘンデル、ハッセ:イタリア語カンタータ集
ゲオルク・フリードリヒ・ヘンデル(1685-1759):
カンタータ「愛の神が見て」[Vedendo amor](アルトと通奏低音のための)
リコーダーと通奏低音のためのソナタ ニ長調
カンタータ「私の胸は騒ぐ」[Mi palpita il cor]
(アルト、リコーダーと通奏低音のための)
ヨハン・アドルフ・ハッセ(1699-1783):
カンタータ「胸の中の炎」[La fiamma che nel seno]
(アルト、リコーダーと通奏低音のための)
カンタータ「かぐわしい草木の間で」[Tra l'odorose piante]
(アルトと通奏低音のための)
カンタータ「名前」[Il nome](アルト、リコーダーと通奏低音のための)
アンサンブル・ラッカント
アンドレアス・ペール(カウンターテナー)
シュテファン・テミング(リコーダー)
ローベルト・シュレーター(チェンバロ)
アンドレア・コルドゥラ・バウアー(アーチリュート、バロックギター)
カトリン・ラツァル(バロックファゴット)
スヴェン・レッセル(ヴィオローネ)
録音:2007年2月、ミュンヘン、グスタフ=アドルフ教会
イタリアで学んだ二人の「ザクセンの人」(イタリア語で「イル・サッソー
ネ」)、ヘンデル(ドイツ、ザクセンのハレ生まれ)とハッセ(ドレスデンのザ
クセン選帝侯宮廷で活躍)を取り上げたアルバム。アンサンブル・ラッカント
は2005年、アンドレアス・ペールとローベルト・シュレーターにより創設さ
れたピリオド楽器演奏団体。

RC 003 \2080
ハンス=クリスティアン・デリンガー(1976-):
ストリーミング 無伴奏サクソフォンのための作品集
Prelude and Hymn / Joyful / In Silence / Reminiscence / Cycles
Your Song within Me(*)/ Prayer and Fulfilment / Streaming
ハンス=クリスティアン・デリンガー
(ソプラノ・サクソフォン、アルト・サクソフォン、テナー・サクソフォン)
録音:2008年9月-2009年5月、アウクスブルク(ドイツ)、聖アントン教会(*以外)
2009年6月、ウンターヴェセン(ドイツ)、TonSchallRaum GmbH(*)
ミュンヘンに生まれ、ミュンヘンとバーゼルの音楽アカデミーおよびフランク
フルト国際アンサンブル・アカデミー「アンサンブル・モダーン」で学び、ア
ウクスブルク大学レオポルト・モーツァルト・センターで教えているサクソ
フォン奏者、ハンス=クリスティアン・デリンガーの自作自演集。

RC 004 \2080
Bachblu und Pestizide
オパス・ディアンドル:Honden / Kneidlsteahler Listen
伝承曲/オパス・ディアンドル編曲:Kiahsuacher / Geiger Dauphine
ベンノ・ジンマ作詞作曲/オパス・ディアンドル編曲:Tod im Bergwerk
オパス・ディアンドル:Nalser Kuchlposcher
シュテファン・ルイス・シュテッヒャー/オパス・ディアンドル編曲:
Mai Maadele, mai Tschuurale
オパス・ディアンドル:Autonzn
ヴォルフガング・ノイミュラー/オパス・ディアンドル編曲:
Kaufmann Schorsch
伝承曲/オパス・ディアンドル編曲:Almerische Weis
シュテファン・ルイス・シュテッヒャー/オパス・ディアンドル編曲:
In Schottn fa mein Pingglkorrn
伝承曲/オパス・ディアンドル編曲:Staade Weis/Zwiefacher
ギュンター・ミッターグラードネッガー/
ゲアハルト・ハルト・グラヴィシュニヒ作詞/オパス・ディアンドル編曲:
Isch so still uman Sea
伝承曲/オパス・ディアンドル編曲:Hinter mein Voutr sein Stoudl
オパス・ディアンドル
ヴェロニカ・エッガー(歌、ヴァイオリン、ヴィオラ・ダ・ガンバ)
マルクス・プリート(歌、ガラガラ、オカリナ、朗唱、ウクレレ)
ダニエル・ファランナ(歌、コントラバス、ウクレレ)
トーマス・ランプレヒト(歌、ギター、ウード、ベンディル)
ゲスト:ヤン・ランガー(打楽器) アンドレアス・プセナー(クラリネット)
ゲルマン語圏のトラッドというような印象の音楽です。

RC 006 \2080
スペイン 1850-1950 ヴァイオリンとピアノのためのスペイン音楽
ヘスス・デ・モナステイロ(1836-1903):
夜想曲(1852)/愛の熱、メロディ(1867)
ホアキン・ニン(1879-1949):スペインのセギディリャ(1922)
ムルシアナ/カタラナ/アンダルサ
ホアキン・トゥリナ(1882-1949):ヴァイオリン・ソナタ ニ短調 Op.51(1929)
イサーク・アルベニス(1860-1909):イベリア(1906)より
エボカシオン/エル・プエルト
セサル・フィゲリド・ゲルベンス(1876-1956):バスクの歌と踊り(1949)
Errimin / Belatxaren egada / Iru damachu / Agate deunaren abestiya
ミゲル・シマロ(ヴァイオリン)
ローベルト・シュレーター(ピアノ)
録音:2008年3月、アビラ(スペイン)、アビラ貯蓄銀行ホール
ミゲル・シマロは1966年スペインのアビラに生まれ、バルセロナとオランダ
のハーグでジェラルド・クラレ、ベネト・カザブランカス、ヴェラ・ベス、
シギスヴァルト・クイケン、アンナー・ビルスマに師事したヴァイオリニス
ト。ソロ活動の他、カンビーニ弦楽四重奏団のメンバー、ミッテンヴァルト
国立ヴァイオリン学校(ドイツ)およびカタルーニャ高等音楽学校(スペイン)
教師として活躍しています。

RC 007 \2080
静山 ギターのための音楽
レオ・ブローウェル(1939-):
2つのキューバ民謡の旋律; 子守歌/魅惑の瞳
種への旅
マヌエル・デ・ファリャ(1876-1946):
クロード・ドビュッシーの墓碑銘のための賛歌
アラン・ロースソーン(1905-1971):悲歌
レノックス・バークリー(1903-1989):主題と変奏曲 Op.77
フェルナンド・ソル(1778-1839):静けさ(奇想曲)Op.50
瞿小松[Qu Xiao-Song](1952-):寂 第3番「静山」(*)
レオ・ブローウェル:十一月のある日
シュテファン・バルチャイ(ギター)
録音:2009年12月、アウクスブルク(ドイツ)、Tonstudio ISSA-Musik Sauer
(*)世界初録音。ドイツのヴュルツブルクに生まれ、ベルリン芸術大学でペー
ター・シマンスキに師事したギタリスト。クルムバッハ=シュヴァーベン専門
音楽学校で教えています。

RC 009 \2080
セビリャの一夜 ギター三重奏のための音楽
イサーク・アルベニス(1860-1909):グラナダ
ハイドン(1732-1809):三重奏曲ニ長調
エンリケ・グラナドス(1867-1916):
スペイン舞曲集 より 第3番/第2番「オリエンタル」
ビゼー(1838-1875):「カルメン」組曲第1番&第2番 より
前奏曲/アラゴネーズ/ハバネラ/闘牛士たち
エレーナ・ポプリャノワ(1961-):3つのギターのための三部作
ミロンガ/タンゴ/ルンバ
イサーク・アルベニス:子守歌
アレグリアス・ギター三重奏団
ドミートリー・ラヴレンティエフ、タケオ・サトー、
クラウス・ヴラダー(ギター)
録音:2010年4-5月、アウクスブルク(ドイツ)
アレグリアス・ギター三重奏団は2007年、アウクスブルク音楽院を修了した
三人のギタリストが結成したトリオ。タケオ・サトーはドイツ在住のギター
製作家カズオ・サトーの息子。

RC 010 \2080
ダンス・ウィズ・ミー ギターのための音楽
ローラン・ディアンス(1955-):タンゴ・アン・スカイ
ホルヘ・モレル(1931-):ブラジル舞曲(サンバ)
アレクサンドル・イワーノフ=クラムスコイ(1912-1973):ワルツ
イジー・イルマル(1925-):
バーデン・ジャズ組曲-バーデン・パウエルへのオマージュ
シンプリシタス/子守歌/ロンド・ア・ラ・サンバ
アンドレイ・ペトロフ(1935-2005):
ワルツ-映画「Watch out for the automobile」のテーマ
アントニオ・ラウロ(1917-1986):ベネズエラの4つのワルツ
タティアナ/アンドレイナ/ナタリア/ヤカンブ
ジョアン・ペルナンブコ(1883-1947):鐘の音(マシシェ)
フランシスコ・タレガ(1852-1909):
アラブ奇想曲(セレナード)/マリア(ガヴォット)
大ワルツ/アラールの華麗な練習曲
ディミトリー・ラヴレンティエフ(ギター)
録音:2010年8-9月、アウクスブルク(ドイツ)、Sputnik-12 Studio
ドミートリー・ラヴレンティエフはエカテリンブルク・ムソルグスキー音楽院
チャイコフスキー校(ロシア)でヴィターリー・デルンに、ドルトムント音楽大
学でヴェルナー・ケンマーリングに師事したロシアのギタリスト。アレグリア
ス・ギター三重奏団のメンバーです。

RC 901 \2080
マヌエル・カナレス(1747-1786):
6つの弦楽四重奏曲 Op.3 から
第1番ニ長調/第2番変ホ長調/第3番ハ短調
カンビーニ弦楽四重奏団
ミゲル・シマロ、エヴァ=マリア・レル(ヴァイオリン)
ローター・ハース(ヴィオラ) ミヒャエル・ルップレヒト(チェロ)
録音:1998年4月15-16日、ニッテナウ(ドイツ)、
レーゲンタール・ギムナジウム講堂
LA MA DE GUIDOレーベル、LMG 2038と同一音源。

RC 902 \2080
マヌエル・カナレス(1747-1786):
6つの弦楽四重奏曲 Op.3 から
第4番変ロ長調/第5番ト長調/第6番ハ長調
カンビーニ弦楽四重奏団
ミゲル・シマロ、エヴァ=マリア・レル(ヴァイオリン)
ローター・ハース(ヴィオラ) ウルリケ・ミクス(チェロ)
録音:1999年4月8-9日、ペルハ(ドイツ)、聖ヨゼフ教会
LA MA DE GUIDOレーベル、LMG 2049と同一音源。
マヌエル・カナレスはスペインのトレドに生まれ、マドリードの宮廷でボッ
ケリーニの同僚音楽家となった作曲家。スペインで弦楽四重奏曲を書いた最
初の作曲家といわれ、その作風にはボッケリーニとハイドンの影響が見受け
られます。カンビーニ弦楽四重奏団はミュンヘンを本拠地に活動するピリオ
ド楽器アンサンブル。

RC 903 \2080
トム・ガヴロン:PETER GOES TO THE TOWN
Interlude / Peter Goes to the Moon / Huge Towns / This Town / Lily...
Night Song / Strange House / Dreamland / Under the Sea / The Ocean
The Arrival / Kaffeehaus Song / The Beauty / Fool in Love / Time
Between the Stars / Farewell / Friday / Peter Begins
トム・ガヴロン(歌、ピアノ)
ミヒャエル・シュピーカー(ヴァイオリン)
フィリップ・ヴァイーラウフ(チェロ)
ゼバスティアン・リュトケ(ピアノ)
ゲスト:ドロテア・ヴァーグナー(歌)
ドイツのシンガーソングライター、トム・ガヴロンの作詩作曲による、悲惨な
現実から幻想世界へ逃れようとする一人の男を描いた音楽物語。

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