★価格変更のご案内★
先日ご案内いたしました下記商品は価格変更(値下げ)となります。
既にご注文いただいているものも、新価格となります。
よろしくお願いいたします。
<MEMBRAN>
DOUMENT 232902 52枚組 \6280 ※価格変更 \5280
Maria Callas / 25 Complete Operas
====================================
※コメントはメーカー案内書より抜粋です。
<Medici Arts>~Euro Arts
20 57728(DVD-Video) \2900
オリジナル音声:伊
字幕:英・独・仏・伊
ヴェルディ:歌劇「運命の力」序曲
マルトゥッチ:「追憶の歌」(*)
シューベルト:交響曲第9番ハ長調D.944「ザ・グレイト」
*ヴィオレッタ・ウルマーナ(S)
リッカルド・ムーティ(指)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
収録:2009年5月1日ナポリ・サン・カルロ劇場(ライヴ)
毎年、楽団の創立記念日にあたる5月1日に、ヨーロッパ各地のホールや歴史的建造
物を巡る形でおこなわれている「ベルリン・フィルのヨーロッパ・コンサート」。
巨匠ムーティが登場した2009年は、かれの生まれ故郷ナポリにある名門オペラ・ハ
ウス、サン・カルロ劇場でおこなわれました。
いま、脂の乗り切っているムーティがこの日に選んだプログラムは、すべてもっと
も得意とするものばかり。幕開けは、オペラ指揮者としての本能を呼び覚ます巨匠
のホーム・グラウンドたるヴェルディの「運命の力」序曲。この一曲で完全に聴衆
の心を鷲づかみにしたあと、趣向を変えて取り上げられたのは、ここナポリで歿し
たマルトゥッチの代表作「追憶の歌」。ムーティはこの作品のレコーディングを
1995年にもフレーニの独唱でスカラ座管とおこなっていますが、ここではアイーダ
やトスカといった役柄で評判を取った世界的名花ウルマーナが存在感抜群の歌唱で
ムーティの指揮に応えています。
そして、コンサートの締め括りは、リートの作曲家シューベルトによる全篇歌謡性
に富んだ交響曲「ザ・グレイト」。歌の国イタリア出身、美しく旋律を歌わせるこ
とにかけては天性を認められたマエストロ、ムーティは、ウィーン・フィルとシュ
ーベルトの交響曲全集を完成させており、そのなかで1986年2月に「ザ・グレイト」
のセッション録音をおこなっています。このたびはウィーン・フィルと人気を二分
する世界最高のオケ、ベルリン・フィルとの顔合わせということで期待が高まりま
す。
いよいよ2010年よりCSOの第11代音楽監督に就任するムーティですが、実演での精
力的な活動に比して、巨匠の近況を伝えるソフトの数は必ずしも満足できる状況と
はいえないだけに、このたびのリリースは大いに歓迎されるものとおもわれます。
なお、契約により日本向けのリリースは2010年1月の予定となっております。
<KII>
KKC 026 \1650
平尾貴四男:室内楽曲集 Vol.1
(1)ピアノソナタ(1948)
(2)フルートとピアノのためのソナチネ(1941)
(3)ヴァイオリンソナタ(1947)
平尾はるな(Pf)、野口龍 (Fl)、久保陽子(Vn)
[録音:1980年4月23日、5月22日/世田谷区民会館(セッション録音)]
平尾貴四男(1907-1953)は独学の人が多かった昭和初期の時代に、パリのスコラ・
カントルムで正式な作曲法と理論をマスターした作曲家。作曲・教育両面で日本音
楽界を牽引する存在になり得たにもかかわらず、ガンのため46歳の若さで歿したた
め作品数はあまり多くありません。それらは精密に彫琢された純音楽が中心で、ド
イツ的な傾向の強かった日本作曲界には珍しいフランス風の洒脱さと、自身の育ち
の良さから来る高貴な作風が魅力的。品良く香る日本情緒も絶妙。
当アルバムは愛娘・平尾はるながピアノを担当した室内楽曲集。日本ピアノソナタ
史屈指の名作ながら、録音にあまり恵まれない同曲、平尾自身がフルートの名手
(横溝正史の「悪魔が来たりて笛を吹く」のモデル)だったこともあり、楽器の機能
を駆使したどこか和風のソナチネ、恩師ガロワ・モンブランに捧げられたヴァイオ
リンソナタといずれも充実度満点。ことに「フルートとピアノのためのソナチネ」
は若き日の武満徹を感激させ、弟子入りを熱望させたいわくつきの作品。
すべてセッション録音(旧アジアレコード音源)。しかし久保陽子と平尾はるなの火
花を散らすようなデュオはコンサート・ライヴばりの白熱ぶり。平尾作品はピアノ
パートが特に難しく書かれていますが、愛娘だけあり完璧で自在かつ説得力満点。
物凄いパワーに圧倒されます。
<harmonia mundi>
HMC 902052 \2450
プレイエルの家にて
ショパン:
(1)アンダンテ・スピアナートop.22ト長調 (2)バラード第3番 op.47 変イ長調
(3)ノクターンop.48-1
(4)ノクターンop.48-2 (5)前奏曲op.28-13 (6)前奏曲op.28-11
(7)前奏曲op.28-4 (8)前奏曲op.28-9
(9)練習曲op.25-1 (10)練習曲op.25-2 (11)練習曲op.25-12
(12)ノクターンop.9-2 (13)ノクターンop.27-2
(14)前奏曲op.45 (15)前奏曲op.28-15 (16)マズルカKK IIb-5
(17)マズルカop.41-2 (18)マズルカop.41-3
(19)即興曲op.51 (20)ワルツop.42
アラン・プラネス(ピアノ/プレイエル社製1836年)
録音:2009年3月
ショパンが1842年2月21日、パリのプレイエル邸で行ったリサイタルを再現したアル
バム。ショパンも演奏したかもしれない、1836年プレイエル社製のピアノを用いて、
名人プラネスが美しくショパンの世界を奏でます。バラード第3番も、このピアノ
で聴くと、現代のピアノで聴くのとはかなり印象が違います。ショパンが人前で演
奏するのをあまり好まなかった、という話が残っていますが、これは、ショパンの
性格もあるかもしれませんが、ピアノの演奏効果にもあったのかもしれない、など
と想像しながら聴いてみるのも興味深いかもしれません。
HMU 907505 \2450
「衝撃のヴァン・クライバーン国際コンクール・ライヴ/辻井伸行」
(1)ショパン:練習曲 作品10 より第1番 ハ長調、第2番 イ短調、第3番「別れの曲」
ホ長調、第4番 嬰ハ短調、第5番「黒鍵」変ト長調、第6番 変ホ短調
(2)ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第29 番「ハンマークラヴィーア」変ロ長調
op.106
(3)リスト:「ラ・カンパネッラ」(パガニーニによる超絶技巧練習曲集より第3番
嬰ト短調)
(4)ジョン・マスト(John Musto):即興曲とフーガ(ヴァン・クライバーン国際コン
クール委嘱新作/新曲演奏課題曲)
ピアノ:辻井伸行
録音:2009年第13回ヴァン・クライバーン国際コンクール(ライヴ)
★日本仕様の直輸入盤、国内盤とリリースされている辻井伸行のコンクールのライ
ヴ演奏。海外流通盤の取り扱いを開始します。内容、盤はすべて同じ、装丁やブッ
クレット等には一切日本語表記が入りません。
<ZIG-ZAG Territoires>
ZZT 090902 \2480
フォーレ:歌曲集
夕暮 Op.83-2/イスファハンの薔薇 Op.39-4/ばらOp.51-4/
消え去らぬ香り Op.76-1/アルペッジョ Op.76-2/金の涙 Op.72*
閉ざされた庭 Op.106
【1.聴許 / 2.あなたが私の目を見入るとき / 3.使い女 / 4.私はおまえの心に身を
委ねよう / 5.ニンフの神殿で / 6.薄暗がりで / 7.私には大切なのです、愛の神よ
/ 8.砂の上の墓碑銘】
イヴの歌 Op.95
【1.楽園/2.最初の言葉/3.燃えるばら/4.神の輝きのように/5.白い夜明け/6.生き
ている水/7.めざめているのか、太陽の香り/8.白いばらの香りの中で/9.たそがれ/
10.おお死よ、星くずよ】
カリーヌ・デエイェ(Ms)エレーヌ・リュカス(P)ステファン・ドゥグー(Br)*
録音:2009年2月16-20日
非常に洗練された旋律、気品漂う珠玉の作品が揃う、フォーレの歌曲集。ここでは
初期の甘美な作風のものではなく、中期から後期の凛とした力強さを備えた作品を
中心に取り上げています。フォーレの円熟期の傑作「イヴの歌」、「閉ざされた庭」
など美しい旋律美だけはない、奥深い音楽性が表出した心を揺さぶられる作品。フ
ランスの歌姫カリーヌ・デエイェのシルクのような艶やかな歌声は、やわらかい光
が射すような美しい光景が浮かびあがらせています。
ZZT 090802 \2480
ニコラ・マッテイス(C.1650-C.1700):
ヴァイオリンのためのエアー集-憂鬱な疑似協和音
アマンディーヌ・ベイエ(バロックVn&Cond)
グリ・インコグニティ[ロナルド・ロペス(バロックG、テオルボ)
フランチェスコ・ロマーノ(バロックG、テオルボ)(バルドメロ・バルチェラ(Gamb)
アンナ・フォンターナ(Cemb)]
録音:2009年3月16-20日
ニコラ・マッテイスはナポリ生まれ、1670年以後イギリスに渡り名声を得たヴァイ
オリニスト、作曲家。自由な楽想、親しみやすい旋律、マッテイス自身のヴァイオ
リンも非常に甘美な演奏だったようで、たちまち人気を集めたとされています。こ
こで収められている作品集は、不協和音と半音階を表情豊かに用い、より技巧的に
名人芸を披露できる曲となっています。バロック・ヴァイオリン界の花アマンディ
ーヌ・ベイエはこの作品を演奏するにあたり、マッテイスがヴァイオリンを低く構
え演奏している肖像画を目にし、なるべく忠実にマッテイスの作品を再現するため
に、同様のスタイルを今回の録音で採用しているということです。
ZZT 090803 \2480
ゼレンカ晩年の大作オラトリオ
マリアナ・レヴェルスキ(A:マッダレーナ)、
エリック・シュトクローサ(T:ダヴィデ)、
トビアス・ベルント(Bs:ピエトリ)
ヴァーツラフ・ルクス(指) コレギウム1704、コレギウム・ヴォカーレ1704
録音:2008年11月11-14日(トロイ城、プラハ)
ボヘミアのバッハこと、ヤン・ディスマス・ゼレンカの晩年の代表作オラトリオ
「贖い主の墓前の悔悟者」。この作品はザクセン選帝候フリードリヒ・アウグスト
二世の命により1736年聖金曜日の為に作曲されました。
演奏はミサ・ヴォティヴァ(ZZT 080801)で人々の心をつかみ、近年ゼレンカの作品
を熱心に演奏しているコレギウム1704。作品の核により迫るためにコレギウム1704
はプラハのトロイ城に出向いて録音しています。
<Profil>
PH 10006 2枚組 \4250
モノラル
「ヴィルヘルム・バックハウス・イン・ニューヨーク / カーネギー・ホール・
ライヴ録音集」
[CD 1]
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番ト長調Op.58
グイド・カンテッリ(指揮)
ニューヨーク・フィルハーモニック 録音:1956年3月18日
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第5番ハ短調Op.10-1 録音:1956年4月11日
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第8番ハ短調Op.13「悲愴」 録音:1954年3月30日
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第25番ト長調Op.79 録音:1954年3月30日
[CD 2]
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第17番ニ短調Op.31-2「テンペスト」
録音:1954年3月30日
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第26番変ホ長調Op.81a「告別」
録音:1954年3月30日
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第32番ハ短調Op.111 録音:1954年3月30日
[アンコール]
シューベルト:即興曲変イ長調Op.142-2
シューマン:なぜに?Op.12-3
リスト:ウィーンの夜会(シューベルトによるワルツ・カプリス)第6番
ブラームス:間奏曲ハ長調Op.119-3
録音:1954年3月30日
ヴィルヘルム・バックハウス(P)
以上、すべて収録場所:カーネギー・ホール、録音方式:モノラル・ライヴ
新発見された「ハンマークラヴィーア・ソナタ」の別演奏をふくむ、1956年のカー
ネギー・ホール・リサイタル(PH07006)で絶賛を浴びたProfilより、バックハウスの
続篇が登場します。前回に引き続き、カーネギー・ホールでのライヴ演奏を収めた
もので、この大家のきわめつけ、ベートーヴェンの協奏曲とソナタという内容です。
じつは、ファンにはよく知られるとおり、ここに集められた演奏のほとんどが過去
になんらかの形で日の目をみたことのあるものですが、ずばり、このなかでただ一
曲、収録時期の異なる第5番だけは過去にリリースされた形跡がなく、おそらくは
初出とおもわれます。
1956年のピアノ協奏曲第4番は、これより8ヶ月あまりのちに飛行機事故で急逝する
カンテッリとの顔合わせ。アナログがチェトラをはじめとするイタリア系の複数の
レーベルから、またAS DiscからCD化もされていますがこれらはすべて廃盤となっ
ています。
また、第5番を除くソナタとアンコール集は、Deccaより輸入、国内ともにリリース
されていましたが、現状ではいずれも廃盤となっているため、こうした形での復刻
はうれしいところです。
<EMI GERMANY>
●Inspiration 各1枚 \680
EMIドイツ編成の新バジェット・シリーズのご案内です。カジュアルなイメージで、
初めてクラシック音楽を手にするお客様に広くお勧めできるシリーズです。ライフ
・スタイルにフィットするコンピレーション、アーティスト・コンピレーション、
レパートリー・コンピレーションで構成した全25点を第1回として発売します。
(その後も3ヶ月に一度、5点程度のアルバムを発売予定)
仕様は、ジュエル・ケース、4Pのブックレットは英/独語で表記されます。
★曲目詳細は当店HPのございます。
http://www.ne.jp/asahi/goodies/home/emi2009_11.html
CDZ-4574512
ボスコフスキー/皇帝円舞曲-BEST LOVED WALTZES
CDZ-4574682
カラス/ベスト・オブ
CDZ-4574632
ジェルメッティ/パスタ・クラシックス-COOKING WITH ROSSINI
CDZ-4574642
ロベルト・ヘーガー/狩人の合唱-ドイツ・オペラ合唱曲集
CDZ-4574522
カラヤン/ベスト・オブ
CDZ-4574702
ナイジェル・ケネディ/ベスト・オブ
CDZ-4574502
ランチベリー/チャイコフスキー:くるみ割り人形(ハイライト)
CDZ-4574662
メニューイン/王宮の花火の音楽-ベスト・オブ・ヘンデル
CDZ-4574542
麗しきヴェネツィア-ベスト・オブ・ヴィヴァルディ&アルビノーニ
CDZ-4574482
G線上のアリア-ベスト・オブ・バッハ
CDZ-4574552
アマデウス-ベスト・オブ・モーツァルト
CDZ-4574442
グレゴリアン・チャント-静けさの声
CDZ-4574472
CON AMORE-愛のデュエット集
CDZ-4574602
モーツァルト:魔笛(ハイライト)-子供のために
CDZ-4574562
炉辺で(リラクシング・クラシックス)
CDZ-4574692
BEST-LOVED CHRISTMAS CLASSICS
CDZ-4574592
エリーゼのために-BEST-LOVED PIANO MUSIC
ルドルフ・ブフビンダー(ピアノ)
CDZ-4574622
恋人たちのために
CDZ-4574672
ハレルヤ-BEST-LOVED SACRED CHORUSES
CDZ-4574532
愛と哀しみの果て-BEST-LOVED FILM MUSIC
CDZ-4574652
誰も寝てはならぬ-ベスト・オブ・オペラ
CDZ-4574612
瞑想曲-静けさの音楽
CDZ-4574572
月光
CDZ-4574582
夜想曲-ベスト・オブ・ショパン
ルドルフ・ブフビンダー(ピアノ)
CDZ-4574492
喜びの歌-ベスト・オブ・ベートーヴェン
<レグルス>
RGCD-1027 \2625
ジョスカン・デ・プレ:
ミサ《御父の母にして娘》より、ミサ《他の人を愛するなど》より
サンクトゥス《他の人を愛するなど》
アントワーヌ・ブリュメル:「御父の母にして娘」
ヨハンネス・オケゲム:ロンドー「他の人を愛するなど」*
ヴォーカル・アンサンブル カペラ vocal ensemble Cappella
音楽監督、ゴシック・ハープ*:花井 哲郎、フィドル:小野萬里*
録音:
2009年4月13日‐16日 北の大地美術館(中札内美術村)[デジタル録音]
2009年8月7日相模湖交流センターホール
本格的な中世・ルネサンス専門のヴォーカル・アンサンブル カペラの第5弾(レグル
スレーベルでは第4作目)。
ヴォーカル・アンサンブル カペラがついに、巨匠ジョスカン・デ・プレのミサ曲
全曲録音プロジェクトを開始!第1弾はブリュメルの美しい聖母モテットに基づく
ミサ「御父の母にして娘」と、オケゲムのトップ・ヒット・シャンソンを取り込ん
だミサ「他の人を愛するなど」。ますます円熟味を増すア・カペラの響きを堪能で
きる1枚。
2021年のジョスカン没後500年を記念する企画。今後5年間でCD10枚(予定)をリリー
ス、全曲録音完成を目指します。
先日ご案内いたしました下記商品は価格変更(値下げ)となります。
既にご注文いただいているものも、新価格となります。
よろしくお願いいたします。
<MEMBRAN>
DOUMENT 232902 52枚組 \6280 ※価格変更 \5280
Maria Callas / 25 Complete Operas
====================================
※コメントはメーカー案内書より抜粋です。
<Medici Arts>~Euro Arts
20 57728(DVD-Video) \2900
オリジナル音声:伊
字幕:英・独・仏・伊
ヴェルディ:歌劇「運命の力」序曲
マルトゥッチ:「追憶の歌」(*)
シューベルト:交響曲第9番ハ長調D.944「ザ・グレイト」
*ヴィオレッタ・ウルマーナ(S)
リッカルド・ムーティ(指)
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
収録:2009年5月1日ナポリ・サン・カルロ劇場(ライヴ)
毎年、楽団の創立記念日にあたる5月1日に、ヨーロッパ各地のホールや歴史的建造
物を巡る形でおこなわれている「ベルリン・フィルのヨーロッパ・コンサート」。
巨匠ムーティが登場した2009年は、かれの生まれ故郷ナポリにある名門オペラ・ハ
ウス、サン・カルロ劇場でおこなわれました。
いま、脂の乗り切っているムーティがこの日に選んだプログラムは、すべてもっと
も得意とするものばかり。幕開けは、オペラ指揮者としての本能を呼び覚ます巨匠
のホーム・グラウンドたるヴェルディの「運命の力」序曲。この一曲で完全に聴衆
の心を鷲づかみにしたあと、趣向を変えて取り上げられたのは、ここナポリで歿し
たマルトゥッチの代表作「追憶の歌」。ムーティはこの作品のレコーディングを
1995年にもフレーニの独唱でスカラ座管とおこなっていますが、ここではアイーダ
やトスカといった役柄で評判を取った世界的名花ウルマーナが存在感抜群の歌唱で
ムーティの指揮に応えています。
そして、コンサートの締め括りは、リートの作曲家シューベルトによる全篇歌謡性
に富んだ交響曲「ザ・グレイト」。歌の国イタリア出身、美しく旋律を歌わせるこ
とにかけては天性を認められたマエストロ、ムーティは、ウィーン・フィルとシュ
ーベルトの交響曲全集を完成させており、そのなかで1986年2月に「ザ・グレイト」
のセッション録音をおこなっています。このたびはウィーン・フィルと人気を二分
する世界最高のオケ、ベルリン・フィルとの顔合わせということで期待が高まりま
す。
いよいよ2010年よりCSOの第11代音楽監督に就任するムーティですが、実演での精
力的な活動に比して、巨匠の近況を伝えるソフトの数は必ずしも満足できる状況と
はいえないだけに、このたびのリリースは大いに歓迎されるものとおもわれます。
なお、契約により日本向けのリリースは2010年1月の予定となっております。
<KII>
KKC 026 \1650
平尾貴四男:室内楽曲集 Vol.1
(1)ピアノソナタ(1948)
(2)フルートとピアノのためのソナチネ(1941)
(3)ヴァイオリンソナタ(1947)
平尾はるな(Pf)、野口龍 (Fl)、久保陽子(Vn)
[録音:1980年4月23日、5月22日/世田谷区民会館(セッション録音)]
平尾貴四男(1907-1953)は独学の人が多かった昭和初期の時代に、パリのスコラ・
カントルムで正式な作曲法と理論をマスターした作曲家。作曲・教育両面で日本音
楽界を牽引する存在になり得たにもかかわらず、ガンのため46歳の若さで歿したた
め作品数はあまり多くありません。それらは精密に彫琢された純音楽が中心で、ド
イツ的な傾向の強かった日本作曲界には珍しいフランス風の洒脱さと、自身の育ち
の良さから来る高貴な作風が魅力的。品良く香る日本情緒も絶妙。
当アルバムは愛娘・平尾はるながピアノを担当した室内楽曲集。日本ピアノソナタ
史屈指の名作ながら、録音にあまり恵まれない同曲、平尾自身がフルートの名手
(横溝正史の「悪魔が来たりて笛を吹く」のモデル)だったこともあり、楽器の機能
を駆使したどこか和風のソナチネ、恩師ガロワ・モンブランに捧げられたヴァイオ
リンソナタといずれも充実度満点。ことに「フルートとピアノのためのソナチネ」
は若き日の武満徹を感激させ、弟子入りを熱望させたいわくつきの作品。
すべてセッション録音(旧アジアレコード音源)。しかし久保陽子と平尾はるなの火
花を散らすようなデュオはコンサート・ライヴばりの白熱ぶり。平尾作品はピアノ
パートが特に難しく書かれていますが、愛娘だけあり完璧で自在かつ説得力満点。
物凄いパワーに圧倒されます。
<harmonia mundi>
HMC 902052 \2450
プレイエルの家にて
ショパン:
(1)アンダンテ・スピアナートop.22ト長調 (2)バラード第3番 op.47 変イ長調
(3)ノクターンop.48-1
(4)ノクターンop.48-2 (5)前奏曲op.28-13 (6)前奏曲op.28-11
(7)前奏曲op.28-4 (8)前奏曲op.28-9
(9)練習曲op.25-1 (10)練習曲op.25-2 (11)練習曲op.25-12
(12)ノクターンop.9-2 (13)ノクターンop.27-2
(14)前奏曲op.45 (15)前奏曲op.28-15 (16)マズルカKK IIb-5
(17)マズルカop.41-2 (18)マズルカop.41-3
(19)即興曲op.51 (20)ワルツop.42
アラン・プラネス(ピアノ/プレイエル社製1836年)
録音:2009年3月
ショパンが1842年2月21日、パリのプレイエル邸で行ったリサイタルを再現したアル
バム。ショパンも演奏したかもしれない、1836年プレイエル社製のピアノを用いて、
名人プラネスが美しくショパンの世界を奏でます。バラード第3番も、このピアノ
で聴くと、現代のピアノで聴くのとはかなり印象が違います。ショパンが人前で演
奏するのをあまり好まなかった、という話が残っていますが、これは、ショパンの
性格もあるかもしれませんが、ピアノの演奏効果にもあったのかもしれない、など
と想像しながら聴いてみるのも興味深いかもしれません。
HMU 907505 \2450
「衝撃のヴァン・クライバーン国際コンクール・ライヴ/辻井伸行」
(1)ショパン:練習曲 作品10 より第1番 ハ長調、第2番 イ短調、第3番「別れの曲」
ホ長調、第4番 嬰ハ短調、第5番「黒鍵」変ト長調、第6番 変ホ短調
(2)ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第29 番「ハンマークラヴィーア」変ロ長調
op.106
(3)リスト:「ラ・カンパネッラ」(パガニーニによる超絶技巧練習曲集より第3番
嬰ト短調)
(4)ジョン・マスト(John Musto):即興曲とフーガ(ヴァン・クライバーン国際コン
クール委嘱新作/新曲演奏課題曲)
ピアノ:辻井伸行
録音:2009年第13回ヴァン・クライバーン国際コンクール(ライヴ)
★日本仕様の直輸入盤、国内盤とリリースされている辻井伸行のコンクールのライ
ヴ演奏。海外流通盤の取り扱いを開始します。内容、盤はすべて同じ、装丁やブッ
クレット等には一切日本語表記が入りません。
<ZIG-ZAG Territoires>
ZZT 090902 \2480
フォーレ:歌曲集
夕暮 Op.83-2/イスファハンの薔薇 Op.39-4/ばらOp.51-4/
消え去らぬ香り Op.76-1/アルペッジョ Op.76-2/金の涙 Op.72*
閉ざされた庭 Op.106
【1.聴許 / 2.あなたが私の目を見入るとき / 3.使い女 / 4.私はおまえの心に身を
委ねよう / 5.ニンフの神殿で / 6.薄暗がりで / 7.私には大切なのです、愛の神よ
/ 8.砂の上の墓碑銘】
イヴの歌 Op.95
【1.楽園/2.最初の言葉/3.燃えるばら/4.神の輝きのように/5.白い夜明け/6.生き
ている水/7.めざめているのか、太陽の香り/8.白いばらの香りの中で/9.たそがれ/
10.おお死よ、星くずよ】
カリーヌ・デエイェ(Ms)エレーヌ・リュカス(P)ステファン・ドゥグー(Br)*
録音:2009年2月16-20日
非常に洗練された旋律、気品漂う珠玉の作品が揃う、フォーレの歌曲集。ここでは
初期の甘美な作風のものではなく、中期から後期の凛とした力強さを備えた作品を
中心に取り上げています。フォーレの円熟期の傑作「イヴの歌」、「閉ざされた庭」
など美しい旋律美だけはない、奥深い音楽性が表出した心を揺さぶられる作品。フ
ランスの歌姫カリーヌ・デエイェのシルクのような艶やかな歌声は、やわらかい光
が射すような美しい光景が浮かびあがらせています。
ZZT 090802 \2480
ニコラ・マッテイス(C.1650-C.1700):
ヴァイオリンのためのエアー集-憂鬱な疑似協和音
アマンディーヌ・ベイエ(バロックVn&Cond)
グリ・インコグニティ[ロナルド・ロペス(バロックG、テオルボ)
フランチェスコ・ロマーノ(バロックG、テオルボ)(バルドメロ・バルチェラ(Gamb)
アンナ・フォンターナ(Cemb)]
録音:2009年3月16-20日
ニコラ・マッテイスはナポリ生まれ、1670年以後イギリスに渡り名声を得たヴァイ
オリニスト、作曲家。自由な楽想、親しみやすい旋律、マッテイス自身のヴァイオ
リンも非常に甘美な演奏だったようで、たちまち人気を集めたとされています。こ
こで収められている作品集は、不協和音と半音階を表情豊かに用い、より技巧的に
名人芸を披露できる曲となっています。バロック・ヴァイオリン界の花アマンディ
ーヌ・ベイエはこの作品を演奏するにあたり、マッテイスがヴァイオリンを低く構
え演奏している肖像画を目にし、なるべく忠実にマッテイスの作品を再現するため
に、同様のスタイルを今回の録音で採用しているということです。
ZZT 090803 \2480
ゼレンカ晩年の大作オラトリオ
マリアナ・レヴェルスキ(A:マッダレーナ)、
エリック・シュトクローサ(T:ダヴィデ)、
トビアス・ベルント(Bs:ピエトリ)
ヴァーツラフ・ルクス(指) コレギウム1704、コレギウム・ヴォカーレ1704
録音:2008年11月11-14日(トロイ城、プラハ)
ボヘミアのバッハこと、ヤン・ディスマス・ゼレンカの晩年の代表作オラトリオ
「贖い主の墓前の悔悟者」。この作品はザクセン選帝候フリードリヒ・アウグスト
二世の命により1736年聖金曜日の為に作曲されました。
演奏はミサ・ヴォティヴァ(ZZT 080801)で人々の心をつかみ、近年ゼレンカの作品
を熱心に演奏しているコレギウム1704。作品の核により迫るためにコレギウム1704
はプラハのトロイ城に出向いて録音しています。
<Profil>
PH 10006 2枚組 \4250
モノラル
「ヴィルヘルム・バックハウス・イン・ニューヨーク / カーネギー・ホール・
ライヴ録音集」
[CD 1]
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第4番ト長調Op.58
グイド・カンテッリ(指揮)
ニューヨーク・フィルハーモニック 録音:1956年3月18日
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第5番ハ短調Op.10-1 録音:1956年4月11日
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第8番ハ短調Op.13「悲愴」 録音:1954年3月30日
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第25番ト長調Op.79 録音:1954年3月30日
[CD 2]
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第17番ニ短調Op.31-2「テンペスト」
録音:1954年3月30日
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第26番変ホ長調Op.81a「告別」
録音:1954年3月30日
ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第32番ハ短調Op.111 録音:1954年3月30日
[アンコール]
シューベルト:即興曲変イ長調Op.142-2
シューマン:なぜに?Op.12-3
リスト:ウィーンの夜会(シューベルトによるワルツ・カプリス)第6番
ブラームス:間奏曲ハ長調Op.119-3
録音:1954年3月30日
ヴィルヘルム・バックハウス(P)
以上、すべて収録場所:カーネギー・ホール、録音方式:モノラル・ライヴ
新発見された「ハンマークラヴィーア・ソナタ」の別演奏をふくむ、1956年のカー
ネギー・ホール・リサイタル(PH07006)で絶賛を浴びたProfilより、バックハウスの
続篇が登場します。前回に引き続き、カーネギー・ホールでのライヴ演奏を収めた
もので、この大家のきわめつけ、ベートーヴェンの協奏曲とソナタという内容です。
じつは、ファンにはよく知られるとおり、ここに集められた演奏のほとんどが過去
になんらかの形で日の目をみたことのあるものですが、ずばり、このなかでただ一
曲、収録時期の異なる第5番だけは過去にリリースされた形跡がなく、おそらくは
初出とおもわれます。
1956年のピアノ協奏曲第4番は、これより8ヶ月あまりのちに飛行機事故で急逝する
カンテッリとの顔合わせ。アナログがチェトラをはじめとするイタリア系の複数の
レーベルから、またAS DiscからCD化もされていますがこれらはすべて廃盤となっ
ています。
また、第5番を除くソナタとアンコール集は、Deccaより輸入、国内ともにリリース
されていましたが、現状ではいずれも廃盤となっているため、こうした形での復刻
はうれしいところです。
<EMI GERMANY>
●Inspiration 各1枚 \680
EMIドイツ編成の新バジェット・シリーズのご案内です。カジュアルなイメージで、
初めてクラシック音楽を手にするお客様に広くお勧めできるシリーズです。ライフ
・スタイルにフィットするコンピレーション、アーティスト・コンピレーション、
レパートリー・コンピレーションで構成した全25点を第1回として発売します。
(その後も3ヶ月に一度、5点程度のアルバムを発売予定)
仕様は、ジュエル・ケース、4Pのブックレットは英/独語で表記されます。
★曲目詳細は当店HPのございます。
http://www.ne.jp/asahi/goodies/home/emi2009_11.html
CDZ-4574512
ボスコフスキー/皇帝円舞曲-BEST LOVED WALTZES
CDZ-4574682
カラス/ベスト・オブ
CDZ-4574632
ジェルメッティ/パスタ・クラシックス-COOKING WITH ROSSINI
CDZ-4574642
ロベルト・ヘーガー/狩人の合唱-ドイツ・オペラ合唱曲集
CDZ-4574522
カラヤン/ベスト・オブ
CDZ-4574702
ナイジェル・ケネディ/ベスト・オブ
CDZ-4574502
ランチベリー/チャイコフスキー:くるみ割り人形(ハイライト)
CDZ-4574662
メニューイン/王宮の花火の音楽-ベスト・オブ・ヘンデル
CDZ-4574542
麗しきヴェネツィア-ベスト・オブ・ヴィヴァルディ&アルビノーニ
CDZ-4574482
G線上のアリア-ベスト・オブ・バッハ
CDZ-4574552
アマデウス-ベスト・オブ・モーツァルト
CDZ-4574442
グレゴリアン・チャント-静けさの声
CDZ-4574472
CON AMORE-愛のデュエット集
CDZ-4574602
モーツァルト:魔笛(ハイライト)-子供のために
CDZ-4574562
炉辺で(リラクシング・クラシックス)
CDZ-4574692
BEST-LOVED CHRISTMAS CLASSICS
CDZ-4574592
エリーゼのために-BEST-LOVED PIANO MUSIC
ルドルフ・ブフビンダー(ピアノ)
CDZ-4574622
恋人たちのために
CDZ-4574672
ハレルヤ-BEST-LOVED SACRED CHORUSES
CDZ-4574532
愛と哀しみの果て-BEST-LOVED FILM MUSIC
CDZ-4574652
誰も寝てはならぬ-ベスト・オブ・オペラ
CDZ-4574612
瞑想曲-静けさの音楽
CDZ-4574572
月光
CDZ-4574582
夜想曲-ベスト・オブ・ショパン
ルドルフ・ブフビンダー(ピアノ)
CDZ-4574492
喜びの歌-ベスト・オブ・ベートーヴェン
<レグルス>
RGCD-1027 \2625
ジョスカン・デ・プレ:
ミサ《御父の母にして娘》より、ミサ《他の人を愛するなど》より
サンクトゥス《他の人を愛するなど》
アントワーヌ・ブリュメル:「御父の母にして娘」
ヨハンネス・オケゲム:ロンドー「他の人を愛するなど」*
ヴォーカル・アンサンブル カペラ vocal ensemble Cappella
音楽監督、ゴシック・ハープ*:花井 哲郎、フィドル:小野萬里*
録音:
2009年4月13日‐16日 北の大地美術館(中札内美術村)[デジタル録音]
2009年8月7日相模湖交流センターホール
本格的な中世・ルネサンス専門のヴォーカル・アンサンブル カペラの第5弾(レグル
スレーベルでは第4作目)。
ヴォーカル・アンサンブル カペラがついに、巨匠ジョスカン・デ・プレのミサ曲
全曲録音プロジェクトを開始!第1弾はブリュメルの美しい聖母モテットに基づく
ミサ「御父の母にして娘」と、オケゲムのトップ・ヒット・シャンソンを取り込ん
だミサ「他の人を愛するなど」。ますます円熟味を増すア・カペラの響きを堪能で
きる1枚。
2021年のジョスカン没後500年を記念する企画。今後5年間でCD10枚(予定)をリリー
ス、全曲録音完成を目指します。