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クラシック輸入盤・新譜情報/グッディーズ

コメントはメーカー案内書より抜粋です。お問い合わせ:goodies2@pc.highway.ne.jp

19-05 No.1

2019年05月01日 19時24分04秒 | Weblog
★ダイレクト・トランスファー CD-R 2019年5月新譜 3点発売★
発売予定:2019年5月下旬旬発売予定 価格:各1枚 ¥1429(税別)
※セット販売ではありません。1枚づつお申し込みいただけます。

78CDR-3761
モーツァルト:
交響曲第39番変ホ長調 K.543
ハンス・クナッパーツブッシュ指揮
ベルリン国立歌劇場管弦楽団
米 DECCA 25007/9(独 Odeon O-6735/7 と同一録音)
1929年10月1日ベルリン録音
ハンス・クナッパーツブッシュ(1888-1965)は20世紀の半ばに活躍したドイツの指
揮者。オランダ国境に近いウッパータールに生まれた。ボン大学で哲学を修めた
後ケルン音楽学校で指揮法を学んだ。この録音は電気録音初期のもので、おそら
くクナッパーツブッシュの初の交響曲録音と思われる。このシリーズで同時期の
録音のベートーヴェン:交響曲第7番(78CDR-3374)、1933年録音のハイドン:交響曲
第100番「軍隊」(78CDR-3751)、1941年録音のハイドン:交響曲第94番「驚愕」
(78CDR-3401)、大戦中の1943年録音のベートーヴェン:交響曲第3番「英雄」
(78CDR-3102)が出ている。
復刻には「音のエジソン」 http://www.otono-edison.com/ SPレコード専用MC
型カートリッジ(3mil針)とコルグのNu 1 DSD録音機を使用した。

78CDR-3762
ハイドン:
交響曲第92番ト長調「オックスフォード」
ブルーノ・ワルター指揮
パリ音楽院管弦楽団
米 RCA VICTOR 12974/6 (英 HMV DB3559/61と同一録音)
1938年5月7日パリ録音
ブルーノ・ワルター(1876-1962)はドイツ生まれの大指揮者。ベルリンのシュテル
ン音楽院を卒業後ピアニストとしてデビュー、後に指揮者に転向した。1894年ハ
ンブルグ歌劇場の指揮者だった時、音楽監督のグスタフ・マーラー(1860-1911)と
出会い交友を深めた。その後ウィーン国立歌劇場、バイエルン州立歌劇場、ベル
リン市立歌劇場、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団などの楽長、音楽監
督を歴任、またウィーン・フィルハーモニーやベルリン・フィルハーモニーを指
揮した。1938年オーストリアがナチスドイツに併合されると、迫害を避けてフラ
ンスを経由してアメリカに逃れた。この録音はその途中に立ち寄ったパリでの録
音。この翌年パリでベルリオーズ:幻想交響曲(HMV DB3852/7)も録音していた。
耳を澄ますとこのオーケストラの木管・金管セクションの妙技が鮮やかに聞こえ
てくる。
復刻には「音のエジソン」 http://www.otono-edison.com/ SPレコード専用MC
型カートリッジ(3mil針)とコルグのNu 1 DSD録音機を使用した。

78CDR-3763 ※機械式録音盤(電気録音以前)の復刻音源
ベートーヴェン:
交響曲第7番イ長調作品92
フェリックス・ワインガルトナー指揮
ロンドン交響楽団
英 COLUMBIA L1480/84
1923年6月1日ロンドン録音
フェリックス・ワインガルトナー(1863-1942)はオーストリア生まれの大指揮者。
ライプツィヒ大学で哲学を専攻したが、音楽への魅力に惹かれグラーツ、ライプ
ツィヒ、ヴァイマルの各音楽院で学んだ。最初作曲家を志したが生活の安定を求
め指揮者に転じた。1885年からドイツ各地の歌劇場を転々としたが、1908年には
グスタフ・マーラーの後任としてウィーン宮廷歌劇場とウィーン・フィルハーモ
ニー管弦楽団の音楽監督に就任した。1937年夫人のカルメン・テューダーと来日
し夫妻で新交響楽団(現在のNHK交響楽団)と共演した。この録音は機械式録音時代
のもの。ワインガルトナーの交響曲録音の最初だった。この録音についてあらえ
びす(1882-1963)は大正13年(1924年)7月6-7日の報知新聞に電気録音以前のベート
ーヴェンの九つの交響曲を総括している中で、この7番を「ベートーヴェンの交響
曲中こんなによくレコードに入ったのはありません」と吹き込みの良さを誉めて
いた(野村あらえびす「音楽は愉し」音楽之友社)。その後ベートーヴェン:交響曲
第8番(英 COLUMBIA L1538/41)、モーツァルト:交響曲第39番(英 COLUMBIA L1569/
72)、ブラームス:交響曲第1番(英COLUMBIAL1596/1600)、ベートーヴェン:交響曲
第5番(英 COLUMBIA L1640/43)が機械式録音で発売されていた。そして本シリーズ
の78CDR-3708ベルリオーズ幻想交響曲(1925年10-11月録音)はワインガルトナー初
の電気式録音だった。いずれもロンドン交響楽団。
復刻には「音のエジソン」 http://www.otono-edison.com/ SPレコード専用MC
型カートリッジ(3mil針)とコルグのNu 1 DSD録音機を使用した。

19-04 No.1

2019年04月01日 18時52分38秒 | Weblog
★ダイレクト・トランスファー CD-R 2019年4月新譜 3点発売★
発売予定:2019年4月下旬旬発売予定 価格:各1枚 ¥1429(税別)
※セット販売ではありません。1枚づつお申し込みいただけます。

78CDR-3758
J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲集-1
協奏曲第2番ヘ長調 BWV.1047
ジョージ・エスクデール(tp), マルセル・モイーズ(fl)
イヴリン・ロスウェル(ob), アドルフ・ブッシュ(vn)
アドルフ・ブッシュ指揮
ブッシュ室内合奏団
1935年10月13日ロンドン、アビー・ロードEMI 第1スタジオ録音
協奏曲第1番ヘ長調 BWV.1046
アドルフ・ブッシュ(vn), イヴリン・ロスウェル(ob)
オーブリー・ブレイン(horn-1), フランシス・ブラッドレー(horn-2)
アドルフ・ブッシュ指揮
ブッシュ室内合奏団
1935年10月17日、ロンドン、アビー・ロードEMI 第1スタジオ録音
協奏曲第4番ト長調 BWV.1049
アドルフ・ブッシュ(vn), マルセル・モイーズ(fl-1), ルイ・モイーズ(fl-2)
アドルフ・ブッシュ指揮
ブッシュ室内合奏団
1935年10月15日録音
シチリアーノ(ラルゴ)BWV.1031
アドルフ・ブッシュ(vn), ルドルフ・ゼルキン(pf)
1935年11月18日ロンドン、アビー・ロードEMI 第1スタジオ録音
豪華なソリストを迎えたバッハの名曲。アドルフ・ブッシュ(1891-1952)はドイツ
の名ヴァイオリニスト。ピアニストのルドルフ・ゼルキン(1903-1991)とデュオを
組んで活躍した。ジョージ・エスクデール(1897-1969)は英国のトランペット奏者。
SPレコードにハイドンのトランペット協奏曲(第2と第3楽章のみ)の名録音があっ
た。マルセル・モイーズ(1889-1984)はフランスのフルート奏者。第2フルートの
ルイ・モイーズ(1912-2007)はマルセルの息子。ピアニストでもあった。イヴリン
・ロスウェル(1911-2008)は英国のオーボエ奏者で名指揮者サー・ジョン・バルビ
ローリ(1899-1970)夫人(1939年結婚)となった。この録音は24歳の時のもの。当時
オーケストラではハープ奏者を除いてすべて男性だった時代で女性楽員は珍しかっ
た。オーブリー・ブレイン(1893-1955)は名ホルン奏者デニス・ブレイン(1921-
1957)の父親。第2ホルンのフランシス・ブラッドレーはオーブリー・ブレインの
師アドルフ・ブルスドルフの息子。イングリッシ・ナショナル・オペラのホルン
奏者をつとめ1975年に引退した。
復刻には「音のエジソン」 http://www.otono-edison.com/ SPレコード専用MC型
カートリッジ(3mil針)とコルグのNu 1 DSD録音機を使用した。

78CDR-3759
J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲集-2
協奏曲第5番ニ長調 BWV.1050
マルセル・モイーズ(fl), アドルフ・ブッシュ(vn), ルドルフ・ゼルキン(pf)
アドルフ・ブッシュ指揮
ブッシュ室内合奏団
1935年10月9&15日ロンドン、アビー・ロードEMI 第1スタジオ録音
協奏曲第6番変ロ長調 BWV.1051
アドルフ・ブッシュ指揮
ブッシュ室内合奏団
1935年10月14-15日ロンドン、アビー・ロードEMI 第1スタジオ録音
協奏曲第3番ト長調 BWV.1048
アドルフ・ブッシュ指揮ブッシュ室内合奏団
1935年10月10日ロンドン、アビー・ロードEMI 第1スタジオ録音
アドルフ・ブッシュ(1891-1952)はドイツの名ヴァイオリニスト。1912年20歳の時
ウィーンのコンツェルトフェライン(後のウィーン交響楽団)のソロ・ヴァイオリン
に抜擢され、1918年にはベルリン高等音楽院教授になった。1922年からピアニスト
のルドルフ・ゼルキン(1903-1991)とデュオを組んで活動した。1936年ゼルキンは
ブッシュの娘イレーネと結婚したが、ゼルキンはナチスのユダヤ人迫害を避けて
アメリカに移住した。その後ブッシュもドイツを去ってスイスに移住、1939年実
弟でチェリストのヘルマン・ブッシュと共にアメリカに移住した。マルセル・モ
イーズはフランスのフルート奏者。パリ音楽院でポール・タファネル(1844-1908)、
フィリップ・ゴーベール(1879-1941)に師事し1906年に一等賞を得た。1932年から
1949年までパリ音楽院の教授をつとめる一方、パドルー管弦楽団、パリ音楽院管
弦楽団の首席奏者もつとめた。1960年代にはスイス、イギリス、アメリカ、日本
で後進の指導にあたった。
復刻には「音のエジソン」 http://www.otono-edison.com/ SPレコード専用MC型
カートリッジ(3mil針)とコルグのNu 1 DSD録音機を使用した。

78CDR-3760
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲第1番変ロ短調作品23
コスチャ・コンスタンチィノフ(ピアノ)
シャルル・ミュシュ指揮
パリ音楽院管弦楽団
仏 COLUMBIA LFX595/8
1941年4月17-21日パリ録音
コスチャ・コンスタンチィノフ(1903-1947)はオデッサ生まれのロシア人ピアニス
ト、作曲家、指揮者。1947年5月30日、43歳の時航空機事故で死去した。18歳の時
トルコのコンスタンチノープル、ベルリンを経てパリに定住した。数々の音楽活動
後1941年にピアニストとしてこの録音でレコード・デビューした。大戦下ではパリ
で指揮活動を続けた。指揮のシャルル・ミュンシュ(1891-1968)はストラスブール
生まれ。生地の音楽院でオルガンを学んだ後、パリ音楽院でリュシアン・カペー
(1873-1928)にヴァイオリンを学び、その後ベルリンでカール・フレッシュ(1873-
1928)に師事した。1926年ライプツィヒ音楽院の教授に就任、1925年から32年には
ゲヴァントハウス管弦楽団のソロ第一ヴァイオリン奏者もつとめ、ブルーノ・ワ
ルター(1876-1962)やヴィルヘルム・フルトヴェングラー(1886-1954)のもとで演
奏し指揮法も身につけた。パリに戻り1935年から38年にはパリ・フィルハーモニ
ーの指揮者、1938年から45年にはパリ音楽院管弦楽団の指揮者をつとめた。1939
年には同音楽院の指揮科教授に任命されされた。大戦後の1949年にボストン交響
楽団の正指揮者となり1962年までつとめた。
復刻には「音のエジソン」 http://www.otono-edison.com/ SPレコード専用MC型
カートリッジ(3mil針)とコルグのNu 1 DSD録音機を使用した。

19-03 No.1

2019年03月01日 18時35分00秒 | Weblog
★ダイレクト・トランスファー CD-R 2019年3月新譜 3点発売★
発売予定:2019年3月下旬旬発売予定 価格:各1枚 ¥1429(税別)
※セット販売ではありません。1枚づつお申し込みいただけます。

33CDR-3755
ラヴェル:ヴァイオリン・ソナタ
ジャンヌ・ゴーティエ(ヴァイオリン)
イヴォンヌ・ルフェビュール(ピアノ)
仏 LE CHANT DU MONDE LDY-8115(17cmLP)
1950年4月11日パリ録音
ジャンヌ・ゴーティエ(1898-1974)はフランスの女流ヴァイオリン奏者。パリ郊外
のアニエール生まれ。パリ音楽院でジュール・ブーシュリ(1877-1962)のクラスで
学び1914年に一等賞を得た。1915年から第一線で演奏活動を始めた。第2次大戦中
はオーストラリアに居住し、1942年から1944年までメルボルン大学で教鞭を取っ
た。大戦後フランスに戻り、1952年からチェロのアンドレ・レヴィ(1894-1982)、
ピアノのジュヌヴィエーヴ・ジョワ(1919-2009)とフランス三重奏団を結成。1962
年から1968年までパリ音楽院教授を務めた。イヴォンヌ・ルフェビュール(1898-
1986)はフランスの女流ピアニスト。パリ音楽院に学び12歳で一等賞を得た。1924
年エコール・ノルマルでアルフレッド・コルトー(1877-1962)の助手をつとめ、
後にパリ音楽院の教授に就任した。弟子にディヌ・リパッティ(1917-1950)がいる。
1965年サン・ジェルマン音楽祭を創設した。レコード録音は少ないが、フランス
の大物ピアニスト。これは彼女の数少ないスタジオ録音。
復刻にはWESTREX 10Aカートリッジ(MONO接続)とコルグのNu 1DSD録音機を使用した。

78CDR-3756
ラヴェル:ピアノ三重奏曲イ短調
アンリ・メルケル(ヴァイオリン)
マドレーヌ・マルセリ=エルソン(チェロ)
エリアーヌ・ズルフル=タンロック(ピアノ)
米 VICTROLA 11243/5(仏 Disque Gramophone DB4803/5 と同一録音)
1931年3月12-13日パリ録音
ヴァイオリンのアンリ・メルケル(1897-1969)はパリ生まれ。パリ音楽院でギヨー
ム・レミに師事し1914年に一等賞を得た。パリ・オペラ座管弦楽団、コンセール
・ラムルー管弦楽団のヴァイオリン奏者を務めた後、1929年からパリ音楽院管弦
楽団のコンサート・マスターを務め、後に音楽院の教授になった。ピアノのエリ
アーヌ・ズルフル=タンロックは1900年生まれ。このシリーズでフォーレ:ピアノ
四重奏曲(78CDR-3441)が出ている。チェロのマドレーヌ・マルセリ=エルソンは
SPレコード時代小品の録音がいくつか発売されていた。
復刻には「音のエジソン」http://www.otono-edison.com/ SPレコード専用MC型
カートリッジ(3mil針)とコルグのNu 1 DSD録音機を使用した。

78CDR-3757
ラヴェル:弦楽四重奏曲ヘ長調
レナー弦楽四重奏団
イェネ・レナー(第1ヴァイオリン)
ヨーゼフ・スミロヴィッツ(第2ヴァイオリン)
シャーンドル・ロート(ヴィオラ)
イムレ・ハルトマン(チェロ)
英 COLUMBIA LX270/3
1933年2月27日& 3月2日録音
レナー弦楽四重奏団は1918年にハンガリーのブダペストで結成された。メンバー
全員がブダペスト音楽院出身。リーダーのイェネ・レナー(1894-1948)、第2ヴァ
イオリンのヨーゼフ・スミロヴィッツとヴィオラのシャーンドル・ロートがイェ
ネ・フバイ(1858-1937)の弟子、チェロのイムレ・ハルトマンがダヴィド・ポッパ
ー(1843-1913)に師事した。4人はブダペスト・オペラの楽員だったが、1918年の
ハンガリー革命を機に弦楽四重奏団を結成した。2年に渡って田舎の村にこもって
練習を積んだ後、1920年にウィーンでデビューした。そこに居合わせた作曲家の
ラヴェル(1875-1937)が演奏に感動し、彼らをパリに招いた。公演はセンセーショ
ナルな成功を収めた。その後1922年にロンドン、1929年にアメリカにデビューし
た。1927年のベートーヴェン没後100年を記念して16曲の弦楽四重奏曲中11曲
(SPレコード40枚)をイギリス・コロンビアに録音した。これは作曲者ラヴェル
が存命中の録音。
復刻には「音のエジソン」http://www.otono-edison.com/ SPレコード専用MC型
カートリッジ(3mil針)とコルグのNu 1 DSD録音機を使用した。

19-02 No.1

2019年02月04日 19時24分30秒 | Weblog
★ダイレクト・トランスファー CD-R 2019年2月新譜 3点発売★
発売予定:2019年2月下旬旬発売予定 価格:各1枚 ¥1429(税別)
※セット販売ではありません。1枚づつお申し込みいただけます。

78CDR-3752
ハイドン:交響曲第104番ニ長調「ロンドン」
エトヴィン・フィッシャー指揮
フィッシャー室内管弦楽団
英 HMV DB4615/7
1938年4月11日ベルリン録音
エトヴィン・フィッシャー(1886-1960)はスイス生まれ。主にドイツで活躍したピ
アニスト、指揮者で教育者でもあった。ベルリンでリストの最後の弟子だったマ
ルティン・クラウゼ(1853-1918)に師事した。1933年にEMIのアーティストとなり、
ハッハの「平均律クイラヴィーア曲集」全曲の世界初録音を行った。フィッシャ
ーは協奏曲の演奏ではピアノを弾きながら指揮をする「弾き振り」を現代に復活
した。これはフィッシャーが指揮者に専念した唯一のもので大変貴重。この録音
の4年後、第2次世界大戦下のウィーンでフィッシャーはハイドンのピアノ協奏曲
ニ長調をウィーン・フィルと弾き振りで録音した(78CDR-3129)。
復刻には「音のエジソン」http://www.otono-edison.com/ SPレコード専用MC型
カートリッジ(3mil針)とコルグのNu 1 DSD録音機を使用した。

78CDR-3753
ベートーヴェン:
弦楽四重奏曲第7番ヘ長調作品59-1「ラズモフスキー第1番」
レナー弦楽四重奏団
イェノ・レナー(第1ヴァイオリン)
ヨーゼフ・スミロヴィッツ(第2ヴァイオリン)
シャーンドル・ロート(ヴィオラ)
イムレ・ハルトマン(チェロ)
英 COLUMBIA L1837/41
1926年10月29日&1927年3月2日録音
レナー弦楽四重奏団は1918年にハンガリーのブダペストで結成された。メンバー
全員がブダペスト音楽院出身。リーダーのイェノ・レナー(1894-1948)、第2ヴァ
イオリンのヨーゼフ・スミロヴィッツとヴィオラのシャーンドル・ロートがイェ
ノ・フバイ(1858-1937)の弟子、チェロのイムレ・ハルトマンがダヴィド・ポッパ
ー(1843-1913)に師事した。4人はブダペスト・オペラの楽員だったが、1918年の
ハンガリー革命を機に弦楽四重奏団を結成した。2年に渡って田舎の村にこもって
練習を積んだ後、1920年にウィーンでデビューした。そこに居合わせた作曲家の
ラヴェル(1875-1937)が演奏に感動し、彼らをパリに招いた。公演はセンセーショ
ナルの成功を収めた。その後1922年にロンドン、1929年にアメリカにデビューし
た。1927年のベートーヴェン没後100年を記念して16曲の弦楽四重奏曲中11曲
(SPレコード40枚)をイギリス・コロンビアに録音した。これはその中の一曲。
復刻には「音のエジソン」http://www.otono-edison.com/ SPレコード専用MC型
カートリッジ(3mil針)とコルグのNu 1 DSD録音機を使用した。

78CDR-3754
ドヴォルザーク:ピアノ五重奏曲イ長調 作品81
オルガ・レーザー=レーベルト(ピアノ)
レナー弦楽四重奏団
イェノ・レナー(第1ヴァイオリン)
ヨーゼフ・スミロヴィッツ(第2ヴァイオリン)
シャーンドル・ロート(ヴィオラ)
イムレ・ハルトマン(チェロ)
英 COLUMBIA LX150/53
1930年10月1-2日ロンドン録音
ピアニストのオルガ・レーザー=レーベルト夫人とレナー弦楽四重奏団はピアノ
五重奏曲の録音を4曲残している。1番目は1923年11月8日にラッパ吹き込みでフラ
ンク:ピアノ五重奏曲ヘ短調 - 第2楽章(英COLUMBIA L1620)、2番目が1927年3月4日
に録音されたブラームス:ピアノ五重奏曲ヘ短調作品34(英COLUMBIA L2040/4)、
3番目が1930年10月1-日録音のこのドヴォルザーク、4番目が1933年3月9&13日録
音のシューマン:ピアノ五重奏曲変ホ長調作品44(英COLUMBIA LX266/9)である。
このピアニストの経歴は不詳だが、この名四重奏団と完全に同化した演奏は見事。
また不思議なことにソロのレコーディングは残っていない。レナー弦楽四重奏団
は1922年にロンドン・デビュー。すぐにイギリスCOLUMBIAの専属アーティストと
なり、ベートーヴェンの弦楽四重奏曲の全曲録音を1938年に完成させた。また売
り上げは合計100万枚を記録した。
復刻には「音のエジソン」http://www.otono-edison.com/ SPレコード専用MC型
カートリッジ(3mil針)とコルグのNu 1 DSD録音機を使用した。

19-01 No.1

2019年01月04日 15時39分39秒 | Weblog
★☆ダイレクト・トランスファー・シリーズ DSDファイルの販売のお知らせ☆★
当シリーズの3000番台のタイトルはすべてDSDファイルでの販売も行っております。

販売メディア:USBフラッシュメモリー
(4GBを使用予定。1メモリーに1タイトルを収録。メモリーのメーカーの指定は
ご容赦下さい)
ファイル形式:DSDIFFまたはDSF(タイトルによってどちらかの形式になります)
付属品:DSDディスクに付属と同じフロント&バック・インレイ 各1枚
価格:1タイトル ¥1905(税別)

DSDファイルの再生はパソコンとDSD対応のUSB DACとの組み合わせで行えます。

DSDディスク・DSDファイルは受注製造販売となりますので、ご注文をいただいて
から発送までにお時間をいただきますこと、ご了承下さい。

★ダイレクト・トランスファー・シリーズのDSDファイル配信サービス★
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DSD録音のものは全タイトル取り扱っております。
http://shinshuu.com/dsda/

★フェイスブック
https://www.facebook.com/goodies1983

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★ダイレクト・トランスファー CD-R 2019年1月新譜 3点発売★
発売予定:2019年1月下旬旬発売予定 価格:各1枚 ¥1429(税別)
※セット販売ではありません。1枚づつお申し込みいただけます。

78CDR-3749
シューベルト:アルペジオーネ・ソナタ イ短調 D.821
ピエール・フルニエ(チェロ)
ジャン・ユボー(ピアノ)
仏 DISQUE GRAMOPHONE L1037/8
1937年5月4日&9月22日録音
(一部強音で原盤のオトミゾが削れているところがあります)
アルペジオーネは1823年にウィーンのシュタウファーが開発した6弦のフレット
をもつ弦楽器。この曲は今日ではチェロで弾かれる。ピエール・フルニエ(1906
-1986)はパリ生まれ。最初ピアノを学んだが9歳のとき小児麻痺による右足障害
のためチェロに転向した。1923年パリ音楽院で一等賞を得て楽壇にデビュー、
ヴァイオリンのガブリエル・ブイヨン、ピアノのヴラド・ペルルミュテールと
のトリオで注目された。1937年エコール・ノルマル教授、1941年から1949年ま
でパリ音楽院教授をつとめた。1942年にヴァイオリンのシゲティ、ピアノのシュ
ナーベルとのピアノ・トリオ、ヴィオラのプリムローズを加えて四重奏で活動、
さらに1945年にはヴァイオリンのティボー、ピアノのコルトーと演奏活動をし
た。1954年に初来日、その後何度も日本を訪れた。ジャン・ユボー(1917-1992)
は9歳でパリ音楽院に入学を許されピアノをラザール・レヴィに師事し1930年13
歳で一等賞を得た。また作曲ではローマ賞次点(1934年)を得ている。
復刻には「音のエジソン」http://www.otono-edison.com/ SPレコード専用MC
型カートリッジ(3mil針)とコルグのNu 1 DSD録音機を使用した。

78CDR-3750
ベートーヴェン:
弦楽四重奏曲第9番ハ長調作品59-3「ラズモフスキー第3番」
シュトループ弦楽四重奏団
マックス・シュトループ(第1ヴァイオリン)
ヘルマン・フーブル(第2ヴァイオリン)
ヘルマン・ヒルシュフェルダー(ヴィオラ)
ハンス・ミュンヒ=ホーラント(チェロ)
独 ELECTROLA DB5599/5602S
1940年秋録音
マックス・シュトループ(1900-1968)はドイツのヴァイオリン奏者。1922年ザク
セン国立歌劇場の音楽監督だったフリッツ・ブッシュ(1890-1951)の招きでコン
サートマスターに就任。1924年から1928年ワイマール音楽学校のヴァイオリン
科教授をつとめ、1928年から1934年までベルリン国立歌劇場のコンサートマス
ターもつとめた。大戦後の1947年からはデトモルト音楽アカデミーでヴァイオ
リンと室内楽の指導にあたった。シュトループは1936年第一次シュトループ弦
楽四重奏団を組織したがその後メンバーが替わり1940年代に入ってこのメンバ
ーになり戦後まで活動を続けた。シュトループはこのシリーズでカール・ベーム
指揮のベートーヴェン:ヴァイオリン協奏曲(78CDR-3215)が出ている。

78CDR-3751
ハイドン:交響曲第100番ト長調「軍隊」
ハンス・クナッパーツブッシュ指揮
ベルリン大交響楽団
英 Parlophone R1537/40(独 Odeon O-11848/51 と同一録音)
1933年4月ベルリン録音
ハンス・クナッパーツブッシュ(1888-1965)は20世紀の半ばに活躍したドイツの
指揮者。オランダ国境に近いウッパータールに生まれた。ボン大学で哲学を修
めた後ケルン音楽学校で指揮法を学んだ。これはドイツOdeonへのスタジオ録音。
これはこの名曲の初の全曲録音だった。クナッパーツブッシュはこのシリーズ
でハイドン:交響曲第94番「驚愕」(78CDR-3401)、ベートーヴェン:交響曲第3番
「英雄」(78CDR-3102)、ベートーヴェン:交響曲第7番(78CDR-3374)が出ている。
復刻には「音のエジソン」http://www.otono-edison.com/ SPレコード専用MC
型カートリッジ(3mil針)とコルグのNu 1 DSD録音機を使用した。

18-12 No.1

2018年12月01日 19時11分14秒 | Weblog
★☆ダイレクト・トランスファー・シリーズ DSDファイルの販売のお知らせ☆★
当シリーズの3000番台のタイトルはすべてDSDファイルでの販売も行っております。

販売メディア:USBフラッシュメモリー
(4GBを使用予定。1メモリーに1タイトルを収録。メモリーのメーカーの指定は
ご容赦下さい)
ファイル形式:DSDIFFまたはDSF(タイトルによってどちらかの形式になります)
付属品:DSDディスクに付属と同じフロント&バック・インレイ 各1枚
価格:1タイトル ¥1905(税別)

DSDファイルの再生はパソコンとDSD対応のUSB DACとの組み合わせで行えます。

DSDディスク・DSDファイルは受注製造販売となりますので、ご注文をいただいて
から発送までにお時間をいただきますこと、ご了承下さい。

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信州.COMのご協力をいただき、DSDファイルの配信サービスを行っています。
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https://www.facebook.com/goodies1983

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★ダイレクト・トランスファー CD-R 2018年12月新譜 3点発売★
発売予定:2018年12月下旬旬発売予定 価格:各1枚 ¥1429(税別)
※セット販売ではありません。1枚づつお申し込みいただけます。

78CDR-3746
J.S.バッハ:トッカータ ハ短調 BWV 911
アルトゥール・シュナーベル(ピアノ)
英 HMV DA1613/4
1937年11月24日、ロンドン、アビー・ロード EMI第3スタジオ録音
アルトゥール・シュナーベル(1882-1951)はポーランドのリプニク(旧オースト
リア領)生まれ。1889年7歳でウィーン音楽院に入り1891年から1897年に名教授
テオドール・レシェティツキ(1830-1915)に師事した。1901年ベルリンでデビュ
ー、1933年までこの地を本拠にした。演奏活動の傍らベルリン高等音楽院で教
え、弟子にクリフォード・カーゾン(1907-1982)、ペーテル・フランクル(1935-)
などがいる。またカール・フレッシュ(1873-1944)、パブロ・カザルス(1876-
1973)、エマヌエル・フォイアマン(1902-1942)、パウル・ヒンデミット(1895-
1963)との室内楽演奏はベルリンの呼び物だった。その後1932年から34年にはロ
ンドンに居を構え、1939年にアメリカに移住した。大戦後はスイスに住んで演
奏会や録音に活躍した。
復刻には「音のエジソン」http://www.otono-edison.com/ SPレコード専用MC型
カートリッジ(3mil針)とコルグ社のNutubeフォノ・イコライザーを使用した。

78CDR-3747
シューベルト:
ピアノ五重奏曲イ長調 作品114 D.667「鱒」
アルトゥール・シュナーベル(ピアノ)
クロード・ホブデイ(コントラバス)
プロ・アルト弦楽四重奏団のメンバー;
アルフォンス・オンヌー(ヴァイオリン)
ジェルマン・プレヴォ(ヴィオラ)
ロベール・マース(チェロ)
米 RCA VICTOR 1623/7(英 HMV DB2714/8 と同一録音)
1935年11月16日ロンドン、アビー・ロード、EMI 第3スタジオ録音
プロ・アルト弦楽四重奏団は1912年アルフォンス・オンヌーをリーダーにベル
ギーのブリュッセルで結成された。1926年アメリカ初公演、ワシントンの国会
図書館ホールの開館式で演奏した。1932年にはベルギーの宮廷四重奏団の称号
を得た。1941年アメリカのウィスコンシン大学からの要請でメンバー全員が教
授に就任した。1944年コーリッシュ弦楽四重奏団が解散した時リーダーだった
ルドルフ・コーリッシュ(1896-1978)がプロ・アルトの第1ヴァイオリンに就任
した。この団体はハイドン、モーツァルトの古典派四重奏曲からロマン派、現
代音楽と幅広いレーパートリーを誇る一方、ピアニストのアルトゥール・シュ
ナーベル(1882-1951)との共演でも名声を上げた。
復刻には「音のエジソン」http://www.otono-edison.com/ SPレコード専用MC型
カートリッジ(3mil針)とコルグ社のNutubeフォノ・イコライザーを使用した。

78CDR-3748
ドヴォルザーク:ピアノ五重奏曲イ長調 作品81
アルトゥール・シュナーベル(ピアノ)
プロ・アルト弦楽四重奏団
アルフォンス・オンヌー(第1ヴァイオリン)
ローラン・アルー(第2ヴァイオリン)
ジェルマン・プレヴォ(ヴィオラ)
ロベール・マース(チェロ)
英 HMV DB2177/80
1934年2月11日ロンドン、アビー・ロード、EMI 第3スタジオ録音
プロ・アルト弦楽四重奏団は1912年アルフォンス・オンヌーをリーダーにベル
ギーのブリュッセルで結成された。1926年アメリカ初公演、ワシントンの国会
図書館ホールの開館式で演奏した。1932年にはベルギーの宮廷四重奏団の称号
を得た。1941年アメリカのウィスコンシン大学からの要請でメンバー全員が教
授に就任した。1944年コーリッシュ弦楽四重奏団が解散した時リーダーだった
ルドルフ・コーリッシュ(1896-1978)がプロ・アルトの第1ヴァイオリンに就任
した。この団体はハイドン、モーツァルトの古典派四重奏曲からロマン派、現
代音楽と幅広いレーパートリーを誇る一方、ピアニストのアルトゥール・シュ
ナーベル(1882-1951)との共演でも名声を上げた。
復刻には「音のエジソン」http://www.otono-edison.com/ SPレコード専用MC型
カートリッジ(3mil針)とコルグ社のNutubeフォノ・イコライザーを使用した。

18-11 No.1

2018年11月04日 22時53分29秒 | Weblog
★ダイレクト・トランスファー CD-R 2018年11月新譜 3点発売★
発売予定:2018年11月下旬旬発売予定 価格:各1枚 ¥1429(税別)
※セット販売ではありません。1枚づつお申し込みいただけます。

78CDR-3743
ヘンデル:ヴァイオリン・ソナタ第4番ニ長調作品1-13
ヨーゼフ・シゲティ(ヴァイオリン)
ニキタ・マガロフ(ピアノ)
米 COLUMBIA 17098/9-D (英COLUMBIA LB-36/7と同一録音)
1937年2月2日ロンドン録音
ヨーゼフ・シゲティ(1892-1973)はハンガリー生まれ。ブダペスト音楽院でイェ
ノ・フバイ(1858-1937)に師事した。1905年にベルリンで大ヴァイオリニスト、
ヨーゼフ・ヨアヒム(1831-1907)に認められ、1917年から24年スイスのジュネー
ヴ音楽院で教え、1940年にアメリカに移住した。このヘンデルはシゲティが2回
録音した最初のもの。アメリカ時代の2回目の録音(1954年)は33CDR-3525で出て
いる。ピアノのニキタ・マガロフ(1912-1992)はサンクトペテルブルクでロシア
系貴族の家に生まれた。1918年に祖国を離れパリでイジドール・フィリップに
ついて学んだ。シゲティの伴奏者となったことが縁で娘婿となった。1949年ジュ
ネーヴ音楽院の教授に就任し1960年までその地位にあった。このシリーズでヘ
ンデルのヴァイオリン・ソナタ第4番は多数出ているがこの演奏はエネスコ盤
(78CDR-3035)と双璧の名演。
復刻には「音のエジソン」http://www.otono-edison.com/ SPレコード専用MC
型カートリッジ(3mil針)とコルグ社のNutubeフォノ・イコライザーを使用した。

78CDR-3744
J.S.バッハ:イタリア協奏曲 BWV 971
ヘンデル:アリアと変奏曲「調子のよい鍛冶屋」
エタ・ハーリヒ=シュナイダ-(ハープシコード)
日POLYDOR S-4046/7
1941年日本録音
エタ・ハーリヒ=シュナイダー(1897-1986)はベルリン生まれの女流奏者。ハー
プシコードをワンダ・ランドフスカ(1879-1959)について学んだ。1933年から39
年にかけてベルリン高等音楽院の教授をつとめたが、ナチス政権に反抗して追
放され大戦中を日本で過ごした。戦後はアメリカに渡り、その後ヨーロッパに
戻り活躍した。この録音は大戦直前に行われた貴重な日本録音。戦時の物資不
足でレコード盤の材料が枯渇していた時代のもので、現存するレコードが極め
て少ない。またレコードに手が触れなくても自然に割れてしまうこの時期のポ
リドール盤からの貴重な復刻。
復刻にはGE製バリレラカートリッジRPX-046を使用した。

78CDR-3745
ベルリオーズ:幻想交響曲作品14
ルネ=バトン指揮
コンセール・パドルー管弦楽団
英HMV D987/92
1924年10月14、17-18日パリ録音 ※機械式録音盤(電気式録音以前)の復刻音源
この名曲の世界初の録音。ルネ=バトン(1879-1940)はフランスの指揮者で作曲
家。パリ音楽院でピアノと楽理をアンドレ・ジェダルジュ(1856-1926)に学んだ。
1907年オペラコミークの合唱指揮者となりキャリアをスタートした。1910年ミュ
ンヘンで開催された「フランス音楽祭」の責任者に選ばれ、1912-13年にはディ
アギレフ(1872-1929)の「ロシアバレエ団」の指揮者をつとめた。第1次世界大戦
中の1916-18年にはオランダ王立歌劇場の責任者、また1914-19年にはハーグ・
レジデシティ・オーケストラを率いて避暑地スケフェニンヘンのサマーコンサ
ートを担当した。コンセール・パドルー管弦楽団はその前進をコンセール・ポ
ピュレールと名乗り1861年に発足したフランスで最も古いオーケストラだった
が、後発のコンセール・コロンヌ(1873年設立)、コンセール・ラムルー(1881年
設立)に押され1884年に活動を停止した。1918年に映画企業家のセルジュ・サン
ベールがオーケストラを復活し、ルネ=バトンに指揮を依頼し、1921年からコ
ンセール・パドルーを名乗った。その後アンドレ・カプレ、アルベール・ウォ
ルフ、デジレ=エミール・アンゲルブレシュト等が指揮者をつとめた。
復刻には「音のエジソン」http://www.otono-edison.com/ SPレコード専用MC
型カートリッジ(3mil針)とコルグ社のNutubeフォノ・イコライザーを使用した。
この録音の翌年、1925年に電気式録音が登場した。

18-10 No.1

2018年10月01日 20時23分21秒 | Weblog
■真空管オーディオ・フェアのご案内■
今年も恒例の真空管オーディオ・フェアに出店いたします。
ダイレクト・トランスファーCD-Rの新譜先行販売など行いますので、皆様の
お越しをお待ちしております。

http://www.shinkukanaudio.com/

2018年10月8日(日)&9日(月・祝日) 会場:秋葉原損保会館

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★ダイレクト・トランスファー CD-R 2018年10月新譜 2点発売★
発売予定:2018年10月下旬旬発売予定 価格:各1枚 ¥1429(税別)
※セット販売ではありません。1枚づつお申し込みいただけます。

33CDR-3741
スターダスト/ライオネル・ハンプトン
スターダスト
ザ・マン・アイ・ラヴ
ライオネル・ハンプトン・オール・スターズ
米 DECCA DL7013(Mono)
1947年8月4日カリフォルニア州、パサデナ市公会堂録音
(初期LP特有のノイズあり)
1947年8月4日、ロサンジェルス郊外のパサデナ市公会堂で開かれたジャズ・コ
ンサートのライヴ録音。プロデューサーはロサンジェルスの放送局でジャズ番
組を担当していたジーン・ノーマン(1922-2015)で、彼はこのコンサートを円盤
録音機に収めた。磁気テープ録音機がまだ普及する以前のことだった。当夜の
ゲスト出演はヴァイブラフォンのライオネル・ハンプトン(1908-2002)。名曲
「スターダスト」の圧倒的名演奏は米デッカ社がレコード化権利を買い取り、
10インチ盤LPで発売された。円盤録音機に収められた音は、テープ録音より
ずっと強靱で迫力がありハンプトンの演奏が輝いている。録音後70年の歳月を
経た今日でもこの10インチ盤の音は当夜のコンサートの熱気をあますことなく
再現している。復刻には1958年ステレオ録音が出現したときに原盤の検聴用に
開発されたWESTREX10Aカートリッジをモノラル接続で使用した。フォノイコラ
イザーはコルグ株式会社の新型真空管Nutube使用、NABカーブで再生した。

33CDR-3742
ケンタッキーのわが家-フォスター名曲集
なつかしいケンタッキーのわが家
おお、スザンナ
恋人よ窓を開け
サム・フォークス
ネリー・ブライ
故郷の人びと(スワニー川)
草競馬
夢みる人
おおレミュエル
グレンディ・バーク
金髪のジェニー
バンジョーをかき鳴らせ
オールド・ブラック・ジョー
ケティー・ベル
ロジェー・ワーグナー指揮
ロジェー・ワーグナー合唱団
日CAPITOL 2LC-4(Mono)
1954年録音/Recorded 1954
指揮者ロジェー・ワーグナー(1914-1992)は1921年フランスから両親と共にアメ
リカに移住。1946年にロサンジェルス・コンサート合唱団を設立し、後にこの
合唱団に自らの名前を冠しロジェー・ワーグナー合唱団とした。アメリカ
CAPITOL Records の専属となり、宗教曲、民謡、現代音楽と幅広いジャンルの
アルバムを発表、また定期的に日本公演を行った。このアルバムはロジェー・
ワーグナー合唱団の3枚目のアルバムで日本へのデビュー盤。フォスター
Stephen Collins Foster(1826-1864)はアメリカの作曲家で、アメリカのポピュ
ラー・ソングの父と称される。作品のいくつかはわが国の小学唱歌にも取り入
れられ、親しみ深い。ロジェー・ワーグナー合唱団はステレオ時代になって再
録音している。復刻には1958年ステレオ録音が出現したときに原盤の検聴用に
開発されたWESTREX10Aカートリッジをモノラル接続で使用した。フォノイコラ
イザーはコルグ株式会社の新型真空管Nutubeを使用、AESカーブで再生した。

18-09 No.1

2018年09月03日 19時46分32秒 | Weblog
■真空管オーディオ・フェアのご案内■
今年も恒例の真空管オーディオ・フェアに出店いたします。
ダイレクト・トランスファーCD-Rの新譜先行販売など行いますので、皆様の
お越しをお待ちしております。

http://www.shinkukanaudio.com/

2018年10月8日(日)&9日(月・祝日) 会場:秋葉原損保会館

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★ダイレクト・トランスファー CD-R 2018年9月新譜 3点発売★
発売予定:2018年9月下旬旬発売予定 価格:各1枚 ¥1429(税別)
※セット販売ではありません。1枚づつお申し込みいただけます。

78CDR-3738
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲ニ長調作品77
レーガー:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ イ短調作品91-1より
ゲオルク・クーレンカンプ(ヴァイオリン)
ハンス・シュミット=イッセルシュテット指揮
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(01-09)
独 TELEFUNKEN E2074/78
1937年6月21日(ブラームス)& 6月30日(レーガー)、ベルリン録音
ゲオルク・クーレンカンプ(1898-1948)はドイツのブレーメン生まれ、第2次世
界大戦中ソリストとして活躍する傍らベルリン高等音楽院教授を1943年までつ
とめた。1944年にスイスのルツェルン音楽院教授となり、ピアノのエトヴィン
・フィッシャー(1886-1960)、チェロのエンリコ・マイナルディ(1897-1976)と
のトリオでも活躍した。指揮者のハンス・シュミット=イッセルシュテット
(1900-1973)はドイツの名指揮者。第2次世界大戦中も非ナチス党員を保ち、戦
後に北ドイツ放送交響楽団の設立に尽力した。
クーレンカンプはこのシリーズでブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番(シューリ
ヒト指揮)(78CDR-3123)、ベートーヴェン:「クロイツェル・ソナタ」(ピアノ:
ケンプ)(78CDR-3457)&(ピアノ:シュルツェ)(78CDR-3618)他が出ている。
復刻には「音のエジソン」 http://www.otono-edison.com/ SPレコード専用
MC型カートリッジ(3mil針)とコルグ・Nutubeフォノ・イコライザーを使用した。

78CDR-3739
エミール・テルマニーSP録音集
序奏とロンド・カプリチオーソ作品28(サン=サーンス)
TONO X25086-1/2(3030C/3031L) Denmark Rec.1947
ロマンス第1番ト長調作品40(ベートーヴェン)
TONO X25123-1/2(3313I/3314R) Denmark Rec.1948
ロマンス第2番ヘ長調作品50(ベートーヴェン)
SONORA K9510A/B(1673CP/1374 BP) Sweden Rec.10 August 1942
チゴイネル・ワイゼン作品20(サラサーテ)
TONO X25005-1/2(1675/6BP) Denmark Rec.10 August 1942
エミール・テルマニー(ヴァイオリン)
トマス・イェンセン指揮
コペンハーゲン王立歌劇場管弦楽団
カール・ガラグリ指揮
デンマーク国立放送交響楽団
トマス・イェンセン指揮
チヴォリ劇場管弦楽団
エミール・テルマニー(1892-1988)はハンガリー生まれのヴァイオリニスト。ブ
ダペスト音楽院でイェノ・フバイ(1858-1937)に師事した。1919年来デンマーク
のコペンハーゲンに在住、作曲家カール・ニーセン(1865-1931)の娘婿になった。
1933年に離婚後、ピアニストのアネッテ・ショアラーと再婚し、1940-1969年ま
でオルフス音楽院の教授をつとめた。テルマニーはバロック音楽の演奏法の研
究にも熱心で、デンマークの楽器職人とVEGA弓(湾曲弓)を開発し、その弓を
使って1954年にJ.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタとパルティータ(デッ
カ)を録音した。テルマニーはこのシリーズでメンデルスゾーン:ヴァイオリン
協奏曲(78CDR-3087)、ニールセン:ヴァイオリン・ソナタ第1番(78CDR-3240)が
出ている。
復刻には「音のエジソン」 http://www.otono-edison.com/ SPレコード専用
MC型カートリッジ(3mil針)とコルグ・Nutubeフォノ・イコライザーを使用した。

78CDR-3740
ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第5番ヘ長調作品24「春」
ピエール・ネリーニ(ヴァイオリン)
ジャニーヌ・ネリーニ(ピアノ)
仏 PACIFIC PIZ1518/20
1948年録音
ピエール・ネリーニ(1915-2006)はミラノ出身の音楽家の家族のもとパリに生ま
れた。父親のエマニュエル・ネリーニは「ネリーニ音楽コンクール」を始めた
人物。息子のピエールはパリ音楽院のヴァイオリン科で一等賞を得て、コンセ
ール・ラムルー管弦楽団、パドルー管弦楽団のメンバーを歴任後1945-1965年
パリ・オペラ座管弦楽のコンサートマスターをつとめた。さらに1957-1967年
にヴェルサイユ音楽院、1965-1985年にはパリ音楽院の教授の職にあった。ピ
アノのジャニーヌ・ネリーニはピエールの妹。ネリーニのヴァイオリンはデゾ
ルミエール指揮の「シルヴィア」&「コッペリア」、アンセルメ指揮の「シェ
ヘラザード」(いずれもデッカ録音)で聴ける。
復刻には「音のエジソン」 http://www.otono-edison.com/ SPレコード専用
MC型カートリッジ(3mil針)とコルグ・Nutubeフォノ・イコライザーを使用した。

18-07 No.2

2018年07月30日 16時06分56秒 | Weblog
★ダイレクト・トランスファー CD-R 2018年8月新譜 3点発売★
発売予定:2018年8月下旬旬発売予定 価格:各1枚 ¥1429(税別)
※セット販売ではありません。1枚づつお申し込みいただけます。


78CDR-3735
フランスのピアニスト、ジャンヌ=マリ-・ダレSP録音集
サン=サーンス:トッカータ作品111
リスト:パガニーニ大練習曲第5番ホ長調「狩」
リスト:超絶技巧練習曲集第5番「鬼火」
リスト:超絶技巧練習曲集第11番「夕べの調べ」
ショパン:練習曲変イ長調作品25-1「牧童」
ショパン:練習曲嬰ト短調作品25-6
ラフマニノフ:前奏曲嬰ハ短調作品3-2
ラフマニノフ:前奏曲ト短調作品23-5
J.S.バッハ=マンジアガッリ編:
前奏曲(無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第3番 ホ長調 BWV.1006)(機械式録音)
ウェーバー=ガンツ編:常動曲(機械式録音)
メンデルスゾーン:前奏曲第3番ニ長調作品104a-3(機械式録音)
シューマン:ロマンス嬰ヘ長調作品28-2(機械式録音)
ショパン:練習曲嬰ハ短調作品10-4(機械式録音)
ジャンヌ=マリー・ダレ(ピアノ)
ジャンヌ=マリー・ダレ(ダルレ)(1905-1999)はフランスの女流ピアニスト。10
歳でパリ音楽院に入りマルグリット・ロン(1874-1966)とイジドール・フィリッ
プ(1863-1958)に師事した。1919年に一等賞を得て卒業、1920年にパリでデビュ
ーした。ダレは1958年にパリ音楽院教授に指名された。ここにはダレの壮年期
のSP録音に加えて機械式録音による17歳のダレ初録音が聴ける。ダレはこの
シリーズでサン=サーンス:ピアノ協奏曲第2番(ポール・パレー指揮)(78CDR-
3189)とサン=サーンス:ピアノ協奏曲第2番&第5番(ルイ・フレスティエ指揮)
(33CDR-3572)が出ている。

78CDR-3736
モーツァルト:
ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲第1番ト長調 K.423
ヴァイオリンとヴィオラのための二重奏曲第2番変ロ長調 K.424
シモン・ゴールドベルク(ヴァイオリン)
フレデリック・リドル(ヴィオラ)(K.423)
パウル・ヒンデミット(ヴィオラ)(K.424)
英PARLOPHONE R20576/7(K.423)
英COLUMBIA LX291/2(K.424)
1949年6月2日録音(K.423)
1931年1月21日(K.424)録音
シモン・ゴールドベルグ(1909-1993)はポーランド生まれのヴァイオリニスト。
ベルリンで名教授カール・フレッシュ(1873-1944)に師事し、1929年フルトヴェ
ングラーに招かれてベルリン・フィルのコンサート・マスターに就任した。
1934年ドイツがナチス政権になった時、ベルリンフィルを退団しロンドンに移
住した。1942年ハンガリー出身の女流ピアニスト、リリー・クラウスと共にア
ジアを演奏旅行中、インドネシアのジャワ島で日本軍に捕らえられ1945年まで
抑留生活をを強いられた。晩年日本人ピアニスト山根美代子さんと結婚、富山
県立山で暮らしていた。フレデリック・リドル(1912-)は英国のヴィオラ奏者。
ロンドンの王立アカデミーで学び、1932年ロンドン交響楽団に所属。1938年に
ロンドン・フィルハーモニー、1953年ロイヤル・フィルハーモニーの首席奏者
を務めた。パウル・ヒンデミット(1895-1963)は1915年から1923年までフランク
フルト市立劇場オ-ケストラの首席奏者として活躍、後にアマール・ヒンデミッ
ト弦楽四重奏団のヴィオラ奏者として活躍した。1935年ナチス政権から活動停
止処分をを受け、1937年スイス経由でアメリカに亡命した。1946年アメリカ市
民権を得て指揮者、作曲家として活動を続けた。

78CDR-3737
シューベルト:アルペジヨーネ・ソナタ イ短調 D.821
エンリコ・マイナルディ(チェロ)
ギド・A・ボルチアーニ(ピアノ)
独 GRAMMOPHON LVM72041/2
1950年10月8-9日録音
エンリコ・マイナルディ(1897-1976)はイタリア生まれのチェロ奏者。ミラノ音
楽院でチェロを、ジュゼッペ・ヴェルディ音楽院で作曲を学んだ。後にベルリ
ン高等音楽院でフーゴー・ベッカーに師事し、1933年からベッカーの後を継い
でチェロ科の教授になった。この頃ヴァイオリンのクーレンカンプ、ピアノの
エトヴィン・フィッシャーとトリオを結成し名声をあげた。この録音はSPレ
コード末期にドイツグラモフォンが開発した78回転長時間収録レコードVG盤に
残されたもの。マイナルディはこのシリーズでJ.S.バッハ:無伴奏チェロ組曲
第3番(33CDR-3318)が出ている。またアルペジョーネ・ソナタはこのシリーズ
でフォイアマン(78CDR-3161)、ヘルシャー&ナイ(78CDR-3653)とカサド(オーケ
ストラ伴奏版)(78CDR-3511)が出ている。復刻には "音のエジソン"
http://www.otono-edison.com/モノラル専用MC型カートリジ(3mil針)と
KorgNutubeフォノ・イコライザーを使用した。

18-07 No.1

2018年07月05日 14時46分52秒 | Weblog
★ダイレクト・トランスファー CD-R 2018年7月新譜 3点発売★
発売予定:2018年7月下旬旬発売予定 価格:各1枚 ¥1429(税別)
※セット販売ではありません。1枚づつお申し込みいただけます。

78CDR-3732
ブラームス:交響曲第2番ニ長調作品73
ウィレム・メンゲルベルグ指揮
アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団
独 TELEFUNKEN SK3075/9
1940年4月9日アムステルダム録音
ウィレム・メンゲルベルグ(1871-1951)はオランダの大指揮者。1895年24歳でア
ムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団の首席指揮者に就任した。さらに1921
年-30年にはニューヨーク・フィルハーモニ-交響楽団の首席指揮者を兼任、レコ
ード録音は機械式録音時代と電気録音時代のニューヨーク録音は米VICTOR、電気
録音初期のコンセルトヘボウとの録音は英COLUMBIAと独ODEON に、電気録音の完
成期には独TELEFUNKENに行った。またコンセルトヘボウとのライヴ放送録音は
LP時代になって蘭PHILIPS から発売された。この録音は第2次世界大戦突入直
後のもので、SPレコードの盤質が悪くヒズミが多いが貴重な演奏のために本シ
リーズに組み入れた。

78CDR-3733
ブラームス:交響曲第3番ヘ長調作品90
ブルーノ・ワルター指揮
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
米 VICTOR 12022/5(英 HIS MASTER'S VOICE DB2933/6と同一録音)
1936年5月18-19日ウィーン、ムジークフェライン録音
ブルーノ・ワルター(1876-1962)はドイツ出身の大指揮者。ベルリンのシュテル
ン音楽院を卒業後ピアニストとしてデビュー、後に指揮者に転向した。1894年
ハンブルグ歌劇場の指揮者だった時、音楽監督だったグスタフ・マーラー(1860
-1911)と出会い交友を深めた。その後ウィーン国立歌劇場、バイエルン国立歌
劇場、ベルリン市立歌劇場、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団などの
楽長、音楽監督を歴任、またウィーン・フィルハーモニーやベルリン・フィル
ハーモニーも指揮した。1938年オーストリアがナチス・ドイツに併合されると、
迫害を避けてアメリカに逃れた。この録音はウィーンのムジークフェライン大
ホールで録音されたもので、美しい残響を伴ったオーケストラの音色が名演奏
に花を添えている。復刻にはSPレコード特有のノイズが少ない米VICTOR盤を
使用した。

78CDR-3734
ベートーヴェン:「魔笛」の主題による 7つの変奏曲変ホ長調 WoO.46
アルフレッド・コルトー(ピアノ)
パブロ・カザルス(チェロ)
仏 DISQUE "GRAMOPHONE" DA915/6
1927年6月21日ロンドン、クイーンズ・ホール(大ホール)録音
ピアノのアルフレッド・コルトー(1877-1962)とヴァイオリンのジャック・ティ
ボー(1880-1953)とチェロのパブロ・カザルス(1876-1973)のトリオによる録音
は1926年7月-1928年12月の2年間にイギリスのHMVによってなされた。録音順に
記すと、1.シューベルト:ピアノ三重奏曲第1番 78CDR-3131(1926年7月5-6 日)、
2.ハイドン:ピアノ三重奏曲ト長調 78CDR-3199(1927年6月20日)、3.メンデルス
ゾーン:ピアノ三重奏曲第1番 78CDR-3723(1927年6月20-21日)、4.シューマン:
ピアノ三重奏曲ニ短調 78CDR-3728(1928年11月15 & 18日、12月3日)、5.ベート
ーヴェン:ピアノ三重奏曲「大公」78CDR-3009 & 78CDR-3157(1928年11月19日&
12月3日)。このベートーヴェンはトリオ録音の2年目のハイドンとメンデルス
ゾーンのセッション時にコルトーとカザルスの二人で行われた。

18-06 No.1

2018年06月06日 17時24分16秒 | Weblog
★ダイレクト・トランスファー CD-R 2018年6月新譜 3点発売★
発売予定:2018年6月下旬旬発売予定 価格:各1枚 ¥1429(税別)
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78CDR-3729
ベートーヴェン:
交響曲第4番変ロ長調作品60
「アテネの廃墟」作品113-序曲
パブロ・カザルス指揮
バルセロナ・パブロ・カザルス交響楽団
英 HIS MASTER'S VOICE D1725/8
1929年7月4日バルセロナ、オリンピア劇場録音
チェロ奏者パブロ・カザルス(1876-1973)のレコード録音は1915年-25年の機械
式録音時代にアメリカCOLUMBIAに約60面、アメリカVICTORに2面が残されている。
カザルスがピアノのアルフレッド・コルトー(1877-1962)とヴァイオリンのジャ
ック・ティボー(1880-1953)と入れたトリオの録音は1926年12月-1928年12月の
2年間にイギリスのHMVによってなされた。ハイドン:ピアノ三重奏曲ト長調(HMV
DA895/6=78CDR-3199)、ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲「大公」(HMV DB1223/7
=78CDR-3009)、シューベルト:ピアノ三重奏曲第1番(HMV DB947/50=78CDR-3131)、
メンデルスゾーン:ピアノ三重奏曲第1番(HMV DB1072/5=78CDR-3723)、シューマ
ン:ピアノ三重奏曲ニ短調(HMV DB1209/12=78CDR-3728)がその全貌である。トリ
オに続いてティボーとカザルスはコルトーの指揮でブラームス:ヴァイオリンと
チェロのための二重協奏曲を録音した(HMV DB1311/4, 1929年5月10-11日バルセ
ロナ録音)。この頃HMVにはカザルスを指揮者として起用する動きがあり、最初
はロンドン交響楽団とブラームス:ハイドンの主題による変奏曲(HMV DB1131/4,
1927年12月と28年3月録音)だった。そしてバルセロナにカザルスのためのオー
ケストラが作られると、1929年7月にこのベートーヴェン:交響曲第4番と交響曲
第1番(HMV D1729/31)が録音された。これらはあまり知られていない指揮者カザ
ルスのSPレコードである。名演奏。

78CDR-3730
ベートーヴェン:交響曲第5番ハ短調作品67「運命」
リヒャルト・シュトラウス指揮
ベルリン国立歌劇場管弦楽団
独 GRAMMOPHON 66814/7
1928年録音
リヒャルト・シュトラウス(1864-1949)はドイツのミュンヘン生まれ。作曲家と
してよく知られているが、指揮者としても活躍した。電気録音初期にはモーツァ
ルト:交響曲第39番、第40番、第41番「ジュピター」に加えてベートーヴェン:
交響曲第5番「運命」と第7番があった。米BRUNSWICKが開発した "ライトレイ"
方式の電気録音を採用した独GRAMMOPHONはこの方式でフルトヴェングラー指揮
ベルリン・フィルの「運命」(GRAMMOPHON 69855/9)を1926年に録音した。機械
式録音とあまり変わらない音で評判はいまいちだった。ドイツ本国ではすぐに
廃盤になり、その代わりに登場したのがこのリヒャルト・シュトラウス指揮の
「運命」だった。切れ込みの良い鮮やかな音質で精気あふれるシュトラウスの
演奏に今日聴いても心を打たれる。ドイツ本国ではすぐに廃盤になったフルト
ヴェングラーの「運命」だが日本ではHMV による「運命」の新録音(HMV DB3328
/32S=78CDR-3521)が登場した1930年代半ば過ぎまでポリドール社のカタログに
残っていた。

78CDR-3731
ベートーヴェン:交響曲第6番ヘ長調作品68「田園」
フランツ・シャルク指揮
ウィーン・フルハーモニー管弦楽団
英 HIS MASTER'S VOICE D1473/7(U.K.)
1928年4月録音
フランツ・シャルク(1863-1931)はウィーン生まれ。1903、1905-1908年にウィ
ーン・フィルハーモニー管弦楽団(創立1842年)の常任指揮者をつとめた。この
地位はグスタフ・マーラー(1898-1901)、ヨーゼフ・ヘルメスベルガー(1901-
1903)を継いだもので、同時期にカール・ムック(1904-1906)、フェリックス・
モットル(1904-1907)、リヒャルト・シュトラス(1906-1908)も常任指揮者だっ
た。シャルクはベートーヴェンの交響曲3曲を電気録音最初期にHMVに残した。
この「田園」の他に交響曲第5番「運命」(HMV C2022/5,1929年10月録音)、交
響曲第8番(HMV D1481/3,1928年4月録音)がある。この時代のウィーン・フィル
はコンサート・マスターにアルノルト・ロゼー(1863-1964)が居た時代(在任:
1881-1931)でシャルクの指揮するこれらの古いSPレコードからも他のオーケ
ストラとは違った音の香りがする。この独特な音色を是非聴き取ってほしい。

18-05 No.1

2018年05月03日 12時04分38秒 | Weblog
★ダイレクト・トランスファー CD-R 2018年5月新譜 3点発売★
発売予定:2018年5月下旬旬発売予定 価格:各1枚 ¥1429(税別)
※セット販売ではありません。1枚づつお申し込みいただけます。

78CDR-3726
MGM 映画「愛の調べ」(1947) より
献呈 作品25-1(シューマン=リスト編)
トロイメライ(夢)作品15-7(シューマン)
ワルツ変イ長調作品39-15(ブラームス)
子守歌(ブラームス)
アラベスクハ長調作品18(シューマン)
謝肉祭作品9(シューマン)から
メナヘム・プレスラー(ピアノ)
米 MGM 30026/29(Set 6A)
(1947年録音)
1923年12月16日生まれのピアニスト、メナヘム・プレスラーの初録音。プレス
ラーはドイツのマグデブルグ生まれ。1939年ナチスの迫害を逃れパレスチナに
家族と共に移住した。祖父母、叔父、叔母、いとこ等はすべてナチスの強制収
容所で死亡した。1946年サンフランシスコで開かれたドビュシー国際ピアノ・
コンクールで一等賞を得た。この録音はその翌年のものでこのピアニストの初
レコード。録音時プレスラーは18歳だった。1955年のバークシャー音楽祭でボ
ザール・トリオのピアニストとてしデビュー。50年以上このトリオのピアニス
トとして活躍後、2014年の90歳でベルリン・フィルの演奏会でソロ・デビュー
し現在もソロ・ピアニストとして活躍中。映画「愛の調べ」は1947年に製作さ
れた。クララ・シューマンと夫のロベルトの出会いから結婚生活を描いたもの
で、クラレンス・ブラウン監督、クララ・シューマン役にキャサリン・ヘプバ
ーン、ロベルト・シューマン役にポール・ヘンリード、ブラームス役にロバー
ト・ウォーカーが出演し日本では1949年に公開された。映画公開当時ピアノは
アルトゥール・ルービンシュタインによるものとされていた。

78CDR-3727
モーツァルト:クラリネット協奏曲イ長調 K.622
シューマン:幻想小曲集作品73-1
レジナルド・ケル(クラリネット)
サー・マルコム・サージェント指揮
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団(モーツァルト)
ジェラルド・ムーア(ピアノ)(シューマン)
英HIS MASTER'S VOICE C3167/70
1940年3月7日(モーツァルト)、3月29日(シューマン)、
アビー・ロード第1スタジオ(モーツァルト)、第3スタジオ(シューマン)録音
レジナルド・ケル(1908-1981)は英国のクラリネット奏者。王立音楽アカデミー
でハイドン・ドレイパーに師事し、在学中からロイヤル・フィルハーモニー協
会オーケストラの首席奏者をつとめ、卒業後ロンドン・フィルハーモニー管弦
楽団に移籍した。戦後の1948年アメリカに渡りコンサートやレコーディングの
ほかにベニー・グッドマン(1909-1988)やピーナッツ・ハッコー(1918-2003)に
クラシック奏法を指導した。1958年に母国に帰り画家として余生を送った。指
揮者のサー・マルコム・サージェント(1895-1967)は英国の指揮者。1939年ロ
ンドン・フィルハーモニー管弦楽団が創設されると客演指揮者として活躍した。
これはその時期の録音。

78CDR-3728
シューマン:ピアノ三重奏曲ニ短調作品63
アルフレッド・コルトー(ピアノ)
ジャック・ティボー(ヴァイオリン)
パブロ・カザルス(チェロ)
英 HIS MASTER'S VOICE DB1209/12(U.K.)
1928年11月15&18日、12月3日ロンドン、小クイーンズ・ホール、Cスタジオ録音
この3人は1905年頃からトリオとして活動をはじめた。アルフレッド・コルト
ー(1877-1962)のもとにパブロ・カザルス(1876-1973)とジャック・ティボー
(1880-1953)が集まって自然発生的に生まれた室内楽グループで史上最高の顔合
わせ。このトリオのレコード録音が始まった時点まで約20年の歳月をかけて音
楽を熟成させた。3人の奏でるすべての音、すべてのフレーズが聴き手に感動を
あたえる。このグループのすべての録音がこのシリーズで聴くことができる。

18-04 No.1

2018年04月02日 17時30分19秒 | Weblog
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発売予定:2018年4月下旬旬発売予定 価格:各1枚 ¥1429(税別)
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78CDR-3723
メンデルスゾーン:ピアノ三重奏曲第1番ニ短調作品49
アルフレッド・コルトー(ピアノ)
ジャック・ティボー(ヴァイオリン)
パブロ・カザルス(チェロ)
英 HIS MASTER' VOICE DB1072/5
1927年6月20-21日ロンドン、クイーンズ・ホール(大ホール)録音
この3人の中の最年長者パブロ・カザルス(1876-1973)の名を冠したカザルス・
トリオは1905年頃から活動をはじめた。アルフレッド・コルトー(1877-1962)の
もとにカザルスとジャック・ティボー(1880-1953)が集まって自然発生的に生ま
れた室内楽グループでクラシック史上最高の顔合わせ。このトリオのレコード
録音が始まった時点まで約20年の歳月をかけて音楽を熟成させた。3人の奏でる
すべての音、すべてのフレーズが聴き手に感動をあたえる。

78CDR-3724
ワルテル・ストララムの芸術
ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
ラヴェル: 道化師の朝の歌- "鏡" より
イベール:寄港地 - 3つの交響的絵画(強音で音ワレあり)
ワルテル・ストララム指揮
ストララム管弦楽団
仏COLUMBIA LFX30 1930年2月24日録音
仏COLUMBIA LFX185 1930年3月30日録音
仏COLUMBIA LFX17/18 1930年1月23日録音
指揮者のワルテル・ストララム(1876-1933)は、1925年パリの数あるオーケスト
ラの中から優れた人材を選んでコンセール・ストララム管弦楽団を組織した。
その目的は当時の作曲家が書いた作品を最上の演奏で世に知らせることだった。
中でも作曲家モーリス・ラヴェル(1875-1937)の「ボレロ」(1928)の初演はよく
知られている。オーケストラはコンサート・マスターにマルセル・ダリュー
(1891-1989)、フルートにマルセル・モイーズ(1889-1984)、ハープにリリー・
ラスキーヌ(1893-1988)らの超一流演奏家が加わっていた。これらの録音でも各
所にそのソロが聴ける。特に第1曲のドビュッシー:牧神の午後への前奏曲のモ
イーズのフルート・ソロとラスキーヌのハープは注目。オーケストラの内部を
浮き彫りにする鮮烈な演奏に耳を傾けられたい。

78CDR-3725
ブラームス:交響曲第3番ヘ長調作品90
エドゥアルト・ファン・ベイヌム指揮
ロンドン・フルハーモニー管弦楽団
英 DECCA K1448/52
1946年3月20、22-23日ロンドン、ウォルサムストウ・アセンブリー・ホール録音
ファン・ベイヌム指揮ロンドン・フィルの英デッカへの初録音。エドゥアルト
・ファン・ベイヌム(1900-1959)はアムステルダム音楽院出身のオランダの指揮
者。1929年にアムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団にデビュー。1931年
にウィレム・メンゲルベルク(1871-1951)の率いる同楽団の次席指揮者になり、
1938年からはメンゲルベルクと共に首席指揮者となった。大戦後の1945年、メ
ンゲルベルクの後任としてコンセルトヘボウ管弦楽団の音楽監督兼終身指揮者
に就任した。その頃コンセルトヘボウ管弦楽団のロンドン公演が大成功し、英
デッカに録音を開始した。1949年から1951年にロンドン・フィルの首席指揮者、
1956年から1958年にロサンジェルス・フィルの首席指揮者をつとめたが、1959
年の4月13日アムステルダムでブラームス: 交響曲第1番リハーサル中に心臓発
作で倒れ死去した。享年57歳。録音はSPレコードからモノラルLP時代の英
デッカ、モノラルLPからステレオLPはオランダ・フィリップスに多く残し
た。

18-03 No.1

2018年03月06日 18時34分17秒 | Weblog
★ダイレクト・トランスファー CD-R 2018年3月新譜 3点発売★
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78CDR-3720
モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第4番ニ長調 K.218
ヨハンナ・マルツィ(ヴァイオリン)
オイゲン・ヨッフム指揮
バイエルン放送室内管弦楽団
独 GRAMMOPHON 72323/4(VG盤)
1952年11月3-4 日ミュンヘン、アメリカ・ハウス録音
SPレコード末期にドイツ・グラモフォンが開発した78回転長時間収録VG盤からの
復刻。ヨハンナ・マルツィ(1924-1979)はハンガリー生まれの女流ヴァイオリニス
ト。1934年10歳でブダペストのフランツ・リスト音楽院に入学、イェノ・フバイ
(1858-1937)に師事した。13歳でデビューしたが、大戦のために活動を中断。1947
年ジュネーヴ国際音楽コンクールに入賞しスイスに居をかまえた。1953年ロンドン
でデビューした。この録音はロンドン・デビュー以前にドイツ・グラモフォンにい
れたもの。このシリーズでモーツァルト:ヴァイオリン・ソナタK.376(78CDR-3208)
が出ている。指揮者のオイゲン・ヨッフム(1902-1987)はバイエルン生まれ。1949
年バイエルン放送交響楽団の創立に関わり、60年まで首席指揮者をつとめた。これ
はこの時期の録音。

78CDR-3721
J.S.バッハ
無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1番ト短調 BWV1001
ヤッシャ・ハイフェッツ(ヴァイオリン)
日本ビクター JD769/70
1935年12月11日ロンドン、アビー・ロード EMI第3スタジオ録音
ハイフェッツが34歳の時に録音したJ.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソンタ第1番」。
原録音は英国HIS MASTER'S VOICEだがカタログ番号がDB2721/2 として与えられた
ものの、何らかの理由で未発売に終わった。だが日本ビクターには原盤が送られて
きたために、日本地域だけで発売された超稀少SPレコードからの復刻。ヤッシャ
・ハイフェッツ(1901-1987)はロシア生まれのアメリカのヴァイオリニスト。ペテ
ルブルグ音楽院でレオポルド・アウアー(1845-1939)に師事し10歳でデビューした。
1917年16歳の時にロシア革命を逃れ一家はシベリア経由でアメリカに移住した。そ
の途中日本に立ち寄った伝えられる。移住後少年ハイフェッツは一流演奏家として
待遇された。その後青年期、壮年期から引退するまで世界最高のヴァイオリン奏者
として崇められた。ハイフェッツのレコードはLP期のものよりSP期のものが優
れていることはあまり知られていない。SPレコードからの復刻はこのシリーズで
多数出ている。

78CDR-3722
ショパン:4つのバラード
アルフレッド・コルトー(ピアノ)
米 VICTOR 7333/6(英 HIS MASTER'S VOICE DB1343/6と同一録音)
1929年6月7日(作品23)& 3月11日(作品47, 作品38, 作品47)
ロンドン、小クイーンズ・ホール録音
アルフレッド・コルトー(1887-1962)は20世紀最高のフランスのピアニスト。1892
年5歳でパリ音楽院のルイ・ディエメール(1843-1919)のクラスに入り1896年9歳で
一等賞を得て卒業。1906年にヴァイオリンのジャック・ティボー(1880-1953)と
チェロのパブロ・カザルス(1876)とトリオを組んだ。1917年にパリ音楽院教授、
1919年にパリにエコール・ノルマル音楽学校を設立した。コルトーはショパンの
4つのバラードを生涯に3回録音していて、これはその最初の録音。1933年の第2回
の録音はこのシリーズの78CDR-3223で出ている。比較試聴は興味あるところ。