野へ山へ

2004年~

△氷ノ山 三ノ丸 (やまめ茶屋ー坂ノ谷コースー△三ノ丸ー殿下コースーやまめ茶屋)

2018年12月17日 | 山行記

△氷ノ山三ノ丸へ登りました。


国道29号線からやまめ茶屋方面へ入った場所に車を駐車。


前シーズンからスノーシュー用に履いている靴(mont-bellネージュウォーカー)
は、凍った舗装道にも強い、スタッドレスシューズです。


ここの手前に車を停めて出発。
ガリガリに凍った轍(わだち)を追って歩きます。


青空と雪景色に、眠い頭も冴え、足取りも軽いです。


羊ヶ滝に寄りました。


遠望なので、分りづらいですが・・冬の羊ヶ滝もとてもきれいでした。


坂ノ谷登山口分岐に到着。
バイオトイレは冬季閉鎖中、雪に潰されない様に屋根が鉄パイプのジャッキで養生されていました。


やまめ茶屋から1時間歩いたので、ウォーミングアップ出来ていますが・・
ちゃんと恒例の準備運動もしましたよ!


ここからスノーシュー装着。


氷ノ山 坂ノ谷登山口
久しぶりの登山口はすっかり冬の様相。美しい雪景色に見とれながらぐんぐん登りました・・


熊の大杉


この辺りはまだ笹が健在


観音大カツラ


タコの様な枝ぶり


熊の水飲み場


尾根に上がると風がとても強く、吹雪いて来ました。


亀石に頑張りリョウブ
・・・「寒風に吹かれても頑張りリョウブ!」という感じでした。


振り返ると、先週登った△後山方面が。さらに白く覆われていました。


殿下登山ルート分岐


え・・っと前方のあの山は・・


わかさ氷ノ山スキー場との分岐


△氷ノ山 三ノ丸 1464m 登頂


△氷ノ山の山頂を遠望
本日は三ノ丸で折り返します。


三ノ丸避難小屋目指して戻ります。


三ノ丸避難小屋
寒いのと空腹で、逃げる様に飛び込みました。


小屋の中は風も無く温かく、避難小屋は本当にありがたい存在です。
温かいお昼ご飯を食べ、ほっとしました。


再び往路を戻ります。
30分くらいの時間でしたが、地吹雪で既にトレースが消えていました。笹も倒れて
夏とは状況がだいぶ異なります。
今日は殿下分岐から殿下コースを下りました。


笹があると分からなかったですが、こんな曲がった木がありました。


殿下コースも積雪期はまた違った風情


仙人門 ここをくぐって仙人になれたらよいですね・・


この足跡がずっと続いていましたが、ウサギでしょうか。


氷ノ山殿下コース登山口に下山。


ここのバイオトイレも冬季閉鎖中。


さあ、林道をまずは坂ノ谷登山口分岐まで歩きます。
ここからは轍(わだち)の跡はありませんでした。


逆水の滝 看板 本日は通過。


再び、坂ノ谷登山口分岐まで下りて来ました。
さらにやまめ茶屋まで元気に歩きます。


コケも観察したり・・・


檜皮剥ぎ(ひわだはぎ)された檜(ひのき)を見ながら
、檜皮葺きの話をしたり・・




長い林道歩きも、雪が乗れば景色に見とれ、色々な話題にも花が咲き・・楽しい道中でした。

2018.12.16(日)
 △氷ノ山 三ノ丸 (やまめ茶屋ー坂ノ谷コースー△三ノ丸ー殿下コースーやまめ茶屋)
行程:神戸三田IC=(中国自動車道)=山崎IC=R29=氷ノ山登山口入口(駐車地)-やまめ茶屋ー(林道)-坂の谷登山口ー△氷ノ山三ノ丸
ー三ノ丸避難小屋ー殿下コース分岐ー殿下コース登山口ー(林道)-坂ノ谷登山口分岐ー(林道)-やまめ茶屋ー(駐車地)=R29=山崎IC=(中国自動車道)=神戸三田IC
1/25000地形図:『戸倉峠』『氷ノ山』
宍粟50名山ルートマップ『1氷ノ山(三ノ丸)
地図:昭文社 山と高原地図『氷ノ山・鉢伏・神鍋』
メンバー:夫・自分
☆△氷ノ山へのルートはいくつかありますが、機会あって一年に何度か歩く
坂ノ谷ルートは、お陰様で馴染みの道のりになりました。
季節を通してこのルートを辿る幸せを感じながら、雪の風景を見ました。
さらに冬が進み、次はまた違った氷ノ山に出会うのだと思います。




GPS軌跡
(クリックで二度、拡大されます。)

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苔の観察会

2018年12月17日 | 日々

コケの観察会に参加しました。(於:JR福知山線廃線敷 ハイキングルート)


ここのハイキングルートを訪れたのは15~6年ぶりでしたが、
すっかりきれいに整備されていて驚きました。※西宮市観光協会ホームページ


JR名塩駅で集合し、廃線敷の方へ向かって歩きました。
現地へ着くまでにも至る所でコケ観察が始まるので、楽しいながらも観察とメモが忙しかったです。


壁のコケはもちろんのこと、遺構も気になりました。


渓谷のすぐ際(きわ)に敷かれた枕木に、列車の走っていた風景を想像したり・・





いくつものトンネルを越えて進みました。


この鉄橋の地点で折り返しました。
家からほど近い場所でありながら、「コケ観察」と言う目線で歩くハイキング道では、
自然に対して新鮮な発見がいくつもありました。


本日、観察したコケリスト(※コケの名前や詳細については先生から説明をいただき、判りました。自分ではさっぱり判別出来ません!)
・自分のフィールドノートより
ナガサキホウオウゴケ クシノハゴケ ホソバオキナゴケ ナミガタタチゴケ エゾスナゴケ ツノゴケ ミヤマハイゴケ
シノブゴケ サンカククラマゴケモドキ ツクシハリガネゴケ クジャクゴケ スズゴケ ヤマトフタマタゴケ イロハツヤゴケ 
オオハリガネゴケ フタバゼニゴケ スギゴケ 
・さらに先生のリストより追加すると・・
オオジャゴケ ゼニゴケ(雌雄)ゼニゴケ ニワツノゴケ ヤスデゴケの仲間 ハイゴケ ハリガネゴケ ハマキゴケ オオスギゴケ 
コガネハイゴケ 














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コケ以外の植物・生物

シダ植物のマメヅタ(ウラボシ科)に覆われた壁


マメヅタの胞子葉 胞子葉は、きりたんぽ、あるいはお味噌を塗った五平餅に似ています。


フユイチゴ(バラ科)
藪の中で鮮やかな赤い実が目立っていました。


キクガシラコウモリ(トンネル内)
コウモリを目の当りに見ることが出来、貴重な機会でした。

2018.12.12(水)
🔍コケ観察会(JR福知山線 河川敷ハイキングルート)
行程:JR名塩(なじお)駅集合―廃線敷入口―北山第一トンネルー北山第二トンネルー溝滝尾トンネルー第二武庫川橋梁
   ⇒折り返し・・・廃線敷入口ーMosslight-LED 内野敦明氏の工房を見学ー解散
主催:オカモス関西(岡山コケの会関西支部)コケサロン
担当:佐伯雄史先生

☆所要と重なり、なかなか出席出来なかった観察会は、
年末の今回、やっと参加出来ました。
登山や日々の散歩にてルーペで観察してみるものの、
「マクロの世界はきれい・・」と思うだけで、
詳細については至って難解です。
観察会では実に多くのことを教えていただけるので、
生きた学習になり、本当にありがたいです。
さらに観察後に伺った、Mosslight-LED 内野敦明氏の工房
見学では素晴らしい世界を目の当りにすることが出来ました。
「曇り空だとしても、屋外は部屋の中の明るさより何倍もの光があり、

それだけ光合成をしているので、部屋の中でコケを育てる時は、
適した光を与えないと育たない・・」と、
観察会で内野さんがおっしゃったお話に納得しました。

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