コースは焼物へと。
なんとも野趣あふれる面構えは岩魚。
手前に若ゴボウ、向こうに唐揚げにした骨がアーチを形作る。
手前に柑橘。奥の白っぽいのは山葵粕漬け。
ちょっとワサビ漬を付けて食べるもまたよろし。
カリカリの尻尾も頭も齧った。
向付は、鯉洗い。 辛味大根、山葵菜、野蒜、蒲公英(たんぽぽをこう書く)
摘み草料理を標榜したのは、中東さんの兄、「美山荘」の中東久人さん。
理論派でもあり、京料理の隆盛の牽引者の一人でもあった兄を追う立場だった
弟の久雄さん。 兄を追い掛け煩悶しつつ、到達したのがこの形。
さて、お椀である…
春キャベツの中には鹿肉のつくね。 フワフワである。
ムカゴ、アイヌ葱
おくどさんのご飯が吹き始めたよ…
熟れ鮨 ピンクのは梅干しの天神。
甘口のワインとも合うらしい。
蓋物 若たけ まだ動いていない土中に眠るタケノコ
フタの蕎麦屋の丼でタクアンが乗る部分に、乾燥花山椒。
そいつをばパラリ…
あれがウチに来るのかな・・・・
目の前のおくどさんには、そういう楽しみがある。
自家製カラスミの粕巻き お酒にゃもってこい
魚がいい塩梅に焼けてるよ~~ まだまだ続くのだ。